「とりあえず豚カツ定食、ハンバーグ定食、メンチカツ定食、唐揚げ定食、とり天定食、チキン南蛮定食、ロースカツ定食、カツとじ定食、ネギトロ丼定食、豚のしょうが焼き定食、カキフライ定食、さばの味噌煮定食、ミックスフライ定食、焼肉定食、コロッケ定食、豚汁定食、レバニラ定食、エビフライ定食、刺身定食、ラーメン定食、すき焼き定食、豚キムチ定食、モヤシ炒め定食、餃子定食、マーボ定食、焼き鳥定食、うなぎ定食、カレー定食、お好み焼き定食、焼そば定食、おでん定食を二人分」
「………………………はっ??」
馬鹿げた注文に店員は間抜けな顔で立ち尽くしている。という後半は本当に定食として存在するのか怪しいものばかり
「えぇーと、とりあえずここ書いたあるメニュー全部持ってきてください」
「勝手に決めないでください。注文した通りに食べたいんですよ」
「んな無茶注文したら迷惑だろうが!!!」
「す、すぐにお持ちします!!!!!!!」
ここは地下街の食堂。お昼になり時崎とインデックスの『お腹減った』が五月蝿くて一番安いであろうこの食堂を選んだのだが、時崎の鬼のような注文に店員は目が点になっている
「………お前、いつもこうなのか……」
「いつもの意味が注文でしたらそうですね」
「……本当に、バケモノみたいなやつだな……」
「失礼ですよ、ごく普通です」
「お前みたいな普通がいてたまるか!!!」
時崎の扱いには本当に困る。よく一方通行が時崎と一緒にいれるなーと感心していると、どうも落ち着きのない風斬が恐る恐る話しかける
「あ、あの……時崎さんって能力者なんですか??」
「あぁー能力者って枠を越えてるような……」
「でも間違いなく『魔術』にこんな力はないんだよ。いくら10万3000冊を読み返し構築しても『現実的に不可能』なことをやっているんだよ」
「だからこその『原石』っていったところだにゃー」
「はぁー……スゴいんですね……」
そんなこと言っているが上条だが本人も能力者の枠を、いや『原石』というカテゴリーとは違うと思われる。「
だからこそ「幻想殺し」と「一時停止」を「風斬 氷華」へと引き合わせることによるプランの進行とは別の「何かを企んでいる」というのが土御門の考えである。それはまだ分からないがいま侵攻してきているシェリーに会わせて討たせた場合による被害よりも大きいと思われるためここから離れられない
なので、この二人をコントロール出来る人物に電話しているが出る気配がない
「…………くそが……」
「ひっ!!?」
「ちょっとともはる!!ひょうかが怖がってるんだよ!!!!!」
「そ、それは悪かったにゃー。ちょっと知り合いが電話出なくてな……」
「あぁ、それ分かるわ……インデックスに携帯を持たせてるんだけどよ、どうも機械音痴でなかなか出てくれないだよな」
「い、いまは早く出れてるんだよ!!!」
10万3000冊の魔導書を記憶しているのにどうして機械になるとこうも駄目なのか……やはり魔術サイドだから科学を苦手としている…のか……
「ならいま試してやろうか??えぇーと……」
「ひ、卑怯なんだよとうま!!!ヒッィ!!!!」
文句をいうインデックスを無視して上条は携帯をかけるとインデックスのポケットから着信音がなり、恐怖した表情でビックリしている
「おいおい……すでに不安なんだが………」
「ちょっとビックリしただけなんだよ!!ちゃんと電話出れるんだよ」
そういって2つ折りの携帯を取り出してまずは携帯を開いた。ここまでは問題ないのだがこれからが分からない。普通なら受話器が上がっているマークを押すのだがそれさえも覚えられない。
(……インデックスちゃん……数字の1の上のボタン……)
「えっえぇーと……い、1の上……………もしもし??」
「風斬に教えてもらってるじゃねぇか……まぁ、怖がらずに出れただけマシか」
「スゴいですよ本屋ちゃん。デザートをつけましょう」
「ありがとうなんだよ!!」
というとで直ぐ様店員を呼び追加のデザートを頼むインデックス。それを見ながら微笑ましくなっていたところに土御門の携帯が鳴る
「…………悪いがちょっと席を外す。先に食べててくれ」
返事も聞かずに店から出た土御門は時崎達から見えない場所でもう一度電話をかける
「………なんのようだ??」
「貴方と一緒にいる人について教えて欲しいの」
「唐突だな。あそこで話を聞いていたから分かるはずだが」
「アレイスターの話なんて興味ないわ。私が知りたいのは時崎 一についてよ」
興味がない。アレイスターがやっていることは今の日常を劇的変えるかもしれないのに興味がないという。それだけこの電話の相手は時崎 一について知りたいようだが
「それこそ知るか。あの男を理解しているやつがいるとするなら第一位に聞けばいい」
「それが出来たら苦労しないわ。だったら1つだけ答えて」
「………なんだ??」
答える義理はない。しかし答えないという選択をとる必要もない。まぁどちらでもいいと思い質問を聞くことにした。
「時崎 一は
「……資料に書いてある通りだ」
「つまりそれ以上関わっているわけね」
「なにを探っているかは知らないがそれ以上はよせ」
「それは貴方が決めることではないわ」
すでに情報は手にしていたのだろう。あとはその確証の為に、土御門の反応を確かめるために電話をしてきたようだ。こうもアレイスターやこの電話の相手に利用されると分かると苛立ちを隠せない
「第一位が勝てない相手に
「勝たなくていいのよ、負けなければね。」
「勝手にしろ」
痺れを切らした土御門は直ぐ様電話を切った。大きく舌打ちをしてお店に戻ろ
「誰からですか??」
「うおっ!!!!!」
……うとしたのだが、振り向いたらそこには店にいるはずの時崎が立っていた。いくら土御門が闇の人間だろうが全く気配がなく油断しているときに話しかけられたらビックリして声も出してしまう
「青ピーからのつまらない電話で、女の子には聞かせられない内容だったから席を外していただけだ」
「そうなんですか」
誤魔化すために余計な事を言ったかと思ったが直ぐに納得してくれたようで、土御門は「お店に戻るぜよ」と言いその場こら離れようとしたが
「トモルン、僕達
一体この男はどこまで知っているのか……もしかしたら全てを知っていて演じているのか??これが時崎の性格であり本当に自分を友達だと思って話しかけているのか??どちらにせよ土御門がいま答える言葉は
「だったら大人しく家に引きこもってくれにゃー」
明るい声でしかし嫌味に聞こえるように話した土御門は、時崎をおいてさっさとお店へと戻っていった