とある科学の一時停止   作:ガイドライン

60 / 84
転入生と想定外にそよ風が

始業式も終わり教室に帰りホームルームでもう一度転入生の自己紹介が始まった。

 

 

 

「始めまして時崎一です。

ここにとんまがいると聞いて転入してきました。始めはあーくんの通う学校に行こうとしましたが、あっ、あーくんとは一方通行のことです。で、あーくんに聞いたら学校には行ってないと言いまして無理矢理でも引っ張って行くつもりでしたがツンツンなあーくんはすねてビル一つ倒壊させてしまいましたので諦めました。次にてーとんに話に言ったんですけど、あっ、てーとんは垣根 帝督のことでもうちょっと話をしただけで道路に穴を開ける攻撃をしてきたので調教してきました。シズ姉のことろに行った時は流石にビックリしましたね。で、ここは麦野沈利でいきなりビームを撃ってきたんですよ。それも四方八方から。後で他の人に聞いたらどうやらシズ姉の制服姿を見たいと言ったからと言われました。一体何がいけなかったのか未だに分かりません。なので最後にみーちゃんと操祈さんの所にと思いましたがやっぱり常盤中学には入れませんからね。で、最後に残ったとんまの所に来ました。よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

(((((……どれからツッコミをいればいいんだ………)))))

 

 

 

 

クラス全員がそう言葉を発したかった。だけど少しでも気を許したら、集中してなければ時崎は()()()()()()()()()()()()()()()

始めは上条と土御門の所に現れた時崎は全員に認識されてはいたのだが、次の瞬間には完全に見失っていた。時崎の一時停止は「時崎を認識する人数」が少ないほど時崎を認識できるのだが、クラスのような大人数ならそこにいる筈なのに分からなくなってしまうのだ。それも始めて会う相手なら尚更であり上条以外は何処にいるか分からない状態に陥った。

「あれ?さっき誰かいたよな!!!」「いたよ!!!なんかフワッて現れたよな!!!」とザワザワと騒ぎ始め、この状況を理解している土御門だけは何とか冷静にいるが時崎が何処にいるのかは全く分からない。

 

………ずっと上条と土御門の間に、一歩も一ミリも動いていないのだが………

 

とにかく時崎を認識させようと上条の右手で時崎に触り突然現れた時崎に対してクラスの皆様は一言か「うわっ!!?いた!!!!!」と息ピッタリのビックリ騒動となってしまった。

姫神の自己紹介もいつの間にか終わり、姫神の周りにはいろんな人が集まるがやはり時崎に対しては力のせいか誰も寄り付かない。だけど例外があるとするならそれは時崎と同じように異質な力を持つ上条ぐらいだろう。その近くに土御門がいたためか時崎がそこにいると分かっているようで二人で近づいてくる

 

 

 

 

「……まさか転入してくるなんてな……」

 

「迷惑でしたか??」

 

「迷惑じゃねえよ、ただお前のことだから一方通行を無理矢理でも連れてきそうだからよ」

 

「そうですか、連れてきましょうか??」

 

「「やめろ!!!」」

 

 

上条と土御門の息ピッタリのツッコミ。おぉ、と二度に続く連携にパチパチと手を叩く時崎

 

 

「その前にあーくんは妹達(シスターズ)打ち止め(ラストオーダー)の面倒を見ているので無理だと断れました。」

 

「あの一方通行がね……」

 

「あーくんは優しいですから」

 

 

 

いやいやそれはない、と否定する上条。

隣にいる土御門は未だにこの状況が、これからの事態がどのように動くか分からずに悩んでいる

 

 

 

(ここに時崎が転入してきたのは想定外だがうまく「友達」を利用して誘導すれば時崎を魔術師にぶつけることは避けられるかもしれない。だがカミやんを魔術師とぶつかったら間違いなく時崎も……くそっ、結局俺がシェリーを討つしかないのか……)

 

 

 

時崎の「友達」に対するものはかなり大きい。「友達」のためならきっとどんなことでもすると時崎の資料を読んで土御門も理解している。さらにさっきの自己紹介でさらに理解出来た。善くも悪くも「友達」次第で時崎は動くことが……

 

 

 

(ならやることはカミやんと時崎を一緒にいること、そしてシェリーを討つまで遠ざけること)

 

 

 

と、考えてはいるがそう簡単に物事が動かないのが人生である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とうま、私に友達が出来たんだよ!!」

 

「は、初めまして……風斬 氷華(かざきり ひょうか)です……」

 

「………………」

 

 

 

言葉が出ないとはこう言うことなのだろう。確かにアレイスターが関わっていると理解していたがこうも早く訪れずものかと絶句していた。それはそうだろう、学園都市の何処に出現するか分からないAIM拡散力場の集合体がこんなにも早く学校で出会うなんて……

 

 

 

「初めまして、時崎 一です」

 

「は、初めまして……」

 

「俺は上条当麻、よろしくな……」

 

「よ、よろしく……」

 

 

 

そして挨拶をしてきた二人に対して風斬は本能的に一歩二歩と作り笑顔で後退していた。どうしてこんな行動したのか風斬氷華本人気づいていないのだろう、その幻想を打ち消してしまう力から逃げてしまったことに。そして時崎の未知数な力により自分自信がどうなってしまうか分からないと恐怖し逃げてしまったことに。

 

 

 

 

「もうー二人ともひょうかが怖がってるんだよ!!!」

 

「いやいや!!なにもしてないだろうが!!!!」

 

「すみません、とんまが生理的に無理だったんですよね」

 

「人のせいにする気か!!ってか言い方酷くねぇか!!!」

 

「べ、別にお二人が怖いという訳じゃなくて……なんか……こう……苦手で………」

 

「なるほど、つまりとんまの人間性が苦手というわけですね」

 

「喧嘩売ってるよな?絶対に喧嘩売ってるよな!!!!」

 

「もうーとうまうるさい!!!!!!」

 

 

 

こんな漫才があっている中でも土御門はパニクっていた。AIM拡散力場はあくまでも上条と時崎をシェリーぶつけてプランを短縮して、その先にある目標と言われるAIM拡散力場の制御を目指していたはず。それがまさかこんなにも早く、それも上条達の前に現れるなんて………

すると上条がさっきから喋らない土御門を見て

 

 

 

「どうしたんだよ土御門?さっから喋らないけどよ。まさか風斬の前で緊張してるのか??」

 

「………どうして男の子はそういう発想しか出来ないんですかね??」

 

「本当なんだよ、とうまは女心が全然分かってないんだよ」

 

「とんまですからね」

「とうまだからなんだよ」

 

 

「緊張をほぐそうとしただけでそこまで言われるのか!?」

 

「……アハハ……」

 

 

 

完全馴染んでいる姿を見てため息をつく土御門。

 

 

 

(これがアレイスターの言っていたやつか……

確かにこんな危険な状況でコイツらを置いてシェリーを打てるわけがない。下手したらシェリー以上の影響が出るかもしれない……くそっ、結局はアイツの思う壺か………)

 

 

 

駒のように動く自分に腹がたち思わず舌打ちをする。それが聞こえたのか風斬はヒィッと声を出して怯える。

 

 

 

「トモルン、そよそよが怯えてます」

 

「ト、トモルン……」

 

「そよそよって……私ですか?」

 

「なんでひょうかがそよそよなの??」

 

「そよ風のように穏やかや人だと思い、()()()()()を掛けてみました」

 

 

「…えっ、全然掛けてませんよね」

 

「気のせいですよそよそよ。」

 

「………分かりました」

 

「ひょうか!!?騙されたらダメなんだよ!!!ここで反論しないとずっとその呼び名なんだよ!!!!!」

 

「大丈夫だよ。この人、悪い人じゃないって分かるから」

 

「そ、そうかも知れないけど……でもとうまだけは信じちゃダメだからね!!!!」

 

「なんでここで飛び火がくるんだよ!!!!」

 

 

 

 

理由は簡単、上条当麻だから。




はぁー今月は書いたなー!!
大体一ヶ月の内、2話から3話ぐらいでしたが今回は5話!!!!!
新しい章に入ったこともあり、書ける書ける!!!
しかしこれが6月も続くかは分かりませんが
書けるだけ書いていきますのでよろしくどうぞ♪
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。