東方理想郷 ~ Unknowable Games. 作:まこと13
感想欄にて、まとめ的なものが欲しいとのご要望をいただいたため書いてみました。
内容ざっくりまとめるだけなので、更新にあんまり時間はかからないと思います(12月初旬には次章の投稿予定です)。
特に読む必要はありませんが、何が起こってるのか忘れた方、また別作や外伝を飛ばして読んでる方等はご活用ください。
今回は1話~13話(プロローグ、前編)のまとめです。
ここまでのあらすじ①
〇プロローグ(1~2話)
地底の異変から間もなくして、幻想郷を覆う不穏な影。
幻想郷の生態系が狂い、弱き者たちが力を得て下剋上を起こし始めていく。
そして、天狗の住処の壊滅という事件をきっかけに新たな異変の恐怖は幻想郷中へと広がった。
いち早く異変の解決に乗り出した早苗と魔理沙だったが、3日が経っても有力な手掛かりを得ることはできなかった。
ほどなくして遂に霊夢と紫が動き出す。ようやく異変も終わるだろうと思って萃香と一緒に博麗神社で待っていた早苗と魔理沙の前に突然現れたのは……なんと、血まみれになって倒れた霊夢の姿だった。
3人は大急ぎで永遠亭へと向かい、永琳による治療の成果もあって霊夢が無事であると確認する。
だが、ホッとしたのも束の間、永遠亭に現れた藍から、霊夢と一緒に異変解決に向かった紫が死んだことを告げられる。
紫の死と霊夢の敗北を知った者たちは、未曾有の危機に立ち向かうため、それぞれが別の道へと進んでいく。
早苗は守矢神社に戻り、文と萃香とともに、死した紫から話を聞こうと彼岸へ向かった。
魔理沙は紅魔館に行き、アリスとパチュリーとともに、前回の異変の舞台である地底の関与を疑い、地底へ向かった。
うどんげは永琳から異変調査の命令を受け、一人で妖怪の山や藍の監視に向かった。
だが、それを見守る者たちからは、不穏な空気が漂っていた。
早苗に内緒で何かを始める神奈子と諏訪子。
幻想郷の運命の行く末を、誰も変えられないものとして一人閉じこもるレミリア。
異変は既に、手遅れになりかけていたのだ。
〇前編ノ壱
<早苗編>(3~4話)
異変の影響で強大化したチルノの力によって、森が凍ってしまっていた。
あまりに強大な力であるが故に妖精たちを遠ざけてしまったチルノは、遂には最後まで一緒にいてくれた大妖精とルーミアの身を案じ、一人になろうとする。
だが、そこに現れた早苗がチルノにスぺルカードルールで勝負を挑み圧倒し、チルノの力がまだそこまで危険ではないと証明した。
無事に元気を取り戻したチルノに、早苗はお悩み相談所とばかりに守矢神社を紹介し、チルノたちは守矢神社に向かうこととなった。
早苗と文と萃香が三途の川へ到着すると、舟の上で仕事をサボっている小町がいた。
早苗たちは小町から、彼岸に渡ることの不可能性を告げられてしまう。
しかし、かつて博麗の巫女が勝手に彼岸に渡ったことがあるという小町の失言を聞いた早苗が、一人で勝手に三途の川に突入してしまった。
早苗の奇行の責任が自分に降りかかることを恐れた小町は妥協し、最終的に小町の案内により彼岸へ向かうことで合意する。
だが、彼岸へ着くと、そこには誰もいない荒れ果てた海岸ばかりが広がっていた。
映姫の身を案じた小町が大急ぎで走り出したが時すでに遅し、既に彼岸は壊滅状態であり映姫の敗北を悟ってしまう。
悲しむ間もないまま、そこに駆け付けた死神たちに、小町と早苗たちはその惨状の容疑者として追われることとなってしまった。
萃香は一人で死神たちの足止め役を買って早苗たちを逃がそうと奮闘するが、そこに現れたのは――なんと、花の大妖怪風見幽香だった。
異変の影響で力を得ていた幽香に、萃香は必死に抵抗するも敗北する。
そして、自らの能力で作った分身で、早苗と文に最期の言葉を残し……消えた。
萃香の消滅をきっかけに、早苗は異変ともう一度向き合う。
神奈子や諏訪子の異変への関与に気付きながらも目を背けていた自分を恥じ、神奈子たちの企てている「破邪計画」の真相を知るべく文とともに守矢神社へ向かった。
そして、小町はたった一人で三途の川に残る。
早苗たちが異変を解決すると信じて。そして映姫の仇を討つために、たった一人で幽香に立ち向かって――――
<魔理沙編>(5~7話)
地底に入って間もなく、魔理沙たちはお燐と出会った。
地底の案内役を買って出たお燐であったが、お燐がさとりのもとへ向かうことを知るや否やアリスとパチュリーは逃げ出してしまう。
仕方なく2人で旧都へと進んだ魔理沙とお燐の前に、勇儀率いる妖怪軍団が現れた。
魔理沙を小馬鹿にしたような地底の妖怪たちの態度に魔理沙はブチギレ、妖怪たちを一蹴する。
魔理沙の力を認め本気の勝負を挑もうとした勇儀だったが、魔理沙は地霊殿での用事が終わってからの再会を約束してその場を去る。
だが、実際のところ魔理沙は約束を守るつもりもなく逃げただけだった。だって勇儀さん怖いんだもの。
地霊殿へ辿り着いた魔理沙はさとりと話し合い、勇儀に勝てたら異変の情報を教えるとさとりから提案された。
その提案を受け入れることに躊躇った魔理沙であったが、悩んでいる間にアリスとパチュリーが勇儀にさらわれてしまったことを知る。
それに激怒した魔理沙は2人を助けるために急いで勇儀のもとへ向かい、卑怯な手を使って勇儀を撃破した。
卑怯な手を嫌う勇儀であったが、アリスとパチュリーを守るという魔理沙の気迫に気圧され、最終的に自らの敗北を宣言した。
そこに現れたさとりに連れられて、約束通り一行は異変の原因を探りに旧灼熱地獄へと向かうこととなった。
旧灼熱地獄には、怨霊の巣窟があった。
さとりはその中で最も強力な怨霊を、突然に魔理沙の中へ叩き込んだ。
怨霊に乗っ取られ死にかけた魔理沙だったが、アリスたちのおかげで意識を取り戻すことに成功する。
怨霊に一時的に支配された魔理沙が知ったのは、地上に出た怨霊に復讐の念があり、その目的がにとりへ向けられていることだった。
魔理沙とパチュリーはにとりの無事を確認するため妖怪の山へと向かうが、アリスだけは地底の後始末のためその場に残り、さとりを心理戦で下した。
さとりはアリスのことを認め、異変の果てを探りにこいしとともに地上へと向かうこととした。
アリスはパチュリーとの待ち合わせ場所である紅魔館へ向かい、勇儀もまた地上へと向かうのだった。
<うどんげ編>(8話)
妖怪の山では、神奈子と諏訪子と、そして藍が「破邪計画」のためにひっそりと動いていた。
そこに、見張りをしていた椛から侵入者発見の警報があり、諏訪子とともに追いかけるもロストする。
それが永遠亭の使いであることを知り、焦った神奈子たちは策を練り始めた。
藍たちの企みを知ったうどんげは永遠亭へと飛び帰るも、途中でてゐと輝夜に遭遇した。
永琳が博麗神社に向かったことを聞かされて急いで博麗神社に向かい、永琳に異変の調査結果を報告する。
破邪計画の名から、永琳は紫たちが「絶対悪」なるものを封じようとしている可能性を示唆する。
だが、その考察中に、いかにも敵という雰囲気で現れたのは雛だった。
雛はうどんげにあっさり敗北してしまうが、雛が切り札を切った途端うどんげは一蹴されてしまう。
力を得た雛の危険性に気付いた永琳は前線に立ち、片腕を失うほどの激戦の末、最終的に雛を撃破する。
だが、永琳の全力を受けてしまった雛の身を案じたうどんげを、再び動き始めた雛が隙をついて攻撃。庇おうとした永琳が、なんと雛の力に飲み込まれて消えてしまった。
永琳が蘇らないことに気付いたうどんげは、そのまま一目散に逃げだした。
〇前編ノ弐
<守矢神社編>(9話)
チルノとルーミアと大妖精は、早苗に勧められるまま守矢神社に向かっていた。
途中、異変後の別れを切り出したルーミアにチルノは再会を約束するも、守矢神社で待ち伏せしていた椛にルーミアが突然斬られてしまう。
逆上したチルノが椛に攻撃したところで早苗と文が到着、椛の凶行が自分の指示だと告げる神奈子と、チルノたちを攻撃する諏訪子が登場する。
神奈子の言葉で破邪計画の現状を把握した文は、早苗を神社から遠ざけようと早苗にスペルカード戦を挑んだ。
早苗は切り札を使って文を負かし、チルノたちを助けようと諏訪子に勝負を挑むも、早苗の力は神奈子によっていとも簡単に打ち破られてしまった。
そして、神奈子の標的はチルノたち、そしてルーミアへと向けられる。
だが、神奈子がチルノとルーミアをまとめて消滅させようとした瞬間――チルノと大妖精を庇い、ルーミアが消滅してしまった。
ルーミアの死を間近で見たチルノは、得体の知れない声に導かれるままに内なる憎悪を増幅させ、劇的に力を増していく。
同時に神社周辺は闇に覆われ、椛がそのまま飲み込まれてしまった。
早苗と文は何とか逃げ切ったが、早苗たちを逃がそうと奮闘する諏訪子の胸をチルノが貫き、何者かの力によって神奈子の身体が蝕まれてしまっていた。
やがて力を失った神奈子と諏訪子は闇に飲み込まれ、守矢神社は完全に崩壊した。
<にとり編>(10~11話)
天狗の生き残りの猛攻を避けながら、魔理沙とパチュリーはにとりのもとに辿り着いた。
破邪計画なるものの主任技術師であるにとりは、藍に守られているため比較的安全だったのだ。
魔理沙たちは藍の話から破邪計画の概要、そしてこの異変の原因である邪悪の力のことを知る。
しかし、破邪計画の根幹を担う技術者であるはずのにとりは、既に邪悪の力に支配されていた。
にとりは科学の力を使って突然藍とパチュリーを攻撃し、それを止めようとした魔理沙さえ攻撃した。
そして、動けなくなった藍に向かって、にとりが無慈悲にもライフルを放つと――その銃弾は、危機一髪で駆け付けた霊夢によって止められていた。
霊夢は銃を使うことはルール違反であるとし、にとりに正しいスペルカード戦を挑む。
だが、にとりはスペルカードルールに則るつもりなどなく、霊夢を殺す攻撃を放ち続けていた。
霊夢はそれを回避し、回避し続け、それでもにとりには危害を加えずに説得していく。
やがて霊夢の気持ちが届いたのか戦いをやめようとしたにとりだったが、それでも妖怪の山の支配構造の犠牲になって追放された姉のことを思い出し、再び霊夢と対立する。
そこに突如として、にとりの全てを否定するような言葉とともに、辺りを覆いつくす闇の中からルーミアが現れた。
<ルーミア編>(12話~13話)
現れたルーミアは今までとは違う、とても低級妖怪とは思えないほどの力の波動を放っていた。
ルーミアはその場の雰囲気を滅茶苦茶にするとともに、にとりの心を壊して闇の中に飲み込んでしまう。
憤慨する魔理沙たちの中で、それでも霊夢だけは一人冷静にルーミアと対話しようとしていた。
だが、霊夢はルーミアから聞かされる。
幻想郷の皆を、そして紫を消したのは全てルーミアの仕業なのだと。
それを聞いた霊夢は、我慢の限界を超えた。
霊夢の中に眠っていた邪悪の力の片鱗が解放され、その力の事実が明かされるとともにルーミアが追い詰められていく。
だが、ルーミアが最後の力を振り絞って藍を人質にとると、霊夢は藍を庇って闇に飲まれてしまった。
霊夢を飲み込むとともに回復したルーミアに、魔理沙が遂にキレて全力の魔法波を放つが……それは、突然来たレミリアによって止められてしまった。
そして、レミリアは皆に向かってその運命を告げる。
――幻想郷は、滅びる運命にあるのだから。
ルーミアと、そして異変によって力を得たレミリアの、あまりに次元の違う力を前に皆が絶望していく。
そんな中でも、パチュリーは諦めていなかった。
そして、レミリアも。
パチュリーの声に導かれるようにレミリアはルーミアを裏切り、皆を逃がすために一人でルーミアに立ちはだかった。
ルーミアとの力の差は歴然であったが、レミリアは全く諦めていなかった。
なぜなら、運命は変えられるものだと知っていたから。
少し前まで、確かにレミリアは幻想郷崩壊の運命を知り、それを変えられないものとして全てを諦めていた。
だが、突然紅魔館に現れたさとりが、レミリアの中にあった固定概念を壊し、救ったのだ。
まだ、諦めなくてもよいと。
レミリアにはそのための、運命を変える力がある。
そして――――この状況でも自分と共に戦ってくれる、咲夜とパチュリーという素晴らしい友がいるのだから。
戦場から藍とともに逃げ出した魔理沙は、博麗大結界の生成が必要なこと、そしてルーミアの力の源となる支柱を倒す必要があること藍から聞かされる。
そして、2人はそれぞれ進むべき道へを行く。
魔理沙はアリスの協力を仰ぐべきとし、紅魔館に向かうことにした。
藍は、今まで自分にはできないと思っていた、異変を解決するための一つの方法を実行に移そうと、一人でとある場所に向かっていった。