遊戯王IS〈インフィニット・ストラトス〉   作:LAST ALLIANCE

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今回はTURN17で使用した【シムルグ】デッキのレシピを紹介しながら、カードの効果や使い方を解説する番外編となります。

前回の反省を踏まえ、丁寧に解説するように心がけました。
もしよろしければ構築の参考にして下さい。


デッキ紹介Vol.2 【シムルグ】+a

 はい! 皆さんお久し振りです! 黒田純一です。今回もデュエル回で僕らが使ったデッキを解説していく番外編となっています。今回はデッキレシピから回し方、各カードの紹介を中心に行います。

 第2回となる今回は僕が使用した【Kozmo】デッキの大会用デッキレシピを紹介しながら、1回戦第1試合の1本目で対戦した徳川蘭さんの【シムルグ】デッキの解説もやっていきます。蘭さんは初心者なので、まだ自分のデッキを解説するまでには至っていない事もあって、代わりに僕が解説させて頂きます。先ずは僕が大会用にチューンした【Kozmo】デッキを紹介します。

 

 

 

・【Kozmo】デッキレシピ

 

メインデッキ:42枚

 

モンスター:22枚

《Kozmo-ダークエクリプサー》×1

《Kozmo-ダークシミター》×3

《Kozmo-フォアランナー》×1

《Kozmo-ラントウォーカー》×1

《Kozmo-スリップライダー》×2

《Kozmo-ダーク・エルファイバー》×2

《Kozmo-グリンドル》×2

《Kozmo-ドロッセル》×2

《Kozmo-フォルミート》×2

《Kozmo-フェルブラン》×3

《古聖戴サウラヴィス》×3

 

魔法:14枚

《Kozmo-エメラルドポリス》×3

《テラ・フォーミング》×1(制限カード)

《ハーピィの羽根箒》×1(制限カード)

《緊急テレポート》×2(準制限カード)

《強欲で金満な壺》×3

《封印の黄金櫃》×1(制限カード)

 

罠:6枚

《リビングデッドの呼び声》×3

《Kozmo-エナジーアーツ》×3

 

EXデッキ:15枚

《リンクリボー》×1

《水晶機巧-ハリファイバー》×1

《トロイメア・ケルベロス》×1

《ヴァレルロード・ドラゴン》×1

《デコード・トーカー》×1

《フォーミュラ・シンクロン》×1

《No.61 ヴォルカザウルス》×1

《迅雷の騎士ガイアドラグーン》×1

《月華竜 ブラック・ローズ》×1

《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》×1

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》×1

《神竜騎士フェルグラント》×1

《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシ-》×1

《No.90 銀河眼の光子卿》×1

《銀河眼の光波刃竜》×1

 

・サイドデッキ:15枚

 

《ダイナレスラー・パンクラトプス》×2(準制限カード)

《闇の誘惑》×2(準制限カード)

《海亀壊獣ガメシエル》×2

《センサー万別》×2

《御前試合》×2

《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》×1

《ワン・フォー・ワン》×2(準制限カード)

《砂塵の大嵐》×2

 

 

 

 構築の大本は変えていませんが、一部のカードは変更しました。先ず《エフェクト・ヴェーラー》の代わりに、《古聖戴サウラヴィス》を投入。これは学年別クラス対抗デュエルトーナメントの独自ルールで1クラス同名カード3枚までの使用可となっている為、《ヴェーラー》をナタリアさんに譲り、代わりに《古聖戴サウラヴィス》を入れました。

 

 

《古聖戴サウラヴィス》

儀式・効果モンスター

レベル7/光属性/ドラゴン族

ATK/2600 DEF/2800

《精霊の祝福》により降臨。

(1):自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。

(2):相手がモンスターを特殊召喚する際に、フィールドのこのカードを持ち主の手札に戻して発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを除外する。

 

 

《古聖戴サウラヴィス》は手札から捨てる事で、自分モンスターを対象とする効果を無効にする事が出来ます。無効に出来る対象が広く、《エフェクト・ヴェーラー》と並んでIS環境で活躍が見込める手札誘発効果を持っています。

 ただ発動を無効にするだけで破壊する訳ではないので、《ダーク・アームド・ドラゴン》等の1ターンに複数回使えるタイプの効果を完全に防ぐことは出来ません。なので使い時をしっかりと見極めないといけません。

 手札誘発モンスターの話がよく本編に出ますが、そもそも手札誘発モンスターは何ぞやと言うと、手札から捨てる、もしくは墓地に送る事で効果を発動できるモンスターの事を指しています。条件を満たせば相手のターンでも効果の発動ができます。また、中にはフリーチェーンと言って、いつでも効果を発動できるモンスターもいます。

 現代『遊戯王』では手札誘発モンスターのデッキ採用率が高いです。最早『遊戯王』プレーヤーにとって、手札誘発モンスターをデッキに入れる事は当たり前の世界になっています。ではどうして手札誘発モンスターを採用しているかと言うと、『遊戯王』では先攻が圧倒的有利だからです。

 先攻を取られると、手札誘発モンスターや手札から捨てて発動するカードが無ければ、高校プレーヤーは相手の展開を見ているだけで何もする事がありません。相手が1ターン目から強力な制圧盤面を展開してターンを明け渡すと、何も出来ずに負けてしまう事もあります。しかし、手札に手札誘発モンスターがあれば、相手の先攻1ターン目の展開を妨害する事が出来ます。

 先程も述べましたが、最早現状必須と言っても過言ではない手札誘発モンスターですが、沢山入れれば良い訳ではありません。

 あくまで手札誘発モンスターは防御カードです。不必要なカードを入れるなら、コンボパーツやドローカード等を入れた方がデッキの展開力が上がるでしょう。

 手札誘発モンスターを何枚採用すれば良いのか。この疑問に明確な答えはありません。自分のデッキと相談して決めて下さいとしか答えられないからです。1枚のカードから展開出来るデッキであれば多めに入れられますが、複数枚のカードが揃って展開するデッキから少ない方が良いでしょう。

 

 

 

《強欲で金満な壺》

通常魔法

(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。

除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。

このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

 

 

 最初にこのカードをパックで引き当てて効果を確認した時、一瞬で“このカードは強い”って確信出来ました。それくらい強いです。EXデッキを裏側で除外する代わりに2枚ドロー。普通に考えても強いです。

 EXデッキのカードを沢山使うデッキには入れられませんが、EXデッキを全く・そこまで使わないデッキには強力なドローカードになります。

 EXデッキを全く使わないデッキはメインデッキだけで十二分に戦えるデッキになるので、その代表例は【メタビート】や【Kozmo】と言えるでしょう。特殊召喚もあまり使わないデッキの場合は《強欲で謙虚な壺》との併用をお勧めします。《強欲で謙虚な壺》はドロー効果ではないので、ゴーキンを使った後のデメリットを無視する事が出来ます。

 他にもEXデッキから特殊召喚するモンスターが少ないデッキであれば、十二分に採用出来ます。【オルタ―ガイスト】や【サブテラー】とか。他にもサーチを多用するデッキでも活躍が望まれます。

 前回のデッキ紹介でキーカードやコンボを紹介したので、今回は新しく投入したカードの紹介に止めました。今後もデッキの中身が変わり次第、この場所で引き続き報告していこうと思います。では次に【シムルグ】デッキを紹介します。

 

 

 

・【シムルグ】デッキレシピ

 

メインデッキ:40枚

 

モンスター:18枚

《雛神鳥シムルグ》×3

《招神鳥シムルグ》×3

《烈風の結界像》×1

《ダーク・シムルグ》×2

《烈風の覇者シムルグ》×2

《ダークネス・シムルグ》×3

《こけコッコ》×2

《霞の谷の巨神鳥》×2

 

魔法:16枚

 

《テラ・フォーミング》×1(制限カード)

《おろかな埋葬》×1(制限カード)

《ハーピィの羽根箒》×1(制限カード)

《強欲で金満な壺》×3

《神鳥の霊峰エルブルズ》×3

《神鳥の来寇》×3

《神鳥の排撃》×2

《帝王の烈旋》×2

 

罠:6枚

 

《ハーピィの羽根吹雪》×3

《魔封じの芳香》×3

 

EXデッキ:15枚

 

《王神鳥シムルグ》×3

《蒼翠の風霊使いウィン》×3

《HSR-GOMガン》×3

《グレートフライ》×3

《ハーピィ・コンダクター》×3

 

 

 

・デッキに入っている《シムルグ》カードの紹介

 【シムルグ】は2019年4月13日に発売された『RISING RAMPAGE』でカテゴリ化されました。2006年3月16日に発売された『ストラクチャーデッキ-烈風の覇者-』で《神鳥シムルグ》が登場していましたが、正式なカテゴリになったのは『RISING RAMPAGE』が発売されてからです。そして2019年11月23日に発売された『 LINK VRAINS PACK 3 』で強化を受けました。

 カテゴリになるまで実に13年以上かかりました。開発途中で色々あってストラクに収録するのではなく、パックに収録と言う形になったと思いますが、どうせならストラクを出して欲しかったです。

 この【シムルグ】デッキがやる事は主にアドバンス召喚、時々リンク召喚になります。なので初心者や復帰勢の方にお勧めです。比較的安く組めますし、やる事もそこまで難しい訳でもありません。高いカードと言えば《強欲で金満な壺》と《王神鳥シムルグ》ぐらいかと思います。そして手札誘発も。

 

 

《雛神鳥シムルグ》

効果モンスター

レベル1/風属性/鳥獣族

ATK/0 DEF/1600

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。

このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに《シムルグ》モンスター1体を召喚できる。

(2):このカードが墓地に存在し、相手の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は鳥獣族モンスターしか特殊召喚できない。

 

 

《招神鳥シムルグ》

効果モンスター

レベル2/風属性/鳥獣族

ATK/1000 DEF/1000

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。

デッキから《招神鳥シムルグ》 以外の《シムルグ》カード1枚を手札に加える。

(2):このカードが墓地に存在し、相手の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は鳥獣族モンスターしか特殊召喚できない。

 

 

 下級《シムルグ》モンスターは共通効果があって、墓地に存在する場合、相手の魔法・罠ゾーンにカードがセットされてない時、自身の効果で墓地から特殊召喚する事が出来ます。なので先攻1ターン目に《王神鳥シムルグ》をリンク召喚した後、共通効果で自己蘇生してアドバンス召喚のリリース要員としての運用が基本的な使われ方となります。

《雛神鳥シムルグ》は召喚に成功したターン、《シムルグ》モンスターの召喚権を増やす効果を持っています。なので初手に来た時は真っ先に出しましょう。

《招神鳥シムルグ》は召喚に成功した時、《シムルグ》カード1枚をサーチ出来ます。サーチ先は《 神鳥(シムルグ)の来寇》や《 神鳥(シムルグ)の霊峰エルブルズ》等、手札と状況に合ったカードになるでしょう。

 

 

《烈風の覇者シムルグ》

効果モンスター

レベル8/風属性/鳥獣族/

ATK/2900 DEF/2000

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):アドバンス召喚したこのカードは相手の魔法・罠カードの効果の対象にならない。

(2):魔法・罠カードの効果が発動した時、自分フィールドの鳥獣族・風属性モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。

そのカードを持ち主のデッキに戻す。

(3):このカードが墓地に存在し、自分の鳥獣族モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを手札に加える。

 

 

【シムルグ】デッキの切り札の1枚です。純粋に打点が高いですし、レベル8なので《トレード・イン》に対応していますし。このデッキには墓地に送る手段もかなり用意されています。なので初手に来たら直ぐに墓地に送るなり、手札に加えましょう。

1番目の効果は強いですが、ここ最近はモンスター効果を使って除去する環境なので、刺さるかどうかは微妙な所です。それに2番目の効果もターン1制限が付いているので使い所を見極めないといけないですし……

 それにモンスター効果を受けてしまうのが痛いですね。僕とのデュエルの時は特にそうでしたが、《Kozmo-ダークシミター》のようにモンスター効果で破壊してくるようなカードには滅法弱いです。

 なのでこのデッキにおける《ハーピィの羽根吹雪》のようにモンスター効果を妨害するようなカードを採用したりする等、盤面を如何に維持しながら戦っていけるかどうかが問われます。

 

 

《ダークネス・シムルグ》

効果モンスター

レベル8/闇属性/鳥獣族

ATK/2900 DEF/2000

このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分が闇属性または風属性のモンスターのアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの属性は“風”としても扱う。

(3):魔法・罠カードの効果が発動した時、自分フィールドの鳥獣族・風属性モンスター1体をリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。

 

 

《烈風の覇者シムルグ》と同じく、【シムルグ】デッキの切り札の1枚です。素早くサーチして手札に加えるなり、墓地に送るなりして闇属性・風属性のモンスターのアドバンス召喚を行い、手札・墓地からさっさと特殊召喚しちゃいましょう。

 3番目の効果は自分も風属性になる為、最低でも1回は発動出来ます。自身のステータスが高いので、発動コストさえ用意出来れば、相手にプレッシャーを与える事も出来ます。

 ただ《烈風の覇者シムルグ》と同じくモンスター効果には無力なので、カバー出来るカードと組み合わせた方が良いです。それに3番目の効果もターン1制限が付いているので、発動の見極めも必要不可欠となります。

 

 

《ダーク・シムルグ》

効果モンスター

レベル7/闇属性/鳥獣族

ATK/2700 DEF/1000

(1):このカードが手札に存在する場合、自分の墓地から闇属性と風属性モンスターを1体ずつ除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、手札から闇属性と風属性モンスターを1体ずつ除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。

(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの属性は“風”としても扱う。

(4):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はカードをセットできない。

 

 

 《ダーク・シムルグ》を入れている理由ですが、《 神鳥(シムルグ)の来寇》でサーチ出来る《シムルグ》モンスターが同じ属性は1体までと言う縛りを受けているからなんです。風属性の《シムルグ》モンスターは多いのですが、闇属性となると 《ダークネス・シムルグ》と《ダーク・シムルグ》しかいません。

 それともう1つ。《 神鳥(シムルグ)の来寇》と《 神鳥(シムルグ)の排撃》は墓地効果で手札の鳥獣族モンスターのレベルを1つ下げる事が出来ます。《烈風の覇者シムルグ》と《ダークネス・シムルグ》のレベルは8なので1つ下げてもレベル7。モンスターを2体リリースしないとアドバンス召喚する事が出来ません。

 しかし、《ダーク・シムルグ》のレベルは7。1つ下げるとレベル6になり、1体リリースしてアドバンス召喚出来ます。《魔封じの芳香》 と組み合わせるとセット出来ず、魔法・罠の発動を許さない鬼畜コンボを使う事が出来ます。そうすれば下級《シムルグ》モンスターの蘇生効果も使えますし、《王神鳥シムルグ》のリクルート効果で最上級鳥獣族モンスターを特殊召喚する事も簡単に出来ます。

 

 

 

《王神鳥シムルグ》

リンク・効果モンスター

リンク3/風属性/鳥獣族

ATK/2400

【リンクマーカー:左下/下/右下】

鳥獣族モンスターを含むモンスター2体以上

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

このカードはリンク素材にできない。

(1):このカード及びこのカードのリンク先の鳥獣族モンスターは相手の効果の対象にならない。

(2):このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに自分フィールドの《シムルグ》カード1枚を破壊できる。

(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。

使用していない自分・相手の魔法&罠ゾーンの数以下のレベルを持つ、鳥獣族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。

 

 

 こちらが《シムルグ》のリンクモンスターになります。リンク3で鳥獣族モンスターを含むモンスター2体以上をリンク素材に要求しています。蘭さんは鳥獣族3体でリンク召喚していましたが、もっと簡単にリンク召喚する方法があります。今現在制限カードの《 水晶機巧(クリストロン)-ハリファイバー》等、鳥獣族モンスターを展開可能なリンク2を利用すれば特殊召喚しやすいです。

 リンク素材に出来ないと言うデメリットこそありますが、1番目の効果はけっこう厄介でした。自身とリンク先の鳥獣族モンスターに対象耐性を与える効果。この効果があるおかげで、そう簡単に除去される事なく、展開しやすくなりました。

 自身のステータスの低さもあって、2番目の効果は正直微妙に感じます。と言うのも身代わりにする《シムルグ》カードが中々なくて……せいぜい自分のターンで展開しやすい《ダークネス・シムルグ》ぐらいしか現状なさそうです。せめて鳥獣族モンスターにして欲しかった……場持ちは良いんですけどね。

 3番目の効果は強いです。【シムルグ】は相手の魔法・罠ゾーンを空けやすい為、先攻1ターン目から最上級モンスターの展開も出来ます。《烈風の結界像》で相手の展開をロックするも良し、《霞の谷(ミスト・バレー)の巨神鳥》で相手をコントロールするも良し。このカードは本当に強いです。

 

 

神鳥(シムルグ)の来寇》

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:手札から鳥獣族モンスター1体を捨てて発動できる。デッキから《シムルグ》モンスター2体を手札に加える(同じ属性は1体まで)。

②:墓地のカードを除外して発動できる。手札の鳥獣族モンスター1体を相手に見せる。このターン、そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。

 

 

 【シムルグ】デッキのサーチカードで、初動に欲しいカードです。発動コストとして墓地に送りたいのは。《烈風の覇者シムルグ》か《ダークネス・シムルグ》のどちらかになります。サーチしたいのは下級《シムルグ》モンスターが最優先となります。

 墓地効果で手札の鳥獣族モンスターのレベルを1つ下げる効果ですが、このデッキの場合は《ダーク・シムルグ》の他にも、レベル7モンスターとして《霞の谷(ミスト・バレー)の巨神鳥》がいるので、そちらをレベル6にしてリリース1体でアドバンス召喚する事も出来ます。

 

 

神鳥(シムルグ)の霊峰エルブルズ》

フィールド魔法

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドの鳥獣族・風属性モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。

(2):手札のレベル5以上の鳥獣族・風属性モンスター1体を相手に見せて発動できる。

このターン、自分は鳥獣族モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくできる。

(3):自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。

鳥獣族モンスター1体を召喚する。

 

 

 【シムルグ】専用のフィールド魔法ですが、これは【シムルグ】に限らず、鳥獣族・風属性モンスターを主力にしているデッキにおいて強力なサポートカードと言えます。

 1番目の効果は鳥獣族・風属性の全体強化です。上昇値はそこまで高くはありませんが、元々の攻撃力が2900の《烈風の覇者シムルグ》と《ダークネス・シムルグ》が3000を超えるのは大きいです。

 2番目の効果はアドバンス召喚を主体にしている【シムルグ】ならではのリリースを減らす効果。手札のレベル5以上の鳥獣族・風属性を見せる必要がありますが、別に見せたモンスターに限らず、鳥獣族モンスターのリリース素材を1体減らせるのがありがたいです。

 サポートカードやモンスター効果を駆使すれば、簡単にリリース1体で《烈風の覇者シムルグ》をアドバンス召喚する事が出来ます。そして手札・墓地にいる《ダークネス・シムルグ》が飛んでくる仕組みになります。

 3番目の効果はフィールドに鳥獣族・風属性モンスターがいると、鳥獣族モンスターの召喚権が増えます。【シムルグ】デッキの場合、《シムルグ》下級モンスターの召喚成功時効果をサポート出来ますし、2番目の効果でリリースを減らした鳥獣族モンスターを召喚する事が出来ます。

 

 

神鳥(シムルグ)の排撃》

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):手札から鳥獣族モンスター1体を捨てて発動できる。

相手の魔法&罠ゾーンのカードを全て持ち主の手札に戻す。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。

手札の鳥獣族モンスター1体を相手に見せる。

このターン、そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。

 

 

 このデッキでは最上級《シムルグ》モンスターを手札コストとして捨てつつ、下級《シムルグ》モンスターの墓地蘇生効果を通す為に必要なカードとなります。ただ全てになるので2枚以上セットされている時に使いたいですね……

 墓地効果で除外すると鳥獣族モンスターの同名レベルを1下げるのは、《ダーク・シムルグ》や《霞の谷(ミスト・バレー)の巨神鳥》をアドバンス召喚する時に大事となります。

 

 

・他のカードの紹介

 

 

《ハーピィの羽根吹雪》

通常罠

自分フィールドに《ハーピィ》モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。

(1):自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。

ターン終了時まで、相手が発動したモンスターの効果は無効化される。

(2):魔法&罠ゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。

自分のデッキ・墓地から《ハーピィの羽根帚》1枚を選んで手札に加える。

 

 

 【シムルグ】デッキの弱点はモンスター効果に弱い事です。《シムルグ》カードの効果が全体的に魔法・罠カードの妨害に集中しているので、モンスター効果への対策が疎かになりやすいです。【Kozmo】とのデュエルではそれが顕著に出ていました。

 モンスター効果対策として搭載しているのがこのカード。発動条件は“自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合”なので、このデッキなら発動条件を簡単に満たす事が出来るでしょう。

 1番目の効果は相手が発動したモンスター効果を無効にする効果です。この効果はこのカードを発動したターン終了時まで適用されるので、モンスター効果を発動してからの展開を封じる事が出来ます。刺さらないデッキは少ないと思います。

 自分のターンで使う場合は、主にバトルフェイズ中になるでしょう。《バトルフェーダー》等の手札誘発系だったり、《超電磁タートル》等の墓地で発動するタイプのモンスター効果を無効に出来るので、安全に攻撃を通す事が出来ます。

 2番目の効果は相手によって破壊された場合、デッキ・墓地から《ハーピィの羽根帚》をサーチ・サルベージ出来る効果です。ただ相手の効果で破壊されないと発動出来ないので、あくまでおまけ程度と考えておきましょう。

 

 

《こけコッコ》

チューナー・効果モンスター

レベル5/風属性/鳥獣族

ATK/1600 DEF/2000

(1):お互いのフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードはレベル3モンスターとして手札から特殊召喚できる。

(2):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードはレベル4モンスターとして手札から特殊召喚できる。

(3):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

 

 

このカードは先攻・後攻どちらでも簡単に特殊召喚出来るチューナー・モンスターです。初登場したのが2014年9月13日に発売された『EXTRA PACK -KNIGHTS OF ORDER-』と少し前になります。

 今は《 水晶機巧(クリストロン)-ハリファイバー》が登場して以降、扱いやすい自己特殊召喚能力を持つチューナーとして、【ABC】等の幅広いデッキで採用されるようになりました。

 このデッキだとリリース素材にしたり、《王神鳥シムルグ》のリンク召喚の素材として使う事が多いです。

 

 

霞の谷(ミスト・バレー)の巨神鳥》

効果モンスター

レベル7/風属性/鳥獣族

ATK/2700 DEF/2000

このカードの効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。

(1):魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの《ミスト・バレー》カード1枚を対象として発動できる。

その自分の《ミスト・バレー》カードを持ち主の手札に戻し、その発動を無効にし破壊する。

 

 

 《霞の谷(ミスト・バレー)の巨神鳥》はアドバンス召喚したり、《王神鳥シムルグ》のリクルート効果で特殊召喚する事が多いです。

 攻撃力が2700あるのに加えて、自分も含めた《ミスト・バレー》カードをセルフバウンスすると、《神の宣告》を打てるのが超強いです。なのでこのモンスターがフィールドに立っているだけでかなり展開しにくくなります。だって一度止められますし。

 しかも恐ろしいのが手札に戻る事なんですよ。《王神鳥シムルグ》のリクルート効果は手札・デッキからなので、やろうと思えば《霞の谷(ミスト・バレー)の巨神鳥》を毎ターンのエンドフェイズに特殊召喚する事も出来ます。これは相手からすれば嫌ですね~しかも先攻1ターン目から来ると、もう頭を抱えたくなります。

 

 

《烈風の結界像》

効果モンスター

レベル4/風属性/鳥獣族

ATK/1000 DEF/1000

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いに風属性以外のモンスターを特殊召喚できない。

 

 

 《烈風の結界像》は《王神鳥シムルグ》のリクルート効果で特殊召喚する事が多いです。風属性以外のモンスターを特殊召喚不可能になるので、このモンスターがフィールドにいる間、闇属性の《シムルグ》モンスターを特殊召喚する事は不可能になります。

 《王神鳥シムルグ》の効果で対象を取る効果も防げる為、除去による突破は難しくなりますが、ステータスが低いので戦闘破壊されるのがネックです。なので何かしらの補助カードを入れた方がより盤面を維持しやすくなるでしょう。

 

 

 

 はい。以上が【シムルグ】デッキの解説となります。EXデッキをそこまで使わないので《強欲で金満な壺》を入れたり、アドバンス召喚主体なので除去も兼ねて《帝王の烈旋》を入れたりしました。

 それにやろうと思えば、《ダーク・シムルグ》と《魔封じの芳香》で【アロマ・コントロール】も出来ます。このデッキレシピは“サンプルデッキを多少弄った程度”らしいので、皆さんも興味が出たら構築して自分独自の【シムルグ】デッキを作ってください!

 




次回はUA10,000突破記念の番外編、原作主人公の一夏君目線で本編開始前の出来事を振り返りつつ、純一君の人となりを記していきます。

次回をお楽しみに! LAST ALLIANCEでした!

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