BLEACH~一貫坂慈楼坊になった男~ 作:カステラ大好き太郎
酒、飲まずにはいられない!
以上です。
夜が明け周りが明るくなりかけた頃中央四十六室から十二番隊隊長浦原喜助及び大鬼道長握菱鉄裁への強制捕縛令状が出された。
ほぼ同時刻瀞霊廷のとある場所に慈楼坊は夜一から呼び出されていた。
「遅いぞ何をしておったのじゃ。…ことの顛末は地獄蝶で伝わっておるな。」
「夜中に浦原さんから地獄蝶が届いたときは何ごとかと思いましたけどね。まあ、首謀者と聞いて納得は出来ますけど…」
「伝わっておるなら良い。慈楼坊、貴様に仕事を頼みたい。」
「…内容はなんすか?」
「十二番隊隊舎にいる五番隊以下八人隊長副隊長、そして喜助が研究しておった新しい義骸の試作品の輸送じゃ。儂は四十六室に潜入して喜助と鉄裁を連れてくる。それで多少の騒ぎになるじゃろうから手薄になっているうちにことを済ませておけ。」
「…随分と無茶な注文っすね。」
「ふ、貴様ならできるさ。いったい誰が今まで隠密起動のいろはを教えたと思っておる。少しは師匠の言葉を信じろ慈楼坊。」
「…簡単に言ってくれますね。…まあ、あまり期待せず待っていてくださいっす。」
「ああ、ここで待っておるから必ず来い。」
「では、また後ほど。」
騒ぎになったころ合いを見て見て十二番隊隊舎は拍子抜けするほど手薄だった。
研究の証拠品が見つかった時点で人を置いておく意味がなくなったためだろう。
慈楼坊は研究室にあった黒い外套を身に着け霊圧を完全に遮断し身を隠しながら二人ずつ運んだ。
八名すべてと試作品の義骸を運び終えた慈楼坊に夜一が声をかける。
「ご苦労じゃったな。」
「ヒヤヒヤもんでしたよ。他の人はまだいいっすけど副鬼道長体でかすぎっす。」
「すいませんあたしらのために…随分と危険な橋を渡らせたようで。」
「ええ、まあですが幸いにも自分は今回の一件にかかわってるのはここにいる人しか知らないっす。自分は瀞霊廷に残ったとしても罰せられることは無いでしょう。」
「僕らは、現世に身を潜め時間をかけて必ず解き明かします必ずこの虚化を解除する方法を…そして、慈楼坊さんには無理を承知でお願いします。藍染副隊長を監視してもらいたいんです。」
「まあ、言われると思ってたんすけどね…監視と言っても自分は何もしませんよ。ただ本当に見てるだけ、それでも構わないっすね?」
「ええ、それで構いません慈楼坊サンの人を視る眼は本物です。あなたから視て何か動きがありそうだと判断したらそれとなく知らせをよこしてください連絡手段はこちらで用意しますので。」
「こんなので良ければどうぞ使ってくださいっす。唯一の取柄みたいなもんっすから…師匠はどうするんすか?霊圧の痕跡とかで師匠が一枚かんでるのはバレてるっすよ?」
「フン、儂を誰だと思おとるどうとでも逃げおうせるわ。」
「それは頼もしいっすね…では、自分は隊舎に残ります。暫しの別れ、という奴っすね…」
「何じゃ儂と会えなくなるのが寂しいのか?」
からかう様に夜一が言うと慈楼坊は何とも言い難そうな顔で言った。
「そうっすね…静かな方が好きなはずなんすけどいざ会えなくなると思うと賑やかのもきっと嫌いではなかったんすね自分でも意外っす。」
「そ、そうかそうか我が弟子は素直じゃのう。」
「あれ、夜一さんもしかして照れてまsブゲラァ!」
ほんのりと頬を染めた夜一が喜助に蹴りを入れた。
「あー、なんじゃ。ではな慈楼坊。」
「ええ、いずれまた。」
そう言い残し慈楼坊は勉強部屋を後にした。
五番隊隊舎に戻った慈楼坊が自室で今後について考え事をしていると部屋の外から声をかけられた。
「一貫坂五席いるかい?」
「いるっすよ。どうぞ入ってくださいっす。」
「失礼するよ。」
部屋のふすまを開け声の主である藍染が入ってくる。
「何か用っすか?」
「聞いているかも知れないけど…十二番隊隊長浦原喜助の手によって平子隊長が殺されたそうだ。」
「…ええ、聞いてるっす。何というかとても複雑な気分っすね浦原さんとは交流が無かったわけでは無いので…まさかこんなことになるなんて…これから五番隊、護廷十三隊はどうなってしまうんすかね?」
「それはまだ分からない。だが、いつまでも訳にはいかないのは事実だよ。平子隊長は立派な隊長だった僕がその代りになれるとはまだ言えないがそうなれるように一層努力するそして君には未熟な僕を支えてほしい。」
そういって藍染は慈楼坊に手を差し伸べてきた。
そして慈楼坊その手を取りながら言った。
「…自分にできることなら。」
「ありがとう。君にそういってもらえるだけで心強いよ。さて、君と話しててなんだか気が楽になったよ僕はとりあえず今後について総隊長に呼び出されているからもう行くよ。」
「わかったっす。」
藍染が部屋を出ていき部屋から離れると慈楼坊はその場にへたり込んだ。
「(焦ったああああああ!いきなりバレたのかと思ったあああああ!こんなのずっと続けんの!?心が持つかな俺…)」
その後まもなくして藍染は隊長となりの藍染推挙もあり慈楼坊は三席にまでなった。
あの、魂魄消失事件から約百年物語はあることをきっかけに新たな局面へと移る。
読んでくれてありがとう!
我らがヨン様は慈楼坊に対しては部下として優秀な人材くらいに見てます。
あと、本作の慈楼坊は平子ほどではないにしろ愛染に対して得体のしれない何かを感じていたという設定です。
そう、設定なのです!なんて都合のいい言葉なんだ…
卍解について何ですが考えが煮詰まり次第人物設定に追加しようと思います。
実はもう名前はもう決めてるんです。
頑張って考えました!ちゃんとオサレネーミングになってるか不安です。やっぱスゲーよ師匠は