転生したら吹雪アツヤだったって死亡フラグゥゥゥウウウ!   作:山羊次郎

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 注意!今回は化身とかアームドだとかミキシ(ドーピング)マックスが出ます。

 豪炎寺が天馬を助けるのがいつぐらいか分からなかったのでこうなりました。というより、もはやタイトルの死亡フラグは見る影もない……。
 
 もし天馬を助けるのがいつぐらいか知っている人は、この世界では早いということにしておいてください。




5話:プロトコル・オメガvsテンマーズwithアツヤ

 俺は天馬君救済イベントを通るため、沖縄に来ていた。そして、天馬君の事故現場に居合わせることに成功したのだが。

 

「吹雪アツヤ、お前のインタラプトも修正する」

「アツヤさん!一緒にサッカーを守りましょう!」

 

 

 

 

 な  ん  で  さ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 時は数分前に遡る。

 俺は天馬君が事故に遭う現場に遭遇することに成功し、彼を助けようとしたのだが、俺の放ったエターナルブリザードにぶつかろうとするボールが見えた。

 

「ふっざけんな!」

 

 誰だそんな迷惑なことをする奴は⁉

 ………この時、俺は失念していたのだ。このタイミングで介入してくるもののことを。

 俺は飛んできたシュートを明後日の方向へ蹴り飛ばす。そして、俺のシュートは天馬君に向かって倒れるはずだった木材に当たり、彼を救った。

 ボールは放置でいいだろう。ちゃんとイナズママークも書いたしな。

 

「エラー発生、インタラプトの修正に失敗」

 

 すると、変な格好をした男がこちらに向かって歩いてくる。

 ……ん?インタラプトだと?……あれ、こいつまさか…。

 

(アルファ?……え、てことは今ってクロノストーン編なの?)

 

 ……やばい。とんでもないことした。確かクロノストーンの話なら別に天馬君は助からなくても問題なかったはず。

 

「アツヤさん!」

 

 すると、チョココロネみたいな天パの人が話しかけてきた。というより、松風天馬だ。俺の予想通り、クロノストーン編に突入しているらしい。

 一応、怪しくないよう誰か聞こう。

 

「誰だお前?なんで俺のことを知ってる?」

「あ、……それは、その……実は俺、未来から来たんです!」

 

 おう、知ってるぞ。でもまさかそんな直球で言ってくるとは思わなかったぞ。

 

「本当なんです!アイツが俺のサッカーを奪うって言って、ここまで連れてこられて…!」

「YES、私は松風天馬からサッカーを奪う為に200年後の未来からやって来た」

 

 だから知ってます。(君たちの説明はいら)ないです。

 

「吹雪アツヤ、お前のインタラプトも修正する」

 

 すると、アルファの持っていたボールが光り、グラウンドのような場所に転移する。

 

「アツヤさん!一緒にサッカーを守りましょう!」

 

 そして最初の会話に戻る。

 

「これより、インタラプトの修正に入る」

 

 すると、アルファがいつの間にか手に持っていたボールを操作する。

 

『ストライクモード』

 

 機械的な音声が聞こえ、ボール型の機械が橙色の光を発し始めた。この光は、先程のボールと同じ光だ。

 ボールが光を発し始めたと同時にいつの間にか現れていた“プロトコル・オメガ”と呼ばれるアルファの率いるチームが俺達を囲い込んでいた。

 

「……マジか」

 

 下手にかかわったせいで俺まで対象にされて―ら。

 

「サッカーは、我々が消去する!」

 

 アルファがボールをこちらに向けて、蹴り飛ばしてきた。

 

「サッカーは消させない!!ハァァァァ!!!」

 

 それに対し、天馬が雄叫びを上げた。すると、彼の背後から影のようなものが飛び出していき

 

「魔神・ペガサスアーク!」

 

 ……出たよ化身。

 化身とは、イナズマイレブンGOで出てくる必殺技に近い何かで、要約すると滅茶苦茶強い。

 

「化身だと?次元が低い」

 

 しかし、二百年以上先の未来人にはまるで通用しないようだ。一瞬で化身ごと倒される天馬。

 

「……くっ!アツヤさん!俺は、大丈夫…です!だから……!」

「逃げろとでも?笑わせんな」

 

 ここまで来た以上、見逃すなどできないし、そもそもさせてもらえない。

 

「次はお前だ。吹雪アツヤ」

 

 あ、ついに狙いを付けられた。

 

「行くぞ!」

 

 金髪の男がこちらに向けてシュートを撃ってきた。

 

「そら!」

「……何?」

 

 軽く回転を加え、進行方向を上空に変える。天高く飛んでいったボールはやがて力を失い、重力に従って落下してくる。

 

「食らえ!必殺クマゴロシ・斬!」

 

 落ちてきたボールに合わせて必殺シュートをアルファに向けて放つ、が。

 

「フッ」

 

 アルファはそのシュートを軽くトラップして止める。

 

「……マジかよ」

 

 もともとプロトコル・オメガとは力の差があることは知っていたが、ここまでとはな。

 

「この程度、容易い事だ。お前たちに勝ち目はない」

「そんな事ない!」

 

 天馬がアルファの言葉を否定する。

 

「俺は絶対諦めない!勝利の女神は諦めない奴に微笑むんだ!」

「戯言を…。やはりサッカーは不必要だ!」

 

 そういって、アルファはこちらに向かってシュートを撃つ体制に入る。

 

「サッカーは必要だ!」

 

 すると、何者かがアルファからボールを奪った。

 

「『サッカーは必要だ』……そうでしょ?これは君の言葉だよ。天馬」

 

 現れたのは緑の髪をツインテールのようにしている少年だ。

 

「え⁉」

「……何者だ?」

「僕の名前はフェイ・ルーン。天馬と同じ、サッカーを必要とする者さ!」

 

 本人も名乗ったが、彼はフェイ・ルーン。序盤は天馬の相棒的存在として姿を現す。

 ……けど、彼実は敵なんです。そして本当はプロトコル・オメガは味方なんです。サッカーを消そうとするから敵と思いがちだが、これは仕方のないことなんですよ。

 詳しくはネタバレになるけど、クロノストーンのラスボス的な奴らの仲間であるフェイは、自分の記憶を消され、天馬たちとともにプロトコル・オメガの行動を止めるために敵が送ってきた刺客です。

 まぁ、この時点では敵じゃないし俺には関係のないことなんでスルーです。

 

「大勢で少人数をいたぶって楽しい?」

「いたぶられてんのはそいつだけだぞ」

 

 フェイが微妙な顔をする。

 

「……ゴホン。僕等と勝負しようよ。サッカーでさ」

 

 そういったフェイは、指パッチンを鳴らした。すると、彼の後方から人がどんどん溢れて来た。

 

「これで人数は揃ったよ」

「……いいだろう」

 

 人が出てきたことにはツッコまないのね。

 彼らはデュプリといい、フェイの化身みたいなもの。つまりこれを出せるフェイには化身が……。

 フォーメーションはフォワードに俺とフェイ、そしてキモロ。ミッドフィールダーに天馬、マント、ドリル。ディフェンスにウォーリ、スマイル、ストロウ、デブーン。キーパーマッチョスだ。

 ……もう少しまともな名前考えてやれよレ〇ル5。

 

「お待たせ!こっちは準備OKだよ!」 

「了解した。それでは、試合を開始する」

 

 そうして、俺もポジションにつく。

 

「その前に」

 

 すると、アルファが待ったをかけ、ボール型装置で操作をすると

 

「おっ?おおっ!?な、なんでマイク??」

 

 帽子を被った変なおじさんが現れた。

 ……あぁ、いたなあんなやつ。実況と言えば角間みたいなイメージがあったからな。すっかり忘れていた。

 

「では、お願いする」

「おう!任せとけ!」

 

 疑問が顔に出ている天馬にアルファが答える。

 

「今、この男に我々のデータを送信した。実況はサッカーにおいて必要不可欠だと聞いている」

「そ、そうなんだ…」

 

 小説では必要ないがな。

 

「こちらのチームは【プロトコル・オメガ】で登録した。そちらはどうする?」

「そっか。僕等は即席のチームだから名前がないんだよね」

 

 すると、フェイが若干考えるように唸り

 

「よし!なら僕達は【テンマーズ】だ!」

 

 うん。ダサい。

 

「えぇ⁉」

「天馬のチームだからテンマーズ。君キャプテンなんでしょ?」

 

 さらっと天馬がキャプテンにされてる件について。

 

 

 ピ――!

 

 

『さぁ、テンマーズ対プロトコル・オメガの試合開始だ!まずボールはフェイからアツヤへ!そしてアツヤが相手陣営に攻め上がる!』

 

 喧しい実況を無視して一気に上がっていく。

 

「甘い!」

 

 すると、アルファがこちらにやってきてあっと言う間にボールを奪っていった。

 

『な、なんと!アルファがアツヤから素早い動きでボールを奪った!ボールを奪ったアルファ、一気に相手ゴールへ向かって行く!』

「ディフェンスだ!」

 

 フェイの掛け声と共に、DFのデュプリが三人集まり、アルファを取り囲む。そして、

 

「「「フラクタルハウス!!!」」」

 

 三人の位置を元に黒っぽい三角形が形成され、やがて三角形は何処か漫画チックな家となり、アルファを閉じ込めた。

 だが

 

「「「うわぁぁぁ!!?」」」

 

 アルファは大きく跳び上がる事でフラクタルハウスを破った。そして、跳び上がった勢いのままボールにキックを叩き込む。

 

「シュートコマンド01!」

『スピニングトランザム』

 

 小さい竜巻を巻き込んだかのようなシュートが味方ゴールに襲い掛かった。途中、機械の音声みたいなのが聞こえたが気のせいだろう。

 

『アルファのシュートだ!キーパーマッチョス、止められるか⁉』

「エクセレントブレスト!」

 

 マッチョスが大きく息を吸い込み、胸を膨らませる。そこへ当たったシュートが一気に勢いをなくしていった。

 

「マッチョス!」

「おう!」

 

 フェイがボールを受け取り、攻撃陣が上がっていく。

 

「天馬!」

 

 フェイが天馬にパスを出す。だが、それを読んでいた金髪がボールをカットする。

 

『松風、果敢に攻めるもエイナムにボールを奪われてしまったァ!ボールを奪ったエイナム、ドリブルで切り込んで行く!』

「早いな」

 

 もしかしたら、エイリア学園の連中よりも早いかもな。

 ドリブルで切り込むエイナムに対し、マントさんが立ちはばかる。

 それに対し、エイナムはアルファにパスを出した。

 

「貰い!」

「なっ⁉」

 

 それをいつの間にか戻っていたフェイがカットした。

 

「行くよ!」

 

 まるで兎の様なジャンプ力で、フィールド上を飛び跳ねる様に移動し、ボールは一気に前線へ。

 ……いやおかしい。流石にそれはおかしい。いくらセカ〇ドステ〇ジチル〇レン(ネタバレになるので伏せます)だからと言っても無理がある。

 

「アツヤ君!」

 

 俺はフェイからボールをもらいゴール前へ。

 

「食らえ!エターナルブリザード!」

「キーパーコマンド03!」

『ドーンシャウト』

 

 俺のシュートはキーパーによって止められた。

 っち、やるな。

 

「フン、生温い!」

『おおっと!アツヤ渾身のシュートをプロトコル・オメガのキーパー、ザノウが見事にキャッチ!これは両者ともに引けを取らない凄い試合だぁぁぁあああ!』

 

 その後も一進一退の攻防が続いた。途中天馬が新技であるアグレッシブビートやワンダートラップを覚えた。

 そして、ついにプロトコル・オメガが動いた。

 

「そろそろ行く」

「ええ、存分にお暴れ下さい」

 

 アルファがボールを受け取ると空高く跳び上がる。それと同時にアルファの背中から黒い影が浮かび上がった。

 

「天空の支配者・鳳凰!」

 

 ついに化身を使ってきたアルファ。だが、これはまだ序の口だ。本番はこれから

 

「アームド!」

 

 アルファがそう叫んだ次の瞬間、化身がバラバラになり、アルファの体に鎧のように装備されていく。

 

「化身を…纏った⁉」

 

 実際に化身を使う天馬が驚いている。

 そして、化身を纏ったアルファは先程と見間違える様な目にも止まらない早さで一気にゴール前に。そして、

 

「ハアァァ!!」

 

 ゴールに向かって、超強力なシュートを放った。

 

「エクセレントブレスト!」

「NO、無駄な抵抗だ」

「ぐわぁぁー!!」

『ゴォォォォール!!化身を纏ったアルファの強力なシュートにより、プロトコル・オメガチームに一点が入ったぁ!!』

 

 そして、一点を取ったと同時に前半終了のホイッスルがフィールド中に鳴り響く。

 

『ここで前半終了!!得点は0ー1!!プロトコル・オメガのリードだ!!テンマーズ、ここから巻き返せるか⁉』

 

 そうしてハーフタイム。

 

「あれが、化身アームドさ。化身を身体に融合させ、鎧として纏う事で自身の身体を変化させるんだ。使える時間は限られているけど、化身を離れて使うよりも更に強力な力を得る事ができる」

「そんな事が出来るなんて…」

「よし。お前もやれ天馬」

「えぇ⁉流石に無理ですよ!」

 

 だろうな。

 

「そろそろ時間だ」

「時間?」

「来るよ…。3…2…1…!」

 

 フェイのカウントが0になった。

 その瞬間、上空に謎の飛行物体が現れた。一見するとバスのようだが、空を飛ぶバスだ。そして中から現れたのは

 

「おおっ、天馬君!それとアツヤ君も!グッドモーニング!ごきげんよう!」

 

 青い熊だった。

 

「必殺クマゴロシ・縛!」

「ぐごごごごご!苦しいやめて!」

「ちょ!ストップストップ!」

 

 俺は仕方なく熊を開放する。

 

「それで、お前は何だ?」

「よくぞ聞いてくれた!私こそが大監督、クラーク・ワンダバット様であーる!!」

「えっ?監督?」

 

 まぁ知ってるが。

 

「流石ワンダバ!時間ピッタリだよ!」

「フェイ、首尾よくいっているか?」 

「う〜ん、ちょっと苦戦中……」 

「やはりこの大監督、ワンダバ様がいないとダメみたいだな!」

 

 大監督とか言ってるがこいつは一度しか監督をしていない。後、こいつが歴史は修正したとか言ってたがぶっちゃけ直すことなんてあったのか?

 

「そんな事よりワンダバ!頼んでいたヤツ取って来てくれた?」

「もちろんだ!このクラーク・ワンダバット様に不可能はない!」

 

 なるほど。どうやら”あれ”が現れるようだ。

 

「ほんと!凄いじゃん!早く見せて見せて!」

「まぁまぁそう慌てなさんなって!しかしなぁ、ほんと命懸けだったんだぞ?感謝しろよ?」

 

 そして、ワンダバはリュックサックに二つの鉄砲がついたような道具だ。

 

「おしっ!準備完了!いくぞ!」

 

 ワンダバが何もない所に向けて鉄砲を撃つと、ビームのような物が出て来た。

 

『グワァァァァァ!!!!』

 

 現れたのは恐竜でした。しかもティラノ。

 

「ではフェイ!“ミキシマックス”だ!」

「オーケイ!」

 

 そういって、ワンダバはフェイに銃口を向ける。

 

「いくぞ!」

 

 ワンダバがフェイに向かってレーザーを撃った。

 

「ぐっ!」

「な、何が起こっているんだ⁉」

「ハァァァァァ!!!!」

 

 フェイが一瞬うめき声を上げた後、まるで力を解き放つかのように、雄叫びを上げた。

 

「フェイ!大丈夫⁉」

「ああ…!ミキシマックス、コンプリート!」

 

 そういうフェイの見た目は先ほどとは変わっていた。髪はピンクに、目は赤に。

 というわけで、これがミキシマックスです。他人の力を取り入れてパワーアップ。俺はドーピングだと思ってる。

 化身はまだいい。いや、よくはないがあれは言わばマジン・ザ・ハンドが進化したみたいなものだからな。だがミキシマックス、テメェはダメだ。

 しかし、そんなことは言ってられないのでジャンジャン活用していこう。ぶっちゃけ今回だけだろうしな。

 

『そろそろ、試合をしまーんと川!!』 

「し、四万十川…?」 

「何故四万十川?」

 

 実況の人が寒い洒落を言った所でそろそろハーフタイム終了の時間だ。お互いのチームがポジションにつき、後半が始まる。

 

『では、試合を再開しまーーす!!後半はプロトコル・オメガのボールから始まります!!』 

「さぁ、始めよう」 

「………」

 

 エイナムがレイザにパスを出し、試合が始まった。

 その瞬間

 

「ハァッ!」 

「なっ!?」 

「は、早い!」

 

 フェイがボールを受け取ったレイザから瞬時にボールを奪った。そして、まるで恐竜のような力強いドリブルでどんどん前線に上がっていく。

 

「す、凄い!さっきまでと全然違うよ!」

「これがミキシマックスの力だ!」

 

 ドヤ顔のとこ悪い。それ恐竜の力な。

 

『凄い凄い!謎の変化を遂げたフェイ、プロトコル・オメガのディフェンスをどんどん躱してゆく!そして残すはキーパーのみ!フェイとザノウの一騎討ちだぁ!!!』 

「いくよ!」 

「来い!」

 

 フェイは手を獰猛な恐竜の様に構えると、背後に先程見たティラノが出現。

 

「古代の牙!」

 

 バク宙をしながらボールをゴールに向けて撃ち出す。まるで恐竜の牙が襲い掛かる様なシュートがゴールに迫った。

 

「やらせるか!キーパーコマンド03!」

『ドーンシャウト』

 

 だが、フェイのシュートは衰えを見せずゴールに突き刺さる。

 

『ゴォォォォル!!テンマーズ、フェイの古代の牙により一点を取り返したぞ!!これにより、プロトコル・オメガと同点に追いついた!』

「やった!」

「凄いよフェイ!」

 

 浮かれてる暇はないがな。なにせ、こちらに出来ないことを向こうはできる。

 

『さぁ、プロトコル・オメガのボールで試合再開!!果たしてどちらのチームに軍配が上がるのかぁ!?』

「一点を取られたならば、もう一点取ればいいだけの事」

 

 そして、アルファは先程の様に空中に跳び上がる。

 

「天空の支配者・鳳凰!アームド!」

 

 再び化身を身に纏い、こちらに駆け上がって来た。

 

『おおっと!アルファが再び化身アームドを発動!!これはテンマーズ、ピンチかぁ!?』 

「行かせない!」

 

 ミキシマックスをしたフェイ君がアルファに立ち塞がるが

 

「無駄だ」 

「うわぁ⁉」

 

 少し拮抗はしたものの、アルファに突破されてしまった。そしてディフェンスやキーパーの頑張りも空しく追加点が入る。

 こちらボールで試合再開。

 

「アグレッシブビート!」

 

 天馬が新技でプロトコル・オメガを躱す。

 

「アツヤさん!」

 

 再び俺のもとに渡してくるが、当然俺一人で決められるわけがない。なので

 

「合わせろ天馬!」

「ッ⁉」

 

 俺の突然の呼びかけに困惑するも従う天馬。俺はエターナルブリザードのようにボールを回転させる。すると、ボールを中心に冷気を纏った竜巻が発生した。

 

「「ザ・ハリケーン!」」

 

 天馬との合体技でシュートを放つ。即興だが、案外うまく言ったな。

 

「キーパーコマンド03!」

『ドーンシャウト』

 

 だが、予想以上の威力で向こうのキーパーを破った。これで同点だ。

 

「やりましたね!アツヤさん!」

「おう!」

 

 まさか天馬とこの技を使えるとは思わなかった。属性一致してるし大丈夫だよな?

 

「こちらアルファ」

 

 お、どうやら終わりみたいだな。

 

「……それは事実ですか?」 

「何話してるんだろ…?」 

「何か驚いているみたいだな」

 

 その後、一言二言話したアルファは、

 

「……この試合、中止とする」

 

 試合を止め、撤退する旨を話した。

 そう、この試合は点差があろうと無かろうとワンダバが歴史を修正した時点でこちらの勝ちになるのだ。

 

「なら、この試合は君達の棄権って事で僕達の勝ちだね!」 

「……」

 

 フェイの言葉をアルファは黙りながら聞いていた。すると、とてつもない轟音とともに空から謎の飛行物体が現れる。

 

「あれって…UFO!?」

 

 エイリア学園と間違われそうだな。

 そして、UFOがある程度上空へ昇ると一瞬で姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、フェイがセカンドステージチルドレンと言う奴らを消す為にプロトコル・オメガを派遣しサッカーを消そうとしていることを天馬に伝えていた。

 まぁ、俺は知ってるしフェイも忘れているがその一人なのだ。当然それを告げるはずもなく

 

「アツヤさん!今日はありがとうございました!」

「気にすんな、大したことじゃねえ」

 

 まぁ、世辞とかじゃなくてマジで俺はいらないんだけどな。

 

「じゃあ俺、行ってきます!」

「おう。頑張れよ!」

「はい!」

 

 そういうと、天馬たちはあのタイムマシンらしいバスに乗って去っていった。もちろん俺も元の場所に戻してもらった。

 

「……さて、今は原作のどのあたりだ?」

 

 GOへとつながる伏線はある程度回収できたと思うので、とりあえず俺はそのまま沖縄を去り雷門中へ向かうか考えることにした。

 

 

 

 

 

 




 ザ・ハリケーン:世界大会で吹雪士郎と風丸がやるあれです。風丸と天馬は属性一致してるしアツヤだから行けるやろと思い使わせました。

 もしプロトコル・オメガがやってこなかったら
          ↓

 アツヤ「お、木材潰せたな」
 天馬の母「大丈夫⁉」
 ショタ天馬「サッカーすげぇ!俺もやる!」

 こんな感じです。

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