転生したら吹雪アツヤだったって死亡フラグゥゥゥウウウ!   作:山羊次郎

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 かなり短いです。とてつもなく短いです。


8話:雷門の変化

 

 監督の円堂キーパーやめろ宣言によって円堂はリベロに決定し、立向居がゴールキーパーとなることが決定した翌日。

 

「お前には、やってもらいたいことがある」

 

 そういった円堂は円堂大介の裏ノートを見せる。

 

「円堂さん、これは……」

「これからお前に、この究極奥義を託す」

「いいんですか⁉」

「あぁ」

 

 そして、ノートを読んだ立向居が一言言った。

 

「読めません」

「あれ⁉」

 

 だろうな。

 

「これは『ムゲン・ザ・ハンド』だ」

「ムゲン・ザ・ハンド……」

「じいちゃんの考えたキーパー技の究極奥義だ」

「え……良いんですか、円堂さんは?」

「今俺が覚えなきゃいけないのはリベロ技だ。だから、この奥義はお前に覚えてほしいんだ」

「は、はい!」

 

 そして、特訓が始まった。

 

「行くぜ!」

「こい!」

 

 俺は円堂に向かってシュートを放つ。円堂は正義の鉄拳の構えを取りつつも俺のシュートをヘディングで返そうとし

 

「たぁぁぁああああ!」

 

 パンチを繰り出した。

 

「違う!」

「あれ⁉」

「お前はもうキーパーじゃないんだぞ!」

「……だぁぁぁ!でもさぁ!ついついやっちゃうんだよなぁ!」

 

 ……いやいや、そもそも手を使っちゃうなら使えないようにすればよくね?

 

「……どういうこと?」

「こういうこと」

 

 俺はどこからともなく紐を取り出し円堂の両手を後ろで結ぶ。

 

「……え?」

「これならどうやっても手は使えねぇだろ」

「なるほど」

「え、俺これでサッカーするの?」

 

 するわけねえだろ。練習の時だけだ。

 

「次は俺が行こう」

 

 そして、豪炎寺がシュートを放つ。

 

「たぁぁぁああああ!」

 

 今度はヘディングで返せたが、あの時みたいに手は出てこなかった。

 

「シュートの威力が足らねぇんじゃねぇのか?」

「なら、必殺シュートで行ってみるか」

「……え」

 

 もうここは大丈夫だろ。なら、次は立向居だ。むしろ大事なのはこっちだ。

 次は恐らくカオスとの戦いになる。その時までにムゲン・ザ・ハンドを完成できなければ立向居は試合でマジン・ザ・ハンドを使ってしまう。

 そうなれば、10点近く点を取られる。それを取り返すのは面倒だ。だから、早い段階でムゲン・ザ・ハンドを習得してもらう。

 

「しゅたたたたん!どばばばばばん!ムゲン・ザ・ハンド!」

 

 ……うん、何度見てもシュール。

 

「ぐぁぁあ!」

 

 失敗したムゲン・ザ・ハンドはあっさり壊れた。

 

「大丈夫か?」

「は、はい!もっと、お願いします!」

 

 なんかマゾみたいだな。

 

「なぁ」

「はい?なんですかアツヤさん?」

「アツヤさんはやめい。それより、ムゲン・ザ・ハンドのノート見せてくれよ」

「え、あ、はい!」

 

 立向居が件のノートを持ってくる。

 

「……これがどうかしたんですか?」

「この絵、見てみろよ」

「……これですか?」

 

 俺が注目したの沢山の丸に一本線が入っている部分だ。

 

「これ、手じゃないのか?」

「……手、ですか?」

「あぁ。つまりこの技はたくさんの手を出してシュートを止める、みたいな感じじゃねえのか?」

「たくさんの手。ムゲン・ザ・ハンド。……無限に手を出す技?」

「……まぁ、頑張れ」

「あ、はい!ムゲン……たくさんの手……

 

 イメージをつかませるにはこれでいいだろ。さて、後は俺のシュート練習だな。

 いや、兄貴との合体技を極めるか。

 

「というわけだ」

「うん。まったく分からないね」

 

 そりゃそうか。何も説明してないしな。

 

「ようやくウルフレジェンドが復活したんだ。やっぱり極めるしかねぇだろ」

「あぁ、そういうこと」

 

 そういうことだ。

 

「「ウルフレジェンド!!」」

 

 シュートはとてつもない威力でゴールに向かっていく。

 ……うん、やっぱすげぇはこの技。それから何度か練習して、もう完璧だと思った時兄貴が言った。

 

「ウルフレジェンドはもう完璧だ。ここはいっそのこと、新しい技を考えてみないかい?」

「新しい技?」

 

 新しい技か。

 アイデアとしては、世界編ならスノーエンジェルとザ・ハリケーン。アレスの天秤ではトリプルブリザードなどだ。

 

「……なんかアイデアあるか?」

 

 これらは正直やろうと思わない。

 前二つはいずれは使えるようになるし、トリプルブリザードは三人技だ。二人ではできない。

 

「……難しいね」

「アイデアが出せるだけ、円堂大介はすごかったってことか」

 

 ただしそれを伝える能力はゴミだが。

 

「……アツヤ」

「なんだよ兄貴?」

「……本当は、何かあるんじゃないか?」

 

 …………。

 

「図星だね」

「……確かに、ある。だが、この技はダメだ」

「どうしてだい?」

「これは兄貴への負担が大きい。一試合に一度が限度だろうし、それからはある程度体にダメージが残り続ける」

 

 皇帝ペンギン一号に比べればマシだろうが、危険なことに変わりない。

 

「構わないよ。僕たちは、今変わらなければならないんだ」

「……分かった。だが、一度だけだぞ。それに、完成すれば兄貴に負担がかかる。しばらく試合はできないぞ」

 

 唯一、アニメでも兄貴との新合体技として出てきたもの。

 それは―――

 

 

 

 

 

 

 

 




 新たなる必殺技の正体とは?

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