とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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Episode06 大覇星祭とlevel5と
一時停止とレベル5と大覇星祭前にして、


数日後のお話である。

 

ここは運営委員会の会議室、数日後に開催される「大覇星祭(だいはせいさい)」について話し合いが行われていた。

大詰めを迎えているのかピリピリした空気の中、会議室にいる四人はある事について、

 

 

 

 

「本当に…例の案が通ってしまったんですか?」

 

「はい…学園都市のみならす全世界に配信されるのだからデモンストレーションも兼ねてトップクラスの能力者にやらせなさいと上層部が……」

 

 

「隠しても隠しきれない人格破綻者の集まりだぞッ!!!思いつきで決めやがって!!!!」

 

「やめるんだ。方針が定まった以上我々はそれに従うしかない。

それが我々に課せられた任務なのだから」

 

 

 

 

ホワイトボードに張り出されているのは学園都市のレベル5である名前。そう運営委員会に課せられた任務とは彼ら彼女らにデモンストレーションを行ってもらうというとんでもないものだった。

 

 

ということで、これからの話はレベル5との交渉となるのだが、「あの少年」が関わらないはずがない

 

 

 

 

 

…………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

「あーくん、もう少しで大覇星祭ですね」

 

「………そうかよ」

 

 

 

 

近くの自動販売機で購入した缶コーヒーを飲んでいる一方通行と一緒に歩いている時崎は、さっきまで妹達と一緒に買い物して最近芳川と一緒に黄泉川という警備員(アンチスキル)の家に住んでいるため送り届けた後だった。正直黄泉川の部屋だけでは人数が多いために隣に部屋を借りて(時崎の支払)半々に分かれている。しかしこの黄泉川の調理法は主に炊飯器であり芳川に至っては出来ないと来ているので、よく時崎が料理を作っているのだがこの話は後日に。

 

グビッと缶コーヒーを飲んでいる一方通行に対して時崎はいつものように、普段通りに、

 

 

 

 

 

「で、フォークダンスの練習はいつやりますか?」

 

「本当にてめェの頭は糞かァ!!!

フォークダンスの意味を知ッてから言いやがれッ!!!」

 

 

 

 

 

一方通行を怒らせるようなことを平然と話している。

 

 

 

 

「知ってますよ、失礼な

それにですね男女が必ずしないといけないなんて決まってませんので安心してください」

 

「どこに安心する要素があッたか、アァ?

第一に大覇星祭に誰が出るッて言ったかァ」

 

 

「出ないんですか?楽しいのに」

 

「ウルセェ、どうせあいつらの子守りをしないといけねェだろうがァ」

 

 

 

 

そう言いながらさっきまで一緒にいた妹達を思い浮かべている一方通行は、舌打ちしながら残り少ないコーヒーを飲み干す

 

 

 

 

「流石ですね、言わなくても進んでやる。あーくんの成長に僕は感動してます」

 

「………久しぶりだなァ……本気でテメェをぶッ殺したくなッたぞオオオオォォォォ!!!!!!」

 

 

 

 

飲み干した空き缶をベクトル操作により弾丸より速いスピードで時崎に向けて投げた。もちろんそんなものは時崎に効くはずもなく止められた。

 

 

 

 

「しかし短気なのはいけませんよ、コーヒーばかりではなく牛乳などでカルシウムを取らないと」

 

「母親かテメェは!!!!」

 

 

「あっ、牛乳で思い出したんですけど牛乳120%のアイスクリームが売ってあったんですが、20%はあれですかね、凝縮してますとか貴方の血も牛乳になりますよみたいなものですかね?」

 

「勝手に話題を変えておいて訳分からねェこというンじゃねエエェェェェ!!!!!!」

 

 

 

 

攻撃しても無駄だと分かっていても無意識に攻撃をしてしまっている。時崎の周りではゴミ箱や鉄筋やコンクリートの欠片や人や……………

 

 

 

 

「………あーくん、流石に人を攻撃物にするのは……」

 

「そんな肉の塊を使う分けねェだろう」

 

「それ僕にも当てはまりますよね」

 

「ウルセェ、それは見覚えあるから問題ねェよ」

 

 

 

 

そこに倒れていたのはスーツでサングラスをかけた中年。どうやら何かで頭を打ったのだろう軽く痙攣して気絶している

 

 

 

 

「お知り合いなら尚更問題ですよね」

 

「…実験の時のやつだぞ」

 

 

「なるほど」

 

 

 

 

それを聞いた時崎は中年の男の頬を二度三度叩いて起こした

 

 

 

 

「……お、お前は……くっ、おい一方通」

 

「帰ってください」

 

 

「ちょっ、ちょっとまて、俺は一方」

 

「帰ってください」

 

 

「話を最後まで聞けッ!!!

今日の俺は大……………」

 

 

 

その瞬間に中年の男の口を時崎の右手で塞いだ。すぐにその手を離すが中年の口が一時停止により開かなくなってしまった。

 

 

 

 

「さて、まだそんなバカなことを考えている人がいたんですね。いけませんね、これはきちんと教育しないといけません。ということであーくん、僕はこれからこの人に色々教えてきますので今日はここで帰りますね」

 

「あぁ、やり過ぎるなよ」

 

 

「大丈夫ですよ、次に口を開くときは人のためにしか言えない善人者になってますから」

 

「………洗脳してるじゃねェか………」

 

 

 

 

違いますよと言い中年の男を引きずりながらその場を去っていく時崎。そしてその男の表情は真っ青になっていたが特に気にすることなく一方通行もその場を去った

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

「ええっ!?無理なんですかっ!?」

 

「はい。今回はちょっと」

 

 

 

 

 

ここはときわたとき常盤台中学校の客室。

そこでは運営委員会の女の子が担当者にデモンストレーションの話を持ってきたのだがまさかの否定。

しかし簡単に引き下がる訳にはいかない。第三位は他のレベル5の中でも「まとも」だと思っていたからだ

 

 

 

 

「で、ですが御坂さんはロシアでのデモンストレーションの経験もありますし、非公式ながら『幻想御手(レベルアッパー)』事件の解決にも尽力されたと耳にしてます。

名実ともに学習の顔として申し分ないかと……」

 

 

(だからなのですけどね………)

 

 

 

 

知名度が上がれるに従って御坂の不名誉な目撃情報が次々と出てくる。

自動販売機を蹴ったり、男子高校生を追いかけ回したり、公園で複数の人達と言い合ったり、極めつけが他のレベル5と共に行動していたこと。まともだと思われていたのに自分から進んで行動しているようだという……

 

 

もともとかた型破りなところも御坂、なのに噂話やマスコミの演出が先行してイメージが美化され過ぎている

 

 

 

「(今はこのような場に出すのは彼女のためによくないでしょう)今回は辞退させていただく方向で……」

 

「そ、そんなぁー」

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

「スミマセン、力及ばず………」

 

「いや安全牌だと高をくくった僕の責任だ」

 

 

「第一位を任せたネゴシェーターは何故か善人になりすぎて全財産を寄付したと聞く」

 

「な、何をしたらそんなふ風に変わるんですか……」

 

 

「そういえば山根くんの姿が見えないが………」

 

「現在第六位と接触を図ってます」

 

 

「」

「」

 

 

「スミマセン!!八方手を尽くしたのですが影も形も掴めず…」

「ああ、うん。そこはそんな気がしてた」

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

「トモルン、もう体調はいいんですか?」

 

「まぁな、ってかこれからどこに行くんだにゃ~」

 

 

 

 

軽い感じで言っているが未だに傷が治ってない。それは時崎も知っているが本人が大丈夫と言っている以上詮索しないことにした

で、いま二人が向かっているのは

 

 

 

 

 

「ここです」

 

「こ、ここは……」

 

 

 

 

そこは高級感漂うメンズ洋服が並ぶお店だった。どうしてこんなところにと思う土御門をよそに時崎はお店の中に入っていく

とりあえず付いていくことにした土御門だが場違いな雰囲気に早く抜け出したいと付いてきたことに後悔している。お店の奥にいくと時崎は試着室の前で立ち止まっていた。

 

 

 

 

「何を…」

「しっ、静かに」

 

 

 

連れてきておいて何を言っているんだと思ったが、その直後目にしたそれで納得してしまった。確かに黙ったほうが良かったと。試着室の扉が開くとそこには真っ赤なスーツにサングラスに高級腕時計にブランド物の靴を身にまとった

 

 

 

 

 

「お、お前ら……」

 

「派手ですね」

 

「派手だな」

 

 

 

 

バッチリ決めて試着室から出てきたのは垣根。目の前にいるまさかの二人に驚いている。

 

 

 

 

「ホストですね。学園都市の夜はこの帝王(てーとん)が支配するですね」

 

「それじゃ俺はドンペリを一本」

 

「何しに来やがったテメェらあああああぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

 

見て見ぬふりなんてこの二人が出来るわけもなく、案の定バカにされた垣根は手に持っていたこれもまた高級なバックを投げつけた。

 

 

 

 

「もう少しで大覇星祭が始まります。ですからてーとんにも参加してもらおうと」

「んな下らねもん参加するかあああぁ!!!それをいうためだけに来たのかテメェは!!!??」

 

 

「下らなくないでしよ。僕とトモルンとてーとん三人で「障害物三人四脚リレー」に参加するんですから」

 

 

「ふざけるなあああああぁぁぁぁ!!!!」

「何勝手に俺も入れてるんだにゃー!!!

っか二人三脚じゃなかったかにゃぁ!!!」

 

「問題ありません、はい、練習しにいきますよ。大丈夫ですよ、てーとんの在籍は僕と同じ学校に変更してますから」

 

 

 

「何してやッ!!クッ!!?体に一時停止かけんな‼引っ張るな!!!!折角買ったスーツがあああああぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

「こんな化け物と一緒だなんて嫌だにゃ~!!!!!」

 

「二人とも五月蝿いですよ」

 

 

 

 

すると垣根の携帯が鳴り出したが一時停止により動けないため、変わりに時崎が電話に出ることに

 

 

 

 

「もしもし、てーとんは今から練習に没頭しないといけませんのでご用件は全てキャンセルです」

 

「ちょっ、誰だお前ッ!!!」

 

 

「始めまして、てーとんのマネージャーです」

 

「堂々と嘘をつくなあああぁ!!!」

 

 

「てーとんに自由があるとするなら、僕が満足出来る事をてきぱきとこなして貰わないといけません。ということで失礼します」

 

「まッ!!!」

 

 

 

 

容赦なく電話を切る時崎はそれを垣根のポケットではなく自分のポケットに入れて

 

 

 

 

「さぁ、やりますよ。100㍍7秒切るまで帰しません」

 

「「出来るわけないだろうがあああああぁぁぁぁ!!!!」」

 

 

 

 

出来ると信じきっている時崎は文句を追い続ける二人を引きずりながらその場を去っていった




後半戦入ります‼
一つにまとめようと思ったのですがストーリーを書きながら「これもあれも書きたいと」欲が出てしまいました(笑)
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