アクタージュ 暗殺者(になるはずだった)ルート 番外編 作:朕好こう
恋は盲目らしい。そんなことは有り得ないと今まで思っていた。
「ねぇ、私のことだけ見てよ。私の望みはそれだけ」
床に座り込んだ彼女とキスする。彼女は血塗れだ。勿論私も。彼女の傍にはゴミが散らかってる。
「ごめんね、今片付けるね」
腐ったら大変だ。異臭がしないように切り刻んで冷凍する。骨が折れるくらい大変な思いをして小分けにする。でも気分は良い。あの子の心をこれで独り占め出来るから。
「お風呂、入ろっか。体、綺麗にしよう」
彼女を抱きしめて、服を脱がせてあげる。そして、彼女の綺麗な体が顕になる。うん、本当に綺麗。ゴミで汚れる前に処分出来て良かった。
「大好きだよ、恋歌ちゃん」
シャワーを浴びてる時も愛してあげる。さらさらな黒髪を鋏で短くする。あのゴミと同じ長さは許せないから。あぁ、可愛くなったね恋歌ちゃん。シャワーに打たれながら首筋を優しく食む。以前あのゴミに汚された所を上書きする。
お風呂から出たら、髪を乾かしてあげる。服は何を着せてあげようか。そうだ、私とお揃いのお洋服を着せてあげよう。同じご飯、同じベッドで私と彼女は限りなく同一存在に近くなる。
彼女はずっと私の部屋に閉じ込めてあげよう。誰の目にもつかないように、私以外を見れないように。この
あぁ、でも明日はゴミを捨てに行かなきゃ。山に捨てに行ってもいい、海に沈めてもいい。ゴミを捨てるだけなのに気分が上がる。彼女が居るからかもしれない。
「あはっ…あはは」
笑いが溢れてしまう。恋は盲目。本当にそうだ。犯罪なんて怖くない。だって彼女と結ばれるだけでこんなに幸せなんだもの。犯罪を犯すだけで彼女が手に入るのだったら何回でもしてあげる。
「いいこと思いついた。恋歌ちゃん、こっちに来てよ」
ソファでぼーっと座っていた彼女は何も言わずに私の横に来る。可愛らしくてキスしてあげる。我慢出来なくてそのまま押し倒す。
「アレが居なくなったから、これもやりたい放題だね。恋歌ちゃんの初めてが全部欲しいの。だから頂戴?」
彼女は黙ったまま喋らない。無言は肯定だ。彼女の服を脱がす。お風呂入ったばっかりだけど、また一緒に入ればいいから。
ずっとしてあげていると彼女が疲れてきたようだ。
「疲れちゃった?」
彼女は黙って頷いて、抱きしめてくる。甘えるように顔を埋めてくる。愛らしくて堪らない。いつか使おうと思っていた手錠と首輪を引き出しから取り出す。彼女が私から離れられないのはもう分かってる。だけど保険が欲しいから。
「痛くなるかもしれないけど我慢してね」
首輪と手錠を嵌める。彼女も何処か嬉しそうだ。好き、大好き、愛してる…そんな言葉じゃ表せない。この感情はなんだろう。短くなった彼女の髪を触りながら、ゴミを処理したあとの未来に思いを馳せる。