オリキャラ、勝手な解釈とかその他諸々が盛りだくさん。ソーマ君とかシエルちゃんとかエリナちゃんとかGE2は嫁キャラが多すぎて辛いです
ざぁぁぁぁ――――
ざぁぁぁぁ――――
ざぁぁぁぁ――――
降り続くのは、ただの雨ではないのだろう。
赤く色づいた雨粒は、呪わしく、狂おしく、地面を叩いていく。
それが何故降るのか、何のために降るのか―――
今のところ、それを知る者はいない。
おそらく、誰も。
ざぁぁぁぁ――――
ざぁぁぁぁ――――
ざぁぁ―――……
灰色の天井が、冷たい照明に照らされて、無機質に輝いている。
「気を楽になさい。貴方は既に選ばれて、ここに居るのです」
鋼鉄の寝台―――いや、ただ寝転がる為だけに作られた鉄製の台に寝転ぶ青年は、達観したように瞳を閉じていた。響くのは、優しく、穏やかな女性の声。
「今から貴方には、対アラガミ討伐部隊『ゴッドイーター』の適合試験を受けていただきます。試験と言っても、不安に思う必要はありませんよ…貴方はそう、『荒ぶる神』に選ばれし者ですから……フフッ」
そっと右腕を伸ばし、せり上がって来た台座に設置された、左右半分に分かれた腕輪の中にその腕を通す。
その瞬間、腕輪は一つになって、彼の腕を挟み込んで固定された。
それは彼の生涯において、もう永久に外れない。
そんな重い定めを、彼は笑って受け入れる。
「やれやれ」
そう笑って。
天井から、逆さに塔が降りてきた。
そう形容するのが相応しい、重厚な存在感で。
「貴方に祝福があらん事を」
その尖塔は、彼の腕に嵌められた腕輪に突き刺さった。
途端に、腕輪が一瞬黒く輝く。
輝きをそのまま生え出させたように、黒い根が腕に突き立ち、彼の顔が苦痛に歪んだ。
静脈に注ぎこまれる黒い粒子が、彼の身体を狂ったように暴れまわり、人間として―――ヒトとしての身体を、在り方を、変えていく。
「っ…!ぐぁぁぁぁ―――っ!?」
鋼鉄の台から転げ落ち、床をのたうち回る彼の右手には、しっかりと―――
「っ、はぁ、はぁ、はぁ…」
「適合失敗か…?」
その様子をカメラで監視していた車椅子の女性の背後、腕輪をつけた制服の青年が、酷く事務的な口調で問うた。
「いいえ、よくご覧なさい」
先ほどからの声の主、車椅子でモニターを眺める黒衣の女性が、微笑んで答えた。
刃を突き立て、荒い息の元立ちあがった青年は、自らが見られている事すらも気に出来ない程に疲弊していた。
黒い粒子が沸き上がるように立ちこめ、彼を祝福しているように舞う。
それを見て、黒衣の女性は背後の青年に笑いかけた。
「フフッ…貴方に『洗礼』を施した時と、そっくり」
そうしてから、試験場である部屋に、そこに立つ青年に告げた。
「おめでとう…これで貴方は神を喰らう者『ゴッドイーター』になりました」
告げられた青年は、しっかりと握った分厚い刃の大剣を引っ提げて、それを聞く。
「そして、これからさらなる『血の力』に目覚める事で、極致化技術開発局『ブラッド』に所属することになります」
聞いているのだろうか。金褐色の前髪が目にかかっていることも気にせず、床を見る青年。
「ゴッドイーターを超越した、選ばれし者『ブラッド』…来るべき新たな神話の担い手……、まずは体力の回復に努めなさい……。貴方には、期待していますよ…」
立ち尽くすのみに見えた青年が、初めて動いた。握った剣を、大きく横に薙ぐ動作として。
「これで…私も…か」
彼は自らの事を私、と呼ぶ。それは矜持の高さから来るものである。
「ははっ…悪くない、と言ったところかな」
また、天井を見上げた。その更に上、この巨大な建物の上空には、赤い雲が渦を巻く。
彼の前途には、何があるのだろう。
祝福と呼べる事柄があるのなら、それはそれで良いだろう。
「…成せることがあるのかな、私に」
最も、彼はそんなことなど気にしないが。現実にただ直面してゆくのが、彼の精神の持ちようだった。
「あのー…早く出てくれませんか?私の適合試験もあるんですけど…」
そんな彼の背後、スライド式の鋼鉄扉を開けて、長い黒髪を揺らして女性が一人、顔を覗かせていた。
「…ああ、すまない」
そうして、巨大な刃を抱えた彼は、その女性と入れ違いに部屋を出る。
代わりに入って行ったその女性もまた――――何か、背負うことになるのだろうか。
それを知る者は、いない。おそらく、誰も。
閲覧に感謝いたします
お目汚し申し訳ないです
これからもこんな調子です
誰かオラに文章力を分けてくれ
よろしくお願いします