可奈美のお兄ちゃんは妹のために最強の剣士に目指す! 作:黒崎一黒
それでは、どうぞ。
「そっか……それを知ったんだね。」
白い神社しか写せない世界。可奈美は再びここに参って、あの噂の人物と会うことにする。
彼女が着ている服装は黒いを基調にした鎌府高等部旧式制服。そして、その髪は自分の大好きなお兄ちゃんと同じ色の髪だ。
彼女ーー藤原美奈都。可奈美と都の師匠であり、母でもあり、自分の親友を救うために命の半分を無くした記録されていない英雄。
「やっぱり、あれはお母さんだったわね。」
「って言われても、私は17歳までのことしか知らないし。可奈美の記憶にある母とは違う私と思ったね……」
「確かに、剣術以外のお母さんはとても優しかったね。ずっと私達のワガママを聞いてくれて、そのせいで、昔のお兄ちゃんはお母さんがいないと、すぐ泣き出すだから。」
階段の上に座っている可奈美は懐かしそうな顔で、小さい頃の話を美奈都に話す。
お母さんの話だと、今のお母さんは17歳以後の記憶がないらしい。それはつまり彼女の時間は大災害の時に止まった。
「へぇ〜〜情けないな。男なのに」
「お母さんの教育のせいだよ。ずっとお兄ちゃんのことを甘やかす……」
「それは嫉妬?」
「ちょっとね……けど、今はずるいと思っている。」
そう言って、可奈美が落ち込んでいる顔。
「お兄ちゃんはずっとお母さんと会いたいのに、毎日我慢続けているのに、私は毎日お母さんを独占している……今日もお母さんのことで久々に泣いちゃった。」
ただ母のことを聞いていると、あんな弱い一面を晒すお兄ちゃん。見ているだけで、心が苦しい。
「………そんなこと思わないて、これは可奈美のせいじゃない。それに、これも母親から卒業する大チャンスじゃない?」
純粋で笑うお母さん、いつもそういう彼女の楽観的の一面に救われた。
お母さんはお母さんのままだ。ずっと変わらない。
「うまくいかないみたいですけどね。それより、前に言ってた友達って篝さんの娘さんです。姬和ちゃんって言うの」
話題が変え、今度は姬和の話題にする。でないと、ずっとお兄ちゃんの話題ってなんだか悲しい。
でも、姬和ちゃんもお兄ちゃんの幼馴染なんだね……あの時の夏で知り合ったみたい。
「え!?あの篝が結婚できたの!?って、私もだけど……」
それより、可奈美からそんな真実を聞いて、可奈美のお母さんは凄くびっくりする顔。でもすぐに自己笑いする。
何にせ、彼女も自分が結婚して、二人の子を産む未来を思わなかった。
「そういえば、私はまだ可奈美のお父さんが誰なのかは聞いてなかったっけ?」
「それは今度の話にしよう。でないと、お母さんはきっと恥ずかしすぎて、今日はこのままに終わっちゃうから」
「え!?それはどういう意味?気になるだけど!」
「それはまた今度」
「え〜」
笑って、可奈美とそのお母さんは階段から降りて、今までのようにする。
「今日もよろしくね、美奈都師匠!」
改めて、可奈美は千鳥を鞘から抜き出して、構えを取る。
「おう!今日もビシバシにやるぞ!」
「うん!そういえば、前から気になるんだけど……その持ち構えるやつ、未来のお母さんにもやってた。癖?それとも意味があるの?」
刀を遊んでいるように、左手から軽く右手の方に投げてキャッチするその持ち構えについて娘である可奈美はつい自分のお母さんに尋ねる。
一応お兄ちゃんにも聞いているが、彼も分からないと言ってた。
「ん?ああ……これか?場合によってはね。でも真似しないほうがいいよ。」
「お兄ちゃんも真似しないほうがいいって言われた。」
それと、小さい頃からお兄ちゃんはいくら技を真似しようと、その構えを絶対に真似しないようにしてた。
「へぇ〜〜流石、私の息子だね。もっと彼を自慢してもいいよ。可奈美。」
「え?うん……」
何かを納得したみたいに、可奈美のお母さんは笑ってそう言った。
何かの特殊意味があるの?今度、お兄ちゃんに聞いてみようか。
いや……ここから目を覚めたら、ここのことを忘れる。技は身体に刻んでいるのに、記憶がきれいに無くす。
夢……なのかな…?
◇
「もっと、こうじゃなきゃ……」
朝4時。誰よりも早く起きて、一人で朝練をする都は借りた動き易い服装で神社の前で珍しく刀を振る。
普段、可奈美との稽古や誰かを助ける以外に剣を振るしかない彼ですが、あの鎌倉の夜のことを経験した彼は今の自分じゃだめだと思い始め、こんな朝早く自分の剣技を改めて鍛え直すと。
「こうするなら、当たる……もっと柔らかくの動きで」
そして彼は今、メタルトレーニングで燕 結芽をメタル相手にする。彼女は強い、実力の差を知る時点で彼女から逃げる術しかない。
そこでなぜか、心がとても悔しくて、立っていられないくらい。
もっと強くなりたい………せめて、引き分けの程度で。
不自覚に都は妹以外の理由で剣をさらなるの境地へ参ろうとする。
「綺麗な剣筋だね。こんな朝早く起きるのは私と貴方しかない。」
「………!」
声に惹きつけられて、都は無意識で声の方向に剣を向く。
そして、そこにいるのは青い髪の女の子が立っている。制服を着ている時点で、彼女が長船の学生だと理解した。
「失礼しました。少し夢中しすぎで……」
御刀を鞘に納めて、自分がわざわざ作った自己用の御刀固定装置に固定する。
「いいえ、こっちこそ貴方の剣の捌きがあまりにも綺麗だとついジロジロって見つめてしまった。」
「お恥ずかしい言葉です。俺は別のところでやるから、ここをどうぞお使いください。」
礼儀正しい口調で言って、都は彼女から通りすがり、階段から降りる時に彼女に呼ばれた。
「私は
「………それは女性から男性への誘い?」
冗談を言うつもりだった都。彼はちょっとこの誘いにドキドキする。
ずっと相手がいなくて、メタルトレーニングをしたんだけど。彼も実際にやってみたい。ただ考えているだけじゃなくて、実の相手と戦いたい。
そうすれば、自分はきっと今よりもっと強くなるだろう。
「そうよ、嫌?私はちょっとモテモテだけどね」
「それ、自分言うの?というか、女子学校じゃない?」
「バレたか……でも、やりたいでしょう?その顔から丸見えた。」
「ああ……やりたくて仕方がない。」
素直に応じる都。
「なら、上でやろう。」
「その前に写し状態でよろしく。俺はそうしなきゃ、満足できないです。」
「え?本気?」
あ、この呆れた反応はわかる。
都も多少に自分の異常に気付いた。彼は唯一生身で刀使と戦える存在だから。
「そうしないと、米村さんただ瞬殺されただけ。」
「へぇ〜〜よく言うね。本当に写シでやるよ。」
都の挑発的な言葉を聞いて、少し相手が怒らせた。
でも都が言っているのが事実。普通の人間に都は決して負けない。母以外にな……あれはもう別の次元の話だ。
「うん。全力の方へよろしくお願いします。」
不敵な微笑みで、都はさっき知ったばかりの女の子とニ時間ほど近いの立ち合いを続けていた。
◇
「なんじゃ………あれ。」
「嘘でしょう……刀使と互角戦えるなんで……」
「しかも、あの孝子と戦っている……」
朝六時に近い頃。ここで可奈美たちに剣術指導をするつもりの米村孝子の仲間たちはここに来て、不思議の現象を見た。
それは一人の男が写し状態の刀使の攻撃を次々と防げて、避けて、反撃して、隙を見て攻撃する光景。これは普段見られない異常な光景だ。
「剣筋は凄いですけど、あの何もかもを見透かせる目も恐ろしい……あれは本当に人間なの?」
米村孝子の親友、
異常……と、彼女達はその感想しかない。
「ここまでにしようか……そろそろ時間だし。」
一段二人は距離を取って、離れるところに孝子からそういう提案をした。
よく見れば、彼女が荒い息という状態。制服も汗でびしょびしょ、ちょっとエロく見える。
「はぁ〜〜休憩!!」
そうしたら、都の方は後ろに倒れ。とても疲れたように見える。
「米村さんはとても強くて、全然手が抜けないわ……」
地面に大きな呼吸運動を行った都はもう起きる力が残さない。何にせ、全集中を二時間ほど続けたのだから、身体にも大きな負担をかかった。
「貴方がそれを言うの!?確かに迅移だけを使ったんだけど、それを追いつく貴方に何度も驚かされたのよ!生身の人間が刀使とここまでにやり合うのが前代未聞だぞ!」
周囲の彼女の仲間は強く頷く。
もちろん、相手も彼女から一本すらも取られないが……都から一本を取るのも易いことじゃない。
「お褒め預かりありがとうございます……あの、引っ張ってくれる?さっきは集中しすぎで、もう力が出せないのよ……」
「どんだけ必死なんだよ、お前は……」
苦笑いしながら、孝子はそんな彼を引っ張った。
けど、彼は立てなくてそのまま孝子の身体の方に倒れ込む。
「っと……大丈夫?」
「もう、申し訳ない……///////」
女の子の身体の柔らかさにドキドキした都は彼女に謝る。彼女の身体はすげえ柔らかい……特に胸がでかい。
やっぱり長船は恐ろしい連中の集まり……胸の成長はすげぇ……。
「聡美、しばらく後で来る子たちの指導を頼めるのかな?私はしばらくこいつを休憩できる場所ヘ」
「え/////!?わ、わかりました/////」
仲間に向け、なぜかそこに照れてた仲間がいる。
「あ、変な想像しないでね。彼は私の好みではないから、そういう意識がしないのだ。」
それを察し、孝子は都と密着の体勢で仲間に言う。
でないと、きっとこれを話題で勝手に恋バナを始まる。
「それに……この子に好感が持つ子達もいるでしょう?」
「あ……そうでした。」
孝子にそう言われて、全員は納得する様子。
おい、なにかを納得するんだ!それと、俺に好意を持つ子がいるの?
特に思い浮かべる対象がいないし……舞衣ちゃん……ないない。いくら仲良くでも、俺のことを恋の意識がしないのだろう。
何にせ、俺はただの友達の兄だから。
まだ近くにいる女性の好意を気付いてない都。
その後、孝子に屋敷までに送って、都はそこで半日くらいに休憩した。
◇
「妹の表現を見に来たのですか?」
午後の時、都は再び神社へ向かう。そこでたまたま朱音に出会った。
「ええ、ついでに全員分のお茶とおにぎりを作ってきた。全然本館に戻って来なかったから、少し心配だよ。」
「ふふっ、いいお兄さん持ちですね。衛藤さんは」
優しい微笑みをした朱音。この人は初対面からは優しい雰囲気が纏われている、本当にあの折神紫の妹だと思わない。
「それより、朱音様はどちらに?」
「真庭学長の方へ行く予定です。あそこは重大の発見が見つかったみたい。」
「あれ、確か長船の学長の苗字ですね?」
全名は
「ええ、真庭紗南はうちの中心メンバーの一人。彼女が舞草への貢献はどう感謝するのか、わからないくらいに多い方です。」
「そうですか……」
「興味なさそうな顔ですね。もう邪魔しませんから、都さんはそのまま妹の方へ行ってください。」
自分が思っていたことが朱音に気付かれて、一瞬ビックとする都。
まさか、彼女に見透かせられるとは……面目ない。
「申し訳ありません……せっかく紹介してくれたのに……」
「いいえ、こっちこそ興味がない話を押しちゃって………」
再び朱音に謝って、都は神社の方へ走った。今は一刻早くも妹に会いたい気持ちは朱音に見破った。
この世の安全より、彼は妹の方へ関心する。それは衛藤 都という男だ。
◇
神社へ到着した後、そこに向けられる光景は長船の生徒達は可奈美達六人に剣術指導をするところ。
しかも、これはただ自分が知る一対一の剣術指導じゃない。これは連携攻撃、団体チームに向ける剣術指導だ。
確かに、これからの戦闘は一対一ではかなりきつい。折神家と戦うならば多人数で向かうほうがいい。
「これで、全く役に立たないよね……」
都が口に出した話は完全に自分に向ける話。今まで、彼は可奈美に教えるのは御前試合みたいな一対一の剣術しかない。
それはつまり、自分がこの場では何の役に立たない。ただ弁当を送っただけ。
「うっ……!」
「こら!注意を逸らすな!」
どうやら、こっちを気付いたみたいに白髪の少女はこっちに向く瞬間、相手に隙が捉えられた。
そのせいで、怒られた。
ごめん、沙耶香。
心の中で彼女に謝り、都は神社の一番人気がないところに座り、彼女達を見守る。
それから、さらに数分が経ち。
沙耶香はこっちに向かって走ってきた。
「沙耶香?どうしたの?続きやらないのか?」
「うん。頑張って、相手を倒した。それから、しばらくの休憩を許可された……」
「そうか……」
本当に頑張ったね。相手達はかなり強かったし……ていうか、長船の人間強くない?御前試合でも出ればいい成績が取れるはず。
とにかく、沙耶香は本当に頑張った。
「隣、座っていい?」
「どうぞ。」
許可がもらって、沙耶香は静かに都の隣に座った。
「おにぎりとお茶があるよ。手製だけど、お気に入ったら、嬉しいです。」
「うん。」
早速、おにぎりを食べ始め、沙耶香は驚いた顔で中に含められた隠し味に驚いている。
「梅を中に入れた。どう?」
「おいしい……」
「良かった。ゆっくり食べていい、お茶もいる。」
「うん……」
小さく頷く、おにぎりを小さいな一口一口と食べ続ける生き物。その様子は本当に可愛くて、愛おしい。
「沙耶香、本当に頑張ったな。」
思わず彼女の頭を撫で撫でした。
そうしたら、彼女の顔が赤くなりさらに可愛くなった。
そういえば、このような穏やかな幸せの時間は昔にもあった気がする。確か……あれは初めて彼女と出会った時の話。
今思い返すと、ちょっと懐かしい気がする。
「都、今日は一緒に寝れない?」
突然、沙耶香から変な質問が突撃された。そのせいで、都も危うく沙耶香へのお茶をこぼれそうだ。
「え?何言っているの?沙耶香」
「昨日は舞衣と皆と一緒に寝てた……でも、都がいない。」
「当たり前だろう!俺、男性だぞ!」
「寂しくないの?仲間はずれ」
沙耶香は自分なりに都のことを心配している。心配する方向は間違ったけど……。
とりあえず、ここは一番問題を起こさない返答をする。
「全然。だって、寝起きしたら沙耶香と皆と会えるから」
「うん、そうだね。会えて嬉しい。」
小さく笑う彼女。マジ可愛かった……沙耶香はいつも可愛くて、つい彼女を甘やかすわよね。
それから、幸せの時間が早く過ぎちゃって、沙耶香は再び訓練の方に戻っていく。
彼女の調子から見ると、さっきよりいい感じ。
けど、その時はなぜか彼女の相手は照れた顔でチラチラとこっちを見ながら温かい目で沙耶香に向かう。
一体なんの話をしたのだろう。
そして、次がこっちに来るのは舞衣ちゃん。
彼女にもさっきの対応で招待する。
「塩味って結構おいしいですね……」
「うん、頑張って作ったよ。」
ええ……三時間続けて試したのだから。
「ふふっ、そういえば、さっき沙耶香ちゃんを褒めたのよね?」
「ええ……」
なんだ、見てたのか……ちょっと恥ずかしいな。
「なら、私にもそうしてくれる?」
「え?」
「駄目?」
上目遣いで自分に甘える舞衣。
よく見たら、彼女の顔も少し赤くなり、さらに可愛くなる。
毎回、彼女にそんな目で見つめられて、余計に胸がドキドキする。
本当にずるいぞ……//////
「わかった。舞衣ちゃんもよく頑張ったね。」
「えへへ……お兄さんの手が温かい//////」
自分に甘えた舞衣は本当に可愛くて仕方がない。普段はそんな彼女があまり見えないから。
それからもお互いが軽くお喋りして、こんな穏やかなの時間もあっという間に終わって、舞衣も元気満々の状態で訓練に戻った。
その際に、たまに長船の人にチラチラと見つめられる。
一体何なんだろう、お前ら。
そして、次々にエレンや薫がこっちに来て、少し雑談をしながら、食事を済ませる。
それから……姬和にも休憩が入った。
「お世話が好きだな、お前。」
彼女も都の隣に普通に座った。てっきり避けられると思ったのだけど。
「お前もな。さっき沙耶香が来るまでに、お前もこっちに何度もチラッとこっちを見たのでしょう?心配してくれたの?」
「なっ……/////!いつ気づいたの!?////」
都に指摘されて、姬和の顔が少し赤くなってきた。
どうやら、本当にこっちを見ているらしい。
「最初から。俺は視線に敏感だから……」
「そう………い、言っておくけど!別にあんたのことを心配してないよ!お前一人がここで子猫捨てられるように見えるから、ちょっと可哀想と思っただけ!でも……どうやら、そうではないみたいだ。」
「うん、沙耶香と舞衣ちゃんも薫さんとエレンさんもこっちに来てくれた。ってか、お前もその必要がないのに、それでも俺の隣にいてくれたのね。」
「うるさい、少し養分を取りたいだけだ。」
恥ずかしさを隠したいなのか、姬和はおにぎりを口に入れた。
「結構うまいな……」
そして、すぐその感想をつけた。
「頑張った甲斐がありますね。あなたたちの口に合うかどうかはずっと悩んでた。」
「………そんなことしなくてもいいのに、本当に世話が好きだな。“昔から全然変わってない”。」
「その言い方……俺のことを覚えていたんだ。いつ気付いたの?」
「舞草に来る前……。お久しぶりだね、都お兄さん。」
「その呼び方も覚えてだんた。」
「うん……あなたと可奈美の母親の件については……」
「気にしないで、もう過ぎたことだから……。それより、こっちこそごめん……大切なときに、お前のそばにいなくて。」
「私の方がごめん。お前があんなに苦しいのに……。結局、俺は“去年まで”はずっとうちの母と一緒に暮らした。」
そう言って、姬和の顔は悲しい顔になった。
きっと、この悲しみは俺と可奈美に対しただけではなく、自分の母にも……。
「篝さんが亡くなったのですね……」
「うん、去年でずっと後悔したまま亡くなった……」
「そうか……あの人、優しかったもんね。」
「お前の母もだ。」
二人は昔のことを思い返し、しばらく沈黙したままにこの時間を流れ込む。
あの時は本当に楽しかった。母二人と一緒に遊んでいて、甘やかされて、抱きつかれて……あんな楽しい日々は決して忘れられない。
それから、数分が経ち。
姬和は立ち上がり、どうやらもう行くみたい。
「そろそろ戻ろうか。」
「そうだね、このままじゃただの時間の無駄だね……頑張ってください。“十条さん”。」
「姬和……」
「え……?」
突然、自分の名前を強調する姬和。
都は一時に彼女の意図がわからなかった。
「姬和って呼んでほしい。」
「………いいの?」
「嫌なら、さっきの呼び方でもいい。」
「なら、改めて………頑張ってください。姬和。」
「ーーーーーああ。」
ただ簡単の応答しかしない姬和。彼女が都に背を向けたせいで、あまり彼女の顔を見えなかったがその耳は少し赤い色に染めた。
そして、彼女はそのまま訓練に戻った。
最後、可奈美も笑顔で都の隣に休む。その度に、彼の隣で楽しくさっきの指導の話をして、おにぎりとお茶をご馳走する。
自分の妹は本当に最高に可愛い妹だと思い、都はつい彼女の頭を撫でながら彼女と楽しく剣のことをいっぱい喋った。
第三者から見れば、とても尊い光景だった。見るだけで、思わずこの仲良い兄妹に微笑む。
◇
彼に申し訳ない気分が胸にいっぱいある
あの時、彼が可奈美と柳瀬舞衣の懷で泣いた時、私は何もしていなかった……ずっと彼に何もしてあげられなかった。
彼の母が私の母より六年前になくなってた時、私はただ自分のお母さんの世話を続けて、彼女と平凡の日常を過ごせた。
けど、この間、彼はどんだけ辛く過ごしていたのかは全く考えていなかった……。
彼は私より早く大好きの母を失っていて、私より母と一緒にいる時間が少なった。
もちろん、可奈美も同じ気持ちだろう。けど、彼はきっと可奈美の分までに背負った。彼はそういう人なんだ。
だから、彼はあの時、耐えられずに泣き出した。母を失った痛みは子供にとって癒やされない傷。私にはわかる……母がなくなったときも同じ気持ちだ。
そして、悲しい私を支えられるのは復讐だ。朱音様が母に送られた真実の手紙を読んで、私は折神紫へ復讐に誓った。
けど、彼は違った。普通の人間みたいに自分の母の死を強制に受け入れられて、この七年を耐え続けてきた。
そして、昨日に至って真実を聞いて耐えれずに泣き出した。でも、きっとあの二人がいるからこそだろう。
男の弱みは信頼できる相手にしか見せられない……母がなくなった日にお父さんも珍しく母の遺体の前に一人で泣いた。あんな辛いお父さんが初めてみた。
それはつまり、彼はそこまで母のことを愛していて、信じている証拠。
それと同様、可奈美と柳瀬舞衣は彼の柱みたいのもの。
少し羨ましいと思っているが……私は復讐を選んだ以上、その考えはやめたほうがいい。
ーーーそれにしても。
彼に自分の名前を呼ばれただけで、少し……いや、凄く嬉しいこの気分はなぜだろう?心臓もバクバクしている……変だな。
疲れすぎたのかな?
根本的に、それを勘違いしていた姬和である。
次回も甘い回の予定。