ろくでもない素晴らしき世界   作:熱くないヨーグルト

7 / 9
注意!6章のネタバレっぽいもの含んでます


アークナイツの小説もっと増えろ増えろ
そして新章であらゆる矛盾ができたけどこのまま突っ走るぞー


 第四資料
先生は…そうだな。話していると一人の人間と話している気がしないんだ。変な話だろ?一人しかいないのに複数の人間と話している気がするんだ。
複数の人間がどのような人間か?そうだな…確かボジョカスティとは違う感じの父親の様な時もあれば夢を諦めずに追い続ける子供のような時。後は、平和ボケしたのとは一番よく喋ったな。多分、平和ボケしたのが本当の先生なんだろうな。
ゴホッ…ゴホッ……ああ、すまない。体は龍門の時より大分マシになったからそこまで心配しなくていいぞ。
ありえないとは思うがもしロドスが先生と敵対するようなことがあれば気を付けた方がいいぞ。よくタルラと喧嘩をしていた少女、確か名前は……ケテルだったか。ライン生命の出身とか言ってたがあの子は殆どの人間は感じないのかもしれない。もしかしたら鉱石病で錯覚を起こしたのかもしれないがあの子は人間の姿をしたナニかだ。……初めて会った時、体の芯から震え上がるほどの恐ろしさを感じたんだ。しつこいが絶対に敵対する様な事はするな。

――ロドス新オペレーターF



6話

 龍門を騒がしていた騒動は終わり、日の出が出てきた。住民達が今回の騒動が終わったのを見て帰っていく姿が遠くから見える。

「さてと、俺たちも帰るか。ケテル、車の用意と掃除をしといてくれ」

 はーい、と元気よく返事が返ってきたのを聞き届けそこら辺のベンチに座る。

「ほら、お前も座ったらどうだ」

 隣にちょこんと座るとタルラがポツポツと話し始めた。

「先生」

「どうした」

「私は先生を「殺すように命令された。いや、取引したんだろ」…知ってたんですね」

「この前龍門で騒ぎを起こしていたお前が龍門にいる時点で察しはつくしな」

「そう、でしたね。そんなことに気付かないだなんて私はどうかしていたようですね」

 タルラはクスクスと笑った。

「それで、どうするんだ。サーシャたちを見捨てたように俺を今ここで殺すか?」

「貴方だけは本当に特別です。殺せず逃がしてしまったと言っておきます」

 その方が都合がいいですしね。と言外に伝えてきた。

「ああ、それならそれでいい。それと俺が龍門に来た時から見張ってた黒装束の連中は…と、ケテルから連絡がきたな」

 電話を取るとうめき声が聞こえるがどうやら掃除し終わったようだ。

『先生の言うとおりに手足をもいだだけですけどどうするんですかこれ?』

「ああ、今回のスラムの騒動の主犯だという紙を貼りつけてスラムに投げ込んどけ」

『わっかりましたー』

 それじゃ車の用意してきますと言ってケテルは電話を切った。

「ケテルにやらせたんですね。彼らにほんのちょっと同情しますよ」

「それが一番手っ取り早いしな。…それに龍門にいる協力者たちはこの前の掃討戦でほぼ全員が黒装束の連中に殺されたらしいからな。報いは受けてもらう。勿論、ウェイにも必ずな」

「先生!車の用意できましたー!いつでも出発できますよー」

 遠くからケテルの声が聞こえてきた。別れの時間が近づいてきたようだ。

「なあ…タルラ」

「なんですか?」

「戻る気はないか?レユニオンのメンバー全員まとめてさ」

 目を見開いて驚いたような表情でこちらを見たがすぐに表情を引き締めた。

「私は…私たちはもう後戻りする気はありません」

「それはお前自身の言葉か?それとも」

「安心してください。他の誰でもない私自身の言葉ですから信じてください」

 あの時と同じ決意に満ちた瞳だった。

「……そうか。けどもし本当に辛い時は戻ってこい。俺はいつでもお前たちを歓迎するからさ」

「もし本当にその時がきたらお願いしますね」

「ああ、その時は歓迎会と再会の祝会をひらいてやるさ」

 あの時みたいに派手にさと身振り手ぶりを交えてオーバーに言う。

「人参は入れないでくださいね」

「…まだ人参食べれないのかよ」

「ふふ、冗談ですよ。ちゃんと食べれるようになりましたよ」

 いたずらっぽく微笑んでいるが冷や汗が見えてる。苦手なのは変わらないみたいだが食べれるようになっただけマシか。

「それを聞けて安心したよ」

「安心してください。

「でもな、生きていればいつか会うことはできる。忘れるなよ」

 大事manブラザーズも言ってたしな。

「ええ、わかっています」

「ああ、覚えておいて損はないぞ。そうだ、これ持ってけ。そんなボロボロのローブじゃさすがにダメだろ」

 羽織っていたパーカーをタルラに渡す。

「これは…いいんですか?」

「臭いってんだったら返してくれていいからな」

「そういう訳じゃないですけど。これはあの人たちの思い出が詰まったものじゃないですか」

「ああ、いいんだ。いつまでもそれにしがみついてばかりじゃいけないしな。それにウルサスの奴らにそれを見せれば十分なはずだ」

「わかりました。大切に持っておきます」

 ローブを脱ぎ捨てパーカーを着ると予想通りブカブカだったが不思議とダサくない。やっぱ美人は何着ても絵になるんだなと改めて思う。

「ハハッ、似合ってるぜ。じゃあタルラ、また会おうな!」

「ええ、また!」

 

 

 

「先生」

「なんだ」

 龍門を出てから運転を交代しながらクルビアに戻る中互いに無言だったがケテルから話を切り出してきた。

「止めなくてよかったんですか?あの子はもう死ぬまで止まらないと思いますよ」

「ああ、知ってる」

「信頼してるんですね」

 若干苛立った様子でケテルはこっちを見る。

「約束したからな」

 だから信頼する。

「ハァ…その先生が色んな人たちと約束して今まで何度守られましたか?」

 言外に今まで約束した奴が約束を果たさずに死んだだろと言われてしまった。何も言い返せないしトラウマもほじくり返された。

「……覚えてないな」

 顔を背けるとケテルに笑われてしまった。

「フフッ相変わらずですね。ま、いいですけど。帰ったらどうしましょうか」

「そうだな――」

 

 

 

――こうして1年ぶりの龍門で懐かしい人物たちと出会ったり一度も墓参りしなかったメンバーの墓参りをした、と。ま、適当だがこんなもんでいいか」

 日記を閉じ外に出る。外では作業を終えた感染者や非感染者がのんびりと歩きながら話あったり違う場所では肩を組みあって笑いあっている。ここじゃありふれた光景だが他国じゃほぼあり得ない光景だ。久しぶりに他国に行って改めてそう思うようになった。

 今世界は感染者の境遇、立場をめぐって再び混沌と化している。昔みたいに積極的に動けなくなってしまったがせめてここにいる人間たちを、ここに助けを求めてやって来る人間は助けてやりたい。

「リーダー!新しく入りたいって人が来ましたよ」

「おう、今行く!」

 感染者にとってろくでもない世界だがこの場所だけは彼らにとって素晴らしい場所だといいな。

 

 

 

 

END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


国からの要請によって集まった各勢力

ターゲットはクルビアに潜む世界最厄の敵

集った勢力の中で起こる数々の裏切り

そして立ち塞がるは死んだ仲間や家族、かつての敵

我々は何と戦っているのか、本当の敵は一体何なのか

アークナイツ新イベント「善悪の天秤」

それは本当に我々の敵か。決めるのはお前だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     *      *

  *     +  うそです

     n ∧_∧ n

 + (ヨ(* ´∀`)E)

      Y     Y    *

 




これにて短編は終了です
雑な文でしたがお気に入りや評価、読んでくれてありがとうございました。
なんか思いついたら追加で書きたいと思います。

本当に本当にありがとうございました。

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