ゴンとヒソカの勝負はゴンの負けで終わった。
ゴンも頑張ったよ。ちゃんと借りも返せたみたいだし。
ゴンの試合が終わった後私達は天空闘技場の外でウイングさんとズシに会っていた。お別れの挨拶のために。
「ゴン君。ヒソカとの戦いについて私から言うことはありません。彼と戦ったゴン君自身が一番分かってるでしょう」
私とキルアが首をかしげると。
「何を得たか、です」
「はい!」
「ゴン、何を得たんだよ?」
「内緒!」
「ちぇっ」
「ゴン君、キルア君、ミラさん!ここからは君たち自身がそれぞれの道を歩む中で、それぞれの念を完成させてください!」
「はい!」
「ああ!」
「おっす!」
「自分…お三方に会えてよかったっす。超えるべき目標ができて努力のし甲斐があるっす!」
ズシ…でも!
「私達これからも修行を続けるからね!追い越せるかな?」
「超えられると思ってんの?」
次にキルアが言う。
「いつか必ず!」
「わかったぜ」
「楽しみに待ってるよ!ズシ!」
ゴンもズシが強くなるのが楽しみなんだね。私もだよ。
「おっす!」
「じゃあ行こうぜ!」
「「うん!」」
私達が歩き出すとゴンが振り返る。
「ウイングさん!ありがとうございました!」
「あ、一応俺も!」
「ありがとー!あ!修行に行き詰まったら連絡します!」
私達はウイングさんにそれぞれ感謝を述べた。
「皆さんお元気で!」
お互いに見えなくなるまで手を振った。
天空闘技場では色々あったな…でも!だからこそ楽しかった!ズシたちと次に会うときが楽しみだな…
「ようやくゴンの目標クリアだな!」
「うん!」
「さ、もうここには用ねーし、ゴン。お前どうすんだ?」
「クジラ島に帰るよ!」
確かゴンの故郷だったな…
「それじゃあ一旦お別れかな?」
「え、ミラこないの?」
「いいの?!」
「もちろんだよ!キルアもどう?」
「ああ!行くよ。ミトさんに会ってみたいしな」
お友達の家に行くのは初めてだな。
「キルア!楽しみだね!」
「だな!」
そして私達は数日後にクジラ島に到着した。
ゴンは家に案内してくれるらしく、私とキルアはゴンの後に続いた。
しばらく歩くと家が見えてくる。
「ミトさーん!!」
ゴンが叫ぶとミトさんもゴンの名前を呼び走ってくる。
「ゴーン!!」
「ただいま!ミトさん!」
「おかえり!ゴン!」
すると私達に気づいたみたいだ。
「貴方がキルアね。そっちの可愛い子がミラちゃんね」
ミトさんはゴンが出した手紙を読んで私たちのことを知ったらしい。
可愛いだなんて。えへへ
ゴンの家にお呼ばれした私達はお茶を出してもらい飲んでいる。
美味しいなこれ…
私とキルアの目の前にはおばあちゃんがいる。
「全く!帰ってくるなら連絡しなさい!何にも用意してないわよ!」
「いいよ。適当で。」
「せっかくお友達も来てるのに」
2人とも仲いいな。
「あ、お構いなく…」
私たちが顔を見合わせて笑っていると。
「聞いてんの?!」
「「あはは…」」
「あ、そうだ。ご飯作ってる間にお風呂入んなさいよ!服も全部荷物から出しといてね!洗濯するから。」
「うん。後で」
「10秒以内!あ、もちろんお風呂はミラちゃんが先だからね!」
ゴンは急いで洗濯物を出しに行く。
「あの、私最後でも大丈夫です」
「何言ってんの!さっさと行く!!お風呂場はあっちだからね!」
「は、はい!」
私は急いでお風呂場に向かう。
なんかいいな。こういうの。
ゴン達もお風呂に入らなきゃいけないのでなるべく急いで出ることにした。
お風呂場を出てゴン達を呼びに行く。
「二人ともー出たよー」
「よし行こうキルア!」
「ああ!」
ミトさんはご飯の準備を進めてるみたい。
「あら、早かったわね」
「二人が待ってると思ったので…」
「気にしなくていいのに」
しばらく話していると二人がお風呂から出てきた。私より全然長かったぞ…
ゴン達がお風呂を出た頃にはご飯ができていた。
「おいしそう!」
「食べましょうか!」
「「いただきます」」
私とキルアが食べようとするが、ミトさんやおばあちゃん、ゴンも食べない。
あれ?
「なにこれ?」
「分かんない…」
「恵みへの感謝さ」
「それじゃあいただきましょう。二人も遠慮せずたくさん食べてね!」
「「はーい!」」
「「ごちそうさまでした!」」
ミトさんの食事は天空闘技場に会ったレストランの何倍も美味しかった。というか、今まで食べてきた物の中で一番おいしかった!
いいな。ゴン毎日こんなにおいしいもの食べてたなんて…
私がそんなことを考えていると。
「見て見て!ミトさん!ハンターライセンス!」
ゴンがミトさんにハンターライセンスを渡す。
「へー。これが‥‥えい」
そういいながらミトさんはハンターライセンスを折り曲げようとする。
「うわー!何すんのさ!」
ゴンはびっくりしてミトさんからハンターライセンスを奪い取った。
「冗談よ」
ミトさんが笑いながら言う。いたずらだった…
私達はゴンの案内で島の中を探索することにした。
ミトさんは遅くなるならお弁当作ろうか?と言ってくれるが…ゴンは森でなんかとって食べるらしい。
あ、私もか。
ゴンの案内で島中を走り回った。
木がいっぱいあってその上を飛び回ったり。
一番高い山に登って島中を見渡したり。
すっごく大きな魚を釣ったりした。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。夕ご飯は釣り上げた魚だった。これもまた美味しかった!
夜になり山の中で私達は寝転がって星を見ていた。
星に夢中になっているとキルアが話し始める。
「お前たち、これからどうする?」
「しばらくはここでゆっくり休みながら、情報収集かな。親父を探すための。ね」
「私もしばらくはお休みかなー。私を助けてくれた人に一言お礼を言うために。このままいろんなところに行きたいけどね。」
「そっか、俺はどうしようかなー」
「え。一緒にヨークシン行かないの?!」
「一緒に行こうよ!三人でさ!」
「ちげーよ。俺、お前らみたいにやりたいことがないからさ…」
「なーんだ。そんな事か!私びっくりしちゃったよ」
「俺も。キルアが一緒に来たくないのかと…」
「そんな事って…」
キルアの顔は少し寂しそうだった。だけど。
「これからも一緒にいればやりたいことなんてすぐ見つかると思うよ!」
「そーだよ!みんなで色々なところに行って、色々なものを見ようよ!」
「お前ら…ほんと恥ずかしいこと平気で言うよな…」
「俺は親父を。ミラは命の恩人を。キルアはやりたいことを探す旅!きっと楽しいよ!」
「うん!今でも十分楽しいもん!」
「そだな…悪くないな!よし!やりたいことが見つかるまで、お前らの人探しに付き合ってやるか!」
「「うん!」」
私たちは話を終えるとゴンの家に戻った。
キルアとゴンは同じ部屋で寝るらしい。
私はミトさんのお部屋で一緒に寝ることになった。
しばらくミトさんが部屋に来なかったが話していたんだろうな。
「ミラちゃん。おやすみなさい」
「おやすみ。ミトさん」
朝起きてゴン達の部屋に行く。すると二人は変な箱を見ていた。
「二人ともおはよう…ところで、それ何?」
「あ、ミラ!おはよう!」
ゴンは私に挨拶を返した後、箱の説明をしてくれた。
どうやら、ゴンの親父さんがミトさんに預けていたものらしい。ゴンがハンターになったら渡してほしいと。
「どうやって開けるんだ?これ」
「色々試したんだけどどうしても開かないんだ」
「ゴンのお父さんはハンターになったら渡してくれって言ってたんだよね‥‥」
ハンターにならないと開けれない……ライセンス…ではないな。カードを差し込む場所なんてないし‥‥あ!!
「わかった!」
「ほんと!?」
「ミラも気づいたか」
「うん!」
キルアも気づいたみたい。だけどゴンは全く気付いてなさそうだ…
「「念」」
私とキルアの声が揃う。
「だね!」
「だな!」
「あー!そっか!」
ゴンも納得したみたい。
ゴンは箱を持つと発を行いオーラを込め始める。
すると箱がバラバラになり、その中からほかの箱が出てくる。
私は少し気になって、鉄を拾って見てみる。…これ、私の銃についてる模様に似てる気がする…
そして、次の箱はハンターライセンスで開けることができた。
中に入っていたのは指輪とカセットテープ。それにROMカードというものが入っていた。
もの凄い駆け足でしたが今回はこれで終わりです。
ジンのメッセージを聞くところからヨークシンに向かうところまでの流れに変化はありません。
目指すはグリードアイランドです!
その前に旅団か‥‥