ある男の最後
人生ってのはかなり極端ですぐに消える。
今こうやって戦いに参加しているのも人生なのかもしれない。
だがこういう戦いだけに生きた人生も悪くないのかもしれない。
・・・なんでこんな遺書みたいな文章書いてるかだって・・・
そりゃこれから俺"クロウ・サカザキ"の命が消える寸前だからさ
クロウ「A・R・・・破損状況を・・・」
AR『背部ブースター破損・脚部スラスター損壊・PXシステム機能オーバー・現時点での脱出は不可能です。』
モニターでもわかる通り黒い翼のような部分は片方が壊れ火花が舞っている。
クロウ「おまけにジェネシスの射程範囲・・・"詰み"だな」
AR『えぇ。まさしく”詰み”・・・ですね。』
ボロボロになった俺の愛機の中で一人でつぶやいていると
???「クロウ二尉!?」
俺のスピーカーに聞こえるのは蒼の翼を宿したガンダムタイプのMS”フリーダム”の若きパイロット
クロウ「キラ三尉・・・」
キラ「もうすぐジェネシスが発射されます。早く退避を!?・・・」
クロウ「そうしたいのは山々だが、各部スラスターが壊れて動けねえ・・・」
キラ「ならば僕が!・・・」
クロウ「君がここにきて助けてもすでにジェネシスは発射されて君もお陀仏だ」
キラ「それでも・・・」
キラ三尉は諦めが悪いのだろう。こんな死にぞこないでも助けようとしてくる。
まぁ確かに俺にはやらなければいけないことがある。
でも・・・
クロウ「それよりも君に託したいことがある」
キラ「!?」
こんなことを君に託すのは大人の俺としていけないことだろうが・・・
クロウ「”ラクス姉”を・・・頼む・・・」
キラ「!?クロウs・・・」
AR『メインエンジン0パーセント。これによりすべ、ての、機、、能停止』
ARがそう報告した直後、機体の色が蒼からすべて灰色に変わっていった。
クロウ「燃料もなくなったか・・すまねえなAR」
AR『構い、ませ、ン。ワタ、し、は、あな、たの、ま、す、た・・・』
そしてARも機能を停止し完全に一人になった。
俺はくびもとのアクセサリーを取り出し、写真を見た。
そこにはピンク色の髪に水色の目をした若い女性の写真
俺の姉でありこの戦争を終わらせた歌姫・・・ラクス・クライン
「ごめんな・・・ラクス・・・」
そう言いかけたとき、俺の視界は真っ白に染まった。
side out
ーブリージンガル球状星団・惑星ラグナー
アラド「ここか。」
アーネスト『あぁ、レディMの情報ではここ一帯にわずかなデフォールド反応が感知された。』
バレッタシティを拠点としている星間複合企業「ケイオス」所属デルタ小隊がデフォールド反応があったとさせる空間を捜索していた。
ミラージュ「でも、いくら探してもデブリだらけで何も見つかりません。」
アルファ部隊の紅一点、ミラージュ・ファリーナ・ジーナスは可変戦闘機VF-31Cをバトロイド形態にし細かなデブリを払いのけながら捜索していた。
チャック「こちらデルタ3。ソナーの反応もなしだ。」
デルタ小隊で唯一のラグナ人であるチャック・マスタングがVF-31Eをガウォーク形態で周辺の状況を調べたがモニターには何も反応がなかった。
チャック「なぁもしかして、機材の故障で間違った反応しちゃったとか・・・」
レイナ「ちがう。それは断じてない。」
チャックの冗談を遮るように反応したのは戦術音楽ユニット”ワルキューレ”の一員でありデルタ小隊の電制担当であるレイナ・ブラウナーだ
チャック「ちょ!?悪かったって。今度クラゲチャーハン御馳走してやるから」
レイナ「いい。クラゲは生が一番」
チャックがレイナのご機嫌を直そうとしていると
メッサー「チャック少尉。喧嘩をしている暇などないはずだ。」
VF-31Fに乗っているデルタ小隊の副隊長でもあるメッサー・イーレフェルトが叱責していた。
チャック「ウ、ウーラ・サー・・・」
レイナ「くらげ、生・・・!?」
レイナが生クラゲに舌鼓をしていると、モニターから反応音が聞こえた。
チャック「こちらデルタ3⁉ソナーに正体不明物体を確認!」
Δ「「「!?」」」」
報告を受けたデルタ小隊に緊張が走り、反応した場所に急いだ。
ミラージュ「なっ!?これは・・・」
チャック「なんだよ。こりゃ・・・こちらデルタ3。物体を確認した。映像を送ります。」
アイテールのモニターにチャックが送った映像が出てきた。そこには異様な光景が広がっていた。
そこにいたのは「人型」の機体であった。しかし、メッサーたちが乗っている可変戦闘機「バルキリー」やゼントラーディが使う「リガード」「グラージ」「クアドラン」などの人型とは違う構造をしており、何よりも顔はバトロイドのようなバイザーでも単眼型でもなくデュアルアイをしていた。右手には槍のような棒状の武器を持ち左手は肘あたりからなくなっていた。足は壊れている部分はないが機体内部が壊れているのかところどころに火柱が舞っていた。
そして何よりも驚いたのが・・・
レイナ「!?生命反応・・・確認」
チャック「なっ!?人が乗ってるのかよ!?」
メッサー「どういうことだ・・・こちらデルタ2、本部応答を」
警戒しながら、本部に連絡し謎の機体を回収する。
それでもその機体は動かなかった。
アラド「生体反応があったていう話だが」
ハリー「今マキナ姉さんが生体反応があった付近から操作パネルがあったんでそれを使って会場を試みています。」
デルタ小隊の隊長アラド・メルダースとVF整備士であるハリー・タカスギが状況を話していた時
マキナ「ようし♪これでオッケー♪」
機体の腹部あたりに鎮座していたワルキューレの一員でありメカ整備士のマキナ・中島がコックピットの部分の解錠に成功したようで機械音とともに扉が開いた。
扉が開いたと同時にヘルメットが落ちそのせいで油断したのかマキナ振り向いた時には藍色髪の少年がマキナめがけて倒れてきた。
マキナ「えっ?うわわわ!?」
とっさの判断でマキナが支えるように抱きかかえるが・・・
偶然か頭の部分がマキナの豊満な胸に乗っかかるような形になってしまった。
マキナ「ぬぬぬ・・・重いぃ・・」
レイナ「マキナ・・・手伝う」
マキナ「ありがとう。レイレイ~」
マキナが右腕、レイナが左腕を支えて医療用のストレッチャーに乗せた。
アラド「驚いたな。この少年がこの機体を動かしてたってのか?」
メッサー「現状はそう判断するしかないでしょう。」
アラドとメッサーが状況を整理しているといつの間にかコックピットに入っていたレイナが
レイナ「隊長、これ見て」
アラド「どうした?レイナ・・!?」
アラドが見たのはコックピットについていたモニターだった。そこに書かれていたのは
MODEL:GAT・OZ-19MASX
NAME:ガンダムグリープ
これがデルタ小隊と謎の正体不明の機体「ガンダムグリープ」の対面だった。
最初なのにものすごいグダグダしてるなと思ったあなた。
正解です。
今後もこんなグダグダな感じで登校すると思いますのでどうかよろしくお願いします。