可奈美のお兄ちゃんは妹のために最強の剣士に目指す!   作:黒崎一黒

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ここで竹島 雅以外のオリキャラ登場!一時の登場ですけど、この後の波瀾篇に登場させる予定なんです。

次回からは折神家急襲作戦編!



第25話:希望

 夜、作戦指揮部ーー

 

 

 「お帰り、寿々花。彼の様子は?」

 

 「幸いのところは平穏というところかしら?安らかに眠っている顔は可愛かった。」

 

 親衛隊第一席獅童真希は作戦指揮部に戻ってきた同じく第二席の此花寿々花を迎える。

 

 彼女はさっき第五席の衛藤 都の安否を伺ってきた。彼は現在折神本家に治療の名目で折神家に監視されている。

 

 今だに意識が戻ってこないのですが、彼の実力は親衛隊の二人でも手を抜けないほど手強かった。噂によると、彼は結芽との対決で十分間以上に戦った。

 

 傷が負われたのはほどんと彼ですが、それでも写しなしの状態で結芽とあんな長時間で戦うのは、お二人の想像に越えた。

 

 あまりにも異常な強さ。これは第五席が隠した本当の力。唯一刀使と対抗できる一般人。

 

 「それは僕も見てみたいな。とはいえ、彼が無事で良かった……さっきの“妙の現象”で機械も影響された。もし、彼の生命維持装置も影響されたら、危ないのかも。」

 

 「そうですわね……。今は平穏の状態ですけど、意識が戻ってこない限り油断が禁物ですわね。」

 

 特に昨夜は危なかった、結芽の斬撃により傷口はどれも酷かった。お医者さんたちも彼が生きられることはまさに奇跡のようだ。

 

 それだけ結芽がどれほど真面目なのかはわかる。本人はまだ全力を出せないと言っていたか……。

 

 やっぱり彼は敵の戦力として非常の脅威になる。味方にすれば、凄く心強いというのに……。

 

 今になって、獅童も都の勧誘を諦めた。彼が舞草と関わった以上は、もうそっちの人間になるという話。

 

 「それより、寿々花。さっきから舞草から変な情報が来た。折神朱音の投降要請が……」

 

 「え?今更そのようなことをして、何になりますの?」

 

 獅童からの情報で早速考え込む彼女。彼女が知っている折神朱音はどんな状況でも諦めない人だと知っている。

 

 だから、普段と違った行動を取り出す朱音に対する疑う態度の寿々花であった。

 

 「それと、さっきの現象といい。一体何かを起こっているのかしら。」

 

 機械が一時に妨害されて、彼女たちの身体に起きた現象について、寿々花はまだ答えを出せない。

 

 唯一出せるのは異常事態という形容しかない。

 

 「すぐ判断を掴めないな……とはいえ、折神朱音を無視することもできないし、衛藤 都はいつ目を覚めるかはわからない。」

 

 「ふふっ、主に我々を脅威するのは後者ですかね?」

 

 「うん。寿々花さえも彼の本意を掴めない限り、彼の動きを予測するのは難しいから、彼が何かをしようか全くわからない。」

 

 結芽の遊びから逃げられるほどの実力、彼女の足止めをできる実力。今だに衛藤 都の脅威は彼の妹と同様レベル。

 

 「悔しいけど……そうですわね。でも彼は案外に単純な人ですよ。」

 

 「そうですね……本当に惜しい人材だ。」

 

 駄目息を吐いて、都が仲間になれなかったことに残念と思う獅童。

 

 彼はただ妹思いのいいお兄さんなのに、立場が違ったその結果はこうだ。

 

 「それで、ここで待機するの?」

 

 「うん、流石に彼を放っておけないしね。折神朱音のことを高津学長に任せろ」

 

 「わかりました。高津学長に連絡を」

 

 寿々花が獅童の判断を信じて、連絡役の人員に命令を下す。そうしたら、すぐ「はい」と実行しているが、彼から「高津学長は既に行動を取り出し、横浜港に向かっていると報告が来ました」との報告。

 

 「行動が早いな……」

 

 「そうですわね……でも、なんか嫌な予感がしてきましたわ。あの人のことを関わるとそんな気がしてきましたわ……。嫌味なのかしら?」

 

 「それは………時々、僕もそう思う。」

 

 親衛隊二人は高津学長に同じ印象を持っている。正直、衛藤 都が前に柳瀬舞衣を庇うために、やったことは気持ちよかった。

 

 少しやりすぎだのだけど……。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 「そっか、六人で行くんだ。」

 

 真白の神社の階段に可奈美と衛藤美奈都がそっちに座っている。

 

 「うん、みんながお兄ちゃんを助けるって言ってくれた。」

 

 「意外にモテモテだね。我が息子は。……にしても名前は“都”か……いいセンスだな。未来の私。」

 

 「うん?どういう意味?」

 

 「なんでもない。それより、紫は強いよ。」

 

 立ち上がり、話題を変える美奈都は可奈美に最低の警告をした。

 

 彼女は一応自分と篝と長年戦った三人組なんだから、どんな荒魂が現れようと、負ける気がしない。

 

 でも……可奈美の口から出る情報は、タギツヒメは違う。紫と三人かかっても勝ってない相手……。

 

 そして、可奈美はこれからそんな相手と戦う。

 

 母親としたの感覚がないが……彼女は可奈美を死なせたくない。

 

 「分かってる………御刀を持ってるところを一回見たから……」

 

 ただの一回でわかる。姬和の三段階迅移攻撃を簡単に防げた。正直、化物レベル……。

 

 だから、みんなで行く。でないと、勝算がない。

 

 「そっか、まぁ強いっていってもわたし程じゃないけどね~。」

 

 「え~、自分で言うそれ?」

 

 「あっ、信用してないな?この~」

 

 そして、可奈美は久々に自分のお母さんとお互いに笑っていた。こういうのも懐かしい……昔もお兄ちゃんとお母さんと一緒に笑いながら遊んでた。

 

 そういえば、まだお兄ちゃんのことを好きということをお母さんに伝えてなかっだっけ?

 

 「ねぇ……お母さん。私はお兄ちゃんのことが好き。」

 

 「ん?何それ?仲がいいのは私でも知っているよ。」

 

 可奈美が伝えたいことをまだわからない美奈都が頭を傾く。

 

 「違う、違う。何というか……私はお兄ちゃんに……恋しちゃったの//////」

 

 顔が赤くなる可奈美。こういうことをお母さんの前に言うのが結構恥ずかしい。

 

 特に相手は実の兄。そんな身分の人に恋をするのは恥ずかしくて、怖くて、迷っちゃいます。

 

 だって、この恋は決して実現できないもん。

 

 「…………ええええええ!!マジ!?今更気付いたの!?」

 

 そして、美奈都がそれを聞いた反応はめちゃ驚かされているが、その反応からまるで特に知っていたような。

 

 「気付いた!?お母さんは私がお兄ちゃんのことを好きと気付いたの!?//////」

 

 「うん、特に前から。」

 

 うわああああああ!!!恥ずかしい!!

 

 まさか、前々からお母さんに気付かれるとは……うぅ……心臓がバクバクと熱くて、顔も熱い!

 

 顔を両手に隠して、可奈美は人生一番恥ずかしい時が来た。そして、その乙女様子の可奈美に美奈都も思わず「今まで一番可愛いのか来たのね……」と感想をつける。

 

 「まぁ、可奈美も好きな人ができたから、それは良かった。」

 

 「うぅ〜〜////‼お母さんは反対しないの?私はお兄ちゃんのことを好きなのよ。実の兄に恋をする妹なのよ////」

 

 まだ赤面でいられる可奈美はマジ可愛かった……そういう乙女のような顔は滅多に見えないから、あんなに可愛かったのかも。

 

 「それはどうした?好きなんでしょう?彼のことは」

 

 「うん……大好き//////」

 

 「なら、それでいいじゃん。恋したから、仕方ないと思う。それに……重要なのは、可奈美が彼と一緒にいることが幸せ?」

 

 「幸せ!剣術と同じ……ううん、それ以上かも//////」

 

 美奈都の質問に可奈美は迷わなく答えた。しかし、すぐまた恥ずかしくて顔を隠す。

 

 本当に何なのよ、この可愛い生き物は。

 

 「なら、お母さんがやることはただ一つ。娘の恋を応援すること。まぁ、と言っても、すぐ忘れられたし……」

 

 「あ……そうだね……この会話も夢から覚めたら、全部忘れられる。」

 

 「まぁ、私だけか覚えれば、それはいいけどね。自分の幸せを掴め。可奈美。」

 

 可奈美の頭をなでなでする美奈都。

 

 なんだか……久々に頭が撫でられた気がする。そして、お母さんのその目もとても優しくて、懐かしい……。

 

 「そろそろ時間だね……。可奈美、絶対に都を取り戻して自分の幸せを取り戻すのよ、貴女は私の自慢のーー」

 

 白い霧がこの空間を包み込んで、そうしたら可奈美はここから目を覚ました。

 

 「可奈美ちゃん、そろそろ時間だよ。可奈美ちゃん!」

 

 「ん……おはよう…舞衣ちゃん。」

 

 「そろそろ作戦実行の時間だよ。起きて」

 

 「うん……」

 

 何か良い夢を見ていた気がする……すごく気分が良かった。

 

 それより、もうすぐお兄ちゃん奪還作戦が始まる。気をしっかりしなきゃ!

 

 

 

 ◇

 

 

 

 「みんな、そろそろ横須賀だよ!準備はできた?」

 

 もうすぐ目的地に着くところ、累はみんなの調子を確認する。

 

 そうしたら、舞衣は「はいっ!」と鋭い目つきで答え、可奈美達は御刀を携えていた。

 

 全員はいい顔をしている。

 

 「ねぇ!大荒魂を倒したらみんなで何処かおいしいもの食べに行かない?」

 

 可奈美はこの戦いに勝利したら、みんなで何処かへ美味しいものを食べに行こうと提案した。

 

 とても女の子らしい提案ですが、そういう死亡フラグのように聞こえる。が、累も薫もちゃんと空気を読んで可奈美の提案に乗る。

 

 「そういうことなら、私がご馳走してあげる」

 

 「ホぉぉ〜〜大人の余裕。」

 

 「カッコいいデース!」

 

 「ねっ!」

 

 そして薫、エレン、ねね二人と一匹はとてもワクワクしている。無料のものは一番美味しいというのは彼女たちおかしいの偏見。

 

 まぁ、無料に反応するのは女子の本能でも言えるでしょう。

 

 「やった!姬和ちゃん、デザートはやはりチョコミントアイスだよね!?」

 

 そして、同じくワクワクする可奈美は隣の姬和と会話する。

 

 「コース料理確定かよ。」

 

 薫は可奈美の発言を聞いて、突っ込む。

 

 「人をチョコミントアイスがあればいいみたいに言うな」

 

 最後は姬和が可奈美の発言に突っ込む。

 

 別にチョコミントアイスがあれば、なんでもいいわけじゃないと主張する姬和。

 

 確かに、チョコミント以外のアイスも食べた気がすると舞衣はそう思い返した。

 

 「ふふ……皆、無事に戻ってきてね。美味しい店を探しておくから」

 

 そんな仲良い光景を見てた累は思わず笑って、こう言った。きっとこの子達なら大丈夫だろう。

 

 「はい!」と全員は元気よく答えた。この人のためにも、朱音様やこの場にいないみんなのためにも生きて勝つんだ。

 

 「十条さん?」

 

 ふいに姫和が近付いてきたことに気付いて姫和の苗字を呼ぶ舞衣。

 

 「お前が全体の指揮を執ってくれ、お前の指示があればきっと都のところと折神紫のところに辿り着ける。」

 

 「え!?」

 

 「お前にはその力がある。孝子先輩達もそう言ってただろ?」

 

 「十条さん……」

 

 「姫和でいい。“舞衣”、後ろは任せだぞ。」

 

 「うん。姫和ちゃん!」

 

 舞衣と姫和は楽しそうに談笑していた。

 

 それを見て、全員は微笑ましく思う。だって、姬和は珍しく人を頼る。

 

 ーー舞衣、良かった。

 

 そして、また何かを満たされていた沙耶香は舞衣と姬和が仲良くできることについて良かったと思ってた。

 

 そして、間もなく。折神家急襲作戦ーー別名:衛藤 都奪還作戦が始まる。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 今夜の横浜港はいつもより賑やかになっていく。

 

 ここに住んでいる住人たちもマスコミの人たちと一緒にこの大事態を見届けるつもり。

 

 けど、よく見れば、周りで警戒している刀使たちとSTT(特別祭祀機動隊)がたくさんにいる。彼らはずっとある女性の出現を待っている。

 

 「見ろう!潜水艦だ!」

 

 ある男性の叫びと共に、全員はあそこ……潜水艦の方へ向かう

 

 ゆっくり横浜港に近づく黒い鉄の一部が水面に移動し、ある距離に止まった。

 

 「どうやら計画通りに来たのね……折神朱音。これで、そちらも動き出せるのでしょう。」

 

 潜水艦が止まるところを見て、さっき叫ぶ男性はすぐある女性にメールで連絡する。

 

 「見事に視線を転移させた。あっちは気をつけて、親衛隊の影を見えなかったから、恐らく折神紫の護衛なんでしょう。」

 

 『うん、折神朱音様の護衛も頼みます。こっちは学院で機密情報を手に入れたあと、調査隊の人間と一緒に突入し、衛藤 都の身柄を確保する。』

 

 「わかりました。朱音様の安全は我々に任せよう」

 

 そう返信して、男性はスマホを収まる。

 

 「さて、竹島依頼人の頼みで仕事をするか。人を救うのが得意ではないけど……相手を制圧するのは我々の商売武器です。」

 

 ブツブツ言って、彼は狙撃手のところを探りながら、潜水艦から現れた若き女性をたまたま見た。

 

 結構可愛い女性ですね……。なんか、今日はやる気が出せる気がする!

 

 一目から折神朱音に惚れた男性は裏世界の人間。彼の腕はかなり有名で、だから彼は依頼されてこの女性を守りに来た。

 

 さて、可愛い女性に手を出す野郎、俺がきちんと始末してやる。

 

 黒夜に染み込んで、彼は行動し始めた。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 「みなさんっ!私は折神朱音です、私の話を聞いてくださいっ!」

 

 朱音は、報道陣にも聴こえるような声を出し。その声と言葉にマスコミは「折神朱音!?」「本当か!?」という様々な反応をし、刀剣類管理局の局長である紫の妹が非人道組織と云われている舞草に所属していたことに皆が驚いていた。

 

 「なぜ、マスコミがここにいる!」

 

 ちょうどそのとき、鎌府の学長もここに到着した。

 

 どうやら一番釣れされそうなターゲットも予測より現れたと朱音が彼女に一目を見て、すぐ正面で演説し続けた。

 

 「今、この国には大きな危機が迫っています!20年前、いえ、それ以上の災厄が起ころうとしているのです!」

 

 「二十年前の災厄の元凶、大荒魂は再び蘇ろうとしています!…刀使のみなさんは感じていたでしょう?先程の不思議な現象を、それは大荒魂が現れる前兆です!最早一刻の猶予もない!!」

 

 その言葉に雪那は眉をピクリと上げる。過去の経験から、もしや敵は他にいるのではと勘ぐり、鎌府の刀使達にも動揺が広がっていた。

 

 「どうか皆さんのお力をお貸しください!!」

 

 その言葉と同時に潜水艦のハッチが六ヶ所開いた。それに雪那は気付くが時既に遅く、六つのS装備のコンテナは打ち上げられていた。朱音には一筋の希望に見えたことだろう。

 

 「これは攻撃ではありません!今飛び立ったのは私達の希望なんです!」

 

 「クッ!やられた!急いで帰るぞ!」

 

 自分が釣られたことを気づき、高津学長は怒りを呑んでヘリの方へ歩く。そして、急いで折神家に戻るとする。

 

 ーー皆様、どうか……無事に戻ってきてくださいね。

 

 空に打ち上げたコンテナを見て、朱音は彼女たちの無事を祈っていた。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 狙撃手を見つかるのが難しいではなかった。特に国家の軍人や警察にはいくつの悪い癖がある。

 

 それを知っていれば、位置を判明することは難しくなかった。

 

 だから、男性は息と音を最低限に消して、速やかに位置を確定し、狙撃手のあるところに向う。

 

 「見つけた……お前らも指定位置にも到着した?」

 

 仕事仲間を連絡し、男は麻酔弾を銃の中に入れる。

 

 『我々を舐めないで頂戴。こういう暗殺ーーじゃなかった、始末は得意です。』

 

 「言い直してないじゃん!殺すなよ!でないと、依頼の報酬は手に入らないから」

 

 『それにしても、あれは折神朱音か……美人じゃん!』

 

 「彼女に手を出したら、ぶっ殺すぞ。」

 

 『わかったよ……ジョル。お前、浮かれてない?』

 

 『もしかして、好みのタイプ?うわぁ……キモい。』

 

 「うるせっぞ!仕事に集中しろ!」

 

 仲間のからかいに頭が痛くなるジョルは通信装置を閉じる。再び望遠鏡で朱音の方へ見つめる。

 

 凄く綺麗で、冷静で、勇敢で、優しい人……。その先向くのはこの国の人たちが大荒魂に脅威されて、心配しそうな瞳だ。

 

 そんな人間の目は長年に裏世界で生きているジョルには初めて見た。

 

 ジョルにとって心配は余計の感情だと思ってた。だって殺される確率が上がるから。けど折神朱音を見て、その考えがなくなってしまった。

 

 この世にはあんなに美しく、勇敢の人間がいるなんで……今まで一度は思ってなかった。

 

 ジョルにとって、彼女はキラキラした宝石みたいのもの。見るだけで、いい気分になりそう。

 

 だから、彼女を守りたい欲望も現れた。

 

 それから数発のミサイルのようなものが潜水艦から発射されて、よく見ればあれはS装備のコンテナだ。

 

 「これは攻撃ではありません!今飛び立ったのは、…私達の希ぼ―――」

 

 彼女の宣言と共に、ジョルの銃は既に狙撃手の頭に狙った。

 

 「ーーーー!?」

 

 「悪い、彼女の邪魔をしちゃいけないのよ。安らかに眠れ」

 

 狙撃手がまた驚くところに、ジョルは既に麻酔弾を彼の頭に撃った。

 

 そうしたら、狙撃手は力を失い倒れていた。

 

 「こっちはクリア。」

 

 そして、彼は望遠鏡で折神朱音の方向を見ながら、仲間に確認する。そうしたら「全部眠らせた」という返答が戻ってきた。

 

 流石、裏世界のプロ掃除屋たち。頼りになる。

 

 「にしても、やっぱり綺麗だよな……」

 

 朱音の方へジロジロ見つめて、ジョルは胸がドキドキする。

 

 彼女は初めて自分を惚れさせた女だ。けど、お互いの世界があまりにも違い過ぎで、彼はただ見ているだけ。

 

 “それしかできないんだ”……。

 

 「次、あんたを暗殺するやつが現れたら、俺は必ずそのやつを始末する……」

 

 なぜなら、彼は人を始末することしかできないのだ。

 

 これは刀使(英雄)たちが世界を救う間に、名も知らぬ掃除屋が一人の女性に惚れた小さな話であった。




朱音様は可憐な乙女。好きです。
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