黒猫さんが平行世界で猫カフェを開くようです 作:美少女ちゃん
「いらっしゃいませ、にゃー」
「は?」
しばらくの間沈黙が続いた。沈黙は相手が何を考えているのか読めない為コミュ障にとっては非常に不味い。
「猫は?」
「そこに居ます。」
「にゃ、にゃーん」
私わるい猫じゃないよ?
「いや、彼女はどう見ても人間ですが」
「猫耳があります。尻尾があります。OK、彼女は猫だ」
「猫だ」
「ちょっと待って下さい」
「じゃ、そういう事でよろしくー」
「え?」
え?私話せないよ?ヘルプミー!ヘルプみー?
\ピコーン/
スマホに連絡が来ていた。滅多に鳴らないのに。言ってたら悲しくなってきた。後は頑張ってねーだそうだ。適当すぎるだろ。いや、やりたいって言ったの私だけれども、準備はほとんどやってくれたけれども。あれ?別に去っていってもよくね?
「アンタ、こんなでいいと思ってるの?」
え?何が?
「人の話聞いてんの?」
「ち、近い〜」
「まずね、私は猫カフェに来た訳、」
「ひやあぁぁ」
黒音今宵はにげだした!
無理だ。わたしに陽キャの相手は100年早かった。あんな陽キャに絡まれたらコミュ障なら誰しもが逃げ出すでしょ!
「"に"ゃ"」
「逃げようとするな」
恐ろしく速い反応、わたしじゃなきゃ見逃しちゃうね
「いやままを呼びに行こうとしただけなんですけど」
勿論嘘だ。いや、最終的には呼びに行く事になるから嘘じゃないね。
「それならここに呼び鈴があるから」
わたしのままに抜かりは無かったようだ
「はあ、あなたを見てると心配になってくる…」
「それで結局何を言おうとしたの?」
「ああ、あれね、私は猫カフェに来た訳、なのにいるのは猫じゃなくて猫の格好をした人じゃない。これは立派な詐欺よ『我々は貴様から財物を騙し取っていない。OK、これは詐欺じゃない』
「広告に猫カフェと書いてあったじゃないというかずっと私たちを監視していたんですか」
『よく読むと猫カフェではなく猫カフェ(笑)と書いてあるしちゃんと
「はあ、こんなので店やっていけるの?」
気づいたら撫でられていた。
『その子が可愛い。かわいいは正義。後これは本業じゃない』
「私が可愛いのには同意」
「よく店を開こうと思いましたね」
『この子がカフェを開きたいと言ったからね』
「わたしが猫になるなんて言ってないがな!」
「それは、お疲れ。猫は愛でられたし私はここで」
「まま…」
「まま?」
彼女は五千円札を置いて急いで去っていった。
ねこはそこにいます
この世界では湊と今宵は初めて会いました
今宵ちゃんに湊をままと言ったというよりも言わせた感があります。何で負けたか考えて来ます