共感覚待ちの偽善者とちびっこ革命家   作:ゼファー@神界書庫

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薔薇と妹と秘密

〜赤羽視点〜

 

 

おい、クロの奴のせいで空気が最悪だ。アイツは、言葉が足りなさ過ぎる。補う身にもなってほしいもんだよ。

 

「Roseliaの皆さん、クロのやつがすいません。アイツ、音楽の事になると本気になり過ぎるんですよ(多分)。訂正というか、補足説明されていただきます。」

 

 

俺は、評価の言い方が酷かった、湊さんと氷川さんに向かって、

 

 

「湊さん、貴方の歌声はとても良いです。けど、中身が無いんですよ。上手いだけの人なら、いくらでもいる。一体貴方は、何を歌っているのですか?」

 

 

湊さんはなにを思って歌っているのか、それさえ見つかれば。

 

 

「つぎに氷川さん、貴方は何をそんなに焦っているのですか?正確な演奏の中に迷いと焦りが見えます。焦ってもいい事なんかない、人間って直ぐに成長するのなんて天才だけです。」

 

氷川さんの演奏はとても正確だ、しかしどことなくすごく焦りを感じた。それもごく身近にあるような。

 

 

シーンと静まり返るスタジオ。すると、氷川さんが一言、

 

「貴方に、貴方に何が分かるんですか!!焦り?迷い?そんなのあって当たり前じゃないですか!あの子はいつもいつも、私の後を追うように物事をはじめて!すぐに私を追い抜く!そんな天才にずっと悩んでいた!私にはもうギターしか無いのに!あの子も、ギターを弾いていた.....それが怖くて怖くてしかたない。」

 

 

あの子とは、多分兄弟だろう。氷川さんは、真面目な人だ。だからこそ完璧を追い求める。それを易々と超えて行く天才のあの子の存在。

 

 

「なんかスゴい叫び声が、聞こえたけどどうしたの?」

 

来やがった事の元凶が、覚えてろよ。

 

〜黒鐘視点〜

 

 

外出て飲み物買ってたら、スタジオの方からスゴい叫び声が、聞こえた気がした。防音設備大丈夫か?戻ってみたら、何この状況。氷川さんの色が真っ赤になっている。他の面々の色は青?何したの赤羽?

 

「どうしたの?なんかスゴい叫び声がした気がするんだけど?何したの赤羽?」

 

「俺じゃねぇよ、お前だよクロ。」

 

へ?儂なんかしたっけ?アドバイスして、外出て戻ってきたらこの状況。うん、心当たりが一切ない。

 

「俺なんか、いけないことした?」

 

そう赤羽に問うと、鋭い痛みが襲ってきて、気づいたら天井を見上げてる俺がいた。痛えし。Roseliaの人たちも動揺しているように見えた。

赤羽に胸ぐら掴んで持ち上げられ、

 

「クロ、お前は人の気持ちに鈍感すぎる。敏感だからこそ、鈍感だ。」

 

なんだそりゃ、矛盾してないか?色は....黄緑か…理解した。

 

 

「なるほど、OK理解した。悪かったな、Roseliaの皆さん。先ほどの感想は、少し言い過ぎた。すいませんでした。」

 

「いえ、こちらこそお陰様で紗夜の悩みも知れましたし、それでまだ今度も、感想聞かせてください。」

 

それから、赤羽から、補足説明の件を聞き反省すべきだとおこられた。言葉に刺がありすぎた。

湊さんにの何も無しと、言ったのには理由がある。てか、赤羽に言うこと全部言われたし。帰るか。

 

 

「それじゃあ、俺たちは帰るんで。」

 

「またねーRoseliaの皆ー」

 

 

ライブハウスから、出ると辺りは日が落ちて暗くなりはじめていた。時計を見ると午後6時前、濃ゆい一日だった。学校でワニに絡まれ、Afterglow

のボーカルの美竹におこられ、カフェのクレーマー退治して、Roseliaの皆さんにアドバイスしたり。

 

 

うん、一カ月分の面倒事、一気に飲み込んだ気がする。帰って仕事しなきゃとか思ってたら、ピロピロと携帯から鳴る。登録している連絡先はそれほど多くない。スマフォを見るとそこには、黒鐘汐音と表示されていた。妹からだ、

 

「もしもし?どうした汐。」

「マグ兄い、今どこ?」

「今までドラム叩いてた、CiRCLEって言うライブハウスでな。それの帰り道。」

「なら家にはいないんだね。分かった。」

「なんかあんのか?」

「え?ああ、今日友達連れて泊まりに行くから、じゃあ。」

ブチッツーツー

 

いつもながら唐突だな、我が妹よ。ん?てか友達同伴?!何考えてんだ?とりあえず、ダッシュで帰るか。

 

家の前に着くと、汐音ともう一人、猫耳のヘッドホンをした、こじんまりとした女の子がいた。

 

「お帰り、マグ兄。遅い」

 

二言目には文句か、我が妹よ。

俺は隣にいた友達に、視線を向けると、同時に画面を被った。

 

 

「Hello、プロデューサーのChu^2と申します。今日は貴方をスカウトしに来たわ!」

 

「全力でお断りさせていただきます。」

 

「why?!」

 

「玄関先で騒ぐと迷惑だし、とりあげず家入れば?話は中でゆっくり聞くから。」

 

お前の家の様に話を進めるね、汐音さん。

そうして、俺の家で唐突にお泊まり会が、始まった。

 

 

「まずは、自己紹介からかしら?私の名前はChu^2と申します。以後お見知りおきを」

 

「こちら、同じ学校の珠手ちゆちゃん「Chu^2よ!」です。」

 

 

「どうも、私は汐音の兄、黒鐘真倉といいます。」

 

「私も…する。黒鐘汐音です。マグ兄の妹兼恋人です。」

 

「つまらん嘘をつくな。勘違いされるだろ。」

 

俺の膝の上で、心地よく微睡んでいる、妹の汐音。ん?シスコンだって?違う違う、こいつがブラコンなの。

 

 

 

「仲のいい兄弟ね、まぁいいわ。今日は黒鐘真倉、貴方をスカウトしに来ました。私が作る最強のバンドの一員に!」

 

「断る、俺男だし。」

 

「問題ないわ、貴方の役割は演奏でステージに立つのではなく、マネージャーとしてよ。」

 

「マネージャーか。じゃあひとつ聞かせてくれ、何故俺に興味を持った?妹と、同じ学校って事は、お前も飛び級だろ?そんな天才が、何故俺みたいな凡人をスカウトしに来た?」

 

そう疑問はそこだ。俺の存在は、汐音から聞いたとして、それだけでスカウトに来るか?しかも奏者としてじゃなくマネージャーとしてだ。

 

 

「貴方、You●ubeに動画投稿しているでしょう?演奏と歌を一人でこなして。」

 

「何のことだ?」

 

「隠さなくていいわ、ねぇマグキラさん」

 

驚いた…どうやって辿り着いた?汐音にも教えていないのに、まさか!

 

「どうやって辿り着いた?」

 

「簡単な話よ、貴方のサポートでの演奏と、動画を見て気づいたのよ。同一人物だって。そこからは早かったわ。まずライブでサポートをやっていた人を調べて、素性を知った。そしたら同じ学校に妹がいることが分かって、今に至る。」

 

 

もはや怖いな、ストーカーだろ。てか個人情報保護されてねぇ。誰だよ教えた奴!

 

「ちなみに教えてくれたのは、まりな月島よ。」

 

あの人かよ!何の権限があってそんなことしてんだよ!ハァ、疲れた。とりあえず、晩御飯食べて落ち着こう。

 

「汐音ー、晩御飯作るから手伝ってくれ。」

 

「zzz zzz」

 

 

どうやら、電池切れの様だ。仕方ねえ一人で作るか。

 

「嫌いな食べ物あるか?ちゆちゃん。」

 

「Chu^2よ!サラダよ、ドレッシングが、あれば少しは食べれるけど、」

 

「オーケー、なら今日はカレーだ!」




RASの書き方わからん!
自己解釈ましましでしか、描けない!

黒鐘汐音
身長154センチ
体重ヒミツ
趣味、作詞作曲、キーボード、ピアノ、睡眠、料理研究
重度のブラコンで、一人暮らしを始めた兄の家に月4回は、泊まりに行く。睡眠障害待ちでひどい時には二十時間以上眠ることも。それ故に親にすら煙たがられ、結果文句も言わず付き添ってくれる兄に依存レベルまで執着している。それ故に怒る時はヤンデレみたいになる。ちなみに真倉もとある障害持ちで.......
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