ダンガンロンパPRISON   作:M.T.

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第2章 非日常編③(学級裁判後編)

狛研「この事件は、まだ真実にたどり着いてないんだ!!」

財原「何言ってんの?犯人は入田クン。はい終わり。」

入田「ぐすっ、ちがう…僕じゃないもん…」

詩名「あーあ、完全に戦意喪失しちゃったね。」

日暮「口調もオドオドしちゃってるし…もう投票に移っていいんじゃないの?」

狛研「良くない!!本当に才刃クンが犯人なのか、ちゃんと話し合わないと!!」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

狛研「ねえ、才刃クン。事件当時何してたのか、詳しく教えてくれる?みんな、才刃クンが何をしてたのかわかってないから、混乱してるんだよ。」

入田「ぐすん…えっと、倉庫で歯磨き粉を選んでたんだ。部屋の歯磨き粉が切れちゃったからね。それで…ついでにお菓子を何個か持ってって、研究中に食べようと思ってたんだ。」

狛研「…って言ってるけど。」

不動院「確かに、入田殿が嘘をついているようには思えませんね…」

財原「信用できるワケないだろー?そんなの、嘘に決まってるよ。

入田「嘘じゃない!!僕、本当に何も知らないんだよ!!」

財原「またまたー。とっぼけちゃってー。」

入田「なんでぇ!?なんでそういう事いうの!?僕、夜時間中に管理室に入る方法も知らなかったんだよ!?」

財原「そんなワケないじゃん。本当は保管室に入る方法も知ってたんだろ?」

今の天理クンの発言はおかしい!

 

保管室に入る方法も知ってたんだろ ⬅︎【探索メンバー】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「天理クン、それはちょっと違うんじゃない?」

財原「違うって、何が?」

狛研「だって、才刃クンは管理室の探索をしてないんだよ?夜時間中に管理室に入る方法なんて知ってるわけないよ。」

財原「それだって、入田クンの嘘かもよ?ホントは、こっそり持ち場を離れて生物室を探索してたのかもしんねーじゃん。」

不動院「それはないと思います。入田殿は、私共と一緒に探索をしていた所をこの目ではっきりと確認しましたので。」

財原「あ、そう。」

不動院「やはり、入田殿には犯行は無理だったという事ですね…」

 

 

「その言葉、ブッ飛ばしてやるぜ!!」

 

反論

 

 

 

狛研「…成威斗クン?」

舞田「俺、バカだから難しい事はわかんねェけどよ。叶。お前の推理はおかしいぞ!!」

財原「そーだそーだ!」

入田「おかしいって…僕は嘘なんてついてないよぉ…」

舞田「悪い才刃。それは、俺の考えを証明してから考えさせてくれ。かかってこい!!一対一(サシ)で勝負してやんよ!!」

 

 

 

ー反論ショーダウン 開始ー

 

舞田「確かに、叶。お前の言う通り、才刃は夜時間中に保管室だっけ?に入る事はできなかった。それはいい。」

入田「そうだよぉ。僕は、管理室に入れないんだよぉ…」

舞田「けどな!!!」

入田「ヒッ…!(ビクッ」

舞田「死体を入れたのが夜時間じゃなかったとしたらどうよ!?才刃は、死体を生物室に隠して、朝に取り出して水槽に入れた !!これが俺の答えだ!!」

今の成威斗クンの発言はおかしい!

 

生物室に隠して、朝に取り出して水槽に入れた⬅︎【雪梅ちゃんの証言】

 

「その言葉、斬らせてもらうよ!!」

 

論破

 

狛研「成威斗クン。それはあり得ないと思うよ。」

舞田「なんでだ!?」

狛研「だって、生物室の点検に来た雪梅ちゃんが、生物室に死体は無かったって言ってたんだよ?だから、生物室に死体を隠して朝に水槽に入れたっていうのは無理があるよ。」

財原「でもさぁ、点検に来たなら、なんで羽澄サンの血には気付かなかったの?」

狛研「…雪梅ちゃん。生物室を点検した時、部屋の電気は付けた?」

朱「イイエ。懐中電灯持って、グルっと一周したダケデス。」

狛研「だったら、血に気付かなくても無理ないよ。血が付いたっていってもたった数滴だし、しかも机の死角だったからね。でも、死体がなかったのは確かなんでしょ?」

朱「ハイ!死体あったら、皆サン呼んでマス!」

狛研「ほらね。やっぱり、死体を生物室に隠しておくのは無理だったんだよ。」

財原「ふーん。でもさぁ、だからって入田クンの疑いが晴れるわけじゃないだろ?」

入田「だから、僕じゃないよ…!」

財原「オマエは黙ってろ殺人犯。俺は今狛研サンに聞いてんの。」

狛研「どうしても才刃クンを犯人にしたいのかい?」

財原「だってコイツ、クロ臭漂う怪しさMAXサイコドチビじゃん。俺は間違ってないね。」

入田「そんな、ひどい…」

財原「うるさいよゴミが。とにかくさぁ、どっちが正しいのか白黒ハッキリさせようぜ。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

財原「さっき、朱サンが死体は無かったって言ってたけど、もしかしたら入田クンとグルなのかもよ?」

朱「ワタシ、才刃サン庇う理由アリマセン!」

財原「ふーん。じゃあさぁ、朱サンの知らないような隠し扉とかに死体を隠してたとか…」

入田「そんなの知らないよぉ…!」

不動院「忍者屋敷じゃないんですから…」

財原「まあ、何にせよ入田クンが羽澄サンをお料理した後、管理室に忍び込んで死体を水槽の中にブチ込んだのは間違いないよね?」

狛研「うーん。それはちょっと違うんじゃないかな?」

 

管理室に忍び込んで⬅︎【管理室の入り口】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「それはあり得ないと思うよ。」

財原「にゃんでー?」

狛研「だって、才刃クンは、管理室に入った事が無いんだよ?」

財原「どーゆー事?」

狛研「あの管理室、外から見た床の高さと、中から見た床の高さが微妙に違うんだ。ボクも、それに気付かなくて最初転んじゃったしね。それでね、実は、ボクと同じ失敗をした人がもう一人いたんだよ。」

不動院「もしかして…」

狛研「そう。才刃クンは捜査中、それに気付かずに管理室に入ろうとして転んじゃったんだよ。もし一回管理室に入った事があるなら、こんなミスしないよね?だから、才刃クンは管理室に入った事がなかったんだよ!」

財原「そんなの、入田クンの演技かもしれないだろー?本当は入った事があるけど、狛研サンを騙すためにわざと転んだのかもしんねーじゃん。」

入田「そんな事してないよぉ…本当に、知らなくて転んじゃったんだよ!」

財原「嘘つけよ。殺人犯の戯言なんて信用できるワケねーだろーが。まー、じゃあ100不可思議歩譲ってそこのシリアルキラーが管理室に入った事がなかったとするよ?でも、管理室に入らずに死体を水槽に入れる方法があったとしたら?」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

財原「みんなさぁ、捜査の前半で、クマちゃんが何したか覚えてる?」

癒川「ええと… 水槽内の魚の移動…でしょうか?」

財原「そっ!つまりだよ?魚を移動させる先があったって事じゃん!入田クンは、お魚さんが移動される場所に死体をブチ込んだんだよ!」

なるほど、貯水タンクを使った犯行か。

確かに、それなら管理室に入らなくても犯行は可能だし、一見筋が通ってるように思える。

…だけど。

 

お魚さんが移動される場所に死体をブチ込んだ⬅︎【貯水タンク】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「残念だけど、その仮説は間違ってるよ。」

財原「えー?なんでー?」

狛研「確かに、魚と水を移動させておくための貯水タンクはあったよ。でも、そこは普段開放されてないんだよ。ボク達が入れるわけないよ。」

財原「あ、そっかー。まあ、言われてみればその通りっすわー。はーい、よかったねでちゅね入田クーン。チミの無実が証明されまちたー!」

入田「黙れ成金クソヤロー!!散々僕ちゃんを悪者扱いしやがって!!5億回土下座しても許さんぞ!!」

財原「うるせぇなあ。別に土下座する気無いし許してもらうつもりもねーから。慰謝料やるからそれでいいだろ。ほい金。」

入田「お金の問題じゃないのだ!!そんなもので簡単に踊らされる僕ちゃんじゃ…え、嘘。こんなに…?」

詩名「おい。」

穴雲「うーん。じゃあ、とりあえず入田君の疑いは晴れたって事でいいのかな。ところで、犯人が羽澄さんを水槽に入れたのは一体いつなんだろうね?僕は夜だと思うんだけど。」

日暮「いやいや、朝だよ。だって、夜時間は管理室に入れないじゃん。それに、夜時間はみんな寝ちゃってるしねー。」

不動院「そう思わせる為の罠かもしれません。私も、穴雲殿に賛成です。」

詩名「あーあ、意見が分かれちゃったねぇ。」

栄「と、いう事は…マジかー。オレ、アレ嫌いなんだよなぁ。」

 

『フッフッフ!また意見が分かれましたか!アナタ達、本当に喧嘩が大好きですねぇ!!そういう時は、ワタクシの出番です!あポチッとな!!』

 

ベルさんが席の装置を操作すると、ボク達の証言台が宙に浮いた。

 

入田「うっひょぉおおおおおお!!やっぱこれ楽しいのだー!!」

栄「うぇええええ…酔う…マジで下ろして…」

 

証言台が二つの陣営に分かれた。

 

 

 

意見対立

 

 

 

《水槽に死体を入れたのはいつ?》

 

【今朝だ!】財原、栄、詩名、日暮、翠、舞田、癒川

 

【昨晩だ!】穴雲、入田、神座、狛研、朱、不動院、ラッセ

 

 

 

ー議論スクラム 開始ー

 

財原「だ、か、らぁ!死体を入れたのは今朝だっつってんじゃーん!」

「星也クン!」

穴雲「僕は、今朝一番に来たけど、誰かが何かしてる様子は無かったよ?」

日暮「だと、みんな寝ちゃってるから犯行は無理なんじゃないの?」

翠「ピィ!ピィピィ!(あげはの言う通りだよ!夜時間は管理室に入れないよ!)」

「ラッセクン!」

ラッセ「貴様と一緒にするな。現に、に外をほっつき歩いてた奴がいただろう。」

詩名「管理室に入れないなら、死体を入れられないだろ〜♪」

「ゐをりちゃん!」

神座「…夜、管理室………入る、方法、ある…かも…」

栄「やっぱ、舞田や財原の言う通り、生物室に死体を隠してたんじゃねえの?」

「雪梅ちゃん!」

朱「ワタシ、生物室点検シマシタ!死体、ありませんデシタ!」

癒川「ですが、水槽に死体があったら普通気付きませんか…?」

「剣クン!」

不動院「朱殿が生物室を点検した時と違って、直接探してはいませんから… 水槽の中に入っていても、死角になっていた可能性はあります。」

舞田「けどよぉ。夜に外を歩いてた奴は、アリバイが証明されたんだろ?」

「才刃クン!」

入田「まだ完全にアリバイが証明されてない奴がいるかもしれないだろ!!」

日暮「みんなしつこいよぉ。もう昨日死体を入れた可能性は潰れたじゃない。」

翠「ピィピィピィ!!(みんないい加減にしてよ!!)」

「ボクが!!」

狛研「可能性が残っている以上、議論は続けるべきだよ!!」

 

 

 

全論破

 

穴雲「これが僕らの答えだ!」

入田「これが僕ちゃん達の答えなのだ!」

神座「………これが、…………私、達の……こた、え……」

狛研「これがボク達の答えだよ!」

朱「これがワタシ達の答えデス!」

不動院「これが私達の答えです!」

ラッセ「これが俺達の答えだ!」

 

 

 

狛研「まだ、昨日死体を入れた可能性が残っている以上、議論は続けるべきだよ。」

穴雲「そうだよ。みんな、もっとちゃんと考えようよ。」

栄「けどよぉ。やっぱまだわかんねぇよ。犯人がどうやって水槽か生物室に死体を隠したのか、よぉ。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

財原「んー。わかんね。ス●スケの実とかぁ?」

癒川「ふざけてないで真面目に考えてください…」

舞田「やっぱ隠し扉だろ!」

詩名「んなバカな…」

不動院「硝子のような物で包んで水槽に入れたとか…」

入田「いや、普通にバレるだろ。」

財原「これがウワサのバミューダトライアングルかっ!!」

穴雲「…君、本当にいい加減にしようね?」

剣クンの意見に賛成したい。

 

硝子⬅︎【小さな水槽】

 

「それに賛成だ!!」

 

同意

 

狛研「いや、才刃クン。剣クンの言う通り、犯人はガラスで死体を包んだんだと思うよ。巨大水槽の中にあった水槽がその証拠だよ。犯人は、生物室にあった、人体のパーツがちょうど入るサイズの水槽を6つ用意して、その中に死体を入れて巨大水槽の中に沈めたんだよ。」

入田「はぁああああああああ!!?まさかとは思うが、ガラスが水の中に入って見えなくなったとでも言う気か!?屈折率が全然違うんだからすぐバレるに決まってるだろう!!そんなふざけた推理がまかり通ると思ってるのか!!」

狛研「確かに、普通に水槽に入れたらバレるに決まってるよね。犯人は、死体を入れた水槽に細工をしたんだよ。」

 

コトダマ提示!

 

【シールミラー】

 

「これだ!!」

 

狛研「…シールミラー。犯人は、これを使って水槽の中に死体を隠したんだよ。シールミラーを、死体を入れた6つの水槽全部に貼って、巨大水槽の中に沈めたの。そうすれば、水槽の中にあってもわからないでしょ?」

癒川「シールミラーって…あの、お風呂場とかに貼る薄い鏡ですか…?」

詩名「そうだよ〜♫」

穴雲「なるほどね。水槽には外の魚と水が映るから、外から見れば奥行きと魚の群れに紛れて気付かないって寸法か。仮に水槽の中に鏡がある事に気づいたとしても、まさか鏡の中に死体が入ってるとは思わないだろうし。…でも、仮にそうだったとして、犯人はどうやって朝に死体を出現させたんだい?」

栄「あ、そっか。水槽に死体を入れてから死体が見つかるまで、犯人はずっと水槽の中に死体を隠してたんだもんな。どうやってずっと死体を隠してたんだろうな?」

狛研「…それは。」

 

 

 

死体が朝まで発見されなかった理由は?

 

1.見落とし

2.魚が飲み込んでいた

3.水槽に蓋をしていた

 

 

 

➡︎3.水槽に蓋をしていた

 

「これだ!!」

 

狛研「犯人は、水槽に蓋をしてたんだよ。だから、死体が朝まで発見されなかったんだ。」

穴雲「でも、そうなると逆に死体を出現させる方法がわからなくないかい?わざわざ水槽に入って蓋を開けに行ったわけじゃないんだろうしさ。」

狛研「違うよ。水槽の蓋を開けたのは、犯人じゃないんだよ。」

穴雲「どういう事?」

狛研「犯人は、水槽の中にいるお魚さん達に蓋を開けてもらったんだよ!」

詩名「それって…おいおい、嘘だろ?そんな事できるのかい!?」

狛研「柳人クンは気付いたみたいだね。これが、死体出現トリックのタネだよ!」

 

コトダマ提示!

 

【魚のエサ】

 

「これだ!!」

 

狛研「犯人は、魚のエサでフタをしてたんだよ!!」

舞田「な、なにぃいいいいいい!!?え、エサでフタだと!!?」

狛研「水に溶けないタイプの魚のエサ…犯人は、お魚さん達がフタのエサを食べる時間を計算して、朝に死体が現れるようにフタを作って水槽の中に入れたんだよ!!」

詩名「嘘だろ!?予行演習もなしにそんな事、できるわけがないだろ!」

狛研「確かに、普通の人なら成立し得ないトリックだろうね。でも一人だけ、このトリックが使えた人がいるんじゃないかな?」

…そう。

普通の人なら、仮に思い付いても絶対実行できないようなトリック。

でも、そのトリックを、ただ一人だけ実行できた人がいた。

でも、正直この人が犯人だなんて信じたくなかった。

それでも真実を暴かなきゃ、ボク達は生き残れない。

この事件の真犯人…それは…

 

 

 

 

 

ー人物指定ー

 

【超高校級のアナウンサー】穴雲星也

 

【超高校級の工学者】入田才刃

 

【超高校級の不運】景見凶夜

 

【超高校級の???】神座ゐをり

 

【超高校級の幸運】狛研叶

 

【超高校級の資産家】財原天理

 

【超高校級の栄養士】栄陽一

 

【超高校級の詩人】詩名柳人

 

【超高校級のマドンナ】白鳥隥恵

 

【セキセイインコ】翠

 

【超高校級の曲芸師】朱雪梅

 

【超高校級のダンサー】羽澄踊子

 

【超高校級の生物学者】日暮彩蝶

 

【超高校級の侍】不動院剣

 

【超高校級の喧嘩番長】舞田成威斗

 

【超高校級の看護師】癒川治奈

 

【超高校級の国王】ラッセ・エドヴァルド・シルヴェンノイネン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➡︎【超高校級の生物学者】日暮彩蝶

 

狛研「…キミが犯人だったんだね、彩蝶ちゃん。」

日暮「ほにゃっ…え、わたし…?」

朱「ソンナ、彩蝶サンが犯人!?そんなの、信じられマセン!!」

栄「そうだぜ。こんなにみんなに優しくて虫も殺さないような子が羽澄ちゃんを殺しただなんて…正直ありえねェだろ!」

ラッセ「フン。貴様ら、殺人犯に同情する気か?おい、触角帽子。この鳥娘が犯人だというなら、その証拠がある…そうなんだな?」

狛研「うん。だって、よく考えてみてよ。魚のエサで蓋をしてちょうどいいタイミングで死体を出現させるなんて、よっぽどお魚さんに詳しい人じゃないと実行できないよね?それができるだけの知識を持ってる人は、彩蝶ちゃん。キミだけなんだけど。」

日暮「うーん…かなえちゃん。ごめんね?ちょっと言ってる事がよくわからないかなぁ。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

日暮「なんでわたしが犯人になるの? わたしは犯人じゃないって言ってるでしょ?」

狛研「いいや、キミ以外あり得ない。」

日暮「あのさぁ。わたしはその時間、翠にごはんをあげてたって言ったよね?かなえちゃん、なんでわたしの事信じてくれないの?」

翠「ピィ!ピィピィ!ピィ!(あげはの言う通りだよ!私はちゃんとごはんをもらったよ!信じてよかなえちゃん!)」

狛研「あのね、彩蝶ちゃん。そもそも夜時間に外にいた事自体怪しいの。生物室の探索の担当で、夜時間に外に出た事を認めてて、かつ無実が証明されてないのはキミだけなんだよ。」

日暮「シュエメイちゃんが見てたって言ってるじゃん!」

狛研「事件発生から1時間後に、でしょ?そんなの、アリバイを証明してるうちに入らないよ。」

日暮「わたし、ほんとうに犯人じゃないから。だって、わたしは管理室に入れないじゃない。」

 

わたしは管理室に入れない⬅︎【消えた鍵】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「彩蝶ちゃん。キミなら夜時間中でも管理室に入れたよね?」

日暮「なんで?じゃあ、どうやって入ったっていうのさ。」

狛研「保管室から無くなってた鍵…あれ、盗んだのキミだよね?」

日暮「なにそれ。どういう事?」

狛研「キミは、何らかの方法で保管室から鍵を盗み出して、盗んだ鍵で管理室に入ったって事。違う?」

日暮「はぁ…」

 

 

「まるでスズドリの鳴き声みたいな推理だねぇ。」

 

反論

 

 

 

狛研「…彩蝶ちゃん?」

日暮「きみの推理は、スズドリの鳴き声みたいにうるさいって言ってるの。あ、こんな事言ったらスズドリさんに失礼か。とにかく、ただうるさいだけの戯言に意味はないの。」

狛研「そこまで言うなら、反論してみてよ。」

日暮「いいよー。きみのうるさい推理なんて、わたしが大人しくさせてあげる。」

 

 

 

ー反論ショーダウン 開始ー

 

日暮「あのさぁ。きみはわたしが保管室から鍵を盗んで管理室の鍵を開けたって疑ってるみたいだけど…どこにそんな証拠があるの?」

狛研「それは…」

日暮「ほらね?何も言い返せないでしょ?だってわたしは犯人じゃないもんね。そもそも保管室にすら入れないんだから、わたしにようこちゃんを殺して死体を隠すなんて事、できるわけないよね?そこまで言うなら、ほら、見せてみてよ。わたしが保管室の鍵を盗んだっていう決定的な証拠をさぁ!」

 

決定的な証拠⬅︎【緑色の羽根】

 

「その言葉、斬らせてもらうよ!!」

 

論破

 

狛研「…ねえ、彩蝶ちゃん…これ、何?」

日暮「…え?」

狛研「これ、保管室に落ちてたんだけど。翠ちゃんの羽根じゃないの?」

日暮「嘘っ…なんで落ちて…!?…あっ。」

狛研「そう、嘘だよ。引っかかってくれてありがとう。本当はこれ、天理クンが見つけてボクに預けてくれただけなんだよね。そうでしょ?」

財原「そうだよ。実は、俺が保管室で羽根を見つけたっていうのも嘘なんだけどネ☆事前にそこのクソとりっぴの羽根を回収して、わざと落として自分で拾ったんだ♪」

日暮「そんな…てんりくんサイテー!!」

狛研「うん。それはボクも思う。」

財原「えー。」

狛研「でも、これでハッキリしたね。やっぱり、踊子ちゃんを殺した真犯人はキミだったんだよ!!」

日暮「ッ、2人で翠の事を利用してわたしを騙したの!?ひどい!!」

財原「うんうん、ひどいひどい。…けどさぁ。もっとひどいのは、羽澄サンを殺しておきながら、何も知らないフリをして自分だけ助かろうとしてるオマエだろ?いい加減自分の罪を認めろよ殺人犯。」

日暮「やだ!!絶対認めない!!わたしは犯人じゃないもん!!」

財原「あっそ。」

狛研「でも、これでわかったよ。やっぱり、キミは翠ちゃんに鍵を盗ませたんだね。」

朱「確かニ、翠サンなら保管室の扉のスキマ、抜けられマス!」

日暮「違うもん!!翠は関係ない!!」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

日暮「わたしが翠に鍵を盗ませた!?バカな事言わないで!!」

狛研「でも、キミの反応を見る限り、そうとしか考えられないよ?」

日暮「違うって言ってるじゃん!!わたしも翠も鍵を盗んでなんかない!!!」

 

鍵を盗んでなんかない⬅︎【翠ちゃん】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「彩蝶ちゃん。翠ちゃんが具合悪そうだけど、どうしたの?」

日暮「えっ…?」

狛研「そういえば、さっきも金属の輪っかを吐き出してたよね?何か飲み込んじゃったんじゃないの?もしかして、鍵とか…」

ボクは、翠ちゃんが吐き出した輪っかを見せた。

財原「あー。確かに、保管室で見た他の鍵のリングと同じ形してるー。じゃあ犯人はそこのカスとりぴっぴで決まりだね。」

日暮「それも嘘でしょ!?こんな形のリング、どこにでもあるじゃない!!」

財原「てへっ。バレちゃった。」

日暮「とにかく、翠は犯人じゃない!!」

彩蝶ちゃん、やけに動揺してるな…

もしかして、翠ちゃんが鍵を飲み込んじゃった事は想定外だったのかな?

日暮「翠、大丈夫!?」

翠「ピ、ィ…」

財原「っはー。人殺しとクズ鳥類のくっさいドラマっすかぁ。いやー、全米が鼻で笑うぜこんなの。はっはっは。しっかし、翠ちゃんもこんな無能なご主人様に拾われちゃって、不憫だよねー。アーカワイソ。」

翠「ギィ!ギィギィ!!(黙れ!あげはをバカにするな!!)」

翠ちゃんは、天理クンの方へ飛んで行った。

財原「お?やんのか?っと、狛研サン。このクソ鳥は俺に任せて、早く日暮サンにトドメ刺しちゃってよ。俺、裁判が長引くの嫌いだからさー。」

狛研「う、うん…」

天理クンのやり方は納得できないけど…

でも、やらなきゃボク達が殺されちゃうんだ。

だったらやるしかない!!

 

 

 

議論開始!

 

 

 

日暮「みんな、翠をいじめてひどい…!!絶対許さないから!!」

入田「いじめてるのは財原だけなのだ!僕ちゃんを巻き込むな!!」

日暮「うるさいうるさいうるさい!!じゃあ言わせてもらうけど、わたしがシュエメイちゃんと会った時、シュエメイちゃんがすぐにわたしの事を報告しなかったのはなんで!?」

穴雲「確かに…人を解体した後なら、返り血を浴びてるはずだもんね。いくら暗いとはいえ、血がべったりついてたら流石に気付くよね?」

朱「ソウですヨ。ワタシが見た彩蝶サン、血、付いてマセンでしタ。」

狛研「それは…」

人を解体した後なのに、彩蝶ちゃんが血を浴びてなかったのはなんでだ…?

…考えろ。

 

 

 

ー閃きアナグラム開始ー

 

 

 

「これだ!!」

 

リ バ ー シ ブ ル ノ フ ク

 

【リバーシブルの服】

 

狛研「リバーシブル…表裏どっちでも着られる服を着てたんだよ!!血の付いた面を内側にして着れば、血が着いた事がわからないでしょ?」

癒川「確かに…日暮さんのリバーシブルの服…ひとつしか考えられませんね。」

日暮「何それ!!わたしそんなの知らないもん!!」

狛研「じゃあ教えてあげる。キミが着てたリバーシブルの服をね。」

 

 

 

日暮「リバーシブルの服!?何それ!わたしは犯人じゃない!!」⬅︎ 【彩蝶ちゃんの白衣】

 

「これで終わりだよ!!」

 

 

 

狛研「彩蝶ちゃん。その白衣、リバーシブルで、お母さんが作ってくれた宝物だって言ってたよね?」

日暮「あっ…!!」

狛研「世界に一つしかないなら、もう替えは無いでしょ?夜時間中はランドリールームは使えないし…だったら、その白衣の内側の面に、血が付いてるんじゃないの!?」

日暮「違う!!そんなの、ハッタリだよ!!」

ラッセ「だったら、今すぐ白衣を見せろ。」

日暮「え…?」

ラッセ「貴様がミカン頭を殺してないというなら、その白衣を見せられるだろう?ほら、早くしろ。」

日暮「やだ!!やだやだやだ!!!」

彩蝶ちゃんは、白衣を見せるのを頑なに拒んだ。

 

財原「ったく、しょうがねえなぁ。俺がオマエの罪を認めさせてやるよ。」

天理クンは、左手に翠ちゃんを握っていた。

日暮「翠!!」

財原「…言え。自分がやった事を正直にな。じゃないと、このインコ握り潰すよ?」

癒川「やめてください!!そんなの、卑怯です!!」

財原「はっはは!癒川サン、聖人にでも話しかけてんの?この状況ちゃんと理解してる?コイツに罪を認めさせなきゃ、俺達が死んじゃうんだよ?卑怯もらっきょもあるかよ。さーてと、早くしないと俺の左手にハンバーグができちゃうよ?はい、ごぉ!!」

翠「ビッ…ピギィッ!!」

天理クンが左手に力を入れると、翠ちゃんは鍵を吐き出した。

財原「あっはは、やっぱり飲み込んでたー!はい、よぉん!!」

天理クンは、握る力を少しずつ強くしていく。

財原「さぁん!!」

翠「ギッ…ピギッ…」

財原「にぃ!!」

狛研「やめろ!!!」

財原「いぃち!!」

 

 

 

 

 

「もうやめて!!」

 

 

 

財原「…あ?」

日暮「そうだよ…わたしがようこちゃんを殺したんだよ…だからもうやめて…!翠は、こんなひどい友達を助けようとしてくれてただけなの!!翠は何も悪くない!!やるならわたしを殺して!!」

翠「ピ、ィ…」

財原「ははっ、あははっ!ぎゃはははははははは!!ウケる!こんなおかしな事あるかよ!!コイツ、鳥を助けるためにあっさり白状しやがった!!」

狛研「黙れ!!…彩蝶ちゃん。ボクが引導を渡してあげる。」

日暮「うっ、うぅっ…」

狛研「これが事件の真相だよ!」

 

 

 

ークライマックス推理開始!ー

 

Act.1

事の発端は、ボク達に配られた動機ビデオだった。

多分、犯人にとってそこに重要な何かが映り込んでたんだろうね。

犯人は、みんなが寝てる間に一人、殺人事件の計画を立ててたんだ。

そのターゲットは、ダンスの練習で生物室に残っていた踊子ちゃんだった。

 

Act.2

犯人は、雪梅ちゃんが生物室から出て行くタイミングを狙って、生物室に忍び込んだ。

そして、あらかじめ用意していたノコギリの柄で踊子ちゃんの頭を殴った。

でも、それでトドメを刺せなかったんだ。

だから犯人は、気絶した踊子ちゃんの手をロープで縛って、生物室の流しに顔を突っ込んで溺死させた。

 

Act.3

踊子ちゃんが死んだ事を確認した犯人は、床にビニールシートを敷いて、その上で踊子ちゃんをノコギリで解体した。

そして、十分な大きさの生物室の水槽を6つ用意して、それに踊子ちゃんの死体を詰めた。

その後、あらかじめ用意しておいたシールミラーをガラス面に貼った。

この時、犯人は自動で水槽の蓋が外れる仕掛けを作ったんだ。

犯人は、固めた魚のエサで水槽を蓋した。

 

Act.4

管理室に入るために犯人は、翠ちゃんに保管室にある鍵を盗ませたんだ。

そして、管理室の鍵を開けた犯人は、水槽を一個ずつ運んで、巨大水槽の中に落とした。

全ての水槽を巨大水槽の中に隠し終えた犯人は、ビニールシートを回収し、血のついた白衣を裏返して着て外に出た。

この時、ノコギリの回収と床に付いた血の証拠隠滅を忘れていたのが、犯人の致命的なミスだったね。

まあ無理もない。犯人は、普段は少しふわっとしてる人だったからね。

 

Act.5

そして、犯人は何事もなかったかのように生物室から出ていった。

そして、帰り道に雪梅ちゃんとすれ違った。

この時雪梅ちゃんが犯人の犯行に気付かなかったのは、犯人がリバーシブルの白衣を着てたからなんだろうね。

そして、犯人はゴミ処理場にビニールシートを捨てに行って、そのまま独房に戻った。

 

Act.6

翌朝、巨大水槽の中の魚達が、水槽の蓋になっていたエサを全部食べ尽くして、蓋がなくなった水槽から踊子ちゃんの死体が浮き出てきた。

それを星也クン達が見て、その後犯人もアナウンスを聞きつけて何食わぬ顔で踊子ちゃんの死体を見ていたというわけさ。

でも、実は事件が終わった後、犯人にとって想定外の出来事が起こっていた。

なんと、翠ちゃんが管理室の鍵を飲み込んじゃってたんだ。

きっと、友達の犯人を庇おうとして飲み込んじゃったんだろうね。でもそれが、結果的に犯人を追い詰めてしまっていたんだ。

 

「これが事件の真相だ!…そうだよね?」

 

 

 

「【超高校級の生物学者】日暮彩蝶ちゃん!!!」

 

 

 

日暮「うっ、うぅっ…ごめん、ごめんなさい、ようこちゃん…翠…うっ、うぁああああああぁあああああああああああぁあああああああああ!!!」

財原「あーあ、なかなか往生際の悪い女だったね。さーてと、しょーもない事に貴重な時間を割いちゃったし、巻きでいこ巻きで!クマちゃん!投票始めちゃっていいよー!」

モノクマ『うぷぷ、もー、せっかちだなー。でももう答えは出たみたいだし、始めよっか!投票ターイム!』

モノベル『必ず、一人一票投票してくださいね。もし投票しなかったら、校則違反とみなしておしおきします!』

 

証言台にボタンが現れた。

ボクは、迷いながらも彩蝶ちゃんに投票した。

 

モノクマ『うぷぷ、全員投票し終わったようだね?ではでは…結果発表ー!!』

モノベル『皆様の運命や如何に!?』

 

 

 

モニターにVOTEと書かれたスロットが表示され、ドラムロールと共にボク達の顔のドット絵が描かれたリールが回転する。

リールの回転が遅くなり、ついに止まった。

 

リールには、彩蝶ちゃんの顔が3つ並んでいた。

スロットからは、ボク達の勝利を祝福…いや、嘲笑うかのように、ファンファーレと共に大量のメダルが吐き出された。

 

 

 

 

 

学級裁判閉廷!

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