とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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遅くなりましたね。すみません。
知っている人もいるかもしれませんが、また他の小説に手を出してしまいましたーー‼
自分には色んな小説を抱えてますがこれだけはキチンと更新するので安心してください。
えっ、他の小説は? あ、アハハハハハ!!!!
………………さぁ、張り切っていきましょう‼!!!!!





動き出す、止めるために、動き出す

時々だがこの一時停止に対して不満がある。

あーくんと出会うまでは能力に対して嫌な思いしかなかった。誰も見てくれない、誰も覚えてくれない、本当に自分が存在しているのか分からなくなる。

それでもあーくんという存在のお陰でこうして能力と向き合い使いこなせるようになってきた。しかし「友達」以外には自分を認識出来ず、誰もが自分という異物から離れるように避けていく。まるでそこに柱や穴が空いていてそこを避けているように。

 

 

だけど例外がある、それが今回の出来事だ。

地下街にいた自分はトモルンがお店に帰って後遅れて戻ってきた。何故か自分が見えなくなったトモルンに対して考えていたのだが、いつの間にかその場にいなかったので追いかけてきた。しかしその時にはトモルンはお店にいてとんまとそよそよが外に出ていており、お店に入ろうにも自動扉の前だと反応せず中に入れない。いつも他の人が入ったタイミングで中に入るがそれが出来ないためにとんま達を追いかけようとした。

だけどそれが間違いだった。

少しずつ人が出口に向かって増えてきて気づいたときには人の大渋滞が出てきていた。そしてそういうとき一時停止は役に立たない。まず人には見られないのだが人と一人が避けられないほど密集しているために時崎は人混みの流れに流されるしかなかった。ここで意識的に一時停止を使うことは出来るが、突然人並みの中に障害物が現れたらどんな人身災害が起きるか分からない。

なので流れに逆らわずに身を任せていたらいつの間にか地上に出ており、それも自分がどこにいるのか分からない状況に陥ってしまったのだ。

 

 

 

「……ふむ、こういうときの……」

 

 

携帯を取り出して登録してある名前を探して電話をかける。そして数コール後に聞こえた声は

 

 

 

「なんだァ」

 

「助けてくださいあーくん」

 

「勝手に解決しろ」

 

 

とたったの二言で電話を切った一方通行。しかし時崎相手にそんなことをしても落ち込むわけもなく再度電話をかける。すると一方通行も律儀に数コールで電話に出た

 

 

 

「酷いです、こんなに悩んでるのに」

 

「てめェが悩むタイプかよ」

 

「分かりませんよ、隠れタイプかもしれません」

 

「そんなところまで一時停止を使うな」

 

 

 

いや使ってないですよ、と言うと思ったがこれは冗談なんだなーと空気を読んだ時崎は

 

 

 

「いや使ってないですよ」

 

「そんなの分かッてるんだよォ!!!

っかてめェ分かっていってるだろうがァ!!!!」

 

「流石あーくんです」

 

「さっさと要件言わねェと電話切るぞ」

 

 

 

本当に切られて今日1日電話に出てくれないと感じた時崎は、

 

 

 

「とんまの手助けをしてほしいんですが」

 

「………いつもの不幸じゃないようだな」

 

「僕も詳しくは分かりませんがとんまと引き離された時点で「何かがある」と思います。僕は何が起きているか調べたいので」

 

 

 

あの不幸の塊である上条が、これまた巻き込まれやすい時崎と

 

 

 

「あいつもお前も厄介事に好かれてるな」

 

「流石に友達にはなりたくないですね」

 

 

 

友達を求める時崎でも流石に厄介事は嫌なようであるが、自分から厄介事を作るのは長けていることに気づいているのかと頭の片隅で考え止めた一方通行

 

 

 

「で、テメェはどうするんだ?」

 

「ちょっと、お話をしないといけない方がいるので」

 

「………さっさと終わらせるぞ。こっちには口五月蝿いから奴がいるんだからなァ」

 

『口五月蝿くないよ!!ってミサカはミサカはプンプン怒ってみる‼』

 

『可愛さアピールしているなら全然可愛くありません。やるなら彼の胸元に近づいて上目遣いで「ミサカだけを見て…」というのがいいと雑誌に書いてありました』

 

「引っ付くんじゃねェ!!!暴れんじゃねェ!!!!!離れやがれクソがァァァァ!!!!!」

 

 

 

その言葉を最後に電話が切れた。せっかくのデートを邪魔をして不機嫌のは分かるがそんなにテンションが変わるほど楽しんでいたとは………と勘違いしている時崎である。

それはともかく次に適当に数字を打ち込み電話をかける

 

 

 

「はい!!こちら風紀委員第177支部です」

 

『なに勝手に電話に出てるんですか!!!?』

 

「だって初春、白井さんと電話してるから出たほうがいいかな~って」

 

『もう終わりましたから電話変わってください!!』

 

「は~い、ちょっと変わりますね~」

 

 

 

気楽な感じで電話を代わる佐天。すると代わった初春は申し訳なさそうに電話に出て

 

 

 

「先程はすみませんでした!!部外者が電話に出てしまい『部外者って酷いよ初春~』佐天さんは黙って紅茶を飲んでてください!!!!『は~い!!』もう~~本当にすみません‼」

 

「いいですよ。気にしてませんので」

 

「あれ?もしかして時崎さんですか?

なんでこっちに電話をしてるんですか?」

 

「適当に電話を押して電話したい所に繋げるのがマイブームなので」

 

「どんなマイブームなんですか!!ってか適当に番号を押してここに電話をかけてきたんですか!!?」

 

 

 

怒ったり気にしたりツッコミいれたり大変だな~と思いながらとにかく本題に入ることにした

 

 

 

「それはいいとして」

「良くないですよ‼イタズラに電話をするようでしたら風紀委員としてキチンと注意をしないといか「常磐中学生に人気のレアチーズケーキ限定10個」ご用件は何でしょうか!!!!!」

 

 

 

物凄く切り替えと返事である。

 

 

 

「とんま、本屋ちゃん、そよそよ、トモルンがどこにいるのか探してくれませんか?」

 

「………………えっ、もう一度いいですか?」

 

「とんま、本屋ちゃん、そよそよ、トモルンがどこにいるのか探してくれませんか?」

 

「………すみませんがちゃんとした名前を言ってください。砕けすぎたアダ名だと誰が誰なのか分かりませんよ」

 

「そうですかねウイウイ」

 

「そうなんです」

 

 

仕方なくかもしれないがあの()()がアダ名以外の名前を発するなんて滅多にないことだがそこは割愛させていただきます。

 

 

 

「風斬さんならさっき白井さんと一緒に来まして、インデックスちゃんを探してましたけど」

 

「ということはもう何処かに行かれたんですね」

 

「はい、えーとですね………」

 

 

 

そこで初春から教えてもらった場所はいま時崎がいる場所からそう遠くない。しかしなぜそんな所にインデックスが、本屋ちゃんがいるのかと思ったが言ってみれば分かるかと思い

 

 

 

「ありがとうございます、さっそく行ってみますね」

 

「あ、あの時崎さん、一つだけ質問してもいいですか?」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

 

 

初春の声は何だか恐れているような感じに聞こえた。何に対してかはこれから聞けば分かるだろうが、何でだろう……その時、時崎には大体の予想が出来ていた。

いや、その時という言葉は語弊がある。こういう時が来るだろうなーとは前から思っていた。

 

 

 

「時崎さんは……」

 

 

 

それは時崎にとって聞きたくない一言。

そしてそれを聞いてしまったらきっと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひ、「マジシャンか何かなんでしょうか!!!」」

 

「………………はい?」

 

 

 

初春の言葉を遮り佐天がそんな事を言ってきたことに対して驚きしかない。

 

 

 

「だってですよ‼カメラに映らないなんて普通できませんよ‼」

 

「……能力ですから、それに学園都市でそれを言ったらダメだと思いますよ」

 

「そうかもしれませんけど、私能力持ってませんからやっぱり凄いなーと思うんですよ‼」

 

 

 

確かに一般人からしかたらこの能力はマジックだと思われても仕方ないかも知らないが、まさかこの学園都市でそれを聞くとは思わなかった

 

 

 

「それでしたら今度ティアの為に能力を使った面白い事を見せましょうか」

 

「本当ですか!!約束ですよ!!!!」

 

 

 

満足したのか「はい、初春」と電話を初春に返した佐天。それを言いたかった為に割り込んできたなんて…… よほどビックリしたんだなーと納得した時崎

 

 

 

「もしもしそれでウイウイは何が聞きたかったんですか?」

 

「……さ、佐天さんと同じなんですよ!!!私も能力のlevel低いですから時崎の能力が凄いなーと思いまして」

 

「そうだったんですか、でしたら今度ティアと一緒に」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初春、さっきのダメだよ」

 

「……分かってますけど…聞いてみたくて……」

 

「気持ちは分かるよ、私だったら耐えられない

でも時崎の姿を見てるとそれを言ったらダメだと思う」

 

「……うん」

 

「きっとそれを聞かなくてもいい日が来るよ。だってそのために私達がいるんだから

 

「はい‼」

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