「それでは後半戦です。進行役はミサカ、解説が愛しの一方通行です。とミサカは一方通行の腕に抱きつきます」
「ウゼェ、離れろ」
「嫌です」
冷たい一方通行の言葉に耳を傾けるわけもなく個体1号は自分のやりたいようにさらに腕に抱きつく。一方通行もこれ以上無理だろうとため息をつき、諦めたなと確認した個体1号は第2回戦の進行を進める
「それでは選手の心意気を聞いてみましょう。チビッ子よろしく」
「……なんか皆して私の扱いが酷いんじゃないかな……」
気のせいではないがワザワザそれを口にする必要性はないのであえてスルーしよう、と誰もが思い口を開かなかった。まずインデックスが向かったのは仲良し女子三人組の所へ
「くろこ、意気込みはどうなんだよ」
「まぁ、私が負けるわけはありません。目指すは1位のみです。この枕投げは私だからこそあるようなものですわ」
「白井さんの
「……よく分からないんだよ……」
「えぇ!!!空間移動っていったら結構有名ですよ!!!!!」
まぁ、白井達、いや上条と時崎以外は『魔術』というものを知らない。名前は知っているかも知れないがそれは「空想」のものであり信じれるものではない。インデックスはその『魔術』側なのだがそれを知らせる必要性もない
「佐天…さん、だったよな。インデックスはその「科学」ってのがどうも疎いというか苦手でな」
「よくそれで学園都市に来ようなどと思いましたわね」
「それは魔じゅ、うごっ!!!!??」
余計なことを言おうとしたインデックスの口を無理矢理手で押さえつける上条。アハハ…と苦笑いをするその姿にあまり聞かない方がいいと空気を読んだ黒子はふぅーと息を吐き
「簡単に言いますと空間移動は触れた対象物を約80㍍以内に自由に瞬間的に移動させることが出来るのですわ」
「……………へぇー」
「これは駄目です、全く理解してませんよインデックスちゃんは」
「子供には難しい話なんですよ二人とも。インデックスちゃん!!!例えばねケーキを食べ終わってまだ食べたくなったなーと思ったときに店員さんが離れた場所から一緒でインデックスちゃんのお皿にケーキを置いてくれる、みたいな能力なんだよ」
「いや…佐天さん、それでは私の能力が……」
「スゴいんだよ!!!ケーキ食べ放題能力なんだよ!!!!」
「ご覧なさい!!変な能力になってしまったではないですか!!!!!!」
目をキラキラさせながら黒子に詰め寄るインデックス。とっさに自分をインデックスから離れた場所へ空間移動させた。しかし食べ物に関するためなのか一瞬にして黒子の場所へ振り向き
「…ケーキ…ケーキ……ケーキ……」
「ひぃ!!ちょっと類人猿もとい保護者!!!どうにかしてください!!!!!」
「あぁーもうー時崎!!食べ物勝手に貰うぞ!!!」
「はい、追加料金です」
「ぐっ!!くそ不幸だぁ!!!!」
そう言いながらも冷蔵庫からリンゴやバナナを手に取りインデックスに向けて投げる。するとまるで餌を与えられた
「………ん、それでるいことかざりの意気込みはどうなんだよ??」
「あっ、何もなかったように会話を続けるんですね……そうですね……私は特に欲しいものありませんし白井さんと佐天さんのフォローに回ろうと思います」
「欲がないね初春は♪私はスイーツ有名店巡りとか!!時崎さんの奢りって可能ですか??」
「大丈夫ですよ」
「ええぇ!!!?そんなこともいいなら私も佐天さんと同じで!!!!」
「アハハ……ということで私と初春は同じものです」
やっぱり女の子はそういうのには目がないのだろう…初春の瞳にはやる気に満ちている。
「確かにそういうのもいいですわね。ですが私には大きな野望があるのですわ」
「インデックスちゃん、他の人に話を聞きに行きましょう」
「えっ、でも聞かないと……」
「あのお姉さんは普通と違うから聞かなくていいから」
「お待ちなさい二人とも!!!!!!」
まさかの友達の対応に思わず大声を出す黒子。しかしこれに関しては間違いなく二人が正しい。
「私は何も言ってないのにどうして無視をなさるのですか!!!!」
「いや……どうせ御坂さん関係ですし……」
「それにインデックスちゃんに対して悪い影響が……」
「何を言ってますの!!!私はただただ純粋にお姉様を愛でたいだけですわ!!!!詳しくいえば時崎さんにお姉様の能力を止めてもらいまして、ついでに動きも止めたもらいまして…そしたら……お姉様のその柔らかい手を水も弾くようなその頬を魅惑の香りを放つうなじをそして未発達なその胸を◯◯◯して◯◯してあんなことやこん」
「喋んなこのド変態がああああぁぁぁぁ!!!!!!」
瞬間的に電撃により焼かれた
「りこうの意気込みを聞きたいんだよ」
「はまづらを応援する」
「えっ、応援だけ??」
「別に欲しいもの、ないから」
「とりあえず滝壺が俺に枕を当てれば最下位は無くなるからな、あとは俺が頑張って滝壺にプレゼントする!!!!」
「出来ねぇことを吠えてるじゃねぇよ」
と流れるように浜面に
「アブねぇだろうが麦野!!!!!それに出来ないかどうかなんて分からねぇだろう!!!!!!」
「根性だけでどうにかなるなんて、どっかの
そんなこといいな言いながら麦野は視線をある方向へ向けた。その視線の先をおった浜面が見たものは
「あの
その睨みだけで人を殺してしまいそうなほど殺気を放つ垣根と、そんな殺気さえもなにもないように無表情の時崎が向かい合っていた
「悪いが勝たせてもらうぞ。流石に分かってきたからな…一対一だと勝てないってな……だが、これなら話は別だ。時崎、てめえは枕投げに参加しても順位には入らないんだろう??」
「はい、僕が皆さんの願いを叶えますから」
「だったら決まりだ、言っておくぜ時崎。俺はい」
「本屋ちゃん、こっちも見たら駄目ですよ。ああいう人はですね宣言しておいて結局実行することは出来ずに、そのあとに「今日は運が悪かった」とか「今日は調子が悪かった」とか言い訳してきますから。そういう大人にならないように本屋ちゃんは………お手本になる人はいませんねここには」
「テメェが一番だよくそがああああぁぁぁぁ!!!!!!」
「キャッチボールですか、いいですよ」
と時崎もダークマターを垣根に向けて投げた。ただ普通に投げるだけならいいが時崎が投げた後に、さっき停止した
「ごふっ!!!」
「あっ、…………大丈夫そうですので第2回戦始めていいですよ」
「そうですか、それでは始めます。第2回戦、開始」
「………絶対に泣かす……」
涙目になっている垣根をよそに第2回戦が始まった