第一
ピピピ...ピピピ...カチッ
「朝か」
時刻は午前6時30分。俺は布団から出る。ググッと背伸びをして意識を覚醒させると、キッチンへ行き朝ごはんの準備に取り掛かる。
お湯を沸かし、コーンスープの粉をマグカップに入れ食パン片手にテレビをつける。
朝のニュース番組を見ながら朝ごはんを食べる。
「いただきます」
テレビでは、最近流行っているバンドの特集だ。
「まん丸お山に彩りを、どうもPastel palletの丸山彩でーす。」
「後ろから読んでもやまとまや、大和麻弥です。」
「今回は、私達Pastel palletの紹介をしたいと思いまーす」
「バンドか、懐かしいな。」
現在俺は親元を離れ一人暮らしをしている。元々は千葉の鴨川あたりに住んでおり高校進学と同時に一人暮らしを始めた、親の方針で。ぷつんとテレビを消し食べ終わった食器を洗い学校に行く準備をして、時計を見る。
「少し時間があるな、本でも読むか」
本棚から2冊の本を取り一つを鞄に入れて一つは今読む。ジャンルはラノベ(鞄)推理小説「今」
物語が中盤に差し掛かる頃には時間が来たので家を出る。相棒(自慢のチャリ)に乗り羽丘学園に向かって出発する。一昨年まで女子校だったのが少子化とかなんとかで、共学になったので、家からそれほど遠くないし、偏差値もそこそこなので、そこにした。今日が入学式で、俺の高校生活が始まる日だ。クラス表が貼られいたのでクラスを確認して、教室に行く。その途中で、とある人に話しかけられた。
「ねぇねぇ、君!新入生だよね!なんでマスク黒いのー?」
どっかで見たことあるような人で、かなりの陽キャだ。正直言って苦手な部類だ。
「黒が好きなので」
と、当たり障りのない返答をし、その場を離れようとした時、
「君!名前は?私は、氷川ひな!」
「黒鐘です。
「よろしくね!真倉くん!真倉かー。うん!るんってする!」
「そうですか、じゃあ失礼します、先輩」
「あれ?」
俺は階段を上がりその場を離れた。
クラスは1-A組だ。中ではワイワイと早速グループが、出来上がってきていた。その中で俺の目に入ったのは、赤メッシュをいれた、窓の外を眺める女子だった。席はそいつの後ろだった。
鞄に入れた本を取り出して読んでいると、話しかけられた。
「なぁなぁお前どこ中?俺は中等部にいたんだけど見たこと無いからさー、気になって」
「言ってもわかんない遠くの所」
「ふーん、俺の名は赤羽色だ!お前は?」
「黒鐘真倉」
「なるほど黒鐘か!じゃあクロだな!よろしく!」
「俺はよろしくしたくないんだがなぁ〔小声〕」
「ハイ、じゃあHR始めるぞー。」
その後は、体育館にて、長々と校長の話を聞いた後にそのまま体育館で、親睦を深めるとかで一年だけで顔合わせが、始まった。話すのは面倒なので、端っこで人間観察に勤しむ。言い忘れていたが、俺はかなりの変わり者だ。色んな意味でな。まぁ、追々話すとしよう。趣味というか特技のひとつが人間の観察。癖や仕草、そう言った行動の一つ一つを見ている。メンタリストと言うと分かりやすいだろうか。だいたいこうゆうとこでは、バカみたいな奴が問題行動を起こすんだがな。
そんな事を考えていると、
「おっと、早いな。ってあれ?赤メッシュ?」
俺が目を向けたのは、教室でボッチを決め込んでいた、
「確か美竹だっけ?」
近づいてみると、
「君達アフターグロウだろう?ファンなんだ。これから一緒にお茶でもいこうよ!」
「何度も言ってるけど行かないし。」
「モカちゃんもパス〜」
「私も蘭とおなじだ!」
「私ダイエット中なので〜」
「家の手伝いがあるので無理です」
五人は、明確に断っているのに、誘っている男は引き下がらない。そしてついに男は、銀髪の子の腕を掴んで引っ張りだした。流石に見てられなくなったので割って入る。その前に、お!ちょうどいた。
「赤羽、焼きそばパン奢るから男の先生連れてきてダッシュでな。」
「マジで?なんか知らんが分かった!よっしゃ待ってろ3分で戻ってくる!」
扱いやすくて助かるな。一応仮面被るか。
そうして俺は、偽善活動を開始する。
「ストップストップ。お前少し落ち着け。女子に手を上げるもんじゃないぜ?その子痛がってるだろ。離してやれよ。」
「ハァ?何お前、それ俺に向かって言った?この俺が羽付きのワニと知っての事か?あぁん?」
だっっっっっさ!!!え?羽付きのワニ?何それ!二つ名?それだけで十分ダサいのに羽付きのワニって。ダサすぎて笑えてくる。落ち着けカオスにクリアにクールいくんだ。
「あなたが何者なんか知りません。取り敢えず手を離してあげません?羽付きのワニさん。」
「舐めてんのか?」
「いえ、馬鹿にしてるだけですね」
「ふざけやがって!」
そうすると男は銀髪の子から手を離して、こちらに殴りかかってくる。相変わらずこういう人種は、煽り耐性が低いな。
明らかに周りに人がいる。目撃者も多数いるだろう。その状況で、暴力を振るった。それだけで十分悪役だ。そして俺がこの場で、取るべき行動は、時間稼ぎだ。といってもマゾじゃないので軽く相手の拳を避ける。渾身の一撃だったのだろう。相手がバランスを崩しよろける。
すかさず振り返って、放ったもう1発ぶん殴ってやると言わんばかりの攻撃を再びいなし。パンっと一発ねこだまし。ハイ、一丁上がり
ドスンと、膝をつくワニくん。
(は?な、何が起きたんだ?俺が膝をついている?何故だ、体が動かねー)
「クロ!先生連れてきたぞ!ってあれ?何してんのこの人」
「先生ー。こいつがあっちの女子にちょっかい出してたので止めましたー。後おなしゃす」
そして俺は教室に戻る。すると後ろから、声が聞こえてくる。
「初日から問題起こしやがって、おいお前!こっち来い!何座ってんだ、早よ来い!」
しかし、男が立ち上がる様子はない。そりゃそうだ、脳が軽く麻痺してるからな。しかしそんな事先生が知るはず無いので、反抗的にしか見えないんです。乙でーす。
「あ、あのー」
「ん?ああ、クロか?」
「ん?ああ、さっきの。怪我して無いか?」
「うん。怪我はしてないよ〜。それよりも、お礼言いたくて〜」
「別にいいよ。ただの偽善だし。助けたのは君の為じゃない。自分のためだ。つまり俺は偽善者だ。感謝されるべき行動じゃない」
「それでも助かったし〜。一応ね〜」
再度歩き始めると直ぐに、
「ちょっと待てよ!」
赤羽が、走って寄ってくる。
「あれでいいのか?」
「いいのかって?」
「いや、お前ってあの子からしたらヒーローだろ?それなのにあんな風に冷たい返事でいいのかなーって。」
「ヒーローって。それにあれは偽善だ。助けてないしな。あの子が勝手に一人で助かっただけだよ。」
「え?イヤイヤ、助けたんだろ?あそこにいたしお礼言ってたじゃん。あの子」
そうして俺の高校生活は、幕を開いた。
主人公
名前、黒鐘真倉、クロガネマグ
趣味読書、楽器(大体の楽器は出来る)料理。
身長176センチ
体重69キロ
家族構成、祖父母、妹
性格、黒が好きで考え方が変わっている。共感覚持ちで視覚と聴覚が異様にいい。
モニカとRASって出す?
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モニカだけなら
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RASだけなら
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両方ともいらない
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両方とも出しやがれ