共感覚待ちの偽善者とちびっこ革命家   作:ゼファー@神界書庫

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どうも神界書庫です。
タイトル詐欺になりそうで怖い怖い。
年内に後一話頑張らなければ。


マスクとフードと学校と

帰宅した俺は、消毒液とガーゼ、オロ○インを使って傷の手当てをしてから眠りについた。

 

ちなみにアイスはデロデロに溶けてました。

悲しきかな。

 

 

ピピピ...ピピピ...カチッ

 

真倉「朝だな。」

 

時刻は午前5時30分。目覚ましの時間を1時間ズレてたな。

俺は布団から出る。ググッと背伸びをして、キッチンへ行き朝ごはんの準備に取り掛かる。

 

お湯を沸かし、コーンスープの粉をマグカップに入れ食パン片手にテレビをつける。

もはや、ルーティーンになってるな。

 

腹部の傷は流石に治ってなかった。

でも、新学期早々に休みを重ねるのは好ましく無い。約1週間でカースト制は完成する。俺は既に数日休んでいるので、これ以上休むのはヤバいと思う。

 

軽く頭がフラフラするが無問題。ただの貧血だろう。

ジャージに着替え、走りに行く事にした。貧血なのに大丈夫かって?シンドイに決まってる。爺ちゃん曰く、極限まで体力を削って、無駄な動きをしないように、最小の動きで最大の効果を発揮する為の修行らしい。

 

早起きしたけど二度寝は禁止だ。起きれなくなる呪いにかかってしまう。

 

ジャージに着替えて、靴を履き、マスクを付け、家を出て軽くランニングして行く。商店街の方へ向かって走っていく。途中で同じようなことをしている、同い年ぐらいの男女がいた。並走しているので友人なんだろう。

 

そんな事を考えてると、女子の方がこっちを見て、こっちに向かって走って来て、言った。

ジャージに花園と書かれている。

見た感じ、市販のものだ。

 

花園「君、面白いね。」

 

真倉「えっと、何が?」

 

花園「マスクしたままで、走ってる。」

 

真倉「そんなに面白い?」

 

真倉「うん。とっても」

 

 

俺は戸惑った。突然、初対面の女子の一言目が、「君、面白いね」だ。戸惑うなって方が無理だと思う。ちなみに我自身、マスクは常に付けている。いわゆる、マスク依存性である。

 

 

?「おたえー、知り合いか?」

 

後ろから男子の方も来た。蒼みがかった髪をしていて、割といいがたいをしている。身長も俺よりデカい。

 

花園「違うよ。マスク付けたまま走ってるから。」

 

?「ん?あ、ホントだ。お前息苦しいだろ?マスクしたまま走ると、酸欠になるって聞いたことあるから、とった方がいいぞ?」

 

 

そういって男の方が、マスクを取ろうと手を伸ばした。フィルターの部分を引っ張られたため、抵抗できなく、ひらっとマスクが取れる。

やば……い。

 

?「ほら、今後走る時はマスク外せよ?」

 

「駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、駄目なんだ、」

 

頭が痛い、割れるようだ。やばい。駄目なんだよ、取ったら。そこで我は意識を手放した。

 

真倉「霑斐○?∽ソコ縺御ソコ縺ァ縺?k縺?■縺ォ」

 

言葉として成り立っていない言葉をはっしながら、二人に襲いかかる真倉。

 

フード「はい。ストップ、それ以上行けば容赦なく叩きのめします。」

 

突如現れた謎の男が二人の前にたちはだかる。がフードを深く被っているので顔は見えない。

 

 

真倉「髴第鱒笳?竏ス?ソ?コ邵コ蠕。?ソ?コ邵コ?ァ邵コ??狗クコ?笆?邵コ?ォ」

 

 

フード「マスク一つでこの様子。やはり貴方は。」

 

 

そう言って男は、瞬時に真倉の意識を刈り取った。その間僅か3秒。

 

 

フード「理性が無い人は獣と同等、とはよく言ったものだ。」

 

 

フード「すまないがこの子は連れて帰るよ。」

 

そう言い残し「フード」は、黒鐘を担いでその場を去った。

 

 

 

 

 

 

?「なんだったんだ、今の。」

 

花園「不思議な事だったね。」

 

?「不思議の一言で、すませるのスゲェーな。」

 

 

 

それが、彼ら黒鐘真倉と花園たえ、蒼河慎凛そして、フード男の出会いだった。

 

 

フード「男じゃないんですけど」

作者「気にするな。フード女ってなんか都市伝説みたいじゃん。口裂け女みたいに。」

 

 

目を覚ますと、家の玄関で寝ていた。

顔には使い捨てマスク。

 

真倉「頭いてぇ。やらかしたなぁ。てかなんで我、家にいるんだ?誰が運んだ?」

 

謎だ。あの場の二人は我が家を知るわけが無い。

マスクを取られた後、何があったのか知らないし。

 

 

 

一応顔を洗おうと洗面所に行き、俺は鏡を見て驚いた。

なんと片眼の色が全て黒く濁っていた。

例えるなら、忍●扇みたいな。

 

真倉「なんだよ、この眼。」

 

特に視力に異常はない。

普通に見えるし。

 

真倉「まいっか。眼帯で隠せば。」

 

そういうと、身体の力が抜け、通常に戻った。

学校行くか。

騒いだ所で何も変わらない。

使い捨てをいつもの布で作った、黒マスクをして登校する。

 

赤羽「お、クロじゃん。おはよー。」

 

真倉「...おはよう」

 

下駄箱で赤羽に会った。

 

赤羽「どうしたんだ?入学早々、学校休んでたけど。」

 

真倉「寝てた。」

 

俺は真実を告げた。すると、

 

赤羽「なんだよ、秘密ってか?連れねーな。さては、その眼帯が理由か?」

 

いや事実なんだけどね。普通は信じないか。

 

真倉「ノーコメントで。」

 

教室に入り赤羽は、どっかに行った。

 

椅子に座ってカバンから本を取り出して読書をしていると、呼ばれる。

 

美竹「黒鐘、おはよう。ってどうしたのその眼帯。」

 

真倉「美竹か、おはよう。朝見たら尋常じゃないくらい腫れてて。」

 

てきとうに誤魔化しておく。

 

美竹「お腹の傷、平気なの?」

 

真倉「刺されたの翌日だぞ。大丈夫な訳あるか。」

 

事実、かなりシンドイ。

朝からマスク外されるし。

あげくのはて、眼はなんか変になるし。

 

美竹「そういえば、今日から部活の体験だけど、あんたは、何か部活やるの?」

 

真倉「そうなの?今のところ、体験で冷やかしに行くことしか思い浮かんでない。」

 

美竹「あんたに聞いたあたしがバカだった。」

 

呆れたようにそう言う美竹。

実際、中学の時は帰宅部だったし、高校では何か、部活に入るのも楽しそうだ。

 

赤羽「お!クロも部活の体験に興味あるんか!なら一緒に行こうや!」

 

口調どうしたコイツ。なんかエセ関西人みたい。

 

 

真倉「別にいいが、なんの体験行くんだ?」

 

赤羽「最初は王道のサッカー!次にテニス、さらにダンス部に水泳部。文化部は、茶道とか、弓のやつ!」

 

弓?弓道部かな?それって文化部なのか?

にしても多いな。1日で体験どんだけいくんだよ。普通1〜2個だろ?

 

真倉「美竹は、なんか行くの?」

 

美竹「帰宅部。」

 

ですよねー。

 

 

そんなこんなで午前の授業は、終わり昼食の時間。ちなみに授業は、とても簡単でした。

 

 

赤羽「クローー、一緒に屋上行こーぜー。」

 

真倉「分かったから引っ張んな。伸びる。」

 

赤羽に連れられ屋上に向かう途中、こちらを呼ぶ声が聞こえる。

 

あこ「あ!こないだ演奏聴いてくれた魔法使いとその友達!」

 

リサ「あこー、廊下走ったら転ぶよー。」

 

前に演奏聴いて、アドバイス(ボロクソ)を言ったRoseliaの二人だ。

 

 

赤羽「お!宇田川妹に今井さん。えっと、あこちゃんとリサさんだっけ?」

 

リサ「そうだよ!久しぶりー☆真倉と色だよね?」

 

赤羽「合ってますよ。今井さん。」

 

真倉「お久しぶりです。」

 

 

コミュ力高いな赤羽。

 

 

真倉「魔法使いじゃない。変な呼び方するのは勘弁してくれ宇田川。周りの視線が痛い。」

 

周りを見るとこちらをみてヒソヒソ話す人の姿が、多数確認できた。

 

あこ「もしかしてこれからお昼ですか?よかったらいっしょに食べません?」

 

赤羽「俺はいいぜ、クロもいいだろ?」

 

真倉「好きにしろ、儂は別にいいが。」

 

リサ「じゃあ屋上にレッツゴー!」

 

一気に騒がしくなったな。

 

 

屋上に着くと、幼馴染軍団が既にいた。

 

あこ「あ!おねーちゃん達!」

 

巴「お!あこにリサさんと、黒、なんだっけ?」

 

美竹「黒鐘真倉だよ、巴。」

 

青葉「隣は赤羽色君だよね〜。」

 

ひまり「カフェで一緒に喋った人たちだよね?」

 

つぐみ「合ってるよ、ひまりちゃん。私とモカちゃんを助けてくれた人。」

 

真倉「助けてないがな。」

 

騒がしいったらありゃしない。

にしても、よく名前覚えてたな。

たしか喋った順に、

宇田川巴

美竹蘭

青葉モカ

上原ひまり

羽沢つぐみ

だっけか。いろいろ言われたから覚えた。

 

赤羽「隣で昼ごはん食っていいか?」

 

真倉「儂はあんまり、」

 

 

言い終わる前に赤羽により、座ることが確定していた。まぁ別にいいが。

俺は、持ってきた弁当。

赤羽は、山吹ベーカリーの袋を開けメロンパンを食す。

 

「「いただきます」」

 

赤羽「やっぱり山吹ベーカリーのパンは最強ー!」

 

モカ「お〜〜。そこに気づくとは、モカちゃんと気が合いますな〜。」

 

パンの話題で意気投合する赤羽と青葉。

流石のコミュ力である。

 

俺の弁当は、二段弁当で、上が米、下がおかず、といったシンプルなものだ。

 

つぐみ「黒鐘君のお弁当凄いね。」

 

リサ「ホントだ!これ自作?」

 

そう言って驚く羽沢と今井さん。

 

真倉「そうですよ。今は一人暮らししてるので。家事全般には、かなり自信ありますよ。というか、そんなに驚きます?」

 

リサ「いやいや、私もよく料理するけど、ここまでクオリティ高くて美味しそうなの作れないよ!?」

 

そんなことあるか?

弁当だし、わりかし適当に作ったんだが。

ばあちゃんと汐音に比べれば、まだまだなんだが。

不思議を感じるつつ、食べ進めていると、

 

 

モカ「すきやり〜。」

 

真倉「あ、」

 

 

青葉が後ろから御菜(おかず)の卵焼きを一つ掻っ攫い、パクッと一口。

 

モカ「!これはなかなかどうして、至高の卵焼きですぞ〜。」

 

真倉「人の弁当、横から掻っ攫っといて、何言っとんじゃ。」

 

モカ「でも本当においし〜よ〜。ごちそうさま〜。」

 

青葉って、結構グルメなイメージだったが、(あなが)ち、間違ってなかったか。

色を見る限り、嘘はついてない。

 

そんなこんなで昼食を食べて、午後の授業の予鈴が鳴り、解散となった。

 

赤羽「体育か!テンション上がるぜ!」

 

真倉「隣のクラスと合同でだろ?寝れないから、個人的には嫌いだ。」

 

毎時間寝てる俺からしたら面倒で仕方がない。

ん?成績?バレなきゃ減点にはならないんですよ。後テストで点数取ればだぶる事はない。

 

体育教師「今日の体育は、剣道だ!まずは心・技・体を見て三つのグループに分ける。では各自、先に言ったペアを作って並べ!」

 

真倉「我の相手は、おまえか。蒼河慎凛(あおかわしんり)くん。」

 

蒼河「お前って朝のやつじゃん。」

 

ペアになったのは、ジョギングの時あった、蒼髪の奴だった。

 

蒼河「剣道の経験は?ちなみに俺は中学の三年間やってたスポーツの一つだ!」

 

真倉「俺は爺ちゃんに教えてもらったぐらいかな。」

 

蒼河「手加減しねぇからな。素人」

 

真倉「こっちの台詞じゃい。って誰が素人だ。」

 

そういって試験に挑む。

 

蒼河「お前、二刀流なのか。」

 

真倉「悪いか?」

 

蒼河「いや、結構。」

 

体育教師「両者、構え、始め!」

 

俺は、相手の出方を伺うために初手は動かなかった。蒼河の方は、三年間やっていたのは伊達でなく、鋭い踏み込みで面を狙ってきた。俺はそれを横に躱し、距離を取る。

そうはさせないと、距離をさらに詰めてくる、蒼河。

 

蒼河「どうした!避けるばっかで打ってこねぇな!舐めてんのか!」

 

真倉「じゃあ、お言葉に甘えて。【全集中、獣の呼吸、壱の牙、穿ち抜き】」

 

鋭い突きで胴を狙うも防がれる。ならば!

 

【スターバーストストリーム】

 

次々と繰り出される計16連撃の斬撃。

流石の蒼河も防ぎきれず、二刀の竹刀が胴に叩きつけられ一本。

やってから思った、やらかしたと。

 

蒼河「なんだよ!今の技!オメェの流派どこだよ!」

 

真倉「アインクラッド流」

 

蒼河「SA●じゃねーか!ふざけんな!」

 

赤羽「蒼河、クロの言ってる事、嘘じゃないぞ。」

 

赤羽が蒼河に説明していると、

 

体育教師「黒鐘、お前剣道部にこな、「行きません」」

 

体育教師「く、食い気味に断るな。しかし何故だ?お前のその実力が有れば全国大会優勝だって夢じゃないと思うが。」

 

真倉「理由は大きく分けて二つです。一つは部活に入って顧問の先生などの指導を受け、練習し腕を上げるのが部活です。でも、俺はここでの指導で成長はできないと確信しているからです。」

 

体育教師「それは、うちのレベルが低すぎると?」

 

真倉「レベルが低すぎるのではなく、格が違う。と言った方が正しいでしょうね。例えこの学校の一番強い先輩方でも五人までなら1分で片付けることが出来ると思います。」

 

それは、自惚れでも自身でもなく紛れもない事実だと体育教師は確信した。

 

真倉「二つ目は、面倒くさいです。」

 

急に雑になる説明に、体育教師はポカンと空いた口が塞がらないと言った様子だった。

 

その後、試験は終了し、結果ABCの三つのグループに分けられた。

 

Aグループ計6名

Bグループ計20名

Cグループ計14名

という結果になった。

 

 

 

驚いたことに、この学校は体育も男女合同で行われるようで、Aグループには、蒼河と宇田川が、いた。赤羽はBグループだ。

 

 

巴「さっきの試合見てたけど、黒鐘のあの動き!どうやったらあんな風になれるんだ?」

 

蒼河「それは俺も疑問に思う。一体、どんなふうに練習すれば、あんなスピードで竹刀を振れるんだ?」

 

真倉「イヤーアハハ、イッバイガンバレバイインダヨー」

 

爺ちゃんに、この手の鍛錬をお願いすると、思い出したくないな。

 

蒼河「トラウマになるレベルで鍛えないとダメか!頼む!俺にその練習を教えてくれ!」

 

真倉「嫌だ。俺は力関係を他人に教える気はない。」

 

蒼河「俺は強くなりたんだ!あらゆる方面で!」

 

真倉「あらゆる方面?剣道以外に何やってんの?」

 

蒼河「ベースを8年ほど。」

 

 

俺のまわりに音楽関係者集まりすぎだろ。

その後、仕方なく蒼河に教えた練習は、ひたすらに素振り。

誤魔化しておいた。

 

 

 

放課後、赤羽と一緒に部活見学に行こうと準備していると、携帯に知らない番号から着信が、

 

真倉「もしもし、黒鐘です。」

チュ「もしもしluck?今すぐMy homeまで来なさい!今すぐ!キーボードのscoutについて来なさい!」

 

そう言い残し、電話は切れた。

 

 

 

 

 

 

 




コロコロ一人称かわる黒鐘くん。
リアルの自分と同じにしてみました。
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