いやー、ビックリです。
これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願いします。
おれはチュチュから連絡を受けすぐに、家に帰り着替えてから、マンションへと向かった。
真倉「おーい、急に呼び出して何のようだ?」
チュ「遅いわよluck!マネージャーとしての自覚があるの?」
真倉「まだ、(仮)だからな。あるかと聞かれたらない。」
汐「そういう所だよ。マグ兄がばっちゃんに怒られる所。」
うぐ、痛いところを突かれた。正直者は馬鹿を見る。だっけか。何事も正直が正しい選択とは限らない。よく言われていた言葉なんだがな。
マンションに着いて直ぐに、年下コンビにお叱りを受けていた。てかなんで汐音まで居んの?
言われてないから、自転車で来てる。:訳「送迎出来ない」
真倉「で、なんの呼び出しなんだ?用件のよの字も、聞いてないんだが。」
チュ「scoutの話よ!キーボードのスカウトに協力しなさい!」
真倉「見つかったんだ、候補。」
チュ「
聞く話によると、チュチュが動画投稿サイトで所謂、「弾いてみた」を投稿している子に目を付け、バントの話を持ちかけたらしい。
真倉「そんで、その子が今から来るから、一緒に演奏したらいいのか?」
チュ「いいえ、今回貴方にお願いするのは眼の方よ。貴方のその眼で相手の色を見なさい。」
真倉「色?演奏はしなくていいのか?」
チュ「ええ、今回貴方は、どんな感情で演奏しているかを教えてほしいの。」
こんなマンションの最上階でスカウトのオーディションなんかやったら、よっぽどの大物でもない限り、緊張感であふれる気がするんだが。
そんな事を思ったが飲み込んでおいた。
真倉「で、その相手はいつ来るんだ?」
チュ「もうじき来るはずよ。」
ピンポーン、とインターホンが鳴る。
チュ「言ってたら来たわね。luck!出迎えて来て。」
真倉「何故に我が?」
そんな事を言いながら出迎えてに行く。
……よくよく考えると仮面の種類を変えた方がいいか?しかし、変えるとチュチュに言及されかねない。まぁ、なるようになるか?
インターホンの画面を見て見ると、黒髪ロングのメガネをかけた赤目のおとなしめの子が映っていた。
真倉「はい。どちら様ですか?」
?「キーボードとしてスカウトを受けた、鳰原令王那です。」
真倉「どうぞ。」
エレベーターに彼女が乗ったのを確認して、膝をつく。なんで奴が来た?チュチュさんや、貴方が欲しているキーボード担当、とんでもない人ですよ。
汐「あ、マグ兄どんな子だった?」
真倉「鳰原令王那。」
汐音に、珍しく表情が変わった。あからさまに嫌そうな顔だ。
汐「なんでよりによって彼女が?絶対に面倒臭い事になるよ?」
チュ「あら?二人とも知り合いなの?だったら話が早いわ!早速試験の準備よ!」
呑気なこった。こっちの気苦労も知らずに。
あの女が今からここに来る。遅らかず来るとは思ってたけど、まさかチュチュのマンションでしかも、スカウトで来訪ですか、ソウデスカ。
真倉「汐音、骨は拾ってくれ。」
汐「マグ兄、ご愁傷様でした。」
ウィーンと、ドアが開き、彼女の姿が現れた。
令「お邪魔します。鳰原令王那です。あのー私に連絡をくれたのは貴方の親御さん?」
チュ「Nice to meet you. I'm the producer tutu.」
令「え、えっとー。My name is Reoanna。If possible, I would like to speak inJapanese。」
えっと、「出来れば日本語で話したいです。」かな?英語上手いな。とりあえず、
真倉「はじめましてプロデューサーのチュチュと申します。って言う感じかな?チュチュもあまり虐めてやるな。」
チュ「なによ!緊張をほぐしてあげようと思っただけよ!改めまして、プロデューサーのChu^2と申します。今回貴方には、私が作る、最強のバンドのメンバーとして、ふさわしいか、試験を受けてもらいます。」
あれ?スカウトにしては上から目線すぎないか?
呼んどいてそれは流石に…
などと、チュチュの言動につっこんでいると、
令「真倉兄?真倉兄だよね!こんなところで再会出来た!」
ゴスっとまるでタックルのように飛び込んで来る鳰原。俺はその勢いをタイミングよく
汐音は、鳰原をキャッチすると、いつもと違う、ドスの効いた声とハイライトの消えた目で、言う。
汐「マグ兄と、呼んで良いのは私だけだと、あれほど言ったはず。久しぶりの再会でも、そこは譲らない。」
令「あ!汐ちゃんも一緒なんだ〜。やっぱり仲良いよねー。それと、真倉兄は真倉兄だよ?それ以外の呼び方なんて知らない。」
こいつは鳰原令王那、前に住んでた祖父母宅の近くの乾物屋の娘だ。
祖母がその店の乾物で取れる出汁が、一番だとかで、贔屓にしていたので、関わりがあった。
さらに、両親とも、帰りが遅くてよくうちで預かっていた。
その関係で当時汐音が中1令王那が小6と、年齢が近いということもあり、よくうちに来ていた。
(汐音が飛び級したのが中二から)
元々は、大人しい無口な子だったが、俺が爺ちゃんの家の電子ドラムで練習してたら、興味を持ったらしく、近くでみてたり、一緒に演奏したりしてた。その時からは、よく喋るようになっていた。
その他にも、筋トレや型の練習をしてたら一緒になってやったりと、何かと思えば一緒にやっていた。
汐音とも仲が良く、一緒になって創作料理や裁縫、趣味のコスプレなどを楽しんでいた。
まあ、趣味のコスプレに関しては、俺もよく巻き込まれていた。型がアニメの技ということがバレてから、無駄にクオリティーの高い、黒の剣士やら、猪頭やら、第一位やら、と言った、コスプレを強要され、台詞を覚えさせられ、イベント会場にも連れて行かれ、クオリティーが高いことから、ただでさえ人が集まってくるのに、
汐「技をやって。ここで台詞も付けて。」
と言われ、大衆の面前で、完コピした台詞(声色ごと)と動きを披露して、さらに多くの人が集まってくる。
いつの間にか、360度、全方位から写真を撮られる始末。勘弁してくれ。
おっと、話を戻そう。鳰原令王那のことだったな。
彼女は、一部とはいえ俺と同じトレーニングをほぼ毎日していた。身体能力はかなりのものだ。
そして彼女は手芸部の副部長というポジションらしい。汐音とは違う学校だからあまりよく知らないが。おっと、また話がズレるまえにっと。
ある日の体育の時間、令王那のクラスは、バレーボールをしていた。よくある話だが、「習い事や部活でやってるスポーツが、授業でやると無双出来る。」という現象がたまに起こる。もちろん、令王那の通う学校でもその現象が起きた。
しかし前に言ったように、俺自身のトレーニングはだいぶキツイと自負している。それと同様のメニューを少量とはいえ令王那はこなしている。
身体能力は、軒並み高いのは確かだ。
その結果、相手にバレー部員が三人いるのにかかわらず令王那チームが圧勝した。
その結果クラスメイトの評価は「可愛い」よりも、「カッコいい」に変わるのにそう時間はかから無かった。それを令王那自身はひどく気にしていた。
ちなみにだが、令王那は腹筋が割れてるとか、腕がムキムキと言った事はない。何故か、力は強いのだが、見た目だけでは、視認できないのだ。わかりやすく言うと、「こんな貧弱な体のどこからこんな力が!」みたいな。
トレーニングのマスク有りの山登りを三人でやっていると、
令「私、カッコいいより、可愛いの方が好きなのに、皆んなはカッコいいって言ってくる。ねぇ真倉くん、私って可愛くなれないのかな?」
真倉「可愛いだろ、十分。というか、そんなに気にすることか?俺は、気の利いた事は言えないけど、正直に言えば、他人の評価なんて二の次だろ。自分が自分を認めないと、他人から認められても、受け入れるための器がないと、意味ないだろ。結局は自分がどう思うかだ。」
令「自分がどう思うか。自分が自分を認める。」
汐「令王那にとって可愛いってなに?」
令「アイドルみたいにキラキラしてる事...かな?」
真倉「てか、急にどうしたんだ?」
カクカクしかじか.........
真倉「なるほど、完全なる他人の意見か。いい事教えてやろう。「気にしたら負け」だ。自分の価値は自分が決める事だ。他人の意見なんか、ガン無視しとけ。「私は可愛い」それでいいじゃん。」
令「ヤバい。惚れた」
真倉&汐音「...は?」
令「付き合って「ごめんなさい」」
食い気味に振ったのに、「恋は一筋縄じゃ行かないね!」とか言って今のような状況に至る。
謎である。というか、恐怖の対象である。
アニメの影響か、漫画の影響かわ分からないけど、好意の表現が歪んでる。
じゃなかったら、俺も汐音もこんなに動揺したりしないです。
閲覧ありがとうございました。
時系列が、怪しいのには目をつぶっていただけるとありがたいです。
まぁ、タグにも書いてあるから、多少はね?