転生したら吹雪アツヤだったって死亡フラグゥゥゥウウウ!   作:山羊次郎

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 タイトルの通りです。
 時系列がかなり飛んでます。オリオンの刻印の技出します。あと超短いです。



6話:雷門との再会

 沖縄に来て、プロトコル・オメガとの戦いを制した俺は、このまま雷門のところに戻ろうと思ったのだが

 

「……やっぱり、もう少し強くなったほうが良いよな」

 

 流石に今のままではわざわざ時間を空けた意味がない。ここはやはり、豪炎寺のように修行するべきだろう。

 

「よし!そうとなったら特訓だな!」

 

 まずはマジンを出してみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いや、分かってたけどね。そんな簡単にマジン出せたらだれも苦労しないってことはさ。

 

「……新技か。どうしよう?」

 

 アレスの天秤にもオリオンの刻印にもアツヤの新技は基本合体技だった。なら、考えるのはアツヤの技ではなく他の選手の技だろう。

 

「クラリオの『ダイヤモンドレイ』?いや、いっそのこと豪炎寺の『ラストリゾート』のほうが……」

 

 そこまで言って気づく。そうだよ。ラストリゾートだ。あの技は確か豪炎寺がサッカーへの解答とまでいった奥義中の奥義。日本の秘密兵器と言っても過言じゃないほどのものだった。

 その技はオリオンの刻印終盤でバーゲンセールの如く使われていて何だこれ?となったが、この際だ。やっちまおう。

 なに、どうせここは無印時空。豪炎寺がラストリゾートを覚えることはない。

 そう思い、二週間(・ ・ ・)ほど特訓していたのだが。

 

「……なんで『オーバーサイクロン』が出来ちゃったんですかね」

 

 ラストリゾートの特訓中に別の技が出来てしまった。いや、確かにこの技は元はラストリゾートだから覚えてもおかしくはないけど。しかもラストリゾートは完成しなかったし。

 

「っていうか、なんで出てくるのが熊だけなんだよ」

 

 小僧丸が使った時はもっとたくさんの動物が出てきたと思うんだが。

 

「……まぁ、いったん戻るか」

 

 オーバーサイクロンだけでも十分な収穫だ。

 

「……ところで、原作はどの辺だ?」

 

 何気に二週間もかけたが、もしかしてかなり時間がたってね?

 

 

 

 アツヤの危惧した通りかなり時間が進んでいた。実は、未来人とのサッカーの後アツヤが送ってもらったのは少し先の未来だったのだ。まぁ、それはほんの数日程度の誤差だったのだ。

 だから、そのあとすぐに帰れば何も問題はなかった。だが、彼は特訓した。それも割と長めに。その間に雷門はイプシロンと初試合で木暮を仲間に。

 真・帝国学園と引き分け、その際に染岡を怪我で失い、続くイプシロンとの再戦で豪炎寺が新必殺技『爆熱ストーム』を生み出し引き分け。

 その後、円堂大介のノートを求めて陽戸花中に行き、ザ・ジェネシスと戦い惨敗。その際に風丸が離脱し、さらに豪炎寺が怪我を負った。数日で直るものだったのは幸いだろう。

 かつての仲間が次々離脱していく様に心が折れた円堂は一時期再起不能に。しかし、諦めない心を取り戻した円堂は復活。

 そして、沖縄に『炎のストライカー』の存在を聞きつけ、新たな戦力にしようと一度向かった。

 そこで綱海と言うサーファーと友達になったりと概ね原作通りになっている。しかし、本人はそんなことを知る由もなく。

 

 

 

「……え、雷門と大海原が試合?」

 

 ……なんか時系列飛び過ぎじゃね?

 

「……見に行くのはやめて、練習しよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこから数日、雷門とイプシロン改が試合をするという話を聞いた。

 

「……とりあえず見に行こう」

 

 そこで少しでも情報を集めなければ。そう思い、俺は大海原中に向かった。

 

「……やべ、もう始まってるな」

 

 完全に遅れた。すでに後半が始まっている。雷門のフォーメーションはフォワードに鬼道と浦部。ミッドフィールダーに一之瀬、土門、塔子、立向居。ディフェンスに木暮、壁山、兄貴、綱海。キーパー円堂だ。

 点差は2-0で雷門が劣勢……なに?

 

「なんで二点も取られてんだ?っていうか、豪炎寺は何してんだ?」

 

 ……あれ?なんで豪炎寺ベンチにいるんだ?っていうか、なんで足に包帯巻いてるの?

 

「……まさか、豪炎寺の奴負傷か?」

 

 ……やばくね?デザームのドリルスマッシャーを破れるのは豪炎寺しかいないんだぞ。

 ここで怪我とかお前舐めてんのか?オリオンの刻印の時も一瞬で退場したし。

 

「……時間も少ないな。仕方ない」

 

 俺はそこで観客席を降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~雷門SIDE~

 

 円堂が究極奥義『正義の鉄拳』を進化させ、デザームのシュートを止めた時

 

「選手交代です!」

 

 突如監督の放った言葉に雷門全員が困惑した。これ以上変えるメンバーはいないはずだ。いるなら目金だけだ。豪炎寺はザ・ジェネシスとの戦いで怪我を負い、治り切ってなくて試合に出れない。

 しかし、グラウンドに現れた人物を見た途端、全員が驚きの声を上げる。

 

「アツヤ!」

 

 そう。かつてジェミニストームとの戦いでともに戦った吹雪士郎の弟、吹雪アツヤだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~アツヤSIDE~

 

 やっちまった。原作改変とか下手にするもんじゃねえな。ここって本来は豪炎寺の出番だろ?俺がやってどうすんだよ。

 

「アツヤ!いったい今まで何を……」

「それはまぁ、あいつらをぶっ倒してからだ」

 

 やっぱり追及されるか。あとで言い訳を考えておこう。俺は立向居と交代しフォワードに入る。

 

「よし。行くか」

 

 試合再開。フォワードにいるデザームが突っ込んでくる。……あれ?もしかしてプロトコル・オメガのほうが早い?

 

「そらよっ!」

「なッ!」

 

 デザームから一瞬でボールを奪いゴールに向かっていく。

 

「エターナルブリザード!」

「ワームホール!」

 

 キーパーのゼルが必殺技を撃つが、俺のシュートは止まることなくゴールに突き刺さる。その後、デザームがポジションを変えてきた。

 

「さぁこい!」

「お望み通り!くれてやらぁ!」

 

 試し打ちにはちょうどいい。

 

「オーバーサイクロン!」

『なッ!』

 

 俺の放った新必殺技に全員が驚愕の声を上げる。

 

「ドリルスマッシャー!」

 

 デザームがドリルスマッシャーを撃つが、全く歯が立たず打ち破られる。これで2-2だ。

 再び試合再開。

 

「兄貴!」

「あぁ!」

 

 一度ボールを前に蹴ると、走ってそれに追いつき、二人同時にボールを引っ掻くかのように蹴りつける。

 すると、俺たちの背後に巨大な狼が現れ、その雄叫びと共にボールが三つに分かれ、再び一つに集まる。それを兄貴と同時に蹴る。

 

「「ウルフレジェンド!!」」

 

 幼いころに考えてた必殺技。なぜ今に出したかと言うと、実はある時期から使えなくなっていたのだ。

 そのある時期とは、俺がアツヤになったと自覚した時からだ。その時から、何故かウルフレジェンドが使えなくなった。恐らく、原因は憑依によるものだろう。

 詳しくは分からないが、突然別人になったことで不具合が発生したんだ。だが、それも修正された。

 

「「いっけぇ!」」

 

 デザームはもはや反応することもできずにゴールを許した。

 そして、そこでホイッスルが鳴る。試合終了。

 

「……とりあえず、原作に乗ったな」

 

 

 

 

 

 

 

 




 オーバーサイクロン:小僧丸が習得した必殺技。この後小僧丸はラストリゾートも使えるようになったので世界編では必然的に……。

 
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