超超超超超超超超超超超超超超お久しぶりです!!!
三年、四年ぶりです!更新です!
アニメを見てやっと更新するようになりました。
……長かったぁ~。途中で話をどう進めようかと悩んでいるうちに他の作品に手を出してしまい、ここまでズルズルと……
こうして更新しましたが今度はいつになることやら。
多分、新作の小説が読み終わったぐらいかな?
……すみません。もっと頑張ります。
僕の作品、"ワンピース"を読んでいる方からすればこちらの"ハジメ"と向こうの"ハジメ"は大分印象が違うと思います。
正直、こっちの"ハジメ"のほうが大いに暴れてくれるので大好きなんですが、話を進めるにはあっちの"ハジメ"がやり易いんですよね。
まぁ、ずいぶん勝手なことで更新が遅れましたがこれからもどうぞよろしくです。
それではいきましょう。どうぞ!
結論から言おう。圧倒的と。
結局時崎の指示の元独壇場になった棒倒し。
麦野達アイテムで、というか麦野と絹旗が左右に分かれ、相手チームを挟んで能力使いまくりして相手の能力を完全に封じ込めて、垣根の未元物質で相手の棒を強引に押し倒すという暴挙をやり遂げた。
もちろんそれだと簡単に終わるので、2度と逆らえないように徹底的に恐怖を叩き込むというオプションもつけて。
ということをしたのでもちろん。
「何をやっているんですか時崎ちゃんはッ!!!!」
ちっちゃい先生はご立腹です。
そして安定感のある時崎は
「えっ。優越感に浸っている人達に現実というものを教えたんですけど?」
「いま正に現実逃避してますよッ!!!!」
そういって小さい先生はさっきまで自分のいた観覧席を指差した。するとそこには隣で大層自信満々にしていた先生が泡を吹いていた。
「どうするんですか!!?もうトラウマになってるんですよ!!」
「するためにしましたから、満足です」
「ちゃんと私と会話してくださいッ!!」
「してますよね?」
もうッ!!ムキになっているが時崎にそんなことを説いても無駄だとこんな風にやった実行犯達はこう思った。
「大体、俺達がここにいる時点で破綻してんだよ」
「珍しいわね。あんたと意見が合うなんて」
「あんなに舐められたら超気合いが入るってわけですよ」
「ということで、気にしないで下さい」
「…皆さん………やり過ぎですッ!!!!!」
結局小萌先生からガッツリ怒られる羽目になった。
そのあと「これは夢ですよー」と暗示のようにかけたので選手や先生達は正気を取り戻したが、その後の競技ハジメ達をスクリーンなどで見てしまうと発狂してしまうのは仕方ないとしよう。
「で、出番、ねえぇ……」
ちなみに、当麻達は終始ポカーンとしていたという。
あるわけがない。時崎がここにいる時点で。
…………………………
「やり過ぎよあんたらッ!!!!」
「ぎゃぁぎゃぁとうるせぇ。時崎に文句をいえ」
「そうよ。第一、時崎に逆らったら面倒くさいのよ」
「むしろ私に色々命令してもいいんだぞ☆」
「あんたは黙ってなさい食峰ッ!!」
スタンドから見ていた御坂達と合流したのだが真っ先に怒られた。
特に理不尽とか、面倒くさいとか考えず、時崎の中では
「知ってましたかみーちゃん。
こういうイベントは普段
「ちょっとまって。前提がおかしいわ」
「僕はですね。もっとlevel5の皆さんが仲良くなればいいなと思ってます。そのための架け橋に、僕はなりたいんです」
「知らないわよッ!!!!というか私まで巻き込むなッ!!!!」
「いやです。あーくんは今回ちゃんと保護者として役割をまっとうしてもらわないといけないので。その分皆さんに回ってきます」
「はぁっ!!?」
「なにで私まで巻き込むのよ!!!」
「第一位の分まで回すなッ!!!!」
「私は時崎さんのためなら仲良くするんだぞ☆」
「「「お前はマジで黙ってろ」」」
何気なく喋っているがここにlevel5の7人中、四人もいる。
会話の中では第一位の一方通行を含めれば五人。
そんな集まりがあるだけでも発狂ものなのに、その輪の中の中心に時崎がいる。
それを離れたところから当麻が遠い目で見ていた。
「……なんか、本当にとんでもねぇな……」
「何いってるのかな?ハジメは元々だよ」
そんな集まりの中をある1人の女の子が駆け寄ってきた。
「み、御坂さん!」
「
その子は御坂や食峰と同じ体操服を着ており、手には扇子を持って御坂の所まで息を切らして走ってきたのだ。
「さ、探しておりました…もうすぐ私達の番ですわ」
「ご、ごめん!!もうそんな時間だったんだ!!」
二人が出る競技。二人三脚。
そのためにこれまで練習してきたのだ。
頑張らないと。と改めて気合いを入れて
「それじゃ私はいくわよ」
「頑張ってください。僕は三人四脚に出ますので」
「………そんなのあったかしら?」
「ねじ込みました」
「………き、聞かなかったことにするわ。行きましょう婚后さん」
「よ、よろしかったのですか?」
「むしろアイツに極力関わらないほうがいいわ。
特に婚后さんは今まで通りにいてほしいの」
「は、はぁ……」
よく分からなかったようだが時間もないため御坂と一瞬に会場へと向かう。
失礼ですね。一言発した時崎は改めて向き直して
「では行きますよてーとん。三人四脚です」
「ふざけんなッ!!マジでやる気だったのかてめぇ!!!」
「当たり前ですよ。練習しましたよね」
「悪ふざけだったろうが!!!」
「ふざけてませんよ。想定した内容にそってやっただけです」
「それが
「最悪を想定して行うことが、本当の最悪を乗り切る。
って、誰かが言ってました。」
「そのフレーズ好きだなオイ!!」
文句ばかりいう帝督を無理やり引っ張る時崎。
「さぁ、行きますよ。あとトモルンを見つけましょう」
「ふざけるなッ!!!!てめえらこいつをどうにかしろッ!!!!」
「いやよ。私は大人しく他の競技に出てくるわ」
「超青春してますね麦野」
「なんだか女の子みたいって訳よ!」
「てめぇら…消し炭にするぞ!!!」
「……じゃぁね……」
アイテムもこれ以上関わらないようにしようと積極的に競技に出ることにした。それに便乗して当麻もここ場から立ち去る。
残されたのは食峰だが
「さぁ行きましょう!時崎さんの勇姿を見ないと!」
「第五位!てめぇまで!!!」
「観念してくださいてーとん」
誰も止めるものはいない。
というか、時崎を止めるやつがここにいない時点でアウトだった。
…………………………
「どうしたのアナタ?」
「………なんでもねェ……」
なんとなく時崎が暴走してるなと感じ取った一方通行。
しかしいつものことかと気にするのを止めた。
毎回毎回、時崎を止める側に回る一方通行だがそれでも止まらないことの方が多い。むしろ止める身にもなってみろと時崎のことをlevel5の面々に預けたが
(……間違いなく暴走するだろうなァ……)
分かっていながらも
目に写ったものに片っ端から突撃する打ち止めに苦労しているがまだそっちのほうがいいと思えるぐらいに……
「ねぇねぇ」
「なんだ?もうアイスは買わねぇぞ」
「それはまだ欲しいけど違うの。ってミサカはミサカはウルウルと涙目でアナタにおねだりをしてみる」
「じゃなんだァ?」
「あれってあの人じゃないの。ってミサカはミサカはアナタの親友に対して指差してみる」
打ち止めが指す方には大きなモニターがありそこに映し出されたのは、真ん中に時崎、右に帝督、左に土御門。それぞれの足をロープのようなもので繋いでスターラインに並んでいた。
『さぁ超注目の選手です!!!
なんとあのlevel5の第二位である垣根帝督が出場しております!そしてその相棒としているのが更に注目の選手!!!
あのlevel5の第五位である食峰操祈が猛アピールされた相手時崎 一だああああああぁぁぁぁ!!!!』
その瞬間、流石の一方通行も驚き持っていたコーヒー缶を落としてしまった。あれだけ目立つことが出来なかったやつがこうして"テレビに映っている"のだ。
たった一人、一方通行だけしか見えなかった。
それから少しずつ色んな人に見えるようになりそして今。
『どうやら僕に対する負の感情が僕を見えるようにしたみたいですね。道理で周りからの視線が痛いわけです』
『な、何でそれに俺まで巻き込まれてるのかにゃ~……』
『こうなったら意地でも勝ってやるッ!!!!』
『物を投げないでください!!!そこ応援旗が大き過ぎます!!!!』
まさにカオス。
食峰が選手宣誓であんなことを発言した為にこの三人四脚の名簿に時崎の名前が乗っていたことを知ったもの達がここに集まってきたのだ。そしていまその時崎に向けていろんな物を投げている。罵声をあげている。呪いをかけようとしている。
で、更に追い討ちをかけている真似をしているのが食峰。
スターラインの、時崎が一番見える位置を派閥の者に席どりさせて、横断幕を掲げ、応援旗を振りながら「頑張れ時崎ッ!!!!」と他の誰よりも大きい声で応援している。
そしてそんな注目の的である時崎は相変わらず表情を一切変えずに手を振り、土御門や帝督は時崎のとばっちりを受けて空き缶やナイフなどを捌いていた。
そんなのが映っているのをジィーと見つけて一方通行は
「……アイス、食うのか?」
「いいの!!ってミサカはミサカは急に優しくなったアナタに驚いてみたり」
「あんなの見るよりてめぇを世話したほうがましだァ」
「そんなこといってちょっと寂しいでしょう。ってミサカはミサカはあの人が取られて落ち込んでいるアナタを励まそ…イッテテテテテテッ!!!」
「ウルセェ。いくぞォ」
寂しいというよりも…
と、一瞬でも考えた自分をアホかと考え直してアイスが売っている店へ向かうことにした。