ハンターになりたい少女   作:あるのすけ

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今回で試験編おわりです!


キルア×ノ×イヘン

私が目を覚ましたのはそれから、すぐの事だった…

目を開けると、レオリオとクラピカの背中が見える、勢いで立とうとするが、頭がグラグラして、上手く立てずに前に倒れそうになる

「うわ!」

目をつぶるが…衝撃はない、目を開けると2人が支えてくれていた

「あ、ありがとう」

「おいおい、無茶すんなよ?」

「ケガがなくて良かった」

どうやら特に外傷は無いらしい、気絶したのも首の後ろを手刀されたから、勝負は一瞬だったもんなー、

「ハンゾーの奴は脇腹に1発とやけどしてるけどな」

「そっか」

ああ!悔しいよ!もっとしっかり修行するんだった!!

それと、ハンゾーはまた降参したらしい、勝負に負けて試合には勝った、私は合格したのだ

でも…余計に悔しい!!

 

「あ、今はなんの時間?」

「ああ、今は試合間の休憩時間だ」

ちなみに次の試合はキルア対ギタラクルらしい、あの顔面針男だ、大丈夫かな…

「ちょっとキルアの所行ってくる!」

「おう!」

「分かった」

2人に断り、キルアの方へ向かう

 

 

「キルア!」

「なんだ、ミラか」

「なんだとはなんだー、迷惑だった?」

私は少し悲しむフリをしてみることにした

「なっ、別にそんなこと言ってないだろ?!」

「冗談だよー」

と言いながらニカッと笑ってみせる

「お前なぁ……、そういえばもう起きて大丈夫なのか?」

「ちょっとクラクラするけど大丈夫だよ」

どんだけ強く打ったんだハンゾーさん…

「次はキルアの番なんだってね、頑張ってよ?」

「誰に言ってんだよ」

「キルアさんです!」

私達はそんなやり取りをしているとそろそろ試合が始まるらしい

「いってくる」

キルアがそう言って中央へ向かって歩いていく、その姿を見ていると…

 

物凄く嫌な予感がする、なんだろこの感じ…

キルアとあの人を戦わせるのは、何か…ダメな気がする、キルアが負ける……?

 

私が考え込んでいると試合が始まる

 

「試合開始!」

 

キルアは少し身構えながら、ゆっくりとギタラクルに近づいていく

ギタラクルは少しも動かないが、急に口を開いた

「久しぶりだね、キル」

キルアのこと知ってるのかな、キルなんて呼んでるくらいなら知り合いなのかもしれない…でも、キルアは相手のこと知らなそうだし…

私が1人で考察をしていると、ギタラクルは顔に刺さったハリを抜いていく、すると、顔の形がみるみる変わっていき、髪の毛も一気にストレートの長い髪に、そして目も一気に大きくなった

それを見たキルアの表情が険しくなり、汗もいっぱいではじめた

「あ…兄貴…!」

キルアのお兄さん、顔まで変えてキルアに着いてきたらしい

キルアの事が心配だったのかな?でも、キルアの顔は怯えているように見える…

どうやら、家出をしたキルアの様子を見てくるように、家族に頼まれたらしい、ハンター試験で会ったのはたまたまらしい

キルアは母親の顔と、キルアのもう1人のお兄さんのお腹を刺して家を飛び出してきたと、聞いている…

怒っているのかな…しかし、家族は怒っているどころか、泣いて喜んでいたらしい、さすが暗殺一家

 

「まさかキルがハンターになりたいと思ってたなんて」

「別に、ただの暇つぶしさ」

「そうか…」

ギタラクルが呟くと、空気が変わる

ギタラクルの周りにドス黒い何かが渦巻いているように見えた…

「なら、安心して忠告できる…お前はハンターには向かない、お前の転職は、()()()なんだから」

「確かにハンターになりたいと思ってる訳じゃない…けど!俺にだって欲しいものくらいある…!」

「ないね」

「ある!今望んでることだってある!」

「ふーん、言ってごらん?何が望みか」

キルアは言葉が出せないでいる

「…どうした?本当は望みなんてないんだろ?」

「ちがう!!ゴンと、ミラと、友達になりたい…」

「無理だね、お前に友達なんてできっこないよ、お前は人というものを殺せるか殺せないかでしか判断できない、そうお教え込まれたからね、今のお前には2人が眩しすぎて測りきれないだけ、友達になりたい訳じゃない」

「違う…」

「彼らのそばに居ると、いつか殺したくなるよ?殺せるか、殺せないか、試して見たくなる、何故なら…お前は根っからの人殺しだから」

ここまで我慢してきたけど、無理だ…家のことに口を突っ込みたくないけど…キルアのバカ…

私が口を開こうとすると、レオリオも我慢できなくなったのか、少しだけ前に出ようとする、私も続いた

「先程も申し上げましたが…!」

黒服が、前に立つ

「あぁ!わかってるよ!」

「私も手は出しません」

「ゴン達と友達になりたいだと?!寝ぼけんな!」

「そうだよ!キルア!…4次試験の時言ったよね!?私達はもう友達だよって!」

キルアは驚いてるみたいだ

「悪いけどギタラクル、もう私達とっくに友達なんですよーだ!」

少しだけ、バカにしたように言ってしまう…まあ、これくらいいいよね…

「だ、そうだ!ミラがこう思ってるならゴンもそう思ってるはずだぜ!」

「え、そうなの?」

「あったりめぇだ!ばか!!」

レオリオ、口悪い…

ギタラクルが少し考える素振りを見せる

「そうか、参ったな…君達はもう、友達のつもりなのか…よし!ゴンを殺そう!その後にミラもだ」

「なっ…!」

「やっぱり今近くに君からだ、殺し屋に友達なんて、いらない邪魔なだけだ」

そう言うと、私に向かって歩いてくる

「ちょっとまってください!まだ試験中です!」

黒服が止めようとするが、針を顔に投げ一瞬で倒してしまう

「くっ…」

戦わないと殺される!私はカバンから銃を取り出そうとするが、ない…

ない!

そうこうしているうちに、段々と迫ってくる

すると、私の前に、クラピカ、レオリオ、ハンゾーさんが守るように立つ

「3人とも…」

「参ったなぁ…仕事の関係上、資格が必要なんだけどなぁ…ここで彼らを殺しちゃったら、俺が落ちて、自動的にキルが合格になっちゃうし、あぁ、いけない、それはミラを殺っても同じか…」

ギタラクルはまた考える素振りを見せる

「そうだ!まず合格してから、2人を殺そう!それなら、仮にここにいる全員を殺しても、俺の合格は取り消される事はないよねぇ?」

ネテロ会長に向かって言っているらしい…

てか、コイツ、独り言多すぎ

「ルール上は、問題ない…」

すぐにキルアの方に振り返る

「聞いたかい?キル、俺と戦って勝たないと2人を助けられない」

「…!」

ギタラクルがキルアに近づいていくが、まただ私に向けられてる訳じゃないのに、この嫌な感じ、怖い…!体が震える…

「友だちのために俺と戦えるかい?出来ないよね?何故なら、お前は友達より、今この場で俺を倒せるか倒せないかの方が大事だから…」

ギタラクルガキルアに手を伸ばしながら言葉を続ける

「《勝ち目のない敵とは戦うな》俺が口を酸っぱくして教えたよね」

キルアが下がろうと足をあげるが…

「動くな!少しでも動けば、戦闘開始の合図と見なす、この手が触れても戦闘開始だ、止める方法は一つだけ、わかるな?」

そう言いながら近づけていく手から、キルアに、ドス黒い何かが移っていくように見えた…

ダメだ、キルアの目からは戦意が感じられない、戦う意思がないんだ…

「キルア!負けを認めても、私と貴方は友達だよ!そんな奴に殺されない!気にしないで!」

私は叫んだ、そうだよ、たとえキルアが負けを認めても、友達をやめようなんて思わないから…

「参った…俺の負けだよ…」

キルアが負けを認めると、ギタラクルは手を叩きながら

「はー、よかった!これで戦闘解除だね」

さらにキルアに近づき肩を叩く

「はっはっは!嘘だよキル!2人を殺すなんて嘘さ!お前をちょっと試してみたのだよ、でも、これでハッキリした!」

キルアに顔を近づけていく

「お前に友達を作る資格なんてない」

 

ギタラクルとキルアがその場を離れる

「キルア…」

私はなんて声をかければいいのか、分からなかった…

 

 

そして少しの休憩の後、重い空気が消えないまま

レオリオ対ボドロさんの試合が始まろうとしていた

「レオリオ…頑張ってね」

私は笑えていただろうか…

「無理、すんなよ」

なんて言われてしまった…ごめんねレオリオ

そして、レオリオとボドロさんの試合が始まる、しかし私はキルアの事が気になってしまい、キルアの方を見る

 

「試合開始!」

 

瞬間、キルアがボドロさんの背後に立つ

私は何も考えずに叫んだ

「キルア!!!!!」

私は見た、キルアが一瞬悲しそうな顔をしてこちらを見たのを…

 

 

 

ボトロのお腹を貫こうとするキルア、しかし!ボトロは、私の声でキルアが後ろに居ることに一瞬早く気づき、横に飛んだ

横に飛ぶことにより背中の真ん中を貫こうとしてたキルアの手は、ボドロの横腹を削り取る、だけで終わった

ボドロ気絶してしまったが、キルアはそのまま扉に向かって歩いていき、どこかに行ってしまった…

会場全体が唖然としたまま、試験は終わりとなる、明日まで休めと受験者達に声をかけたネテロ、そのまま最終試験はキルアの失格となり、幕を閉じた

 

それから次の日になった

受験者達が一斉に集められ、講習を行うらしい…

そんな気分じゃないのに、私の足取りは重かった…

 

受験者達は、私以外には誰もいなく、ネテロ会長だけそこにいた

どうやら、少し早く来すぎたらしい

私が見たのもの、ギタラクルの体からキルアに移っていく何か…あれは一体なんだったのか…

少し考え込んでいると、周りに合格者たちが次々と部屋に入ってくる、レオリオとクラピカが、私の横に座る

「2人とも…」

「ミラ…」

 

講習が始まるらしい、しかし私はギタラクルに聞きたいことがある、私は奴の前に立ち

「キルアに、何をした」

「ん?なんの事?」

すると、部屋の扉が開きゴンが入ってくる、そして私の横まで歩いてきた

「ゴン…」

「キルアに謝れ!」

ゴンも怒っている、いつもとは雰囲気がちがった…

「君達はなんなんだ、さっきから…何を謝るの?」

「そんなことも分からないの?」

「うん」

2人のやり取りは続いていく…

ゴンの話をまとめるとこうだ、コイツに、兄貴の資格はないと、ならば、友達になるのにも資格なんかいらない、そう言いながらゴンはものすごい力でギタラクルの腕を握る、恐らく折れている

ゴンはコイツにキルアが操られている、そう思っているらしい…

キルアを取り戻すつもりらしい

 

しばらく、議論が続くが…ネテロ会長が咳払いをし、議論を止める

「キルアの不合格は変わらん、それにお主たちの合格もまた、変わらぬ」

会長がそう言うと、ビーンズさんの説明が始まる

 

頭に入ってこない…キルア…

私が考え込んでいると、説明は終わってしまったらしい

「諸君らを、ハンターとして任命する!」

 

 

 

その後、解散となり私とゴンはギタラクルを追いかけた

「キルアの居場所!教えてもらう!」

「本当に連れ戻す気?やめた方がいいと思うよ?」

「やめない!さっさと教えて!」

全く!いいからさっさと教えてどっか行ってくれってんだ!

「キルアは俺達の友達だ!絶対に連れ戻す!」

「後ろの2人も同じかい?」

私が後ろを振り返るとクラピカと、レオリオが立っていた…2人とも…

「当然」

「うむ」

「いいだろう、教えた所でどうせたどり着けないだろうし…キル自宅に戻っているはずだ」

「自宅?」

ゴンが聞き返す

「ククルーマウンテン、そこに俺たち一族の住処がある」

「私、聞いたことないや…」

「分かった、ありがとう」

そう言いながらゴンは振り返り歩き出す、私達もそれに続いた

 

 

 

「ククルーマウンテンってどこだろ…クラピカ知ってる?」

こういう時は色々知ってそうなクラピカに聞くのがいいよね

「…」

あれ、無視された…考え事かな…?

「クラピカ?」

「あ、ああ、なんだ?」

聞いてなかったみたいだ…

「山だよ!山!お前何か心当たりはないか?」

「いや、私も分からないな…後でネットで調べて見よう」

 

私たちが話していると、ハンゾーさんがやってくる

少しの間話していると、名刺を渡された…忍って隠密集団じゃなかったのか…

ハンゾーさんの故郷に行ったらおすすめのスポットを教えてくれるらしい

 

次にサトツさんがやってきて、ゴンを連れてどこかに行ってしまう

私達は先にククルーマウンテンについて調べることにした

しばらくするとゴンが戻ってくる

ククルーマウンテンはパドギア共和国、デントラ地区にある標高3722メートルの山らしい

 

コンピューターを構っているクラピカ

「飛行船で3日と言ったところか…出発はいつにする?」

「「今日!今から!」」

私とゴンの声が重なった、すぐにレオリオはOKしてくれた

「わかった!チケットを予約しよう!」

 

 

 

私達はタクシーで空港に行く事にしたが途中で、渋滞にハマってしまい

走って行くことにした

「おい!ゴン!空港までどれくらいあると思ってんだよ!」

「俺、1分でも1秒でも早くキルアを連れ戻したいんだ!」

「私も!まだ友達じゃないと思ってたキルアを1回叩かないと気が済まない!」

「ったく!しょーがねーな!」

「こうして走っていると、ハンター試験を思い出すな!」

クラピカの言葉を聞くと、みんなとの出会いが思い出される…

 

「こんなのハンター試験と比べたら屁でもないよ!」

「そうだな、ちげぇねえ!」

「その通りだよ!」

 

 

私達は空港に向かって走る

キルアを迎えに行くために…待っててね!キルア!




次回からは、ゾルディック編です!
いまだに、ミラの能力思いつかないー…!
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