遊戯王IS〈インフィニット・ストラトス〉   作:LAST ALLIANCE

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23話の投稿になります。久し振りのデュエル回となります。

前回の前書きで記しましたが、今の小説を続けるべきか。それとも新しい小説に移行するべきかどうかの意見を募集しています。
コメントの方は最新の活動報告の方にお願いします。

さて今回は新しく出た儀式テーマの【ドライトロン】と、先日強化された【トゥーン】の対戦になります。お楽しみ下さい。


TURN23 純一の新たなる力! 【ドライトロン】VS【トゥーン】★

「思っていたよりけっこう人集まったな」

 

「お昼の放送で宣伝した効果がありましたね」

 

「そのようだな。さぁ撮影の準備も出来たし、そろそろ始めるとしよう。これは只の同好会のアピールじゃない。学園の皆を楽しませ、少しでも元気づける為の行いだ。僕達も楽しんでやっていこう」

 

 IS学園生達の進路先が狭められてお先真っ暗になりつつある中、『カードターミナル』IS学園店ではこの日の放課後にとある事が行われようとしていた。

 そこには楯無・簪の更識姉妹と虚・本音の布仏姉妹、新聞部の副部長の黛薫子の姿もあり、純一と俊介を見守るように十数人の女子生徒が集まっていた。

 カードショップの対戦スペースの一角。そこでは『遊戯王』同好会、『チーム・サティスファクションズ』の動画撮影が始まろうとしている。楯無達はそれを観戦する為に来ていて、純一と俊介も自然と緊張した表情となっている。

 この日のお昼の放送で宣伝を行っていた事もあって、それなりの数の一般生徒が観戦しに来ている。真耶等の教員も知らない間にそこにいた。

 動画撮影の為のカメラを覗き込むナタリアと薫子が、店内に備え付けられているモニターに映し出されている盤面の広さや明るさを調整していく。2人が調整完了の合図を出すと、純一と俊介は深呼吸をしてから撮影開始の合図を出した。

 

 

 

「せ~の!」

 

『デュエル・サティスファクションズ!』

 

「動画をご覧の皆様、初めましてこんにちは! 『チーム・サティスファクションズ』リーダー、黒田純一です! このチャンネル、『デュエル・サティスファクションズ』では『遊戯王OCG』のフリー対戦の様子をお見せしたり、新しく発売されたパックで登場したテーマや強化されたテーマを対戦を交えて紹介していきます」

 

「初めまして! 副リーダーのナタリア・スアレス・ナバーロです! 我々『チーム・サティスファクションズ』はIS学園の『遊戯王』同好会です。『遊戯王』が大好きな人や、満足したい人で『遊戯王』を楽しむ事が活動内容です」

 

「皆さんこんにちは! 『カードターミナル』所属、『チーム・サティスファクションズ』の編集担当兼アドバイザーの今村俊介です! 第1回目の対戦は『チーム・サティスファクションズ』の男同士、最強決定戦と行きましょうか!」

 

 『チーム・サティスファクションズ』の対戦動画。その最初は純一と俊介の対戦。男性同士で、同好会最強を決める決定戦と言う熱い対戦カード。

 

「対戦に入る前に使うデッキを紹介します。僕が使うのはこの前発売された『デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズ』で登場した新時代の儀式テーマ、【ドライトロン】! これまで在りそうで無かった機械族の儀式テーマで、高い攻撃力と制圧力が特徴! それに汎用性も高くて個人的に次期環境入り候補の1つだと確信しています!」

 

「ここから先はMr.今村に代わり、ペガサス・A・クリフォートでお送りしマ~ス! ミーが使うのは、先日発売された『WORLD PREMIERE PACK 2020』で強化された【トゥーン】デッキ!」

 

「それでは対戦の方に移ります!」

 

 お互いに自己紹介と挨拶を行うと、純一と俊介は自分のデッキをカット&シャッフルを行った後、お互いのデッキを相手に渡して更にデッキをカット&シャッフルを行う。先攻はじゃんけんに勝利した俊介が取った。

 そして対戦の準備が整った事を確認してデュエル!と言う掛け声と共に、『チーム・サティスファクションズ』活動開始を告げる初デュエルが始まった。

 

 

 

・1ターン目

 

「ミーのターン! スタンバイフェイズ。メインフェイズ行きマ~ス! 手札から《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》を通常召喚しマ~ス!」

 

「はいどうぞ……駄目だ。あまりにも似すぎて笑いが止まらない……誰か助けて……」

 

「純一ボーイ、真面目にやりなサ~イ! 効果を発動しマ~ス! このカードをリリースして、デッキからレベル7以下の《レッドアイズ》モンスター、《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》 を特殊召喚しマ~ス!」

 

 俊介が物真似をしているペガサス・J・クロフォードが余りにも似過ぎている為、純一は笑い過ぎてお腹を抱えている。

 隣のナタリアだけでなく、観戦している楯無達も大笑いしている為、動画に笑い声が聞こえているのはご愛嬌。

 

 

伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)

効果モンスター

レベル1/闇属性/ドラゴン族

ATK/0 DEF/0

《伝説の黒石》の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれ1つしか使用できない。

(1):このカードをリリースして発動できる。

デッキからレベル7以下の《レッドアイズ》モンスター1体を特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地のレベル7以下のモンスター《レッドアイズ》1体を対象として発動できる。

そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。

 

 

「《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》の効果を発動しマ~ス! 手札からトゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚出来マ~ス! 《トゥーン・ブラック・マジシャン》を特殊召喚しマ~ス!」

 

 

《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》

トゥーン・効果モンスター

レベル7/闇属性/ドラゴン族

ATK/2400 DEF/2000

(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。

(2):自分フィールドに《トゥーン・ワールド》が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。

(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

手札から《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》以外のトゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

 

 

「《トゥーン・ブラック・マジシャン》の効果を発動しマ~ス! 発動コストとして手札の《トゥーン・サイバー・ドラゴン》を捨て、デッキから《トゥーン》魔法・罠カード……《トゥーンのしおり》を手札に加えマ~ス!」

 

「それが新規カードか!」

 

「Yes! 純一ボーイ、貴方に新しいトゥーンの恐ろしさをお見せしマ~ス!」

 

 

《トゥーン・ブラック・マジシャン》

トゥーン・効果モンスター

レベル7/闇属性/魔法使い族

ATK/2500 DEF/2100

(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。

(2):自分フィールドに《トゥーン・ワールド》が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。

(3):1ターンに1度、手札から《トゥーン》カード1枚を捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキから《トゥーン・ブラック・マジシャン》以外のトゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

●デッキから《トゥーン》魔法・罠カード1枚を手札に加える。

 

 

「魔法カード、《トゥーンのしおり》を発動しマ~ス! 《トゥーン・ワールド》のカード名が記されたカード、こちらも新規カードの《トゥーン・テラー》を手札に加えマ~ス!」

 

「サーチカードか……強い!」

 

 

《トゥーンのしおり》

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):《トゥーンのしおり》以外の《トゥーン・ワールド》のカード名が記されたカードまたは《トゥーン・ワールド》1枚をデッキから手札に加える。

(2):自分フィールドの《トゥーン・ワールド》が効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

 

「では満を持して発動しましょう。手札からフィールド魔法、《トゥーン・キングダム》を発動しマ~ス! このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外しマ~ス!」

 

「発動コストが重過ぎる……」

 

 

《トゥーン・キングダム》

フィールド魔法

(1):このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外する。

(2):このカードはフィールドゾーンに存在する限り、カード名を《トゥーン・ワールド》として扱う。

(3):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない。

(4):自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに破壊されるモンスター1体につき1枚、自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる。

 

 

「《トゥーン・キングダム》はフィールドゾーンに存在する限り、カード名を《トゥーン・ワールド》として扱いマ~ス! つまりお互いのフィールドに出されたカードは全て《トゥーン》カードとなり、《トゥーン》モンスターは《トゥーン》モンスターでしか倒せなくなりマ~ス!」

 

「それは原作効果! OCG効果にはそんなチートはない!」

 

「純一ボーイ、これは只のジョークデ~ス! 細かい事を気にしない時が世の中ありマ~ス! カードを1枚セットしてターンエンドしマ~ス!」

 

 

 

今村俊介(ペガサス・A・クリフォート)

LP:8000

手札:1

フィールドゾーン:《トゥーン・キングダム》

EXモンスターゾーン:なし

メインモンスターゾーン:《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》、《トゥーン・ブラック・マジシャン》

魔法・罠ゾーン:セットカード×1

 

 

 

・2ターン目

 

「(今セットしたカードはさっきサーチした《トゥーン・テラー》に間違いない……)いや~まさか1ターン目からぶん回すとは流石ペガサスさん! でも僕も負けてられない! 僕のターン! ドローフェイズ、ドロー! スタンバイフェイズ。メインフェイズに入ります。手札から魔法カード、《エマージェンシー・サイバー》を発動したいです」

 

「発動OKデ~ス!」

 

「デッキから通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体、《竜輝巧(ドライトロン)-バンα》を手札に加えます」

 

 

《エマージェンシー・サイバー》

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):デッキから《サイバー・ドラゴン》モンスターまたは通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。

(2):相手によってこのカードの発動が無効になり、墓地へ送られた場合、手札を1枚捨てて発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。

 

 

「下級《ドライトロン》モンスターには共通効果があって、通常召喚出来なくて《ドライトロン》カードの効果でしか特殊召喚する事が出来ません。なので《エマージェンシー・サイバー》で全部サーチする事が出来ます。ちなみにこの《エマージェンシー・サイバー》もデッキビルドパックに再録されているから、欲しい人は要チェックするように!」

 

「説明と宣伝を一緒にするなんて、何て模範的なデュエリストなんでShow! YouはやはりMr.今村から聞いていた通り、素晴らしいデュエリストデ~ス!」

 

「ありがとうございます! では今サーチした《竜輝巧(ドライトロン)-バンα》の効果を発動します。《ドライトロン》下級モンスターは共通効果で、自分の手札・フィールドからこのカード以外の《ドライトロン》モンスターか、儀式モンスター1体をリリースすると手札・墓地から守備表示で特殊召喚する事が出来ます。手札の《アルζ》 をリリースし、《バンα》を手札から守備表示で特殊召喚!」

 

「OKデ~ス!」

 

 

竜輝巧(ドライトロン)-バンα》

特殊召喚・効果モンスター

レベル1/光属性/機械族

ATK/2000 DEF/0

このカードは通常召喚できず、《ドライトロン》カードの効果でのみ特殊召喚できる。

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の手札・フィールドから、このカード以外の《ドライトロン》モンスターまたは儀式モンスター1体をリリースして発動できる。

このカードを手札・墓地から守備表示で特殊召喚する。

その後、デッキから儀式モンスター1体を手札に加える事ができる。

この効果を発動するターン、自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない。

 

 

「その後、デッキから儀式モンスター1体を手札に加えます。更に共通効果として、固有効果を発動するターン、通常召喚できないモンスターしか特殊召喚出来なくなります」

 

「Oh!儀式モンスターをサーチ出来ると言う事は、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》のように、他の儀式デッキで使われる儀式モンスターをサーチ出来るんですか?」

 

「そうですね! サーチ効果にテーマ指定がないので、色んな儀式テーマと組み合わせて使う事が出来るのが、この【ドライトロン】デッキの魅力の1つです」

 

「Wow! 純一ボーイのデッキには凄く強い儀式モンスターが入っているに決まっていマ~ス! アンビリ~バボ~!」

 

 【ドライトロン】デッキは儀式モンスターの攻撃力を参照にして儀式召喚を行う為、強力で様々な儀式モンスターをデッキに投入する事が出来る。

 《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》のように制圧力と打点が高い儀式モンスターや、対象を取らない除去効果を持つ《トリシューラの影霊衣《|ネクロス》》等、その人の好みや性格が出やすい構築となるだろう。

 

「《バンα》の効果でこのデッキのエースモンスターの1枚、《竜儀巧(ドライトロン)-メテオニス=DRA》を手札に加えます」

 

「Oh! とても強力な儀式モンスターに匂いがプンプンしマ~ス!」

 

「続けて墓地の《アルζ》の効果を発動します。手札の儀式モンスター、《サイバー・エンジェル-弁天-》をリリースし、墓地の《アルζ》を守備表示で特殊召喚します。その後、デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加えます。デッキから《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》を手札に加えます」

 

「OKデ~ス!」

 

 

竜輝巧(ドライトロン)-アルζ》

特殊召喚・効果モンスター

レベル1/光属性/機械族

ATK/2000 DEF/0

このカードは通常召喚できず、《ドライトロン》カードの効果でのみ特殊召喚できる。

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の手札・フィールドから、このカード以外の《ドライトロン》モンスターまたは儀式モンスター1体をリリースして発動できる。

このカードを手札・墓地から守備表示で特殊召喚する。

その後、デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える事ができる。

この効果を発動するターン、自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない。

 

 

「《アルζ》の特殊召喚時にリリースした《サイバー・エンジェル-弁天-》の効果を発動します。このカードがリリースされた場合、デッキから天使族・光属性モンスター1体を手札に加えます。2枚目の《弁天》を手札に加えます」

 

「OKデ~ス!」

 

 

《サイバー・エンジェル-弁天-》

儀式・効果モンスター

レベル6/光属性/天使族

ATK/1800 DEF/1500

《機械天使の儀式》により降臨。

(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。

そのモンスターの元々の守備力分のダメージを相手に与える。

(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。

デッキから天使族・光属性モンスター1体を手札に加える。

 

 

「手札から《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》を発動します。ここでこの【ドライトロン】デッキ最大の特徴を説明しますけど、儀式魔法って今までなら儀式モンスターのレベルの合計以上になるようにモンスターをリリースして儀式召喚するんですけど、この《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》は攻撃力の合計が儀式モンスター以上になるように、手札・フィールドの機械族モンスターをリリースして手札・墓地から儀式召喚するんです」

 

「What!? レベルではなくて攻撃力を見るんですか!? ……Wait a minute! 下級《ドライトロン》モンスターはレベル1で攻撃力2000もあるじゃないですか!? インチキ効果も大概にして下サ~イ!アンビリ~バボ~!」

 

「原作でチート効果だった《トゥーン・ワールド》作った人には言われたくない……」

 

 

流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)

儀式魔法

儀式モンスターの降臨に必要。

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):攻撃力の合計が儀式召喚するモンスターの攻撃力以上になるように、自分の手札・フィールドの機械族モンスターをリリースし、自分の手札・墓地から儀式モンスター1体を儀式召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの《ドライトロン》モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力を相手ターン終了時まで1000ダウンし、このカードを手札に加える。

 

 

「手札の《竜儀巧(ドライトロン)-メテオニス=QUA》をリリースし、手札の《竜儀巧(ドライトロン)-メテオニス=DRA》を儀式召喚!」

 

「Wow! それがYouの【ドライトロン】デッキのエースモンスターですね、純一ボーイ!」

 

「その通り! 続けて《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》の効果を発動します。このカードが墓地にある時、《メテオニス=DRA》の攻撃力を相手ターン終了時まで1000ダウンさせ、このカードを手札に加えます」

 

「アンビリ~バボ~! サルベージ出来るなんて強過ぎま~す!」

 

「回収した《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》を発動! フィールドの《アルζ》と《バンα》をリリースして、墓地から《メテオニス=QUA》を儀式召喚!」

 

 純一のフィールドに揃った《メテオニス=DRA》と《メテオニス=QUA》。2大【ドライトロン】エースモンスターの登場に、純一の表情もニヤリとする。

 

「(恐らくそのセットカードは《トゥーン・テラー》だろうけど、ここで使わせるしかないな)《メテオニス=QUA》の効果を発動します。このカードの儀式召喚に使用したモンスターのレベルの合計が2以下の時、相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊出来ます! 《トゥーン・キングダム》とそのセットカードを破壊したいです」

 

「Wait a minute! 《ハーピィの羽根箒》と同じ効果の発動をミーが許す筈ありまセ~ン! 《メテオニス=QUA》の効果の発動にチェーンして、セットしていたこのカードを発動しマ~ス! カウンター罠、《トゥーン・テラー》!」

 

「やっぱりか……」

 

 

《トゥーン・テラー》

カウンター罠

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドに《トゥーン・ワールド》及びトゥーンモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

 

 

「このカードの効果を一言で言えば、【トゥーン】専用の《神の宣告》デ~ス! 自分フィールドに《トゥーン・ワールド》及びトゥーンモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、その発動を無効にして破壊しマ~ス!」

 

「破壊された《メテオニス=QUA》の効果発動! 儀式召喚したこのカードが破壊された場合、自分の墓地から攻撃力の合計が4000になるように、《ドライトロン》モンスターを特殊召喚します。と言う事で墓地から《アルζ》と《バンα》を特殊召喚!」

 

 

竜儀巧(ドライトロン)-メテオニス=QUA》

儀式・効果モンスター

レベル12/光属性/機械族

ATK/4000 DEF/4000

《流星輝巧群》により降臨。

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドのこのカードは相手の魔法・罠カードの効果の対象にならない。

(2):このカードの儀式召喚に使用したモンスターのレベルの合計が2以下の場合に発動できる。相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

(3):儀式召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。

自分の墓地から、攻撃力の合計が4000になるように《竜儀巧-メテオニス=QUA》以外の《ドライトロン》モンスターを任意の数だけ選んで特殊召喚する。

 

 

「Oh! また儀式召喚の準備が出来てしまいまシタ~! 超きついデ~ス!」

 

「いや、《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》のサルベージ効果はターン1制限が付いていますし、手札にないのでこのターンはこれ以上儀式召喚は出来ません。ですが僕のフィールドにはレベル1モンスターが2体……これがどういう意味なのか分かりますね?」

 

「What!? Oh,No~! レベル1モンスターが2体! 来ますよ遊馬ボ~イ!」

 

「遊馬君はいない! 僕はレベル1の《アルζ》と《バンα》の2体でオーバーレイ! 2体のレベル1モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろランク1! 《LL(リリカル・ルスキニア)-アセンブリー・ナイチンゲール》!」

 

 【ドライトロン】デッキは《メテオニス=DRA》と《メテオニス=QUA》が強力な制圧効果と除去性能を持っており、色々な儀式モンスターを搭載出来る都合上、EXデッキをそこまで使う場面はない。

 構築次第では《強欲で金満な壺》のコストにしたり等出来るが、ランク1エクシーズモンスターやリンクモンスターを入れる事も出来る。

 

「《アセンブリー・ナイチンゲール》の攻撃力はこのカードのX素材の数だけ200上昇し、X素材を持ったこのカードはその数まで1度のバトルフェイズに直接攻撃する事が出来ます。なので《アセンブリー・ナイチンゲール》の攻撃力は400で、2回直接攻撃が出来ます」

 

「What!? 直接攻撃は【トゥーン】の専売特許デ~ス! ミーの許可なく直接攻撃をするのは認めまセ~ン! 不快デ~ス!」

 

「だが断る! バトルフェイズ! 《アセンブリー・ナイチンゲール》でダイレクトアタック!」

 

「合計800のダメージを受けマ~ス! アンビリバボ~!」

 

「《メテオニス=DRA》で《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》を攻撃!」

 

「《トゥーン・キングダム》の効果を発動しマ~ス! 自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外して守りマ~ス! でもダメージは受けマ~ス!」

 

 【トゥーン】デッキの弱点。それは《トゥーン・キングダム》を破壊される事。《トゥーン・キングダム》はトゥーンモンスターに強力な耐性を持たせる等、強力な効果を搭載しているが、除去されるとどうしようもなくなる。

 もちろん相手は真っ先に《トゥーン・キングダム》を除去しに来る為、それを守る為のカードを入れたりしないと、例え新規カードが来ても正直厳しい。

 

「メインフェイズ2に移ります。僕は《アセンブリー・ナイチンゲール》でオーバーレイ!自分フィールドのランク3以下のXモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築! ランクアップ! エクシーズチェンジ! 《ダウナード・マジシャン》をエクシーズ召喚!」

 

「What!?」

 

「更に僕は《ダウナード・マジシャン》でオーバーレイ! 自分フィールドの戦闘を行ったXモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築! ランクアップ! エクシーズチェンジ! 現れろ、《天霆號(ネガロギア)アーゼウス》!」

 

「アンビリ~バボ~! それは超強力なエクシーズモンスター! Oh,No~! これはきついデ~ス!」

 

「カードを1枚セットしてターンエンド!」

 

 

 

今村俊介(ペガサス・A・クリフォート)

LP:8000→6600

手札:1

フィールドゾーン:《トゥーン・キングダム》

EXモンスターゾーン:なし

メインモンスターゾーン:《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》、《トゥーン・ブラック・マジシャン》

魔法・罠ゾーン:なし

 

 

 

黒田純一

LP:8000

手札:3

フィールドゾーン:なし

EXモンスターゾーン:なし

メインモンスターゾーン:《竜儀巧(ドライトロン)-メテオニス=DRA》(攻撃力3000)、《天霆號(ネガロギア)アーゼウス》

魔法・罠ゾーン:セットカード×1

 

 

 

・3ターン目

 

「ミーのターン! ドローフェイズ、ドロー! スタンバイフェイズ。メインフェイズ入りマ~ス! メインフェイズ開始時、手札から魔法カード、《強欲で金満な壺》を発動しマ~ス! EXデッキから裏側表示でカードを6枚除外し、2枚ドローしたいデ~ス! ではEXデッキをシャッフルして……どれを除外しますか?」

 

「上から6枚で」

 

「分かりました~ではこの6枚を除外して2枚ドローしマ~ス!」

 

 

《強欲で金満な壺》

通常魔法

(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。

除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。

このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

 

 

「手札から魔法カ~ド、《トゥーン・フリップ》を発動しマ~ス!」

 

「これも新規カード!?」

 

「その通りデ~ス! このカードは私のフィールドに《トゥーン・ワールド》がある時に発動出来マ~ス! デッキからカード名が異なる《トゥーン》モンスター3体を相手に見せるので、Youはその中から1枚選んで下サ~イ! そのモンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールドに特殊召喚しマ~ス!」

 

「うわぁ……選択間違えたら大惨事になってしまう!」

 

 

《トゥーン・フリップ》

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドに《トゥーン・ワールド》が存在する場合に発動できる。

デッキからカード名が異なるトゥーンモンスター3体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。

そのモンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールドに特殊召喚する。

残りのモンスターはデッキに戻す。

 

 

「ミーが選ぶのは《レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン》、《トゥーン・ブラック・マジシャン》、《トゥーン・カオス・ソルジャー》デ~ス! よくシャッフルして……さぁ選びなサ~イ!」

 

「僕から見て左でお願いします」

 

「ミーから見て右ですね。先に予告します。マインドスキャン! Youが選んだのは新規カード、《トゥーン・カオス・ソルジャー》デ~ス!」

 

「仕込みはないですよね? 外れるに決まっています」

 

「では確認しましょう……Oh~! Youが選んだのは《トゥーン・カオス・ソルジャー》! ミーのマインドスキャンが当たりました~! 《トゥーン・カオス・ソルジャー》を特殊召喚しマ~ス!」

 

「嘘だろう!? ならば《アーゼウス》の効果を発動します。X素材を2つ取り除き、このカード以外のフィールドのカードを全て墓地送りにします!」

 

 

天霆號(ネガロギア)アーゼウス》

エクシーズ・効果モンスター

ランク12/光属性/機械族

ATK/3000 DEF/3000

レベル12モンスター×2

《天霆號アーゼウス》は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。

(1):このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。

このカード以外のフィールドのカードを全て墓地へ送る。

この効果は相手ターンでも発動できる。

(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。

手札・デッキ・EXデッキからカードを1枚選び、このカードの下に重ねてX素材とする。

 

 

「アンビリ~バボ~! ミーのモンスター達が全滅してしまいました~! Oh,no~! Oh,My god~! ミーの《トゥーン》モンスター達が~! 1対4交換なんて有り得まセ~ン!」

 

「無茶苦茶言うの止めて下さい……」

 

「たった1枚のカードでミーのボードがリセットされました~! ミーのハンドじゃ何も出来まセ~ン! ミーのハンド弱過ぎ~! Oh,No~! ターンエンドデ~ス!」

 

 

 

今村俊介(ペガサス・A・クリフォート)

LP:8000→6600

手札:1

フィールドゾーン:なし

EXモンスターゾーン:なし

メインモンスターゾーン:なし

魔法・罠ゾーン:なし

 

 

 

黒田純一

LP:8000

手札:3

フィールドゾーン:なし

EXモンスターゾーン:なし

メインモンスターゾーン:《天霆號(ネガロギア)アーゼウス》

魔法・罠ゾーン:なし

 

 

 

・4ターン目

 

「僕のターン。ドローフェイズ、ドロー! スタンバイ。メインフェイズ入ります。ではメインフェイズ開始時、《強欲で金満な壺》を発動したいです」

 

「何もありまセ~ン……」

 

「テンションだだ下がりじゃないですか……EXデッキをシャッフルして、2ドローしたいので6枚除外したおです」

 

「上から6枚除外して下サ~イ」

 

「はい。2枚ドローして《エマージェンシー・サイバー》を発動し、デッキから通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体を手札に加えます。2枚目の《メテオニス=DRA》を手札に加えてリリースし、墓地の《アルζ》を守備表示で特殊召喚します。その後、デッキから儀式魔法カード1枚、2枚目の《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》を手札に加えます」

 

 純一はEXデッキを用意しているが、《強欲で金満な壺》も使える構築にしている。《アーゼウス》を用意しているあたり用意周到なのだが。

 

「続けて手札の《弁天》をリリースし、墓地の《バンα》を守備表示で特殊召喚します。デッキから儀式モンスター1体、2枚目の《メテオニス=QUA》を手札に加え、リリースした《弁天》の効果で3枚目の《弁天》を手札に加えます。そして手札から《流星輝巧群(メテオニス・ドライトロン)》を発動! フィールドの《バンα》と《アルζ》をリリースして、手札から《メテオニス=DRA》を儀式召喚!」

 

「Oh~! これは詰みデ~ス!」

 

「バトルフェイズに入ります! 《アーゼウス》でダイレクトアタック!」

 

「ダメージ受けマ~ス!」

 

「《メテオニス=DRA》で止め!」

 

「Oh.No~! 純一ボ~イの勝ちデ~ス!」

 

 こうして純一と俊介の対戦は純一の勝利に終わった。【ドライトロン】の強力な力を見せつつ、《アーゼウス》の恐ろしい効果で押し切った事が勝因だった。

 

 

 

『対戦ありがとうございました~!』

 

「ではお互いに使ったデッキの感想だったり、使えなかったカードの効果を言い合う等、反省会じみた事をしましょう」

 

「あれ? 素に戻った」

 

「何気にペガサスさんの物真似喉使うからきついんだよ……勘弁してくれ」

 

 対戦が終了した後は雑談兼解説コーナー。流石にこの時は俊介はペガサスの物真似を解除し、何時もの状態になっている。

 

「先ず俺が使った【トゥーン】デッキですが、今回新規カードが数枚追加されました。先ずは《トゥーンのしおり》。これはサーチカードなんですけど、使い終わって墓地に行った後、自分フィールドの《トゥーン・ワールド》を効果破壊から守る事が出来ます。【トゥーン】デッキの要、《トゥーン・キングダム》は《トゥーン・ワールド》扱いになるので、《トゥーンのしおり》の恩恵を受けられます」

 

「そうしたらどうして《メテオニス=QUA》の効果発動時に使わなかったんですか?」

 

「あれは純一君にしてやられたよ。あれを通すとセットしていた《トゥーン・テラー》が破壊されるから、《トゥーン・テラー》をあの時に発動するしか無かったんだよ……そしたら《アーゼウス》が来たからもう酷いよ……」

 

 先ずは俊介が使用した【トゥーン】デッキ。今回のデュエルは純一のライフポイントを削る事が出来なかったが、見せ場はかなりあって新規カードをお披露目する機会もあった。

 

「純一君はどうでしたか? 【トゥーン】デッキは?」

 

「そうですね……やっぱり新規カードが来た事でけっこうテコ入れされた感じがしました。《トゥーン・テラー》は自分フィールドに《トゥーン・ワールド》と《トゥーン》モンスターがいたら、あらゆる効果の発動を無効にして破壊出来ますし、《トゥーン・フリップ》も不確定ですが、自分フィールドに《トゥーン》モンスターが出せるのが強いです」

 

「後今回使えなかったけど、《トゥーン・カオス・ソルジャー》がとても強いんだ。自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8以上になるようにトゥーンモンスターをリリースして特殊召喚出来るけど、自分フィールドに《トゥーン・ワールド》があるとフィールドのカード1枚を除外出来るんだ。効果を発動したターンは攻撃出来ないけど、自分フィールドにレベル8モンスターがいたら、ランク8エクシーズモンスターをエクシーズ召喚出来るのが良いね」

 

「他にレベル8モンスターっていますか?」

 

「《獣王アルファ》をこのデッキに入れているし、EXデッキに《ハーピィ・レディ・SC(スクラッチ・クラッシュ)》を入れているんだ。出し方は自分フィールドの《トゥーン・ハーピィ・レディ》をチューナー扱いにして、レベル4の《トゥーン》モンスターとシンクロ召喚する事だね。EXデッキには《タイタニック・ギャラクシー》と《ディンギルス》を入れているよ」

 俊介も純一と同様に《強欲で金満な壺》のコスト用にしているが、EXデッキを使えるようにしている。時にはドローソースのコスト、時には盤面制圧等、状況と用途に応じて使い分けている。

 特に《トゥーン・キングダム》を守ったり、《トゥーン》モンスターではどうにも出来ない盤面を引っ繰り返すように、他にもランク7エクシーズモンスターを入れたりしている。

 

「ありがとうございます。次に純一君が使った【ドライトロン】デッキです。個人的にはかなり儀式召喚がしやすいデッキに感じました」

 

「そうですね……レベルじゃなくて攻撃力を参照にして儀式召喚するのが新しくて、《ドライトロン》儀式モンスターは打点が4000とかなり高くて耐性があって、除去効果もあるので、制圧力がとにかく半端なかったです」

 

「他の下級《ドライトロン》モンスターはどんな効果があるの?」

 

「ラスβ》 は除外されている《ドライトロン》モンスターを墓地に戻せますし、《エルγ》は下級《ドライトロン》モンスターを蘇生し、《ルタδ》は手札の儀式魔法か儀式モンスターを見せたら1ドローです」

 

「どれも強いですね……」

 

「デッキを使った僕からすると、斬新な儀式召喚でカテゴリー指定がないので、色んなタイプの構築が出来るかなと思いました。今回使用したデッキはパックで手に入るカードの大半を入れて作りました。まだ慣れない所がありましたが、これから自分用にアレンジして大会に出れるようにしていきます! 出られたらの話ですけど」

 

「はい! この動画が気に入った方は高評価とチャンネル登録をよろしくお願いします!」

 

「次回の動画でお会いしましょう!」

 

 こうして『チーム・サティスファクションズ』の動画撮影が終わると、拍手喝采が沸き起こって純一とナタリアを笑顔にさせた。

 解散後、その場に残った女子生徒達が入会希望を申し出て、瞬く間に『チーム・サティスファクションズ』のメンバーは数十人もの規模となった。

 入会希望者の中には2組の三沢リサや4組の櫻井香澄等の一般生徒から、7組のアンナ・シュナイダーと8組のモニカ・ゴンザレスといった代表候補生もいた。

 予想以上の手応えに純一とナタリアは満足したような笑顔を浮かべ、サムズアップをしてから拳を合わせていた。

 今回撮影した動画は撮影していた俊介によって編集され、翌日の夕方に純一のYoutubeチャンネルに投稿された。

 




ここまで呼んで下さり、大変ありがとうございます。
今回も後書きとして裏話・裏設定を書いていこうと思います。

ペガサス・A・クリフォートとは?

AはアポのAで、繋げるとアポクリフォートになります。
これは今村さんが【クリフォート】使いと言う設定から考えました。

・今回のペガサスさんの物真似

パック開封デスマッチで有名な実況者の「愛の戦士」さんの物真似や、最近私が嵌っている城下町デュエルさんをリスペクトしました。
城下町デュエルさんは激流葬1枚で人を笑わせるから凄い……動画もクオリティーが高く、プレイングやデッキ構築も凄いのに、それ以上にネタが豊富で笑わせに来るのがもう最高です。


次回をお楽しみに! LAST ALLIANCEでした!

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