共感覚待ちの偽善者とちびっこ革命家   作:ゼファー@神界書庫

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どうも神界書庫です。
大変長らくお待たせしました!
え?待ってない?その舌引っこ抜くぞ?
覚えている人は何人いるでしょうか?


オーディションとコンビニと眼

 

「いきなり殴り掛かって悪かったなぁ。」

 

白崎は、半泣きになりながら謝る。

レイ姉さんにこっ酷く説教され、挙げ句の果てに、1週間の間、激辛禁止令を出されたのだ。

 

 

「とりあえず行かない?チュチュに遅いって怒られるし。」

 

そう言って四人で電車に乗りマンションへ向かう。その間に自己紹介した。

 

「俺ッ様の名前は白崎凱斗(ハクザキカイト)だ!趣味は歌と漫画とアニメ。後激辛巡りだ!好物は北極ラーメン。レイとは幼馴染で同じ学校だ。」

 

なんというか、喋り方が独特だ。(ブーメラン)

わざとなんだろうか?

 

「オレは黒鐘真倉。趣味は読書と筋トレ。後小説書いてる。好物は金平牛蒡。レイ姉さんとは、仕事で何度か。後喋り方はコロコロ変わるから気にしないでくれ。」

 

そんな感じで話しながら駅からマンションまで徒歩で向かっていた。

 

 

「遅い!!約束の時間から30分もoverしてるのよ!何してたの!」

 

「シャーネーだろ。着いたらいきなり殴り掛かって来た奴の対処に追われてたんだから。てか、連絡したろ?」

 

 

「連絡って、「遅れる」って言うメール?理由もなくただの単語で何が何やら分からないわよ!」

 

「お前らその辺にしとけよ、レイが引いてるだろ?」

 

そう言って宥めるますき。

 

「それもそうね、sorry 、見苦し所をお見せしたわ。私はチュチュ、今回はluckの紹介で貴方が私の創る最強のバンドに相応しいかテストされてもらうは!」

 

 

「おい待てよチビ。レイは一言もやるなんて言ってねーだろ。」

 

 

「…貴方は?」

 

「凱斗だ。レイの友人だ。」

 

「来て早々にチュチュのことをチビ呼ばわりか。どうやら礼儀知らずにも程がある。」

 

流石に失礼すぎる白崎に珍しく怒りの感情が芽生える。いつぶりだろうか。こんなにもナチュラルな怒りは。まぁ、今は閉まっておこう。

 

「はい、話の邪魔しないの。チュチュ、私は私で一緒に組みたい人が居るんだけど、その人も入れる?」

 

「楽器と腕前次第ね。今空きがあるのはguitarだけよ。」

 

「だったら花ちゃんも入れるかな?」

 

しばらくしてレイは、

 

「オーディション受けます。」

 

といってオーディションは開始した。

 

「今回貴方はパレオと一緒に向こうで演奏しなさい。ギター弾けるでしょ?」

 

そう言って楽譜を渡してくる。初見でいきなり弾けと?

 

「待てコラ、いきなり楽譜だけ渡されて弾けるわけねぇーだろ。10分よこせ。」

 

「OK、じゃあ十分後にオーディションを開始するわ。パレオジャーキーを。」

 

「了解しました〜。」

 

「十分であの譜面の暗記出来るって言うことに疑問をもたねぇのか?にしても、イラつくぜ。」

 

「おい、白崎。オーディション終わったら、少し付き合え。」

 

「断「ちなみに拒否権はない」ッチ。分ぁったよ。」

 

「OK覚えた。」

 

「流石ね。早速始めるわよ!パレオ準備を。」

 

「了解しました〜」

 

 

そう言ってレイの演奏と歌が始まる。

 

曲はますきと同じくRIOT。どうやら譜面と歌詞はますきが事前に送っていた様だ。

ベースボーカルなので、歌も気になる。

 

「初めてちょうだい。」

 

♫〜

 

Come into the world

響き渡るのは絶妙な 存在意義の concerto

分厚い rule は破り捨てて

Let's shake it down!さあ声高く

聴こえたのなら…

Just follow me, and trust me

 

勝利の女神から always 熱視線受けて

passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

無敵な flavor を纏わす

さっさと白旗を振って降参しなと

passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

無駄な争いには get tired

 

小細工は要らない 正面から go ahead

逆らえない衝撃で Bang!

 

「Don't waste your breath.」

 

Come into the world

降り立つ姿は 絶大な輝きの fantastic art

至高の音楽を味わえと

Let me show you 酔いしれればいい

僕らの音は 世界へと憑依する

 

声色に中毒性 too many 混ぜて

passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

高揚感に身を委ねては

序破急全てひっくるめ 脅威を孕む

passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

賞味期限切れは get away

 

お喋りは必要ない 聴覚だけ please give me

心強く揺さぶって Bye!

 

Come into the world

魅せて魅せられた 情熱で炙り出す鮮やか

僕らの周波数に tuning して

All of you 浴びれば最後

離れられずに 溺れてしまうだろう

 

「There's nothing to worry.」

 

Come into the world

響き渡るのは絶妙な 存在意義の concerto

分厚い rule は破り捨てて

Let's shake it down!…さあ声上げろ!

 

Come into the world

降り立つ姿は 絶大な輝きの fantastic art

至高の音楽を味わえと

Let me show you 酔いしれればいい

僕らの音は 世界へと憑依する

 

 

なるほど、久しぶりにレイ姉さんの歌声聴いたけど、やはりスゴイ。人を惹きつける魅力的かつ力強い声だ。というか、パレオもこの短期間であそこまで完成させるとはな。少々みくびっていた。

 

「OK。Ms.和奏少し話があるわ。リビングに来てちょうだい。」

 

「じゃあレイ姉さん。白崎借りてくねー。」

 

「え?いいけど、お手柔らかにね。」

 

「あいつが大人しいならな。」

 

そう言って白崎を近くのコンビニまで連れ出す。

 

「まぁ、連れ出したのは、我の方だ。飲み物ぐらい奢ってやる。」

 

そこで俺はコーヒー、白崎はカフェオレを飲みながら話す。

 

「話ってなんだよ。」

 

「そう構えんなよ。何も取って食おうってわけじゃねぇよ。」

 

警戒MAXですね完全に。

 

「話は、お前の能力の事だ。おまえ、何がどう感じる?」

 

「…なんの話だ。」

 

「誤魔化さなくていい。俺もお前と似たような能力を持ってる。」

 

共感覚、これで三人目だ。

…多くね?スタン○使いじゃないんだから。

体質か?

 

「マンションに着いてから、お前の行動の一つ一つを観察していた。気持ち悪いだろ?すると、チュチュやパレオがしゃべった後、演奏の後、音の終わりに違和感を感じた。」

 

最初に疑問を持ったのは、駅での一件。

俺が話した瞬間、口元から色が変わっていた。

耳からなら偶にあるが、口元からの変化は、珍しいというか初めてだからな。

 

 

「味だ。」

 

「味?」

 

「音に味を感じる。例えば物の耐久力だったり、人だったら個人個人で差がある。甘味、苦味、三味、塩味、旨味の五つの組み合わせだ。」

 

「それだけじゃないだろ?」

 

「味自体は、1人一つだ。けど不調だったり壊れかけだったりすると、少し風味が変わる。味で、その物の調子が分かる。ON OFFは、意識したら出来るが、大抵はOFFだ。」

 

 

それはまた、なんとも。つまりは駅での一件での判断基準は、女のタイプだけじゃ無かったと?

まぁ、どうでもいいか。

 

 

「なるほど、俺が聞きたいのはそれだけだ。それでお前も何か聞きたいことがあるんだろ?」

 

「…なんで分かった?」

 

「人を見る目には自信がある。」

 

「化け物が。…もう一回、俺様と勝負しろぉ。」

 

「なるほど、その心は?」

 

「俺は、レイを守んなきゃぁいっけねぇ。なのにお前には手も足もでなかった。けど!あれは不意打ちだったからだ!ちゃんとやれば負けねぇ!」

 

不意打ちだったのは白崎だったろうに。

認めたく無いからか、負けず嫌いなのか。

はたまたその両方か。

 

「勝ち逃げされてたまるか!」

 

 

「なるほど。言い分は分かった。が、断る。無駄な争いは好きじゃないんだ。」

 

そう言いながら帰路につく。

すると、

 

「戦え!」

 

往来で叫ぶ白崎。

コイツなんなんだ?色は…は?

見ようとした瞬間視界が割れた。

いつの間にか眼が前の状態になっていたようだ。

ヤバい、頭痛が酷いが前ほど辛くは無い。

少し慣れたか

そんな中、

 

 

「先手必勝!」

 

と、叫びながら飛び蹴りを迷いなく後頭部に繰り出してくる。

 

「今は、それどころじゃ無いんだよ!それと、奇襲するなら声には出すな。」

 

 

白崎の足首を掴み、力任せに地面に叩きつける。感情に身を任せるとはまだまだ未熟だな。

すかさず力をを抜いていたので怪我はさせて無い。呆気には取られているような白崎に、

 

「すまんな。」

 

そう言って、指で一突きし肩の関節を外した。

これで抵抗できまい。

そのまま肩に担ぎ、マンションに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「遅いわよluck!オーディションは合格、これで後はguitaristだけよ!」

 

部屋に入るなり、そう言ってジャーキーを齧るチュチュ。

 

「レーイー。助けてくれ。」

 

「凱斗⁈なんで担ぎ上げられてるの?」

 

「暴れたから関節を外した。反省はしている。後悔はしていない。とりあえず、セーの!」

 

ゴキっと痛々しい音と同時に関節を元に戻す。

綺麗に外した後にしっかりと戻したので問題は無いはずだ。少なくとも肩にはな。

 

「カーイート?駅で散々怒ったよね?なのに、1時間後にまたやったんだ?ふーん、そっかそっか。」

 

わー、見るまでもなくレイ姉さんキレてるわー。

…乙!

 

「すまんがチュチュ、少し休ませてくれ、ますき、三十分ぐらいしたら起こしてくれ寝る。」

 

バタンと全身から力が抜けて床に倒れる。

 

「luck?!チョットどうしたの!」

 

「zzz〜」

 

「とりあえず、ソファー借りるぞチュチュ。よっこらせっと。」

 

真倉を担いでソファーに横たわせる。

 

 

 

「さてと、凱斗チョットこっち来ようか。」

 

「やーーだーーー。」

 

首根っこを掴み上げて、ズルズルと引っ張ってベランダに連行する。

 

「男には変人しか居ないのかしら。」

 

「まったくです。」

 

そう言って、頭を抱えるチュチュだった。

 

 

240-0318-2楽曲コード

 

 

 




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