とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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どうも。
久しぶりに書きましたが……あれ、この展開書くまでにこんなにかかったのか……しょうがないね(笑)

ではどうぞ。





一つが終わっても、まだ終わらない。

変わり果てた姿の御坂がそこにいた。

周りは瓦礫と化し、そこには上条当麻、一方通行、削板軍覇の3人が立ち向かっており、そして最終局面に入っていた。

 

御坂の電撃が、広範囲の電撃が上空と地上へ、地上から上空へ同時に流れ初めて、その電撃が3人に向けて走ってきた。

 

「こいつは、任せろッッ!!!!!」

 

どんな理屈か分からないが両手に力を、いや、全身で何かを掴んで止めるかのように力を込めた削板。するとその電撃が何かに抑えられているかのように電撃が止まった。

しかしその瞬間に削板の両手の皮膚が裂けて血が

 

「そ、削板ッッ!!!!」

「いいから走れッッ!!!!!!」

 

その怒号に上条は唇を噛み締めながら走る。

真っ直ぐに御坂に向けて走る。

 

しかし今度は細かい鉄くずが上条に向けて四方八方から飛んでくる。

上条の右手では磁場や磁気などは消せても元々の鉄くずを消すことは出来ない。

 

それを分かっていたかのように一方通行が鉄くずを処理しようとするが、いまの御坂の力は"能力"とは違う。ベクトルは"向き"を理解しないといけないがこれは知らない"向き"がある。

 

完全に軌道を外す事が出来ずに鉄くずの一部が上条を襲う。

 

「ッッ!!!!!!」

 

ギリギリに引き付けて避けた上条だが、無様に転び、すぐさま立ち上がれない。その間にまた鉄くずが……

 

「何してやがるッッ!!!!!」

「ッッ!!だ、第二位!!??」

 

「さっさと終わらせろッ!!!こっちはアイツのパシリじゃねえんだよ!!!!!!」

 

上条と鉄くずとの間に羽根を生やした帝督が現れて、その羽根で鉄くずを受け止めた。しかし何重にも重ねた羽根なのに鉄くずは帝督の身体から最後の一枚まで届いていたのだ。

ただの鉄くずにそんな力はなく、いくらスピードがあっても重ねた羽根を貫くなんてことは……

 

その時一方通行がマトモに向きを変えれないことを、帝督がマトモに防御できていない所をお互いがお互いを見て

 

「随分と柔らかい羽根だなァ」

「ハエの追い払い方を忘れたか」

 

と憎まれ口を叩いて、またお互いにキレて

 

「テメェよりかマシだって事を見せてやるぜエエェェ!!!!!」

「テメェより能力が上だと分からせてやるぜエエェェ!!!!!」

 

上条を守る。というよりどっちが優れた能力かという不毛な戦いが始まった。忘れているかもしれないが一番は一時停止だという事を頭から切り離しているかのように見える。

 

(と、とにかくこれならッッ!!!!)

 

手が届く。

もう御坂の目の前まで来た!!

 

………………………………………

 

(………なに、これ……)

 

真っ暗な場所で御坂は目覚めた。

突然意識が飛んで、それからの事が思い出せない。

そしていまこの状況にもうまく反応出来ない。

 

完全に意識が戻っていないのはすぐに分かった。

自分が見ている景色が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そしてその映像に、上条当麻が映った。

必死な表情でこっちに向かってくる。

あの表情は、誰かを助けるための表情だ。

 

一体誰を。誰を助けたくて……

もしかして……私を……

 

そう感じた瞬間に、劇的に何かが変わった。

何かを意識したからではなくハッキリと分かる。

外界から何かが起きていまその影響を受けていると。

 

何かが変わったせいで私ではない私が制御出来ないと感じた。

その制御の暴走が目の前の上条を傷つけることになるとすぐに理解して制御しようとした。

 

しかし()()()()()()()()()()()()()()()()()()

中身と側が違うかのように全く制御が出来ないのだ。

このままだと御坂を助けようとする上条が

 

(やめて!!!!いまの私は私を制御出来ないのッッ!!!!!!)

 

しかしその声は届かずに上条の右手が御坂に触れた。

 

………………………………………

 

「いいんですか壊しても??」

「ええ。もうこれは必要ないんだぞ☆」

 

時崎と食蜂の目の前には "外装代脳(エクステリア)"があった。これが今回この事件を引き起こした原因の1つ。

"エクステリア"に登録された人間は能力者だろうと能力開発を受けてない一般人だろうと『心理掌握』の行使力を得る。

 

そして『才人工房』は元々天才や偉人級の人間を人工的に生み出すことを目指した研究機関だったが、食蜂操祈の力に目が眩んで偉人を造るよりも偉人を洗脳した方が早いと短絡した研究者たちが開発したのが"エクステリア"

 

都市伝説のサイトになった『能力を発生する機械』は、そもそも正確には『機械』じゃない。食蜂操祈の大脳皮質の一部を切り取って培養・肥大化させた巨大脳、それが"外装代脳(エクステリア)である。

 

しかし今の食蜂にはこれはもういらない。

むしろこれがあったからこそ時崎とのデート??が邪魔されたと怒っているので本気で破棄する気である。

 

「それならいいですけど、これ簡単に壊れますか??」

「そこなのよね~観測史上最大値の5倍の地震力にも耐えられる設計なのよね〜」

 

だから破壊するにもその手段がない。

しかしこのままにするわけにはいかない。

 

(それに下手に叩くと巨大脳のダメージが"心理掌握(メンタルアウト)"保有者に跳ね返ってきて廃人になりかねないのよねぇ")

 

それを避けるための自壊コードは幻生が持っている。

そしてその幻生は食蜂が衝動的に叩き倒したのだ。

気絶している幻生から自壊コードは奪えない。

もしかしたら記憶ではなく記録があるかもしれないが

 

(そんなことしてたらきっと御坂さんが間に合わないわよねぇ……)

 

正直御坂がどうなってもいい。

いいけどその変わりきっと時崎が悲しむ。

そんな悲しむ顔は食蜂が見たくないのだ。だから助ける。

助ける理由としてダメかもしれないが助けるのだ。

 

(だから……ッ!!!)

 

やることは自らの手で……

 

「ダメですよ操祈さん」

 

時崎にバレないようにリモコンを扱おうとしたところをその手で止められた。表情も変えないようにしていたのに……

 

「……なんのことかしら??」

「分かりますよ。操祈さんのことですから」

 

「ッッ!!!!でもこんなのがあったらッッ!!!」

「ですから()()()()()()()

 

「えっ??」

 

パッとエクステリアの方を見ると周りの機器がすべて停止。

容器に入っている巨大脳もまるでホルマリン漬けのようになっている。

しかしそれだけのダメージを負っているのに自身にダメージが跳ね返ってきていない。

 

「操祈さんへのダメージも止めました。

まぁ、どれぐらい止めないといけないのか分かりませんけどこの様子だとこの巨大脳もすぐに機能停止しますよ」

 

そう、そうだった。

時崎には一時停止(サスペンド)がある。

あらゆるものを一時停止させる。それが能力だろうが機械だろうが……

 

覚悟していたのに全部良い所を持っていかれた。

でもそれが時崎だからいい。時崎だからいい。

 

「ううぅーーん………流石!!!私の王子様だぞぉ☆!!」

「……向こうは、どうなったんでしょうかね……」

「そんなことどうでもいいんだぞ☆」

 

もちろんそんな言葉、食蜂に届くわけもなく、思いっきり時崎に抱きつく食蜂だが、時崎も時崎で普通にしている。

こんな二人だから何もなく終わったのかもしれない。

 

そしてエクステリアが破棄されたことで御坂の制御が、全く出来なくなってしまったことに時崎も食蜂も気づいていない。

そう、まだ全てが終わっていないのだ。

 

………………………………………

 

上条が御坂に触れた瞬間、拒絶反応が起きたようにその右手でも能力が消えることもなく、そして………

 

「ッッ!!!!! 」

 

右手が宙を舞った。

上条の身体も弾き飛ばされたが、右手は、右腕は上条の身体から切り離されて飛ばされたのだ。

 

「「「ッッ!!!!!??」」」

 

全員がその光景を見ている。

そしてそれを行った、いや、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

(い、いや………)

 

あってほしくない光景。

自分がやってなくても"私"がやったのだと。理解した。

もう嫌だと、こんな思いをしたくないと……

 

目を伏せてしまいたい光景の中、上条の切り離された右腕の部分から何かが蠢き出した。

白い何か。いや、あれは………

 

(な、なに、あれ……)

 

切り離された右腕から出てきたのはドラゴン。

それも一体ではなく何体も現れて出てきたのだ。

それが御坂に向けて飛んできて、制御出来無い能力そのものを食べるかのように噛みつき出したのだ。

 

そしてあっという間におぞましいかったその能力が消え去り、そこから御坂が………

 

「…………えっ??」

 

能力から開放されてすぐの御坂の声はなんとも弱々しかったがハッキリと聞こえた。

どうしてドラゴンが出てきたかは分からないが、御坂の暴走した能力は消えたのにまだドラゴンは消えていない。

それどころかある方角へ向けて全てのドラゴンが移動しだしたのだ。

 

「……おい、あっちは」

「チィッ!!!クソがッッ!!!!!」

 

垣根も一方通行もそこに何かがあるか分かった。

どんな理屈でさえあのドラゴンは脅威になるものを消し去ったのだ。そしてもう1つ脅威になるものがある。

 

全てを止めることが出来る()()()()()()()()()()の元へ。

 

そしてその日、未確認の物体がとある施設を遅い跡形もなく消し去ったという。中にいた人も誰一人見つからないまま………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という都市伝説を流しておいてくださいティア」

「了解でーす!!!」

「……アホらしいィ……」

 

もちろん時崎が消えるわけがない。食蜂も幻生も生きてる。

その施設にいた人達は食蜂の能力によって全員避難し、幻生は黒子に引き渡しておいた。

 

その後施設から出たあとに時崎だけ残り施設にかけていた一時停止を解くとドラゴンが施設を壊したのだった。

つまりあのドラゴンでも一時停止の前では無意味だった。

いや、上条から離れすぎていたために効果が薄れたのかもしれないが結局そのドラゴンは消えて上条の右腕も元に戻り確かめる術はなくなった。

 

そして看取と食蜂はドリーに会いに行っているためにこの場にはいないが、まだ大覇星祭は終わっていない。

 

「さぁお昼ですね。何を食べましょうか??」

「あれだけの事があったのに呑気だな……」

 

「気にしていたら負けですよ。まずは屋台を全制覇ですかね」

「それ私も連れて行ってほしいんだよッッ!!!!!」

「いいですよーとんまは家族と食べてください」

「本当に……助かるぜぇ!!!!!」

 

「はいはい。今日は気分がいいからタダでいいですよー」

 

「ねぇねぇアナタ。何かあったの??ってミサカはミサカは質問してみたり」

「うるせェ。あんなもんの説明なんか誰がするかァ………」

 

 

そして時崎、一方通行、インデックス、最終個体(ラストオーダー)というまた変わった4人組が屋台の食料を食べ尽くしたという新たなる都市伝説が出来たとか出来なかったとか………

 

「本当にコーヒーだけなんですねあーくん」

「うるせぇ」

「だからそんなに細いんだよ。いっぱい食べないと!!!」

 

「お前らみたいな化け物と並んで食えるかッッッ!!!!!!!」

 

「私もいっぱい食べるー!!ってミサカはミサカはガツガツ食べ物を口に放り込んでみる!!!!!」

「影響されてるんじゃねェよバカが………」






さて、とりあえずは終わったけどまだやることがあるよね。
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