とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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超久しぶりに2日連続ですね。
自分的には3日連続出来れば良かったのですが
文字数的にもダウンして無視でした。
まぁ、楽しめる内容かと思いますのでどうぞ。





欲望から始まる第二試合②

それは一瞬の出来事。

黒子は足元にある枕に触れて空間移動(テレポート)をして、麦野は目の前に枕を投げそこな電子線(ビーム)を放ち、垣根は枕を未元物質(ダークマター)で枕を吸収してこの世界とは異なる法則をもつ新たなる枕を生み出して放った。

そしてその枕は全員が時崎に向けて放つが、時崎に当たった瞬間に停止して足元に落下。ちなみに床に散らばっている枕の半分は麦野の提案で一時停止により破れないようにしてある。なので電子線を打っても破けない

 

 

 

「皆さん酷いです。僕感謝はされるものこんな風に一斉攻撃されるほど憎まれることなんてした覚えありませんが」

 

「いえ、私は純粋に時崎さんに勝負してみたかっただけですので……」

 

「あんたが一番厄介だからよ」

 

「ぶっ倒す」

 

 

「なら仕方ないですね」

 

 

(((……いいんだ……)))

 

 

 

 

攻撃をしておいて言うのもなんだがどうしてこう割りきれるのかと思う。しかし勝負は勝負、そしてこの目の前にいる無表情の時崎は「怪物」だといってもいい。あの一方通行が勝てない人物。ありとあらゆる攻撃を封じる一時停止。

多少の誤算(ケガ)が起きても問題ないと考えてやらないと、いやぶっ倒すと意気込まないとこの枕を当てるのとなんて出来ない。

 

 

 

「なら遠慮なくやってやるわよ!!!!」

 

 

一時停止の効いた枕を足で蹴り上げながら次々に電子線を放っていく。普通なら枕を貫き電子線が時崎へ当たるが一時停止により枕は無傷であり、電子線のスピード(重さ)がダイレクトに伝わる。普通ならたった一発で気絶ものなんだが、やはり時崎には効かないようであり

 

 

 

「なんか的当てみたいになってますね」

 

「本当にムカつくわねその能力!!!!」

 

 

頭・腕・足・胸などにめちゃくちゃ当たっているのだが、まぁ一時停止にいくら当たろうが「直接本人」に当たらなければ意味がない。

 

 

 

「そっちばっかり集中してんじゃねぇ!!!!!」

 

 

 

すると今度は背後から枕が飛んで来る。垣根は枕の性質を変えて次々に時崎に当てている。未元物質この世に存在しない新しい物質(素粒子)を作り出す能力でそれを活用することで既存の物理法則を塗り替えることも可能とするもの。だからこうして元からあったものを変えることは初と言っていいだろう。正確には未元物質で作った羽根を通過した太陽光を殺傷力をもった光線に変えるなどすでに「変換」に関しては行ったことはある。

と、聞いているだけでは流石学園都市第二位と思うだろうがそれでも第一位が手も足も出なかった相手に攻撃が通じるわけもなく……と、これを垣根にいうとすぐに怒りだすので言葉にはしない。

 

ともかくいくら物理法則を変えて枕を投げても、それでさえ一時停止により止められているのだ……一体「一時停止」とは………

……と、考えている暇もなく垣根も麦野も枕を打ち込んでいく。

 

 

 

「もうー!!!本当になんなのよこの能力は!!!!!」

 

「ウゼェんだよ糞が!!!!!」

 

「なんか自棄になってますね」

 

 

 

始めは同時に攻撃を仕掛けた黒子だがもう完全出遅れた。かといって今からこの中に入っていくのは自殺行為に思える。少しでも邪魔だと思われたらイライラの矛先が黒子へと向けられる可能性がある

ということで巻き込まれないように黒子は佐天達の所まで避難した。

 

 

 

「………改めて思いましたが時崎さんってlevel0なんですよね、アレで」

 

「そうですね、測定といっても機械ですから時崎さんの能力だとそれさえも「一時停止」してしまいますし」

 

「それに能力の応用力がスゴいですよね、もしかして時崎level6なんじゃ…」

 

 

「「「「ない!!!!!」」」」

 

 

 

食蜂以外のlevel5が一斉に否定した。まぁこんな訳もわからない能力が自分達より上なんて認めたくないのだろう。……実際はいま起きていることが真実なのだがそれでもlevel5までだと思っているはずだ

 

 

 

「……しかしよ、どんな理屈なんだ一時停止ってやつはよ。知っているだけでもその…なんだ……法則が見えてこないんだが……」

 

「ときさきだから、仕方ないよ」

 

「そうなんだが……こう見せつけられるとよ………」

 

 

 

うーんと唸っている浜面とぼぅーと試合観戦している滝壺。いやもうすでに時崎・垣根・麦野以外は枕投げをする気にもなれないようですでに場外に出ている。正直この三人以外に立ち向かう、通用する人物はおらず、この常識外れた枕投げを見て戦意喪失してしまった

 

 

 

 

「なんでもいいよ」

 

「気にならないのか滝壺は…能力追跡(AIMストーカー)でも記憶出来ないなんて……それこそ未知の力なんだぞ……」

 

 

 

滝壺の能力「能力追跡(AIMストーカー)」。一度記憶したAIM拡散力場の持ち主を捕捉し、たとえ太陽系の外まで逃れても居場所を探知できる能力。しかしそのAIM拡散力場さえも感じ取れない。『An_Involuntary_Movement』は『無自覚』ということであり、能力者が無自覚に発してしまう微弱な力のフィールド全般を指す言葉。その無自覚の力さえ「一時停止」により止まっているのか……

 

 

 

「だってときさきだから」

 

「……………まぁ、考えても無駄か……」

 

 

 

実際に時崎と会ってから「一時停止」について考えてはみたが、ただ方向(ベクトル)を止めるだけでは()()()()()()()()()。しかしそれ以上はなにも分からない、ここにいる学園都市第一位の頭脳さえも分からないものをlevel0の浜面が分かるはずがない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァハァハァ…くそ………」

 

「…ざけんな……」

 

 

「情けないですね」

 

 

 

言わなくても分かるだろうがあえて言おう。

時崎に一度もヒットすることなく終わった。

時崎の足元には垣根と麦野が倒れている、というか普段からは見られないだろうlevel5の敗北姿がそこにあった。

 

 

 

「あーくん、成績結果はどうなりましたか??」

 

「全員アタックもヒットも0だァ、ったく解説する必用なかったじゃねェか」

 

「ということはミサカの優勝ですか!!」

 

「そうですね。確かあーくんとのお泊まりデートでしたよね」

 

「いえ私が一番になった時はおねだりの権利を一方通行にあげると決めてましたので。とミサカはこれで一方通行からご褒美ゲットです」

 

 

策士と呼べるほど完璧な作戦である。個体1号が一方通行に権利をあげれば好感度アップで、さらに一方通行からご褒美が貰えるというお得感

 

 

「…………いいのか??」

 

「構いませんので私を構ってください」

 

「………チィ、分かったよ……」

 

「……本当ですか? 正直適当にあしらうかと思いましたが……」

 

「嫌ならいいんだが……」

 

「嫌ではないです!!!!」

 

 

 

その時、皆が思った。

 

 

 

「「「「「「「「「ツンデレ」」」」」」」」」

 

「テメェぶっ殺すウウウウウゥゥゥ!!!!!!!!!」

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