ダンガンロンパPRISON   作:M.T.

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第4章 非日常編②(学級裁判前編)

エレベーターが止まり、ドアが開いた。

全員がエレベーターから降りた。

証言台には、遺影が2つ増えていた。

気が狂う前の優しい笑みを浮かべた剣ちゃんの遺影と、屈託のない笑みを浮かべる才刃クンの遺影だった。

「クソッ…不動院ちゃん…入田…!」

「不動院君…入田君…」

「うぅっ…不動院さん…入田さん…」

「不動院さん、入田君…ごめんね。僕達が不甲斐ないばっかりに。」

「…フン。」

「ほわぁあああ…眠いなぁ…」

「…………………………侍、工学者………」

一部を除いてみんな、2人の遺影を見て泣いていた。

…もう、人数も半分になってしまった。

8人も失った裁判場は、以前より広く感じた。

 

「…みんな、今は泣いてるヒマなんてないよ。みんなで話し合わないと。」

「狛研君…君ねぇ、よくそんな…!」

「やめなよ。狛研さんが正しい。犠牲になったみんなのためにも、まずは僕らが生き残らないと。」

「そーそー。言っとくけど、俺はオマエらと心中なんてごめんだから。死にたくないなら泣いてないで頭使えよ。」

「…。」

『うぷぷ、全員揃ったね!…って、あれれ?オマエラ、最初より随分と減ってない?』

『フッフッフ。最初は賑やかだったのに、随分と静かですねぇ。まあ、静かな方がこっちとしては余計なストレス抱えなくて済むんですがね。』

「黙れ。いつまでもこんな事続けられると思うなよ。」

ボクは、二匹を睨みながら捨て台詞を吐いた。

『おお、怖い怖い。狛研様は、才能は無いくせに度胸と減らず口だけは一人前ですねぇ。元気がいいのはよろしいことで。ワタクシは非常に嬉しいですよ。まあ嘘ですけど。』

「うるさい。ボクは、キミ達を絶対許さない。」

『はーこわ。そんな反抗的な態度とっていいわけ?ボクは、いつでもオマエラ全員おしおきできるんだからね?』

「…。」

『まあいいや。今のはちょっとした気の迷いって事で特別に見逃してあげるよ。今から人数が減っちゃってもツマンナイしね。でももし次ボク達に楯突こうもんなら、もれなくおしおきをプレゼントしちゃうから。覚悟しといてよね。』

「くっ…」

陽一クンと星也クンは悔しそうに歯を食いしばった。

『それじゃあ全員揃ったし、始めちゃおっか!ドキドキワクワクの学級裁判を!』

 

 


 

コトダマ一覧

 

 

【モノクマファイル⑤】

 被害者は【超高校級の工学者】入田才刃。

死体発見現場は、内エリア1階の入田才刃の独房。

死亡推定時刻は、21時30分頃。

死因は失血死及び呼吸困難。

死体発見時、死体は死後1時間程度経過していた。また、鳩尾に小さな穴が開いており、吐血した形跡が見られる。

 

【全員の持ち物】

ボク、陽一クン、ゐをりちゃんは手ぶらだった。

星也クンは本と手帳を、柳人クンはリュートを、治奈ちゃんは医療セットを、ラッセクンはハンカチと手鏡を2個持っていた。

そして、天理クンは拳銃を持っていた。

 

【拳銃】

天理クンが持っていた、全部で6発の回転式拳銃。自分の研究室から持ち出したらしい。弾は一発も使われていない。

 

【銃の仕組み】

装填されている時は弾に薬莢が付いている。撃った時に外れ、弾丸だけが飛び出す。

 

【インターホンのテープ】

才刃クンの部屋のインターホンにテープを剥がした痕があった。

 

【ガラスの破片】

ゐをりちゃんが見つけてくれた。

 

【印】

ガラスの破片が落ちていた場所に付いていた印。全部で2ヶ所。変な位置関係にあるけど…?

 

【目覚まし時計】

焼却炉に捨てられていた。天理クンが直してくれた。

 

【懸賞金】

今回の動機。殺された才刃クンの懸賞金額は1番高くて、殺されかけたゐをりちゃんは2番目に高かった。

 

【誕生日】

今回の動機の懸賞金額は、誕生日で決められている。

全員分の誕生日を把握しているのは、今のところ天理クンとボクだけ。

 

【ボウガン】

美術室に仕掛けられていた。誰かがこれを使ってゐをりちゃんの命を狙った…?

 

【ル●バ】

何故か美術室に置いてあった。糸が巻きついている。また、タイマーが21時30分にセットしてある。

 

【プレートアーマー】

美術室にあったもの。最初の位置から少しズレている。誰かが移動させた…?

 

【ライフル】

プレートアーマーとセットになっていた。実弾が装填されている。ボウガンに付いていた糸と同じ糸が巻きつけてある。

 

【装弾数】

元は10発で、現在8発。

陽一クンが試し撃ちしたのは一発だけらしい。

 

【火薬の匂い】

美術室からわずかに火薬の匂いがする。

 

【シルクの糸】

ボウガン、ル●バ、ライフルに付いていた。かなり上質らしい。

 

【弾丸】

才刃クンの遺体の近くに落ちていた。キットで調べた結果、天理クンの指紋がベッタリ付いていた。

 

【血の痕】

床に小さな玉状の物が転がったような痕があった。

 

【治奈ちゃんの検視結果】

才刃クンの遺体には、鳩尾を貫通したような小さな穴が開いていた。直径は10mm程度。

 

【才刃クンの遺体】

穴は、背中側まで貫通していた。何かが身体を突き抜けた…?

 

【血溜まり】

才刃クンの身体の周りに血溜まりができていた。

才刃クンはここで殺されたとみて間違いなさそうだ。

 

【全員分のアリバイ】

天理クンと才刃クン以外は全員食堂にいた。

 

 


 

 

 

学級裁判開廷!

 

モノクマ『それじゃあ、好きに議論を進めてくだっさーい!!』

穴雲「とりあえず、まずはファイルを確認しようか。」

狛研「そうだね。今回は、誰がファイルを読む?」

癒川「えっと…では、私が…」

穴雲「頼んだよ、治奈。」

癒川「ま、任せて…ください…!」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

癒川「被害者は【超高校級の工学者】入田才刃。死体発見場所は、内エリア1階の入田才刃の独房。

栄「チクショウ…入田…!なんでこんな事に…!」

ラッセ「…フン。馬鹿め。感傷に浸っている時間など無いぞ。アイツが勝手に死んだのだから自業自得だ。」

栄「んだと!?」

穴雲「やめなよ。治…癒川さんが困ってるだろ。」

栄「あっ…悪い…」

癒川「ありがとうございます、星…穴雲さん。では続けますね。死亡推定時刻は21時30分頃。死因は、失血死及び呼吸困難。死体発見時、死体は死後1時間程度経過していた。また、鳩尾に小さな穴が開いており、吐血した形跡が見られる。…以上です。」

詩名「吐血かぁ…死因は毒殺とかじゃないのかなぁ?」

栄「毒殺?」

詩名「ほら、出血系の毒とかあるだろ?それを盛られたっていう可能性は?」

栄「なるほどな。じゃあ、死因は毒殺で決まりだな!」

今の柳人クンの発言はおかしい!

 

毒殺⬅︎【モノクマファイル⑤】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

詩名「ん?オイラ、何か変な事言ったかい?」

狛研「言ったよ。死因は失血死及び呼吸困難って書いてあるじゃないか。それに外傷がある以上、毒で死んだとは考えにくいよ。」

癒川「遺体から毒の成分は検出されませんでしたしね。」

栄「あっ…そうだな。悪い。オレ、勘違いしてたわ。」

詩名「うーん…そうなのかなぁ。でも、身体に穴が開いたからって吐血するとは限らないんじゃ…」

癒川「遺体は胃や肺を損傷していましたので、その外傷が原因で吐血する可能性は高いかと。」

詩名「あ、そう。」

狛研「とにかく、直接の死因になったのは、鳩尾の穴とみて間違いなさそうだね。」

癒川「では、本当の死因は一体何なのでしょうか…?」

狛研「うーん…」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

ラッセ「状況的に刺殺ではないのか?」

穴雲「本当にそうなんでしょうか…?」

財原「銃殺とかはー?オマエのハートをバキュンバキューン!」

栄「映画の見過ぎだろ。あり得るかよ。」

詩名「ふざけてないで真面目に議論しよっかぁ。」

神座「やっぱり毒殺…」

癒川「それは違うという話になりましたよね?」

天理クンの意見に賛成したい。

 

銃殺⬅︎【治奈ちゃんの検視結果】

 

「それに賛成だ!!」

 

同意

 

狛研「天理クンの言う通り、銃殺だと思うよ。」

栄「マジか!?」

財原「にゃははー。だから言っただろー?」

栄「でも、高校生がクラスメイトを銃殺するなんて…あり得んのかよ!?」

狛研「確かに、普段の生活からは到底考えられない死因だよね。でも、銃殺だとすれば全ての辻褄が合うと思わないかい?」

癒川「確かに…遺体の傷は、銃創の特徴と一致していましたね。」

狛研「ね?やっぱり、殺害方法は銃殺…」

 

 

 

「その推理、昏いねぇ♬」

 

反論

 

 

 

狛研「…柳人クン?」

詩名「狛研君。君の推理には矛盾があるよ。」

栄「矛盾?ンなモンあったかなぁ…?」

詩名「わからないなら、オイラが反論(うた)を詠んであげるよ。」

 

 

 

ー反論ショーダウン 開始ー

 

詞名「一応確認のために聞くけど、狛研君はなんで入田君が銃殺されたと思ったのかなぁ?」

狛研「遺体の傷は、10mm程度の穴だったよね?この特徴と一致するのって、銃創だと思うんだけど。」

詩名「そんなの憶測に過ぎないだろ〜♪本物の銃創なんて見た事ないだろ、君。」

狛研「う…そりゃあまあそうだけど…」

詩名「第一、銃殺だと説明できない事があるじゃないか。」

狛研「説明できない事?」

詩名「銃で撃たれたなら、銃弾が体内に残る はずだよね?でも、遺体には銃弾なんてなかったじゃないか。そうだろ?癒川君。」

癒川「はい。もし見つけていたら、とっくに皆さんに報告してます。」

詩名「ほらね。銃弾が見つかっていないって事は、やっぱり銃殺っていうのはおかしいんじゃないのかい?」

今の柳人クンの発言はおかしい!

 

銃弾が体内に残る⬅︎【才刃クンの遺体】

 

「その言葉、斬らせてもらうよ!!」

 

論破

 

狛研「いや、そうとは限らないよ。」

詩名「え?」

狛研「例えば、弾が突き抜けて身体から飛び出てたとしたら?」

詩名「何が言いたいのかな?」

狛研「才刃クンの遺体に開いていた穴は、貫通してたんだ。つまり、銃弾が身体を突き抜けて外に出たって事なんだよ。それだったら、銃弾が見つからなくても不思議じゃないでしょ?」

詩名「あっ…確かに…言われてみればそうだねぇ。」

狛研「それにね、銃殺だって裏付ける証拠があるんだ。」

詩名「証拠?」

 

コトダマ提示!

 

【血の痕】

 

「これだ!!」

 

狛研「才刃クンの遺体の近くに、玉状の何かが転がったような痕があるんだ。これって、身体を突き抜けた弾丸が転がったって事じゃないのかな?」

詩名「そうなのかい?」

狛研「うん。その可能性が高いと思うよ。」

栄「玉状?銃弾って細長い形じゃなかったか?」

財原「普通、弾丸って身体に入った瞬間にひしゃげて変な形になるもんなんだよ。」

栄「そうなのか…ってかお前やけに詳しいな。」

財原「えへへ。」

穴雲「じゃあ、殺害方法は銃殺って事でいいかな?」

ラッセ「…となると、次は事件当時の状況か。」

癒川「そうですね…」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

ラッセ「犯行の方法は銃殺だった。それはいい。…だが、具体的にどこでどうやってメカを殺したのだ?」

神座「工学者………死んだ、場所………わからない、なら…話、ならない…………」

狛研「いや、それはわかると思うけど。」

神座「………え?」

狛研「才刃クンの独房。ここしか考えられないよ。」

神座「決めつけ…る、の………良く、ない……証拠……………ある、の…?」

狛研「うん。ちゃんと証拠はあるよ。」

アレを提示するべきだろうか?

 

コトダマ提示!

 

【血溜まり】

 

「これだ!!」

 

狛研「血溜まりが独房にできていたんだ。って事は、やっぱり独房で殺されたって事だよね?」

ラッセ「仮に死体を移動させたとすれば引きずった痕ができるからな。それに、血の乾き具合からして独房で死んだと考えるのが妥当だ。」

神座「………。」

 

栄「ん?でも、そうだとすると変だぞ?」

財原「おやぁ?おバカのくせに、いつになく冴えてるじゃないか栄クン。」

栄「一言余計だクソ野郎!!」

穴雲「ああもう、喧嘩しないでよ。キリがないじゃないか。…それで、栄君。変、っていうのは?」

栄「おう。あのさ、入田はずっと引きこもってたんだぞ?そんな奴をどう殺すってんだ?」

癒川「あ…」

神座「忍び込んだりは………」

栄「あの部屋の構造的に無理だろ。入室を許可しない限り本人しか入れねェ仕様になってんだぜ?」

穴雲「入田君が誰かの入室を許可するとは思えないしね。」

神座「じゃあ、隙間……から…銃…………撃った…の、かも………」

ラッセ「独房に隙間なんて無いぞ。」

 

狛研「あのさ、こうは考えられない?才刃クンが自分からドアを開けて、それで撃たれちゃったとは…」

ラッセ「はぁ?馬鹿か貴様は。アイツはずっと引きこもってたんだぞ。現に、貴様が何度呼びかけても全く出てくる気配がなかったのだろう?」

狛研「うっ…そ、それは置いといて…」

財原「ジェスチャーが昭和だぜ狛研サン。」

詩名「それは今ツッコむ所じゃないから少し静かにしようか。…それで?入田君が自分からドアを開けたっていうのはどういう事なのかな?」

狛研「ドアを開けざるを得ない状況だったりしたら…?」

癒川「ドアを開けざるを得ない状況…?どういう事ですか?」

狛研「例えばだよ?騒音で睡眠を妨害されたりとか、脅されたりとか…そんな事されたら、いくら引きこもりの才刃クンでもやむを得ずドアを開けちゃうんじゃないかな?」

穴雲「つまり犯人は、入田君が自分からドアを開ける状況を作り出したって事?でも、そんな都合のいい状況、どうやって作り出したのかなぁ…?」

癒川「部屋は防音ですしね。一体どうやって…?」

狛研「それなら、方法があるよ。」

 

コトダマ提示!

 

【インターホンのテープ】【目覚まし時計】

 

「これだ!!」

 

狛研「インターホンと目覚まし時計。この2つをうまく使えば、才刃クンにドアを開けさせる事ができるんだよ。」

栄「ん?どういう事だ?」

狛研「まず、インターホンを、音が鳴らないようにゆっくり押すでしょ。それで、押した状態のまま上からテープで固定するの。そうすれば、インターホンがオンになって、外の音が中に聞こえるでしょ?」

穴雲「なるほど…」

狛研「それで、近くで目覚まし時計を鳴らせば、部屋の中に目覚ましの音が大音量で鳴り響いて、騒音でうんざりした才刃クンがドアを開けちゃうっていう寸法さ。」

栄「なるほど…でも、そんな事するくらいなら最初からチャットとかで呼び出せばいいんじゃねえの?」

ラッセ「馬鹿か貴様は。そんな事をすれば確実に履歴に残るだろうが。」

栄「あ…確かに。」

神座「でも、みんな………気づかなかったの…なんで………?」

狛研「その時天理クン以外はボク達全員食堂にいて、食堂のドアを閉め切ってたからね。無理ないよ。食堂は、ドアさえ閉めちゃえば防音になっちゃうもの。」

神座「なる…ほど………」

 

栄「じゃあ、そろそろ犯人絞るか?」

狛研「え、まだ早いんじゃないの?」

財原「細けーこたーいいんだよ!さっさと議論終わらせちゃおうよ!」

狛研「雑いなぁ…」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

財原「じゃあ、我こそは犯人だっつー奴は正直に手を挙げてくださーい!」

誰も手を挙げなかった。

財原「…まあこんなんで名乗り出るようなら逆にビックリだわな。」

神座「あの………」

財原「何?神座サン?早速自首すんの?」

神座「違う…私、犯人………じゃ、ない……………ただ、少し………心当たりが…」

癒川「心当たり…?」

神座「…………実は、私…誰か、に………殺され……かけて…それで、幸運……………私を、庇って………怪我、した…」

栄「マジかよ!?大丈夫かよ2人とも!?」

狛研「大丈夫だよ。かすり傷さ。…って言っても結構痛かったけどね。…イテテ。」

癒川「そんな…何の罪もない神座さんを狙って、狛研さんを怪我させるなんて…許せません!誰がこんな悪質な事を…」

ラッセ「待て待て。勝手に話を進めているが、そもそも本当に和服は殺されかけたのか?」

神座「………え?」

財原「要は、神座サンが、自分を犯人候補から外すために狛研サンを利用して被害者面してんじゃないかって事。屁以下が言いたいのはそういう事じゃね?」

ラッセ「おい、その間違え方わざとだろ。」

財原「え?何の話?」

ラッセ「コイツ…」

狛研「いや、確かにゐをりちゃんを狙った犯行だったよ。」

詩名「そう言える根拠は?」

狛研「それは…」

 

コトダマ提示!

 

【ボウガン】

 

「これだ!!」

 

狛研「美術室に入った瞬間、ボウガンで撃たれたんだ。これがその矢で、これが撃たれた時の怪我だよ。」

癒川「そんな…ボウガンでお二人を狙うなんて…卑劣です!!」

栄「全くだぜ…!誰だよ、女の子を狙うなんてクソみてェな事した野郎は!!」

ラッセ「貴様、犯人に敵意を剥き出しにしているが、小娘共が犯人だとは考えないのか?」

栄「当たり前だろ!!癒川ちゃん達がこんな卑怯な事するかよ!!」

ラッセ「そうやって決めつけるのが馬鹿だと言っているんだ。」

栄「んだと!!?」

穴雲「二人とも、落ち着いて。まずは、冷静に議論をしようよ。」

栄「…チッ。」

ラッセ「フン。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

狛研「まずは、事件当時の状況を整理しようか。」

財原「はいはーい!俺、神座サンが犯人だと思いまーす!!」

神座「……………?」

栄「ハァ!?何言い出すんだテメェ!!」

財原「だってさぁ、さっきの殺されかけたっつー話とか、明らかにおかしくない?」

狛研「それはちゃんとボクが見てたって言ってるじゃん。」

財原「狛研サンが共犯だったら、その証言も意味がなくなるよね?」

癒川「そんな事をするメリットがないと思うんですけど…」

財原「そんなのどうでもいいじゃん!とにかく、神座サンは入田クンを狙撃して殺したんだよ!」

神座「そんな………私、知ら、ない……………」

今の天理クンの発言はおかしい!

 

狙撃⬅︎【全員分のアリバイ】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「天理クン。それは不可能だよ。」

財原「はぁー?なんで?なんでそう言い切れるのさ。」

狛研「だって、ボク達はみんな食堂にいたんだよ?…天理クン。キミ以外はね。」

癒川「確かに、食堂で私達の目を盗んで狙撃するのは無理ですし、外に出ようと思うと正面の出入り口を通る必要がありますからね。」

穴雲「でも、出入り口を出入りした人は、財原君以外はいなかったよね?やっぱり、神座さんが入田君を狙撃するっていうのはちょっと無理があるんじゃないかなぁ?」

財原「ふーん、あっそう。」

神座「………そもそも、私………銃、使え…ない…………………………」

財原「はいはいダウトダウト。ホントは銃が使えるクセに嘘をついてんのかもしんないじゃん。」

詩名「そんな事言い出したらキリがないよね?」

財原「あー、一理ありますわ。じゃあとりあえず今はキミがあの時狙撃できなかったっていう事だけは信じてあげるよ。」

詩名「なんで上から目線なのかなぁ?」

財原「そんなのどうだっていいじゃん。とりあえず、今は犯人絞ろうぜ?」

栄「お前が仕切んな。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

ラッセ「こういう時は消去法で犯行が不可能だった奴を除外していくのが定石だな。」

詩名「まず、事件当時食堂にいた、オイラ達帝国組と癒川君には犯行が不可能だよねぇ。」

ちょっと待って、決めつけていいの…?

癒川「それを言うなら、星…穴雲さんと狛研さんにも犯行が不可能だったと思いますが…」

穴雲「確かに…事件が起きたのは、僕達が食堂にいた時だったものね。」

栄「ん?じゃあ、あの時食堂にいなかったのは財原と入田だけか?」

ラッセ「メカは被害者だから、事故か自殺でもない限り今回の事件の犯人とは別人という事になる。…この条件から導き出される奴は、ただ一人しかいないな。」

ちょっと待って…?

それって…

 

 

 

ー人物指定ー

 

【超高校級のアナウンサー】穴雲星也

 

【超高校級の工学者】入田才刃

 

【超高校級の不運】景見凶夜

 

【超高校級の???】神座ゐをり

 

【超高校級の幸運】狛研叶

 

【超高校級の資産家】財原天理

 

【超高校級の栄養士】栄陽一

 

【超高校級の詩人】詩名柳人

 

【超高校級のマドンナ】白鳥隥恵

 

【セキセイインコ】翠

 

【超高校級の曲芸師】朱雪梅

 

【超高校級のダンサー】羽澄踊子

 

【超高校級の生物学者】日暮彩蝶/【超高校級の人狼】暁裴駑

 

【超高校級の侍】不動院剣

 

【超高校級の喧嘩番長】舞田成威斗

 

【超高校級の看護師】癒川治奈

 

【超高校級の国王】ラッセ・エドヴァルド・シルヴェンノイネン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➡︎【超高校級の資産家】財原天理

 

狛研「天理クン、キミって事になるんだけど…何か言いたい事はあるかな?」

財原「………。」

狛研「…天理クン?」

 

財原「…ぐごぉー………(カクッ」

栄「なっ…!?コイツ、寝てねェか!?」

財原「ごがー…すぴー…」

癒川「鼻ちょうちん出てますし…寝てますよね、これ…」

栄「嘘だろ!?立ったまま!?」

穴雲「個室以外の故意の就寝は校則違反だったはず…」

栄「え、マジか!?おい、起きろ!おしおきされるぞお前!!」

 

財原「…んあっ、あぶねっ。ギリギリセーフ。」

詩名「いや、アウトだろ。完全に寝てたよね君?」

財原「あっマジかー。でも良かったぁ、おしおきされなくって。」

ラッセ「…貴様、一体どういう神経しているんだ。」

財原「だってタリーんだもん。ついウトウトしちゃった。…で?何の話だっけ?」

栄「お前、さては話聞いてなかったんじゃ…」

財原「あ、今思い出した。確か俺が犯人だって疑われてるっつーお話だったよね?」

狛研「あ、そこは一応聞いてたんだね。…で、どうなの天理クン?ボクだって、本当はキミの事を疑いたくないんだ。できれば、キミの口から証言が聞きたいな。」

財原「うーん、かったりーけどしゃーねーか。このままじゃ犯人になっちゃうもんねー。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

財原「言っとくけど、俺は断じて犯人じゃないからね。」

狛研「じゃあその時何してたの?ちゃんとみんなにわかるように説明して?」

財原「娯楽室でギャンブルしてた。はい終わり。」

詩名「それだけだと薄いよね?なんでキミが疑われてるのか、ちゃんとわかってる?」

財原「知らんなー。だって俺は怪しい事なんてしてないし、怪しいモンなんて何も持ってないんだから。ほわぁ、ねむ…」

 

今の天理クンの発言はおかしい!

 

何も持ってない⬅︎【全員の持ち物】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「…ねえ、天理クン。キミは嘘をついてるね。」

財原「は?」

狛研「持ち物チェックの時、拳銃が出てきたよね。忘れた?」

財原「え、いや、あれはその、オモチャで…うん。」

狛研「それも嘘。ちゃんと本物の銃だったよ。…ねえ、どうして嘘ばっかりつくの?本当の事を言ってくれれば、キミの事を疑わなくて済むのに。」

財原「ごめーん。(ホジホジ」

狛研「それにね、ちょっとキミに確認したい事があるんだ。」

財原「ちょっと、やめてよぉ叶ちゃん。これ以上僕をいぢめないで?一生のお願いでちゅ。」

栄「うわキモッ。不利になった途端口調変えやがったぞコイツ。」

狛研「うん。それに関しては同意するよ。心底気持ち悪い。」

財原「ひーん。」

おっと、いけない。ついペースに乗せられちゃった。

…アレを提示するべきかな?

 

コトダマ提示!

 

【弾丸】

 

「これだ!!」

 

狛研「ねえ、天理クン。才刃クンの遺体の近くにキミの指紋がベッタリ付いた銃弾が落ちてたんだけど…心当たりある?」

栄「はぁ!?マジか!?じゃあもうコイツが犯人で決まりじゃねェか!!」

財原「え、ちょっと待って。なにそれ知らない。初耳なんだけど。」

栄「嘘つけ!!お前の指紋が付いてるって、どう考えても怪しいだろ!!」

ラッセ「同感だ。キットで検査して指紋が検出されたんだ。貴様が犯人に違いない。」

財原「いやいやいや、俺のじゃないかもしれないでしょ?」

癒川「自分と全く同じ指紋を持つ人はいません。だからこそ犯罪の捜査に使われるんです。」

財原「あ、そうだ。俺に濡れ衣を着せるための罠かも。例えば、神座サンとか…」

穴雲「神座さんは犯人じゃないって証明されただろ。しつこいよ君。」

財原「ぐぬぬ…じゃ、じゃあ栄クンは!?コイツが犯人に決まってるよ、うん!」

栄「オレじゃねえよ!!自分が疑われたからってなすり付けてくんじゃねェよ!!汚ねェぞ!!」

財原「あ、わかった!ラッセクンが犯人じゃね?」

ラッセ「…見苦しいぞ貴様。いい加減自分の罪を認めたらどうだ。」

財原「何それ…俺、本当に何も知らないのに…」

 

 

 

財原「みんなひどいよー!!ヴェエエエエエエエエエエエエエェエエエエエエエエエエエエエ!!!」

詩名「あ、泣いちゃった。」

狛研「うわぁ…」

癒川「あ、えっと…大丈夫ですか?私ので良ければハンカチ使いますか?」

穴雲「治奈、こんなの無視でいいよ。どうせ嘘泣きだから。」

財原「ヴェエエエエエエエ、ジュルッ、ヴェエエエエエエエエエ!!!」

栄「うわ、きたねっ!!おい財原!!こっちに鼻水飛ばしてくるんじゃねえよ!!」

ラッセ「…フン、醜いな。いい加減負けを認めろ。殺人鬼が。」

ちょっと待って…?

本当に天理クンが犯人でいいの…?

 

ラッセ「もういい、モノクマ。投票を始めろ。」

『うぷぷ、もう結論が出たの?早いね。』

栄「確かにちょっとまだ気になる事がないでもないけど…でも、もうコイツが犯人でいいよな?」

『フッフッフ。まあいいでしょう。では、始めましょうか学園長。』

『ではでは、投票ターーーー…』

 

 

 

 

 

「待って!!」

 

栄「…狛研ちゃん?」

狛研「まだ結論を出すのは早い!!もっとちゃんと議論しようよ!!」

 

 

 

 

 

 

学級裁判中断!

 




財原クンのヴェーという鳴き声(?)は声優ネタですw

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