とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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一ヶ月近く更新が遅くなりました!!!
いやーやっぱり1つの章が終わりに近づくとストーリーを創るのが大変になります。
出来るだけ違和感ないように作りましたがきっと「アレ?おかしくねぇ??」とあると思います。すみませんが寛大な心で許してね(笑)

…………はい、ふざけてごめんなさい‼
それでは今回はいつもより少し長いですので楽しんでください、どうぞ❗❗❗





ただ、1つの、憶いのために。

「何してるんじゃんよあんた達は!!!」

 

 

 

すでに戦いは始まっていて、いや、敗北していると言っていい状況だった。警備員(アンチスキル)の殆どは傷つき倒れているのだ。そのなかでも黄泉川はまだ動けるらしく他の隊員に防衛を任せて戦場に来てしまった子供達を呼び止める

 

 

 

「私達はその奥にいるテロリストをぶっ潰しにきたのよ。後ろの二人は知らないわ」

 

「いくらlevel5でも相手は危険なんだ。それにあのタイプと戦ったことはある。だから俺が」

「行かせないわよ!!!!あんた自分がlevel0って分かってないの!!!!!!」

 

「それでも幻想殺し(イマジンブレイカー)がある」

「だったら私も行くわよ。あんたより役にたつわ」

 

「能力者同士の喧嘩じゃないんだぞ!!!」

「それをいうならあんたは外されるでしょう!!!!」

 

「さっきからこんな感じで面倒くさいから後はヨロシク」

 

 

「ちょっ、ちょっと待つじゃんよ!!!」

 

 

 

黄泉川の静止を無視してアイテムは警備員の防衛ラインを越えて自ら戦場へと向かった。それに気づいた上条、御坂は直ぐ様追いかけようとするが黄泉川や警備員に邪魔されて前へ進めない。

そしてしばらく歩いた所に麦野が探していた相手、テロリスト、いや魔術師シェリーが待ち構えていた

 

 

 

 

「貴方達が最初の相手なのかしら?」

 

「私が相手よ」

 

「超いいんじゃないんですか」

 

「フォローが欲しがったら手伝って上げる訳よ」

 

「頑張って」

 

 

 

首に手を当ててゴキゴキと鳴らしながら一歩二歩と前へ出る。それに合わせてシェリーも前へ出たあと、その背後にゴーレムを呼び出す。するとその瞬間に麦野は原子崩し(メルトダウナー)で頭だと思われる部分を貫いたが直ぐ様頭は再生した

 

 

 

「落ち着きがないのね。自己紹介ぐらいしてもいいじゃないの」

 

「あんたがぶっ潰されるのに聞く必要があると思ってるの?」

 

 

 

その言葉を合図にお互いに攻撃を仕掛ける。

まず麦野の原子崩しでゴーレムの胴体に2、3発放ち貫く。しかしコンクリートや鉄筋から作られたゴーレムはそう簡単に倒れはしない。なので次に仕掛けたのはシェリー。ゴーレムの大きなその手が麦野に向かっていく。しかし麦野の目の前に、いや正確には一メートル離れた上空から床へ向かって電子線が光線《ビーム》が雨のように放たれて、麦野にそのゴーレムの腕が当たる前に破壊された

しかしこっちは囮。すでに麦野の足元にはあの黒子を苦しめた【歯】が、

 

 

 

「舐めてるわけ?」

 

 

 

両足に狙いを定めていた【歯】が光線により貫かれた。一度に目にした行動に引っかかるわけもなく常に警戒していたのだった

 

 

 

「いいえ、そんなことないわよ」

 

 

 

ニヤッと笑うシェリー。そうそれさえも囮。麦野の背後から【腕】が迫っていたのだ。もちろん警戒をしていた麦野ではあったがそのタイミングに合わせて正面からゴーレムの腕が迫ってきていた。

挟み撃ち。これが狙いだった

 

 

 

(ちっ!!!!)

 

 

 

正面からのゴーレムには複数の光線が用意でき相殺出来るのだが、背後からの【腕】は貫くことは出来ても消し去るほどの力はない。このままいけば残骸が麦野を襲う。

 

 

 

「一人でやるからこんなことになるのよ!!!」

 

 

 

その言葉と同時に麦野に迫っていた残骸は目の前で止まった。いや確認できたというべきか、残骸は見えていない代わりにそこには小さな黒い粒子が無数に集まっているからだ。

 

 

 

「余計なことをするんじゃないわよ」

 

「助けてあげたのにそんなこと言うわけ!!!」

 

「ええ言うわね」

 

「………こいつは…」

 

 

 

小さな黒い粒子は砂鉄であり、それが壁のようになり残骸を食い止めた。同じlevel5である御坂に助けられたという事実にムカッときている麦野だが、実際あのままだと怪我だけではすまなかった可能性もあった

 

 

 

「絹旗!!フレンダ!!滝壺!!!なんでソイツを通したあぁ!!!!」

 

「超無理を言わないでくださいよ。磁力なんてどうやって防げっていうんですか?」

 

「第一物理的に止めようとしても足止めが精一杯な訳よ」

 

「私は教えたよ」

 

 

「チィッ!!使えねぇ!!!」

 

 

 

それでも気にくわないものは気にくわないのだ。アイテムの仲間に助けられるならともかく、年下のそれも生意気な小娘に助けられることが一番気にくわない

 

 

 

「何を意地を張ってるのか知らないけど、未知の力を使ってるんだから協力ぐらいしないと危ないわよ」

 

「ウルセェ!!!!ならてめぇは援護でもしてろ!!!!!」

 

「あんたはまたそうやって!!!

………もう~いいわよ、………本当に時崎がいないと話も聞いてくれないんだから………」

 

「あぁ??なんか言ったかテメェ?」

 

「何も言ってないわよ。さっさと片付けないとあのバカが追い付いて更に面倒くさくなるわよ」

 

 

 

文句を言おうとも正論だと理解しているからこそ麦野はイヤイヤと言いながら御坂を援護を要求する。この場所なら御坂は近・中・遠ともに全てをフォローできる。それほど使い勝手のいい能力だからこそ麦野より順位が上なのだろう。それも麦野にとっての気にくわないの一つである。

 

 

 

「話は終わったかしら?」

 

「別に待ってろなんていってないけど」

 

「そう」

 

 

 

するとゴーレムが突然に崩れ落ち、3等分に別れてさっきよりも小さなゴーレムが現れた。それでも麦野達より1.5倍の大きさ。そのゴーレムが二人に向かってきた。

それぞれが違う方向から攻めてきているが麦野の光線と御坂の電撃により一定の距離からはゴーレムが攻めきれられない状態が続く

しかしそれは麦野達も同じで攻撃の質量を上げすぎると簡単に地下街は崩落してしまうため、現在の攻撃以上のものが出せずにいた。

 

 

 

「麦野~私達も超手伝いましょうか?」

 

「これ以上余計なことをするんじゃねえ!!!」

 

 

 

完全に傍観側に入ってしまい暇を持て余している絹旗達は目の前の戦闘を見ながらウズウズしていた。戦闘狂ではないがあんな見たことのない能力を目の前にして自分の力を試してみたいという欲求が出てくる。それでも自分勝手に踏み出さないのは後から麦野の制裁や余計なことをして崩落をしないためでもある

しかしそんなことをお構いなしに自分の信念を貫く男がいる。その男は絹旗達の横を走り抜けまさに御坂に襲いかかろうとしたゴーレム一体を右手の拳で殴りかかった。するとまるで操られていた人形の糸が切れてようにゴーレムは再び瓦礫と化した。そしてそのまま麦野の前に立ちもう一体のゴーレムを砕く

 

 

 

「邪魔するんじゃねえ!!!」

 

「さっきこのゴーレムを撃ち抜くと同時に直線上にいるその人も巻き込もうとしたよな」

 

「ちょっ!!あんたなに考えてるのよ!!!!」

 

「間違って当たったら仕方ないでしょう」

 

「そんなことしたら、時崎がどう思うか分かってるのか?」

 

「………いくら闇から抜けても、そう簡単には変わらないわよ………」

 

 

 

あの日、時崎のお陰で殺しの仕事はなくなったがそれでもこれまでのことを無かったことなど出来はしない。それは麦野も時崎も分かっている。だけどそれでも背負わずにすみように時崎が手回しをしてくれたが、考え方はまだあの頃のやり方から抜け出せずにいる

 

 

 

「いや変わってる、そうじゃないと御坂と一緒に行動なんて出来ないしな」

 

「五月蝿かったから仕方なくよ……」

 

「それでも変わろうとしてるんだ、ここで戻ったらダメだ。だからもっと周りを頼っていいんだ、それは弱さじゃない、弱点でもない、自分にとって必ずプラスになることだ」

 

「……邪魔になるなら吹っ飛ばすわよ……」

 

「そんなの……」

 

 

 

するとまたしてもゴーレムが麦野を狙うが、背後からの衝撃により吹き飛ばされたゴーレムは上条の真正面を過ぎようとし、そこに右手の拳で叩きつける。崩れていくゴーレムと共に麦野の周りに集まったアイテムのメンバー

 

 

 

「超やってみないと分からないですよ」

 

「麦野の性格を知ってるからこそ私達じゃないといけない訳よ」

 

「頑張ろう麦野」

 

 

 

長年連れ添った仲間なら麦野がどうしてほしいか分かる。だからこそさっきまで一人で戦闘を任せていたがそれだけじゃない。サポートでもなんでも出来る。麦野の盾にだってなれる。

それが仲間だと………改めて分かった気がした

 

 

 

「………好きにしたら……」

 

「素直じゃないわね」

 

「麦野さんはこんな感じじゃないかったか??」

 

「五月蝿いわね、さっさと終わらせたかっただけよ」

 

 

 

すると「うふ、うふふ、うふふふふふふふ」とシェリーが笑いだし、しまいには片手で顔を押さえながら高笑いを始めた。そして一通り笑い終わったシェリーの表情は一気に冷たく鋭い目付きでこちらを見ている

 

 

 

「随分と仲がいいみたいだけど、これから殺されるのに怖くないのかしら??」

 

「誰が誰に殺されるって??」

 

「あんたは一体何者なんだ、なんで俺達を狙う?」

 

 

「自己紹介がまだだったかしら?

私はシェリー=クロムウェル、科学と魔術を棲み分ける為にきたの」

 

 

 

その言葉を聞いて上条以外なんの事だと疑問を持ったが、誰もそれについて聞くつもりはなかった。「魔術」という単語が何かしらの記号だと考えているからだ。だから上条も余計なことは言わないようにした

 

 

 

「私はどうしてもこの状態が許せない。だから貴方達には、この学園都市が()()()()()貴方達を殺して………()()()を殺したこの世界を壊す」

 

 

 

するとシェリーの足元に書かれた紋章のようなものが光始めた。いやそれだけではない。上条達の立つ足元や天井などに紋章が刻まれている

 

 

 

「一歩でも動くと貴方達の周りは崩壊する。さぁ大人しくサンドバッグになるか、抵抗して瓦礫に呑まれてゴーレム(エリス)の土台になるか」

 

 

 

ここでシェリーは間違いを起こしていた。いやそこにいる能力者達を舐めてしまっていた。たかが学生だと考えていたから脅せば命乞いをすると思っていた。

 

そう、それでいい。別に本当に殺すつもりなんてない。ただ科学と魔術を一緒にしない為に、ここにいる禁書目録(インデックス)が元の場所へ戻るように。2度と同じ悲劇を、エリスが死んでしまったあの出来事が起きないように、「戦争が起きそうになった」ということを知らしめるためにこうしてシェリーは行動を起こした。

 

だからシェリーは間違いを起こした。

そこにいるのは本気で他の人を、仲間を助けようとしているもの。そして目の前にいるシェリー(本人)さえも助けようとしているもの。だからこれから起きる事、信じられないと目を疑うことになるだろう

 

 

 

「………後は、頼んだぞ!!!」

 

「なっ!!?」

 

 

 

命がかかっているというのに上条が飛び出してきたのだ。まさかと来るとは考えていなかったがそれでも可能性もあると頭にあったお陰でとっさに反応が出来た。脅しだと思われないためにも目の前の幻想殺し(イマジンブレイカー)には悪いが………と上条の頭上にある紋章を発動させて瓦礫を当てようとしたが

 

 

 

「やらせないわよ‼」

 

 

 

御坂が上条の頭上にある紋章に向かって電撃を放つ。それによって紋章ごと崩れた天井の破片は上条の周囲に落ちてくる。だが紋章による瓦礫よりも断然に少ないため多少瓦礫が頭や体に当たろうともお構い無く走る上条

ならばと全ての紋章を発動させようとしたがすでに遅かった。御坂は電撃を、麦野は光線を、絹旗は窒素装甲(オフェンスアーマー)を、フレンダは爆弾を使って周りにある紋章を消していく

 

 

 

「やり過ぎないでよね!!!」

 

「んなこと分かってるんだよ‼誰がテメェと一緒に生き埋めになるか!!!!」

 

「喧嘩しないで超真面目にやってください‼二人が加減を間違えただけで崩落するんですから」

 

「まだ死にたくない訳よ!!!!!」

 

「みんな頑張れ」

 

 

 

さっきまで仲が悪かったというのにどうして互いを信じられるような行動が出来る!?どうして命がかかっているというのに行動できる!?どうして………

 

 

 

「どうしてこんなことになったのか知らないけど……」

 

 

 

気づいたときには幻想殺しが目の前にいた。その右手を握りしめて向かってくる。だからシェリーは自分の周りにある紋章を使って崩落させて更に地下へ逃げようとした。だが一足先に上条が姿勢を低くして紋章へその右手で崩落を阻止した。打つ手のなくなったシェリーは残りの、自分の(身体)で倒すことにした。蹴りあげた足を紙一重で避けた上条は

 

 

 

「………俺達の、この「世界を」壊さないでくれ」

 

「くっ!!! 死んでしまえ超能力者ァ!!!!」

 

 

チョークを持った手でシェリーは上条に向かっていく。

だけどもう分かっていた。自分が間違っていることに。

それでも抑えられないこの思いが、

エリスが死んでしまったことが、

再び同じ悲劇を生まないために、

この狂った世界を元に戻すために……

いや、それは、言い訳にしか過ぎないと知ったいた

 

ただ、1つの、憶い(友達)のために。

 

そのためにやって来たが、もう、知ってしまった。

この学園都市に来て、禁書目録を()()したのに攻撃しなかったのは、

あの子が幸せそうにしていたからだ。

だから………もう………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わったの?」

 

「あぁ」

 

「で、結局コイツは何がしたかったんだぁ?」

 

「きっと、守りたいものがあったからだと思う」

 

 

 

1つの戦いは終わった。

だがまだ終わりではない。

学園都市の問題が魔術師へと降り注ごうとしている。








上条さん、それでいいの!!?
………皆さんが言いたい言葉だと思います。
いつもなら相手の事を気にかける上条さんですが、周りに「魔術」というものに関わらせないように、ということでこんな感じのストーリーになりました。

まぁ今回はシェリーの元へ御坂達level5がいって戦闘したらというストーリーでしたので、上条さん変わりすぎ!!?には目を瞑ってください(笑)



…………あれ?あーくんまで来てないよね!?
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