ダンガンロンパPRISON   作:M.T.

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第4章 非日常編③(学級裁判後編)

狛研「まだ裁判は終わらせない!!」

財原「ヴェエエエエエエエエ!!!俺の味方は狛研サンだけだよぉおお!!」

ラッセ「貴様、今更何を言っている?もうそこの成金が犯人で決まりだろうが。」

詩名「そうだよぉ〜、狛研君、財原君が犯人だって言ったのは君じゃないか。」

狛研「ボクは、天理クンに疑いがかかってるから正直に証言をしてほしいって言っただけで、別に犯人だなんて一言も言ってないよ。まだ天理クンが無実だっていう可能性は0じゃないんだ。」

財原「そうだそうだぁああああ!!!俺は何も知らんぞー!!」

ラッセ「喧しい。フン、貴様が議論を続けたいと言うのなら望み通り参加してやる。どうせ満場一致で犯人が決まらなければ投票に移れないのだからな。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

財原「俺は犯人じゃないって言ってるじゃんよ、このバカタレ共ー!!」

ラッセ「黙れ。俺は、貴様が一番怪しいと思ってるんだ。いい加減負けを認めろ。」

財原「やだね!俺は犯人じゃねーもん!!」

詩名「だったら拳銃はどう説明するんだい?アレで入田君を撃ち殺したんじゃないのかい?」

財原「違うつってんだろドアホー!!俺は、拳銃を使った事なんて無えっつーの!!」

栄「嘘ばっかり!!テメェの言葉なんざ信用できるワケねーだろ!!」

いや、天理クンの証言は正しい。

 

拳銃を使った事なんて無え ⬅︎【拳銃】

 

「それに賛成だ!!」

 

同意

 

狛研「いや、天理クンの言う通りだよ。確かに天理クンは拳銃を持っていたけど、それを使った事は無いんだよ。そうでしょ?」

詩名「ん?どういう事だい?」

狛研「天理クンの拳銃には、弾が全弾入ってたんだ。仮に撃ったんだとしたら、減ってなきゃおかしいでしょ?」

神座「……………確かに。」

財原「ほら見ろォ!!俺は犯人じゃねえっつってんでしょうが!!」

癒川「では、入田さんを撃ち殺したのは、財原さんではないという事ですか?」

狛研「…そうだと思う。」

 

 

 

「その言葉、掻っ捌いてやるぜ!!」

 

反論

 

 

 

狛研「…陽一クン?」

栄「狛研ちゃん、君の推理にはちょっと穴があるんじゃねーか?」

財原「適当な事言うんじゃねーよチャラ男がー!!」

栄「うるせェ!!とにかく、その甘すぎる推理を料理してやるよ!」

 

 

 

ー反論ショーダウン 開始ー

 

栄「まず、財原が拳銃を使ってないっていう前提が間違ってんだよ!弾なんて、後で詰めれば誤魔化せんだろうが!!」

狛研「天理クン、拳銃を見つけてから装填した事は?」

財原「無いよ。最初っから全弾入ってたもん。」

狛研「…って言ってるけど。」

栄「んなモン信用できるかぁ!!だったら入田の部屋の弾丸はどう説明すんだよ!?アレには、財原の指紋がベッタリついてたんだぞ!?もうコイツが犯人で決まりだろ!!」

今の陽一クンの発言はおかしい!

 

コイツが犯人で決まり⬅︎【銃の仕組み】

 

「その言葉、斬らせてもらうよ!!」

 

論破

 

狛研「それは違うよ、陽一クン。」

栄「え?どういう事だ?」

狛研「仮に天理クンの指紋が付いた銃弾が才刃クンの部屋から見つかったからって、天理クンが犯人とは限らないって事。」

ラッセ「はぁ?何を言っているのだ?貴様は。」

狛研「そもそもさぁ、みんな何か勘違いしてない?」

栄「勘違い?」

狛研「口で説明してもピンと来ないかな。じゃあちょっと実験してみよっか。」

癒川「実験…?」

ボクは、マネキンを取り出して立たせた。

 

狛研「…よいしょっと。」

癒川「なんですかそれは…」

狛研「実験に必要な道具だよ。捜査時間中に倉庫まで走って持ってきたんだよ。」

穴雲「…そんな大きい物、どうやって持ってきたんだい?」

狛研「えへへ、企業秘密。…天理クン。これ持って。」

財原「何これ?」

狛研「ボクが初日にガチャで引いたオモチャの拳銃だよ。弾は本物じゃないから安心して。」

財原「ほーん。で?俺は何をすればいいの?」

狛研「これを撃ってみて。」

ラッセ「はぁ!!?何を言い出すんだ貴様は!!おい、モノクマ!!こんな事していいのか!?」

モノクマ『別にいーよ。ルールで禁止してないし。ただし、制限時間内に済ませてよね。あと、極力裁判場を壊さない事!!修理が大変だからね!!』

ラッセ「…くっ。」

狛研「どうしたの?ラッセクン。何か不都合でもあるの?」

ラッセ「…いや、別に。」

狛研「じゃあ別に実験してもいいよね。さ、天理クン。撃っちゃって。」

財原「よくわかんねーけど、任せな。」

栄「おい、ホントに大丈夫なんだろうな!?

天理クンは、自信満々に拳銃を向けて、撃った。

 

 

 

バァン

 

ペイント弾がマネキンの眉間に当たり、マネキンの顔が真っ赤なインクだらけになった。

栄「おわぁっ…!」

財原「ミッションコンプリィート☆」

狛研「ナイスシュート。ありがと天理クン。これでわかったよ。」

ラッセ「コイツが殺人鬼だという事が、か?見ろ。この腕前、どう見ても警官か狙撃手並だろ。普通の高校生にこんな芸当ができると思うか?」

栄「そうだぜ!こんだけ正確に撃てるんだったら、入田を殺す事だってできんだろ!!」

財原「いやー、それほどでもー。」

栄「喜んでんじゃねェよ!!犯罪者が!!」

狛研「みんな、注目すべきなのはそこじゃないよ。正直、天理クンの銃の腕はどうでもいいんだ。」

財原「えー、ひどくね?俺頑張ったのに。」

狛研「思い出してみて。今の実験で天理クンが、一度でも弾に触れた瞬間があった?」

癒川「…あっ!!」

 

狛研「…そう、犯行現場に犯人の指紋が付いた弾丸なんて残ってるわけがないんだよ。今回の事件は、天理クンに罪を着せたい誰かの犯行だったって事さ。」

穴雲「…確かに、よくよく考えてみれば、あの弾丸は明らかに不自然だったよね。撃った後のはずなのにひしゃげていないどころか薬莢まで付いてるし。なんで気付かなかったんだろう。」

癒川「…多分、色眼鏡で物事を判断していたからじゃないでしょうか。私達は、無意識のうちに財原さんが犯人だと決め付けてしまっていたみたいですね。ごめんなさい、財原さん。無実のあなたを疑ってしまって…」

財原「可愛い癒川サンが言うなら許しちゃおっかなー。とにかく、これでわかったろ。俺は犯人じゃねーから。」

 

ラッセ「いや、まだだ。まだコイツが犯人ではないと証明されたワケじゃない。」

栄「同感だぜ。俺も、財原が怪しいと思う。」

詩名「まだ凶器に拳銃が使われた可能性も捨てきれないしねー。」

財原「しつけーんだよー。いい加減認めよーよ。」

癒川「そうです!財原さんは犯人ではありませんし、拳銃は今回の事件に使われた凶器ではないと思います!」

神座「…………意見、分かれた………」

栄「…って事は…?」

『うっぷぷぷ!そういう時はボク達の出番だね!』

栄「うわぁああああああ!!!嫌だぁあああああああ!!!」

『フォーメーションチェーンジ!!』

 

クマさんが席の装置を操作すると、ボク達の証言台が宙に浮いた。

 

栄「うぎゃああああああああ!!」

 

証言台が二つの陣営に分かれた。

 

 

 

意見対立

 

 

 

《凶器は拳銃か?》

 

【拳銃だ!】神座、栄、詩名、ラッセ

 

【拳銃じゃない!】穴雲、狛研、財原、癒川

 

 

 

ー議論スクラム 開始ー

 

栄「凶器は拳銃で決まりだ!!」

「天理クン!」

財原「拳銃じゃないって何回言ったらわかんだよこのバカチンがー!!」

詩名「唯一アリバイが無くてかつ拳銃なんて物騒な物を持ち歩いてた財原君が怪しいと思うけどなぁ〜♪」

「星也クン!」

穴雲「見落としてるだけで、財原君以外にも犯行が可能だった人はいるかもしれないよね?」

神座「………工学者、撃たれて…死んだ………」

「治奈ちゃん!」

癒川「入田さんの死因が銃殺だったからと言って、凶器が拳銃とは限りません!!」

ラッセ「しつこいぞ貴様ら。もうなんて残ってないだろ。」

「ボクが!!」

狛研「まだ解き明かすべきは残ってるんだ!!」

 

 

 

全論破

 

穴雲「これが僕らの答えだ!」

狛研「これがボク達の答えだよ!」

財原「これが俺達の答えだよぉ〜。」

癒川「これが私達の答えです!」

 

 

 

狛研「凶器が拳銃以外の何かだったっていう可能性はないかな?」

ラッセ「はぁ?なんだそれは。そんなもの、あるわけないだろ。」

狛研「本当にそうかな?」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

狛研「さっきも言った通り真犯人は、犯人が天理クンで、凶器が拳銃だと思わせたいんじゃないのかな?」

ラッセ「何を根拠のない戯言を言っているのだ。第一、凶器が拳銃じゃないなら他になんだというのだ。拳銃以外あり得ないだろ。」

今のラッセクンの発言はおかしい!

 

拳銃以外あり得ない⬅︎【ライフル】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「…ライフル。」

ラッセ「はぁ?」

狛研「美術室にあったライフルならどうかな?あれだったら、独房に侵入しなくても才刃クンを撃ち殺せると思わないかい?」

癒川「確かに…」

詩名「どこにそんな証拠があるっていうんだい?」

狛研「それは…」

 

コトダマ提示!

 

【装弾数】

 

「これだ!!」

 

狛研「美術室のライフルの装弾数は、さっき調べたら8発だったんだ。」

詩名「それがどうしたんだい?」

狛研「陽一クン、ライフルの最初の装弾数っていくつだっけ?」

栄「えっと…確か10発だったな。でも、試し撃ちしたから減ってるぞ。」

狛研「何回試し撃ちしたの?」

栄「一回だけだよ。」

狛研「だったら、装弾数は10ー1で9発になってなきゃおかしいよね?…1発足りないんだよ。だったらその1発はどこに消えたと思う?」

穴雲「それってまさか…」

狛研「うん。多分だけど、残りの1発は犯行に使われたのさ!」

癒川「そんな…!」

 

詩名「だったら何?」

狛研「え?」

詩名「凶器がライフルだとわかったからって、財原君が犯人じゃないって事にはならないじゃないか。」

狛研「一理ある。」

財原「えぇ〜!!?」

狛研「そうだよね。確かに今ので天理クンの無実が証明されたかっていうとちょっと違うよね。」

財原「嘘でしょお!?ちょっ、見捨てないで狛研サン!」

詩名「財原君の無実を証明出来ないなら、せめて事件当時の状況くらいはハッキリさせたいところだよね。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

詩名「まず、入田君は誰にどこから撃ち殺されたのかな?」

神座「撃ち殺すの………独房、じゃ…なくても………できる…かも……………」

詩名「そうだね、神座君。銃を構えて撃つ事自体は、射程範囲内なら可能だったわけだ。まずは、どこから犯人が入田君を撃ち殺したのかを明らかにしないと話にならなくはないかい?」

犯人が才刃クンを撃ち殺した場所…

それは…

 

 

 

犯人が才刃クンを撃ち殺した場所は?

 

1.独房付近

2.美術室

3.食堂

 

 

 

➡︎2.美術室

 

「これだ!!」

 

狛研「犯人は、美術室から才刃クンを狙撃したんだよ。」

神座「………そうなの?」

狛研「うん。そう言い切れる根拠があるんだ。」

 

コトダマ提示!

 

【火薬の匂い】

 

「これだ!!」

 

狛研「柳人クンが、美術室が火薬臭いと証言していたんだ。」

穴雲「火薬…もしかして、硝煙の匂いかな?」

狛研「ご名答。多分、ライフルを撃った時の硝煙の匂いが部屋に残っちゃったんだね。普通の人なら気付かなかっただろうけど、鼻がいい柳人クンがいて助かったよ。」

栄「な、なんだと…!!?おい、そうなのか財原!!?」

財原「俺が犯人だっつー前提なのね。俺は娯楽室にいたって言ってんじゃん。」

詩名「信用できないよ。アリバイがない上に射撃が得意なんて、やっぱり君が犯人だろ。」

穴雲「…まあ、財原君以外のみんなにアリバイがあるっていう状況的に考えて、彼の証言は正直疑わしいんだけど…百歩譲って彼の証言が正しいとして、じゃあ誰がどうやって入田君を撃ち殺したのかな?」

詩名「まさか、幽霊か透明人間…はたまた17人目の超高校級の仕業だなんて言わないよねぇ?」

 

狛研「幽霊に透明人間、ね。あながち間違ってないかもね。」

詩名「は!!?」

財原「ダメだ狛研サンってば頭ブッ壊れちゃった。急いで精神科に診て貰わないと。」

癒川「あの…一応私医療従事者ですけど…」

狛研「違うから!!最後まで話を聞きなよ!!」

穴雲「それで、あながち間違いじゃないっていうのは?」

狛研「正確には、才刃クンを撃ち殺した人はこの中にいないって事だよ。」

栄「はぁ!!?どういう事だよ!?」

狛研「犯人は、自らの手を汚す事なく才刃クンを撃ち殺したのさ。ある方法を使ってね。」

神座「………ある方法?」

 

 

 

ー閃きアナグラム開始ー

 

 

 

テ ヅ ク リ ノ ト ラ ッ プ

 

【手作りのトラップ】

 

「これだ!!」

 

 

 

狛研「犯人は、自分でトラップを作って、才刃クンを撃ち殺したんだよ。」

栄「えぇ!?トラップ!?」

詩名「どういう事なのかな?」

狛研「説明するからちょっと聞いてて。」

犯人がトラップを作るのに使ったのは…

 

コトダマ提示!

 

【ル●バ】【プレートアーマー】【シルクの糸】

 

「これだ!!」

 

狛研「まず、倉庫からル●バを持ってくるでしょ。」

栄「ル●バ!!?何に使うんだんなモン!!」

狛研「ちょっと聞いててってば。…次に、プレートアーマーにライフルを持たせて、定位置で固定します。」

財原「料理番組みたいになってるんですけど。」

狛研「最後に、タイマーを設定したル●バをシルクの糸でライフルの引き金と結びつければトラップの完成だよ。時間になったらル●バが動き出して、糸で引き金が引っ張られて発砲するっていう寸法さ。これが無人トリックの正体だよ。」

栄「はー…何がなんだかオレにはサッパリだわ。」

狛研「そして、それとは別にボウガンのトラップを仕掛けたんだ。こっちはゐをりちゃんを殺す用のね。」

 

穴雲「なるほどね、これで入田君を殺害したトリックはハッキリしたね。…でも、そうなると誰が犯人なのかわからないね。」

財原「あーあ、フリダシに戻っちゃった!」

狛研「そうでもないかもよ?」

神座「……………どういう事?」

狛研「犯人につながる手がかりがまだ残ってるんじゃないかって事。ちょっとずつ考えれば、犯人の人物像が見えてくるはずだよ。」

財原「こーんな盛大なピタ●ラスイッチを成立させるんだ、きっと犯人は相当計画力と実行力のある奴なんじゃないかなー?」

栄「しかも、弱ェ奴を狙って殺すようなクズ野郎だ!!」

ラッセ「それでいて金に貪欲な奴か…」

 

狛研「…一人、心当たりがあるよ。」

栄「なっ…なんだと、狛研ちゃん!?」

…一人いたはずだ。

みんなが今言ってくれた条件に当てはまる人が。

そして、その人は今不用意な発言をした。

正直、今思えばこの人は最初から違和感だらけだった。

でも、今まで気づかなかった。

…いや、気づいちゃいけないような気がしていた。

だって、その人は()()()()()()()()()()()人だったから。

その人は…

 

 

 

 

 

ー人物指定ー

 

【超高校級のアナウンサー】穴雲星也

 

【超高校級の工学者】入田才刃

 

【超高校級の不運】景見凶夜

 

【超高校級の???】神座ゐをり

 

【超高校級の幸運】狛研叶

 

【超高校級の資産家】財原天理

 

【超高校級の栄養士】栄陽一

 

【超高校級の詩人】詩名柳人

 

【超高校級のマドンナ】白鳥隥恵

 

【セキセイインコ】翠

 

【超高校級の曲芸師】朱雪梅

 

【超高校級のダンサー】羽澄踊子

 

【超高校級の生物学者】日暮彩蝶/【超高校級の人狼】暁裴駑

 

【超高校級の侍】不動院剣

 

【超高校級の喧嘩番長】舞田成威斗

 

【超高校級の看護師】癒川治奈

 

【超高校級の国王】ラッセ・エドヴァルド・シルヴェンノイネン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

➡︎【超高校級の国王】ラッセ・エドヴァルド・シルヴェンノイネン

 

狛研「…ラッセクン。キミなんじゃないのかな?」

ラッセ「……………はぁ?」

ラッセクンは、自分が指名された事に驚いたのか、間の抜けた表情をしていた。

狛研「ボクは、キミが犯人だと思うんだけど…何か言いたい事はある?」

ラッセ「ハァ…何を言い出すかと思えば、とんだ戯言を…貴様、誰に向かってそんな口を利いている?俺が誰だかわかってるよなぁ?」

狛研「そんなのどうでもいいよ。」

ラッセ「…あ?」

狛研「キミの方こそ、自分の立場わかってる?ボクもキミが高貴な人だから忘れかけてたけど、ここに収監されている以上、相手が誰だろうと関係ない。文句があるなら反論してみろ、お坊ちゃん。」

ラッセ「…フン、俺にそこまで無礼を働いたのは貴様が初めてだ。貴様のその傲慢さ、嫌いじゃないぞ。特別に俺が直接叩き潰してくれる。」

狛研「…望むところだ。」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

ラッセ「まず、なぜ俺を犯人だと思ったのか…理由を聞こうか。」

狛研「キミ自身の失言が最大の理由だよ。自分の胸に手を当てて考えてみたら。」

ラッセ「バカバカしい。俺が失言なんてするわけないだろ。」

今のラッセクンの発言はおかしい!

 

俺が失言なんてするわけない⬅︎【懸賞金】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「キミは、さっき明らかにおかしな発言をしたんだ。覚えてない?」

ラッセ「何の事かな。」

狛研「さっき、キミは犯人がお金に貪欲だって言ってたっけど…なんでそうだと思ったの?」

ラッセ「それは、今回俺達の首に懸賞金がかかっていたからだ。だから、一番賞金が高かったメカを殺したんじゃないのか?」

狛研「確かに、今回はボク達の首に懸賞金がかかってたね。…だけど、それが才刃クンを殺した理由になったとは限らないよね?陽一クンの言う通り、弱そうだから殺したとか…才刃クンの才能が厄介だから殺したとか…色々理由は考えられるはずなのに、なんでキミは犯人がお金目当てで才刃クンを殺したって断言できたの?」

ラッセ「くっ…な、なんだそのガキみたいな屁理屈は!!普通、あの状況で考えられる理由と言ったら金だろ!!」

 

 

 

議論開始!

 

 

 

ラッセ「なぜ俺が、犯人が金目当てでメカを殺したって断言できたかだと!?そんなの、察したからに決まってるだろ!!普通、このメンバーだったら賞金が高い奴から順番に殺しいくものだろうが!!逆に、そんな事もわからない貴様らが無能なだけだろ!!」

栄「んだと!!?」

財原「耳を貸すんじゃねーよ無能が。無能なのがバレちゃうでしょ。」

栄「無能無能うっせぇ!!」

狛研「…ねえ、ラッセクン。やっぱりキミが犯人としか考えられないんだよ。だって、キミは犯人しか知らない情報を知ってたよね?それに、キミは懸賞金がどうやって決められてるのか知ってるんでしょ?」

ボクは、持っていたカレンダーをチラつかせた。

財原「あ、俺の手帳…そういえば狛研サンに渡したままだったっけ。」

ラッセ「そのカレンダーがなんだって言うんだ!!俺は貴様らの誕生日なんて知らんぞ!!」

 

 

 

財原「…。」

 

穴雲「…。」

 

癒川「…。」

 

詩名「…。」

 

神座「…。」

 

栄「…え?」

 

 

 

誕生日⬅︎【誕生日】

 

「それは違うよ!!」

 

論破

 

狛研「…ラッセクン、引っかかってくれてありがとう。」

ラッセ「…え?」

狛研「ボク、誕生日の話なんて全然してないんだけど。」

ラッセ「あっ…!」

狛研「こうでもしないとボロを出してくれないと思ってさ。…ところでラッセクン。誕生日がどうかした?」

ラッセ「ひ、卑怯だぞ貴様ら!!こんなの、誘導尋問だろ!!大体、これが事件と一体何が関係あるっていうんだ!?」

財原「いやー、大有りなんだな。これが。」

ラッセ「は…?」

財原「すっとぼけてるみたいだからネタバレしちゃうね。今回の懸賞金のポイントは、こんな風になってたんだよ。」

 

入田才刃 231point

神座ゐをり 165point

栄陽一 160point

ラッセ・エドヴァルド・シルヴェンノイネン 72point

癒川治奈 60point

狛研叶 49point

財原天理 36point

詩名柳人 36point

穴雲星也 2point

 

財原「このポイント表、何か違和感が無い?」

癒川「えっと…ポイントの差が大きい事、ですか?」

栄「あと、なんか数字が中途半端じゃねえか?」

財原「実はこれ、ある法則に基づいてポイントが決められてるんだよ。」

神座「………法則?」

 

財原「その人の誕生月と誕生日の積がそのままポイントになってるんだよ!」

ラッセ「なっ………!」

栄「いやわかるわけないだろ!!そんなモン!っていうか、なんでそんなポイントの決め方なんだよ!?」

財原「…そう、普通だったら気付かないよね?人の誕生日をいちいち気にする物好きか、よっぽど賞金が欲しくて個人情報まで念入りに調べた欲深い奴じゃない限りはなぁ!!」

ラッセ「ぐっ………」

狛研「さてとラッセクン。キミは、懸賞金の法則を知っててさっき盛大に失言をしたよね?これをどう言い逃れする気?」

ラッセ「………。」

 

 

 

「頭が高いぞ貴様!!!」

 

反論

 

 

 

狛研「ラッセクン?」

ラッセ「さっきから黙って聞いていれば、ただの失言待ちだろうが!!有象無象の貧乏人の分際で、俺様を罠に嵌めるとはどういった了見だ!!?この尻軽不細工馬鹿女がぁあ!!!」

狛研「えぇ…」

穴雲「喋り方が下品になっちゃってるね…」

財原「キャー怖い(棒)」

ラッセ「貴様の貧乏臭い言葉でこの高貴な俺様を屈服させられると思ってんじゃねえ!!身の程を知れ!!雑魚が!!!」

 

 

 

ー反論ショーダウン 開始ー

 

ラッセ「貴様の発言には、証拠が何一つ無いじゃないか!!」

狛研「さっきあれだけ失言をしておいて、元気だね。」

ラッセ「黙れ不細工牛乳女がぁああ!!」

狛研「う、牛乳女…!?」

ラッセ「俺様が犯人だと!?ふざけんじゃねえ!!大体、貴様の推理はガバガバなんだよ!!角度的に、美術室から独房を狙撃するのは不可能だろうが!!そんな事も分からんのか!!?」

狛研「…。」

ラッセ「ほら何も反論できまい!!俺様を犯人に仕立て上げる前に、まずはその出来損ないの推理をやり直せ!!このド低能がぁあああ!!!」

 

美術室から独房を狙撃するのは不可能⬅︎【印】

 

「その言葉、斬らせてもらうよ!!」

 

論破

 

狛研「それは違うよ、ラッセクン。」

ラッセ「はぁ!!?」

狛研「これを見て。」

ラッセ「あぁ…?何だそれは。」

狛研「ゐをりちゃんが調べてくれた印だよ。」

ラッセ「それがどうした!!?」

狛研「…面白いもの見せてあげよっか。この印を直線で繋ぐと…」

 

狛研「…ほら。ちょうど同じ角度で折れ曲がった線になるんだ。」

ラッセ「だからなんだ!!?それが、今回の事件のトリックとどう関係があるというのだ!!?」

今回の事件のトリックの最大の要点…

それは…

 

 

 

ー閃きアナグラム開始ー

 

 

 

チ ョ ウ ダ ン ヲ カ ガ ミ デ コ ン ト ロ ー ル シ タ

 

【跳弾を鏡でコントロールした】

 

「これだ!!」

 

 

 

狛研「ラッセクン。キミは跳弾を利用して才刃クンを撃ち殺したんだ。この印の位置に硬い鏡を置いて、そこに銃弾を当てて跳ね返した…違う?」

ラッセ「はぁ!!?なんだそのトンチンカンな推理は!!そんな証拠がどこにある!?」

財原「あっはは、往生際悪いなぁ。」

ラッセ「当然だ!!だって俺様は犯人じゃねえからなぁああああ!!!」

狛研「…いや、キミが犯人だっていう証拠はあるよ。」

ラッセ「ハッタリだろ!!そうやって俺様を騙そうったってそうはいかんぞ!!」

 

 

 

ラッセ「貴様の推理には証拠が無いっつってんだろうがあああああ!!!」⬅︎ 【ガラスの破片】

 

「これで終わりだよ!!」

 

 

 

狛研「ラッセクン、これ…何?」

ラッセ「…は?」

狛研「ちょうど印が書かれてた位置に置いてあったんだけど。何かの破片っぽいけど…なんなのかなぁ、これ。」

ラッセ「な、何が言いたい…?」

狛研「…これ、キミが持ってる手鏡の破片じゃないの?」

ラッセ「ッーーーーーーー!!!」

狛研「…まあ、あくまで推測だから断言はしないけど…でも、キミが犯人じゃないっていうんなら、今持ってる鏡を見せられるよね?」

ラッセ「…や、やめろ…俺は、犯人じゃ…」

狛研「なら鏡を見せてって言ってるでしょ。ほら、早くしてよ。」

ラッセクンは、青ざめた表情でこっちを見た。

財原「先に言っとくけど、失くしたなんて言うのはナシだからな?」

ラッセ「くっ…」

 

ラッセクンは、服のポケットから鏡を取り出した。

ラッセクンは少し口角を上げると、鏡をゆっくりと上に持ち上げた。

財原「あっ、まさかとは思うけど、今ここでわざと割って証拠隠滅したりとかしないよね?」

ラッセ「なっ…」

財原「みんなを導く偉い王様のキミが、そんなセコい事するわけないよねー?」

ラッセ「ッ、ぐぅうううう…!」

ラッセクンは、悔しそうにみんなを睨んだ。

栄「………終わったな。」

狛研「…ラッセクン、ボクが引導を渡してあげる。これが事件の真相だよ!」

 

 

 

ークライマックス推理開始!ー

 

Act.1

今回の事件の発端は、クマさんがみんなにかけた懸賞金だった。

ボク達は、今更お金なんかで人を殺すわけない…そう思ってた。

だけどボク達の中で一人だけ、お金に目が眩んで殺人を企てていた人がいたんだ。

犯人は、ターゲットに才刃クンとゐをりちゃんを選んで殺そうと計画を立てた。

犯人は、みんなの個人情報を調べた結果、懸賞金の法則に気付いてしまったんだ。

…まあ、これが犯人を特定するきっかけになったわけだけれど。

 

Act.2

犯人は、テープで才刃クンの部屋のインターホンをオンにして、目覚まし時計を近くに設置しておいた。

ちゃんと9時半に鳴るように設定してね。

そして倉庫からル●バを持ち出して美術室に持ち込んだ。

そこでプレートアーマーとライフルを固定して、タイマーを9時半にセットしたル●バとライフルの引き金を、糸で結びつけておいたんだ。

9時半になったらル●バが動き出してライフルが発砲するという寸法さ。

 

Act.3

そして、犯人は美術室にもう一つ罠を仕掛けた。

ボウガンを死角に設置して、美術室に張った糸と引き金を結びつけて、糸が引っ張られると矢が発射される仕掛けを作ったんだ。

そして、あらかじめ計算して割り出した位置に手鏡を置いておいた。

たまたまその位置がボク達にとって死角になってたから、誰もそこに鏡があったとは気付かなかったけどね。

 

Act.4

全ての準備が終わった犯人は、自身のアリバイを証明するためと、ボク達に邪魔をさせないために、何か理由をつけて食堂に治奈ちゃんと陽一クンを呼び出して、二人を痛めつけた。

…今思えば、これはボクと星也クンを食堂におびき寄せるためのエサだったんだ。

そして天理クン以外の全員が揃ったタイミングでドアを閉じて、食堂を完全防音の空間にしたんだ。

その直後、悲劇が起こった。

 

Act.5

目覚まし時計の騒音に耐えかねた才刃クンは、ドアを開けてしまったんだ。

その瞬間美術室のル●バが動き出し、ライフルが発砲した。

弾は、犯人の狙い通り二つの鏡を捉え、そして跳ね返った弾は才刃クンに命中した。

お腹に銃弾が貫通した才刃クンは、その場で息絶えた。

その約一時間後、犯人の狙い通り、ボクとゐをりちゃんは美術室に向かった。

だけど、ここで犯人にとって想定外の事が起こった。

ボクがゐをりちゃんを庇った事で、ゐをりちゃんが生き残ったんだ。

犯人は、悔しかっただろうね。賞金が手に入るチャンスを逃しちゃったんだから。

 

Act.6

そしてその直後、ボク達が才刃クンの死体を発見した。

その時、犯人は天理クンの犯行に見せかけるために、才刃クンの身体を貫いた銃弾を回収して、代わりにダミーの銃弾をその場に置いたんだ。

でも、犯人は銃の仕組みに詳しくなかったのか、天理クンの指紋がついた新品の銃弾を置いていくっていうあり得ない隠蔽工作をしてしまったんだ。

…正直わからない。

曲がりなりにもみんなを正しい方向に導こうとしたキミが、なんでこんな事をしちゃったのか。

 

「これが事件の真相だ!…そうだよね?」

 

 

 

「【超高校級の国王】ラッセ・エドヴァルド・シルヴェンノイネンクン!!!」

 

 

 

 

ラッセ「あ、あああああああ…い、いやだぁああ…俺は、こんな…ところで…終わりたく、ない…!」

財原「人の人生を奪っておいてよく言うよー。さてと、俺もう眠くなってきちゃった。クマちゃん、投票始めちゃって。」

モノクマ『うぷぷぷ。そうだね、もうクロは決まったみたいだしね。それじゃあ始めよっか!投票ターイム!』

モノベル『必ず、一人一票投票してくださいね。もし投票しなかったら、校則違反とみなしておしおきします!』

 

証言台にボタンが現れた。

ボクは、迷いながらもラッセクンに投票した。

 

モノクマ『うぷぷ、全員投票し終わったようだね?ではでは…結果発表ー!!』

モノベル『皆様の運命や如何に!?』

 

 

 

モニターにVOTEと書かれたスロットが表示され、ドラムロールと共にボク達の顔のドット絵が描かれたリールが回転する。

リールの回転が遅くなり、ついに止まった。

 

リールには、ラッセクンの顔が3つ並んでいた。

スロットからは、ボク達の勝利を祝福…いや、嘲笑うかのように、ファンファーレと共に大量のメダルが吐き出された。

 

 

 

 

 

学級裁判閉廷!

 

 

 

 

 

 

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