転生したら吹雪アツヤだったって死亡フラグゥゥゥウウウ!   作:山羊次郎

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 この世界のアツヤ君は割とチームプレイを意識してます。ある意味キャラ崩壊かも。





2話:世宇子中vs白恋中

 フットボールフロンティア準決勝、世宇子対白恋の試合が始まる。

 

『フットボールフロンティアAブロック準決勝!今大会から出場し、ここまで上り詰めてきたダークホース!!白恋!』

 

 ダークホースって。

 

『この大会最も注目を集めている世宇子イレブンだ!準決勝戦まで圧倒的な力で勝ち進んできた大本命!その力をこの戦いにおいても見せつけるのかぁ!?』

 

 ……どうしよう。今更になって不安なんだが。

 あ、神のアクア飲んでやがる。酒は飲んでも呑まれるなって言われてるだろうに。

 フォーメーションはフォワードに俺、氷上、喜多海。ミッドフィールダーに空野、居屋、荒谷、雪野。ディフェンスに兄貴、真都路、押矢。キーパーに函田だ。

 

 

 ピ――!

 

 

 試合開始。世宇子のキックオフだ。ボールはアフロディのもとへ。

 

「神の力を見せてあげるよ。ヘブンズタイム」

 

 アフロディが指をパチンと鳴らした瞬間、彼はボール打を取りに行った氷上たちの後ろにいた。すると、突如二人の間から突風が吹き荒れ二人を吹き飛ばす。

 

「大丈夫か!」

「は、はい!」

 

 問題ないみたいだが、いつまで持つか。そうこうしてる間に、アフロディはいつの間にかゴール前にいるデメテルにパスを出した。

 

「シュートは決めさせないよ。アイスグランド!」

「なに⁉」

 

 流石は兄貴だ。デメテルからボールを奪った。

 

「みんな!反撃だ!」

「行くぞお前ら!」

『おー!』

 

 兄貴の指示でパスをつないでいく。そしてボールは最前線の俺のもとに。

 

「神には通用しない」

「いい加減、熊殺しの名前にも飽きてきたところだ。神殺しも追加してやるとするか!」

「舐めるな!メガクエイク!」

 

 俺の前に立ちはだかるディオ。必殺技で俺を止めようとするが

 

「うぜぇんだよ!」

「ぐはッ!」

 

 俺はディオに向かってシュートを撃ち、強制的に技をキャンセルさせる。……多分アツヤならこれくらいはやるよな?まぁ、相手は薬中だし是非もないよネ。

 ディフェンスを抜き俺は一気にゴール前に。

 

「食らえ!必殺クマゴロシ・斬!」

 

 俺が熊殺しと言われる所以となった必殺技だ。……なんでエターナルブリザード覚えなかったの?というかこれとエターナルブリザードってどっちが強いの?

 

「ツナミウォール!」

 

 しかし、ポセイドンが出した水の壁は俺の技によって容易く破られた。

 

『ゴォォォル!なんと今まで無失点だった世宇子が先制された!』

「馬鹿な……、僕たちが先制されるだと?」

 

 なんかアフロディが驚愕しているが、所詮薬で得たパワーアップなんてそんなもん。本人たちは薬に耐えるために特訓していたかもしれないが、所詮は薬だより。何の意味もない。

 世宇子ボールで試合再開。

 

「ヘブンズタイム!」

 

 本当にそれセコイ。それされたら何もできないじゃん。

 

「ディバインアロー!」

「させるか!」

 

 なので俺は前線を離れ敢えてゴール前まで戻る。

 

「必殺クマゴロシ・縛!」

「な、何だと⁉」

 

 ヘラのシュートを止め、上がっているフォワードにロングパスを出す、が。

 

「無駄だ!」

「うわぁ!」

 

 ディオが強引にカット。そしてアフロディにボールが渡り

 

「ゴッドノウズ!」

 

 そのシュートを止めることはできず、失点。同点だ。

 

「みんな!まだまだこれからだ!取り返していくよ!」

『おう!』

 

 兄貴がチームを鼓舞する。

 しかし、世宇子が本気になってラフプレーを仕掛けてきたせいで、皆がボロボロに傷つき倒れていく。その間に二点を追加されてしまう。

 

「くそっ!」

 

 かくいう俺もみんなほどではないが結構ボロボロだ。まぁぶっちゃけ、この試合は負けたところで原作には影響しない。

 

(だからどうした!ここまで来て、諦められるかよ!)

 

 すると、突然世宇子がボールを外に出し水分補給をする。神のアクアを補充しているのだ。ということはもう十五分経ったということか。

 

「舐めやがって!」

 

 そして試合再開。こちらからのスローインだ。俺はボールを受け取りあがっていく。

 

「アースクェイク」

 

 アレスのディフェンスによりボールを奪われる俺。

 

「ダッシュストーム!」

『ぐあぁ!』

 

 暴風を纏いながら突進してくるデメテルになすすべなく吹き飛ばされるミッド陣。

 

「リフレクトバスター!」

 

 地面から岩が浮き上がり、そこへボールを蹴るデメテル。すると、ボールは岩を反射しどんどん威力を上げていきゴールに向かっていった。

 

「フリージングキャッチ!……ぐぁあ!」

 

 函田が必殺技で応戦するが破られる。だが

 

「ぐっ!」

「さ、せる、かぁ!」

 

 俺と兄貴がシュートに先回りし同時に蹴り返す。シュートは何とか防ぎゴールの外へ。そのままだと危ないのでいったん外へ出そうとすると

 

 

 ピ、ピーー!

 

 

 前半終了のホイッスル。とりあえず凌いだか。これ以上点差を広げられると面倒だからな。

 

「お前ら、怪我とかはないか?」

「うん、大丈夫だよアツヤ君」

 

 どうやら大丈夫らしい。

 

「さて、どうする兄貴?」

「そうだね。やはりあのアフロディという選手を何とかしないことには、状況は変わらないと思う」

 

 それは一番難しいだろう。ヘブンズタイムはそう簡単に攻略できる技じゃない。

 結局、試合の中で攻略法を見つけるしかないとなり後半が始まった。

 

「必殺クマゴロシ・斬!」

「ギガントウォール!」

 

 ポセイドンが巨大化し、俺のシュートを殴りつける。すると、シュートは勢いを無くし止められる。

 

「そんな!」

「アツヤ君のシュートが、止められるなんて…」

 

 やばいな。シュートが通らなかったのがチームの士気に影響してる。

 

「みんな落ち着いて!まだ負けたわけじゃない!」

 

 兄貴がみんなを鼓舞するが、やはり俺のシュートを止められたのが相当堪えてるようだ。みんな顔を俯かせている。

 

「ふざけんなお前ら!」

 

 俺はそんなチームメイトに怒鳴る。

 

「お前らは俺のシュートが通じないだけで諦めるようなそんな情けない選手だったのか⁉」

「それは……でも…」

「お前らが勝ち上がってこれたのは俺だけの力だって言いたいのか⁉違うだろ!俺たちみんなが一丸になって、戦ってきたからだろ!」

 

 みんながハっと顔を上げる。

 

「今更諦めんのか⁉俺がいなきゃ何もできねぇ情けない選手だって尻尾巻いて逃げんのか⁉」

「アツヤの言う通りだ。ここで諦めたら、今まで頑張ってきた意味がなくなる。それでいいのかい?」

 

 俺と兄貴の言葉を聞いて、皆の表情が光を取り戻していく。

 

「やるよ、俺たち!」

「せっかくここまで来たんだもん!」

「それでいいんだ。行くぞお前ら!」

『おう!』

 

 世宇子がボールを持って攻め上がってくる。

 

「マークについて!」

「「はい!」」

「無駄だ!」

「無駄じゃないよ。これで君は左右に避けられない。アイスグランド!」

 

 兄貴の指示でそれぞれマークにつき、デメテルの移動コースを潰し、ボールを奪う兄貴。

 

「雪野!」

「うん!」

 

 パスをつないでいき、雪野が俺のもとにロングパスをする。

 

「どれだけシュートを撃とうと、俺には通用しない」

 

 ポセイドンが得意げに挑発してくる。

 

「上等じゃねえか。試してみるか⁉」

 

 そう言ってボールを回転させる。すると、ボールにとてつもない冷気が集まっていきボールが完全に凍り付く。

 俺は回転しながらそのボールに蹴りを叩き込む。……あれ?この技って……。

 

「吹き荒れろ!エターナルブリザード!」

「ギガントウォール!」

 

 俺の放ったシュートを殴りつけるポセイドン。だが、徐々にその手が凍り付いていき

 

「な、何だと……!ぐぁああ!」

『ゴォォォォォォル!アツヤがポセイドンのギガントウォールを破り追加点!』

 

 これで2-3、また一歩追いついた。

 

「僕たちは、神の力を手に入れたんだ!」

 

 そういってアフロディが上がってくるが、焦りのあるドリブルに隙を見つけ、ボールをカットする。

 

「なッ!」

「食らえ!エターナルブリザード!」

 

 ボールは氷の塊となりボールの周りは強い冷たい風が吹き、ゴールに向かっていく。ポセイドンは反応できず本人に突き刺さりそのままゴールへ。

 

「よっしゃあ!」

『アツヤがさらに追加点をもぎ取ったぁ!これで試合の展開は分からなくなったぞ!残り時間ももう僅か!このまま延長戦か⁉それとも白恋がさらに追加点を入れ試合を決するのか⁉』

 

 世宇子がボールを持つが、完全に押されだした雰囲気にのまれ意気消沈している。あっさりとボールを奪い俺は兄貴とともに上がっていく。

 

「やるぞ兄貴!」

「あぁ!」

『いっけぇえ!』

 

 兄貴が両足でボールを挟みながら宙返りし、上に投げ飛ばす。それに俺はかかと落としをすると、ボールはかつてないほどの吹雪を纏いながら巨大な氷の結晶と化していく。

 俺たちは互いに冷気を纏いながら回転し――

 

「「ホワイトダブルインパクト!!」」

 

 ――左右で同時にボールを蹴った。そのシュートは絶大な冷気と暴風を纏いながらゴールへと向かっていく。

 

「ひぃぃいいい!」

 

 その威力に恐れをなしたポセイドンがゴール前から逃げだそうとし、シュートの風に煽られて吹き飛ぶ。

 ボールはゴールに突き刺さり、氷漬けにする。

 

『やったぁぁ!』

『逆転!遂に白恋勝ち越し!』

 

 

 ピ、ピ、ピーー!

 

 

『ここで試合終了!フットボールフロンティア準決勝戦、世宇子対白恋は白恋の勝利!劇的な逆転勝利だぁ!』

「勝った、の?」

「あんな、すごいチームに?」

 

 他の奴らが驚きの声を上げる。というか、無我夢中だったから気づかなかったがこれってやばくね?死ぬほど原作に影響してるよな?

 

「やったねアツヤ!」

「士郎君もすごいよ!」

「流石だよ二人とも!」

 

 みんなが嬉しそうに俺や兄貴を見る。

 

(ま、いっか)

「おう!」

 

 パンっ!と俺は兄貴とハイタッチをした。

 さて、次は決勝か。

 

 

 

 

 




 この世界では必殺クマゴロシ・斬<エターナルブリザードと言う感じ。

 フリージングキャッチ:三国先輩のバーニングキャッチの氷版。オリジナルの技ですね。大したことないけど。






 影山「馬鹿な……ッ!なぜあの学校が試合に出ている⁉それに世宇子が破れるだと……ッ!」
 部下A「申し上げます!どうやらフットボールフロンティアに忍び込ませた部下が失敗し、白恋が大会に出れるようになってしまったとのことです!」
 影山「……仕方ない。今すぐ次の計画のための準備を」
 ??「その必要はないぞ影山」
 影山「馬鹿な!なぜ貴様がここに⁉鬼瓦!」
 鬼瓦「お前が世宇子の後ろにいたことは調べがついている。世宇子中の選手に神のアクアなるものを使わせていたこともな!もう言い逃れはできないぞ!」


 こんなことがありました。どう足掻いても影山は捕まる運命。

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