「の、のぼせたんだよ……」
「なにしてんだインデックス…」
露天風呂から上がりリビングに戻ったインデックスは白くヒラヒラとしたパジャマを着ており、ふらふらとのぼせてしまった体をソファーへ。上条はまるで親のようにインデックスに濡れたタオルを額に置いて看病を始めた
そして次に現れたのはアイテムの女性陣。絹旗は長袖で赤のパーカー&スリム リブ パンツのパジャマ、滝壺はいつも着ているピンクのジャージとほぼ変わらないピンクのウエストに着替えている。そしてフレンダと麦野はネグリジェであり、ただフレンダはオレンジで可愛らしいものだが麦野は紫色の腕や足が透けて見える物を着ている。というより視線を角度を変えれば
見えない所も見えてしまうそんなものを着ているため
「な、な、な、何てもの着てるんだよお前は!!?」
「あぁ??私が何着ようとも浜面には関係ないだろうが。それとも何か??この姿をして襲いたくなったのかこの童貞が」
「うるせぇ!!そうだったとしてもそんな姿をしているお前が…って、イテテテッ!!!!!ちょっと滝壺さん!!?なんで足を踏んでるんですか!!!!??」
「……デレデレしない」
「いや男なら仕方ない……って、脇腹をつねらないで!!!痛い!!痛いから!!!!!」
浜面の無神経な言葉に腹をたてた滝壺は足を踏んだまま脇腹を思いっきりつねった。自分でもどうしてこんな行動しているのか分からないがとにかく
「……またそんな表情したら、削るから」
「何をだよ!!ちょっ、ちょっとなんでそんなに怒るんだよ!!!!!」
「………別に、怒ってない…」
「いやいや、明らかに…………分かった!!分かったから!!!拳を握らないで!!!!!!」
そんなやり取りがあっている中、今度は御坂・黒子・佐天・初春・個体1号・食蜂がリビングに入ってきて、それぞれが着ているパジャマはそれぞれ違うことが分かる。御坂はカラフルな水玉模様のパジャマを、佐天と初春はまるで双子のようなお揃いの花柄のパジャマを着ている。
個体1号は青と白のストライプのパジャマを着ており、そして黒子と食蜂はフレンダや麦野と同じようにネグリジェである。ただしフレンダのような可愛らしいものではなく麦野のような派手なもの。黒子は下着が見えるか見えないかギリギリのネグリジェで、食蜂にいってはもう下着が見えているがそんなの気にしていない。なのでさっきから御坂達が必死にその姿を隠そうとバスタオルを使い、リビングにいる男共に見えないようにしているのだ
「食蜂!!あんたいい加減にしなさいよ!!!!!」
「時崎さんに私の姿を見てもらうまでは!!!!」
「み、御坂さん!!!この人全然体力尽きないんですけど!!!」
「ええぇえいいいい!!!黒子!!!!!
食蜂をもう一回露天風呂にぶちこみなさい!!!!!」
体力のないあの食蜂が時崎に自分の姿を見てもらう、ただそれだけのために今まで見たことのない力を発揮している。すぐに力尽きると思っていたが一向に収まらずむしろ強くなっている気がするのだ。このままだと男共が見たら鼻血を出すか卒倒するその体をさらけ出すことになる
そんなやり取りがあっていることも知らず、どこに行っていたのか玄関側の扉から現れ、それを目視した食蜂は最後の力を振り絞り
「時崎さあああああぁぁぁぁーーーーん!!!!!
見てください、この魅力のパジャ」
「ふぅー危なかったですわ………」
その露な姿が皆に見える瞬間に黒子が瞬間移動させてその場から消えた。そしてそれを凝視して見ようとしていた浜面はアイテムメンバーからボコボコにされたのは言うまでもない。一方時崎はというと何もなかったように横になっているインデックスの元へ向かった
「……言っておくけどあんたもアウトなんだから、さっさと着替えてきなさい」
「そ、そんな……私のは問題ないかと……」
「ありまくりに決まっているでしょうが!!!!」
御坂の否定にううぅ…と唸りながらチラチラと時崎の方を見ている黒子。そしてそれは明らかに黒子は意識して行っておらず、それが逆に可愛く見えてさっきから佐天の頬がユルユルになっている。するとそこで何か閃いたのかユルユルな表情からまるでイジメっ子のような表情をして黒子に話しかける
「でも着替えというか替えのパジャマはないですよね」
「えっ、えぇ……」
「しかし御坂さんはいま着ているパジャマはダメと言っている」
「そりゃまぁ…ねぇ……」
「というとこで私にいいアイデアがあります」
ユルユルからニヤニヤに表情に変わり、それが悪魔の囁きが始まると誰もが分かっている。だがそれを誰も止めようとしない。いや止めるなど出来やしない。何故なら止めようとする前に喋ったからだ
「時崎さんからパジャマを借りればいいと思います!!!」
「なっ!!!!??」
「ちょっと佐天さん!!!何を考えて!!!!!!!!」
するとドタバタと足音が近づいてきて扉が開きその先いたのは
「私にも時崎さんのパジャマが着たいですうーー☆」
「黒子、クーリングオフ」
「了解です、お姉様」
時崎と上条が食蜂の方に向く前に(浜面はボコボコにされて気絶中)すぐさま食蜂を露天風呂へお返しした。ひとまず危険物を処理した二人は冷静になって佐天とかいわしてみることに
「佐天さん…何を考えたらそういうことになるのかしら??」
「だって夢じゃないですか!!
好きな男の子の衣服を着て「これブカブカなんだけどー」って文句を言いながら染み込んでいる匂いが全身を包んで、そう、まるで抱き締められているようでもうードッキドキするんですよーーキャアアアァァァーーー!!!!!!!」
「素敵です!!!もうドキドキしちゃいます!!!!!!」
女の子なら誰もが夢に、憧れを描くだろう。漫画やドラマを見てこんなシーンを一度でもいいから経験したいと考えるだろう。そしてそれがいま目の前で起きようとするならそれもう興奮してしまうだろう
「あ、あのね……」
「そんなこと…出来ませんわ。第一時崎さんがパジャマを貸して下さるなんて…」
「いいですよ」
「「「「ひゃっあ!!!!」」」」
ひ、久しぶりに出てきた。そこに四人しかいなかったはずなのにいつの間にか五人目がいる。幽霊のごとくスゥーと現れ出た時崎は何事もなかったように会話に入ってきた
「スエットしかありませんし、サイズも大きくてブカブカですがいいですか??」
「それがいいんですよー!!!!」
「佐天さんはちょっと黙ってましょうか。
……あんたも何当たり前のように女の子の話に混ざってるのよ」
「??」
「何いってるの??みたいな表情しない!!!!」
するとモジモジとしている黒子が勇気を振り絞って、一歩前に出て顔を赤くしながら
「……か、貸して…いただけませんか……」
「いいんですよ。」
「はーーーい!!!私も借りたいですうーーー☆」
「黒子、再リターン」
「はいですの」