BLEACH~一貫坂慈楼坊になった男~   作:カステラ大好き太郎

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第1話~陰謀~

兕丹坊に連れられ真央霊術院に入学し六年間学び慈楼坊が首席で卒業となったおおよそ二百年後地道な努力の甲斐あってか彼は五番隊第五席にまでなっていた。

そんなある日ひょんなことから目を付けられ弟子入りをさせられた(・・・・・)師匠の四楓院夜一の部下に当たる浦原喜助の隊長就任が決まった。

この浦原喜助の隊長就任をきっかけに物語は動き出す。

 

 

修行部屋と呼ばれる場所で夜一と慈楼坊はいつもしている組み手をしていた。

 

「…もう少し手加減ってものが出来ないんすか?」

 

「大の男がこの程度で根を上げるとは情けないのぉ。」

 

「これでも随分と出来るようになったと思うんすけどね…」

 

「まあ、良い今日はこのくらいにしておくか。おぬし今日はこの後時間はあるかのう?」

 

「…え、いやあのですね…今日はあれがあれでああなので都合がちょっと…」

 

「うむ、つまり暇なんじゃな?ならば少し付き合え。」

 

「………はい。」

 

 

夜一は慈楼坊の襟をつかみ引きずりながら修行部屋を後にした。

 

 

 

 

空が赤みがる時刻慈楼坊を引きずりながら夜一は酒を飲める店に入っていった。

 

「っかー!ひと汗かいた後の一杯は最高じゃのぉー!」

 

「はあ、そうっすね…」

 

「何じゃ全然飲んでおらんではないか。心配せずとも今日はちゃんと銭を持ってきておるからそう心配するでない。」

 

「いえ、お金の心配をしてる訳じゃないんすけど自分も少しはもってますんで…」

 

「飲めんわけじゃあるまいに喜助からたまに飲んでおると聞いているぞ?まさか、儂とは飲みたくないというんじゃあるまいな?」

 

「いいいいえ、そそっそそんなことは無いっすよ。ええ、断じてありませんとも……単純にこういう場はあまり好きではないというか飲むなら静かに飲みたいだっけすよ。」

 

慈楼坊あからさまに目が泳ぎ動揺していた。

 

「ほーう?…ならば店を出てうちの隊舎で飲み直すとするか。」

 

「え゛!?た、隊舎でですか?…あ~そう言えばまだ仕事が残ってるんでした。急ぎでと頼まれていたのをすっかり忘れていました~と言うわけで今日は失礼したく」

 

「そうかそうか、見え見えの嘘ついてまで儂と隊舎で飲むのは嫌か…どうやら師匠に対する敬意が足らんようじゃの!」

 

「決して!決してそんなことは無いっす………よ。」

 

「なら何故そんなに二番隊の隊舎に来るのを嫌がるんじゃ。」

 

「…笑いませんか?」

 

「無論じゃ。」

 

「その、情けない話なんすが…砕蜂さんが怖いんっす…」

 

「…はぁ?」

 

「あの人いっつも自分と顔を合わせるたびにすごい顔で睨んでくるっすよ。この間なんて胸倉掴まれたっす…大前田副隊長が近くに居てくれて助ったすけど…」

 

「…………。」

 

肩をプルプルと震わせながらうつむいて動かない夜一に慈楼坊が声をかける

 

「…あの、聞いてますか?」

 

「ぷっダメじゃ我慢できんあっはっはっはっはっはっはっはっ!何かと思えばあの砕蜂が怖いじゃと!?これが笑わずにいられるか!っはっはっはっはっは!」

 

「…言うんじゃなかった。」

 

大きな笑い声で腹を抱えながらいつまでも笑っている夜一を見ながらぼそりと慈楼坊は呟いた。

 

その後何だかんだあり二人は二番隊隊舎にて慈楼坊は夜一に酒で潰され朝まで眠ってしまいそれを砕蜂に見られ一悶着あったのは言うまでもない。

 

砕蜂に隊舎を叩き出された後二日酔いの頭を抱えながらその日の仕事を済ませるために慈楼坊は自室のある五番隊隊舎へ戻っていた。

 

「一貫坂五席おはよう。昨晩はどこへ行っていたんだい?」

 

「平子隊長、藍染副隊長おはようございます。その、何といいますか師匠に付き合わされていただけっす。」

 

「何や、また二番隊の隊長さんのとこ行っとったのか。お前も物好きというかなんというか…」

 

「別に好きで付き合ってる訳じゃなんっす…変に断ろうものなら次の日が恐ろしいことに…」

 

顔を青くしながらカタカタと震える慈楼坊を見ながら平子、藍染は失笑を漏らしていた。

 

「あーなんや…調子悪いみたいやし今日は休んどってええで。」

 

「え?いやでもそういうわけには…」

 

「隊長がこう言ってるんだご厚意に甘えなさい。それにきちんと休むのも仕事のうちだ君がいつもまじめに勤務しているのは隊士みんなが知っている。一日ぐらい休んだって誰も文句なんて言わないよ。」

 

「評価してくれるのはありがたいっすけど自分は誰にでも出来ることをしてるだけっすよ。それでは、平子隊長、藍染副隊長ご厚意に甘えて今日は休ませてもらいます。失礼します。」

 

慈楼坊は苦笑をして自室へと歩いて行った。

 

「あそこまで自己評価が低い死神は彼ぐらいでしょうね。」

 

「ほんま、難儀な性格やで。一つ言えることは将来嫁さんの尻に敷かれることは間違い無しってことやな。」

 

「容易に想像できますね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「緊急招集。緊急招集各隊隊長は即時一番隊舎へ集合願います。九番隊に異常事態九番隊隊六車拳西及び副隊長久南白の霊圧反応消失それにより緊急の隊首会を開きます。」

 

時間は過ぎ空が暗くなったころ瀞霊廷に緊急招集の号令がかかった。

 

「皆さん聞いたと通りっす。緊急招集により平子隊長は一番隊舎に向かったっす。四席以上の隊員は自室で待機してます。他隊員は所定人数を倍にして交代で見張り及び巡回してくださいっす。何かあれば自分まで声をかけてください。」

 

号令により目を覚ました慈楼坊はいつでも動けるようにと五番隊隊士総員に待機を命じた。

 

緊急招集よりしばらくたった後魂魄消失案件の始末特務部隊が編成され五番隊は副隊長以下の隊員が待機を命じられた。

 

「一貫坂五席報告ありがとう君はもう休んでいてもらって構わないよ。」

 

「いえ、日中の間ゆっくり休ませてもらったっすから大丈夫っす。」

 

「…そうか、そういえばそうだったね。」

 

「なので、自分は他隊士同様見回りをしています。」

 

「わかったよ。僕もまだしばらくは起きているから何かあったら知らせてくれ。」

 

「はい、失礼します。」

 

愛染の私室を後にした慈楼坊は隊舎付近で見回りをしていた隊士と交代し周囲を見張っていた。

 

しばらく歩いていると覚えのある霊圧を近くに感じた。

 

「やぁ、見回りご苦労さん。」

 

「享楽隊長どうしたんすか?こんな時間に五番隊隊舎付近で何か御用でも?」

 

「いやぁ、ちょっと寝つきが悪くってねぇ…」

 

そう言いながら五番隊隊舎の藍染の私室に目を向けた。

 

そこには丁度いくつかの紙束を抱えながら歩いている愛染の姿があった。

 

「…考えすぎだったかな?」

 

「何の話しっすか?」

 

「いや、なんでもないよ。君も仕事熱心なのは良いけどほどほどにね。」

 

「…そうっすね。では、自分も戻るっすおやすみなさい享楽隊長。」

 

「はいお休み。」

 

享楽と別れ一人隊舎の入口へと戻る慈楼坊はぼそりと呟いた。

 

「…考えすぎだった、か…やっぱそう思うっすよね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この作品の一貫坂慈楼坊という人物は基本的に女性に若干苦手意識があります。
特に砕蜂のような気の強い人夜一のようなぐいぐい来る人が苦手です。
ですが会話が出来なというほどではないので支障のような物はありません。
夜一は師としては尊敬してますが人としては…まあ、うん見たと通りって感じの距離感です。

見てくれて感謝です。どれ位の期間が開くかはわかりませんがコツコツ書いていくのでよろしくお願いします。
では次回で

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