ありふれた職業だがとりあえず蹂躙するものたち 作:アホな就活生
ーーとある日ーー
依頼を受けてから1日が経った後、その日の部室での出来事
「嫌だぁっ!!誰か助けてぇぇーーー!!!!」
「はーい動くなよ由香。さもないとお前本当に死ぬぞ。」
ここはED高校の解決部の部室。そこで今まさに殺人が行われようとしていた。一人の女子生徒が十字の貼り付け台に括り付けられ、そしてその視線の先には明らかに危険であろう、と言うよりどこから持ってきたんだと言うほど大きなバズーカを構えている女子生徒がいた。
「待って待って待ってください!!! いきなりなんなんですか部室にくるなりいきなり縛られてそんなもの向けられるのは本気でわけわかんないんですけど!?閲覧してくれている人たちもいきなりの超展開についてきてないんですって!!!」
そう涙目になりながら叫ぶ少女はED高校1年、解決部所属の
「あぁー、それか。いやーなんか作者がプロローグがあまりの短さに、おまけに最初『プロローグ』を『エピローグ』とか書いちゃってそれを指摘されて恥ずかしすぎて絶望して投稿やめようとか言いだしたんだわ。そうなると俺たちの出番とかも無くなるからさ。無理にでも投稿させようってことでとりあえずシリアスっぽい展開を吹き飛ばすって言う名目から、とりあえずお前に大砲でも打ち込むかって話になってな。」
そうメタな発言をしながら大砲を構える女子はED高校2年、解決部部員2年の
「ふざけないでください!?なんでここの創造主的存在とちゃっかり会合してるんですか!!ほらどこに行ってしまったんですか!?プロローグのあの電話の後ですよ。みてくれている人がポカーンとしてしまってますって!!」
「ええー、そこからかよ。もう放置でよくね、こんな二次創作誰もが作ってるって。もう何番煎じみたいなところあるから、煎じすぎてもはや薄いお茶どころかお湯しか出ないって。」
「だからって私をバズーカで吹き飛ばす理由にはならないでしょう!?ほら早く説明してくださいよ。あの電話の後何があったのかっ!!」
「ちっ、しかたねぇな。面倒だがやってみるか。」
話をしよう、あれは今からーーー
「そういうのいいんでとっとと始めてください。いつまで引っ張るんですか。って先輩?なんでそんな笑顔なの?なんでギュイーンって大砲から音してるの?いや待って嘘ですよねそれ見掛け倒しで何もないんですよねそうだと言ってーーー」
ーー今から2日前ーー
『お電話ありがとうございます。こちらE D高校解決部です。こちらの番号からかかってくるということはかなりの難問とお見受けします。それでは、どういった内容でしょうか?』
電話が繋がりそんな声が聞こえてきて少し困惑した顔になりながらも男性、南雲愁はなんとか言葉を発した。
「あの…、部活のサイトをみて電話をしたのですが。」
『あー。敬語はけっこうです。おそらくそちらが年上でしょうし。」
「わかり…、わかった。それで本題にはいりたいのだが。」
『なるほど、この電話からかかってきたということはもしや最近起きた集団神隠しについてですか?」
思わず叫び出しそうになった。大声を出して何か知っているのかと、怒鳴りつけそうになった。しかし次の言葉を聞いてその口から言葉を発するのを止めてしまった。
『まぁ、結論から言いますと、どうにかなる可能性が高いですね。多分お子さん、生きてると思いますよ。』
「ど…どういうことだ?」
『まぁ、そんな感じの反応になりますよね。詳しい説明は省きますけど、状況的に見てもこの事件は現代の科学で証明できるものではありません。この手の専門家である私たちから見てもこれはかなりの異常事態でして。まさか教室の生徒まとめて1クラス分もの人数を召喚したものがいるとは思いもしませんでした。』
「……まるで見てきたような言い方だな。して、その根拠は?」
『あぁ、まぁ信じられませんよね。じゃあこれなら信じますか?』
そう相手が話した瞬間ーー
ヴォンッ
そんな起動音がすると同時、部屋の中心に模様が描き出され始めた。
「なっ…!!」
「あなたっ!!」
とっさに妻を抱き寄せ模様の範囲から外に出る。すると
ヴォンッ!!!
その中心からいきなり二人の少女が現れる。そして片方の少女の手にあるのは先ほどまで電話に使用していたであろうスマホが握られていた。
「さて、これで少しは信じていただけでしょうか〜。」
スマホの電話を切りながらそう話す少女。背は低く幼いながらも整った顔立ちに服装は制服のスカート、「自由な人生」と書かれたTシャツの上から丈の合わない白衣を着ている。髪は腰まで伸びた金髪に、目の色は灰色と藍色のオッドアイ。そんな現実離れしたような容姿だった。服装がアレなせいでパッと見ではわからないが、ある程度服装を整えればはまるで絵画に出てくるような壮麗な姿をしていた。
そんなものがいきなり出てきたことの衝撃から、
「「………」」
あまりの異常事態について行けず、ついに南雲夫妻は揃ってフリーズした。すると、
「あ……あれ〜?き、聞こえてますか〜?も、もしも〜し?」
「ほら言ったじゃないか、いきなり姿見せるのはびっくりするって。」
「ええ〜〜?でもこの方が手っ取り早いじゃんか〜。」
「君の場合、見た目からしてアレなところあるんだから自重した方がいいと思うよ。」
「そんな〜、でも話していた時は普通だったよ〜?」
「それは君の姿をみてなかったからでしょ。ほらびっくりしすぎてポカンとしちゃってるよ。」
「えぇ〜?………あっ、あの〜、そろそろお話してもいいですか〜?」
「あっ…ああ……。」
そんな不安そうな声を聞き、なんとか声を絞り出す愁なのであった。
ーー5分後ーー
その後、なんとか落ち着きを取り戻した夫妻は現れた謎の少女達をなんとかリビングに案内して椅子に座らせた。そして白衣の少女は自己紹介をする。
「では、話の前に自己紹介をさせていただきます〜。ボクはED高校2年、解決部所属のアールです〜。いろいろあって本名を明かせないのでアールとよんでください〜。」
「いろいろってなんだ!?」とツッコミたい二人だったが話が進まなくなってしまうため、心の中でぐっと堪える。
「そしてこっちがーー」
「同じくED高校2年解決部所属、
そう言いながら頭を下げる少女。見た目は肩まである黒髪を一つに結び左肩に下げて、服装は制服、目の色は黒という一見一般的な見た目だがその左腰にはとても長い日本刀が結ばれていた。
「い…いや、それは構わないのだが……聞いてもいいかな?」
「「なんでしょうか。(か〜?)」」
夫の後を引き継ぐように薫が声を発した。
「あなた達は、何者なの?」
おそらく、愁も思っているであろうことを質問した。
「ED高校のことは知ってるわ。かなり最近建設された高校で今年で10年を迎える。この辺りの高校の中では偏差値がかなり高くて倍率は三倍の高校という認識なのだけど、あってるかしら。」
「はい、その認識で間違いありません。」
「そんな高校の生徒がいきなりこんな現実離れした登場をするっていうのは聞いたことがないの。だから貴方達だけ、こんなことができると考えているのだけど、合っているかしら?」
「すいません。それに関してはノーコメントで。」
「じゃあこれは私たちが一番知りたいこと。」
そういうと、二人をじっと見つめる。
「貴方達は、私たちの息子をさらった犯人を知ってるの?それともその共犯者なの?」
そう話した。妻の言葉に同意を示すように愁も二人に視線を向ける。その目は超常現象に驚きながらも確固たる意思を持った目、『嘘偽りは許さない。』と強く言っているようだった。一見するとまるで「お前たちは共犯者なのか?」と馬鹿正直に聞いているように見える。それでも夫婦の頭の中には、『息子を見つける手がかりである。絶対に逃すわけにはいかない。』という思いと、この現象を引き起こしたであろう少女二人への疑惑の思いがそこにはあった。
「……先ほどまで電話で話したように結論からいいましょう。
まず一つ目、私たちは何者かが神隠し事件を起こしたことわかりましたがその犯人まではわかりません。
そして二つ目、私たちはこの神隠し事件に関与していません。」
そしてそこから引き継いで、アールが話し始めた。
「三つ目〜、私たちはお二人の息子さんの居場所は〜、一応特定しています〜。」
「「!?」」
「しかしこれはかなり厄介でして、おそらく警察に話しても意味がないでしょうし、私たちでも連れ戻すことはかなり難しいでしょう。」
「そ…それはどういうこと!?」
「まずですね。前提から話しますと、貴方の息子さん及び、神隠し事件にあったクラスの生徒達は異世界に召喚された可能性があります。」
「やり方はまぁ先ほど見せたような、現代科学では証明できないような方法で召喚されてしまったようです。」
「ちょ……ちょっといいかい!?先ほど『連れ戻すことは難しい』といったね、つまり連れ戻せる可能性はあるということか!?」
「えぇ、その可能性はあります。しかしここからが問題です。」
すると刀子はカバンからホワイトボードを取り出した。
「まずこの『①』が私たちのいる世界だとしましょう。そこからみていくと、このように『②』『③』と横並びで世界が存在しているのです。この横並びになった他の丸たちが私たちが異世界と呼んでいるものです。これらの世界は基本的にちょっかいなどを掛けなければ決して関わることはありません。しかし今回、どうやら何者かによって干渉され、何故かあのクラスの生徒たちを自分のいる世界に引き込んだようなのです。」
「なら、戻すことだってできるんじゃないのか!?異世界に引き込まれたものをこっちの世界に!!」
「確かに理論上はできます。しかし場所が分かったので実験してみたところ、こっちの世界から異世界のものをこちらへ引き込もうとするとその摩擦によっておそらく肉体が耐えられなくなり生徒たちはこちらに戻る前に死亡するでしょう。」
「おまけに彼らを呼び出した存在は、どうやら異世界の中心にかかわっているようでして。下手に干渉するとあちらから拒否されて最悪の場合、二度と見つけられなくなります。」
「なのでかなり慎重に動かないといけないようです。」
刀子がそう遠回しに行っているが要は『居場所わかってはいるが、連れ戻そうとすると死ぬから今は手詰まり』と言っているのと同じだった、
「そ…そんな……。」
「ですが、ボク達もこのまま引き下がる気もないので、ちょっとやってみようと思うことがあるのです〜。」
そう区切るとアールは人差し指を立てた。
「こっちの世界から異世界に干渉できないのなら〜、一度異世界に行って同じようにこちらの世界に干渉して連れ戻そうと思っています〜。」
そう突拍子もないことを言い出した。
「ちょっと待って!?こっちからいくことはできるのっ!?」
「はい、一応彼女が場所を特定してはいるので。あぁ、ですがあなた方を連れていくとかはできませんからね。はっきり言って普通に死にます。ですが私たちだけならなんとか異世界にいくことは可能です。」
思わず叫んでしまう薫に続いて話す刀子。
「…でもさっきまでかなり厳しいみたいなこと言ってたわよね、それで連れ戻すことなんて可能なの?」
「まぁやってみないとわかりませんし、下手をすると一方通行になって戻って来れなくなる可能性もありますが、私たちの場合問題ないです。そしたらなにがなんでも戻る気なので。」
「そもそもそうしようと考えていたところに〜、貴方達から電話を受けて〜こうして説明をするに至ったのです〜。」
「そうだったのか……」
そう愁が言った後、夫婦は揃って腕を組み考え始めた。果たしてこの目の前にいる少女達を信用していいのか。実はさっき話したように息子をさらったことの関係者でとぼけているのではないのか?しかし彼女達は息子を連れ戻せる可能性があると言う。しかしこんな現実味のないことを信じていいのか、詐欺なのではないか?と様々な疑惑、不安が浮かぶ。
しかし、夫婦は、
「……質問してもいいかい?」
「「はい(はい〜)」」
「貴方を、私たちは信用していいの?」
不安を押し殺してそんな、まるですがるように言った。2人は、この目の前にいる2人の少女達が嘘を言っているようには思えなかったのだ。なら、信じてみたい。少しでも可能性があるなら掛けてみたいと思ったのだ。そんな声に少女達は、
「そこは任せて〜、少なくとも途中で投げ出したりする気もなければ、無理矢理にでもどうにかしますから〜。」
そう断言するのだった。
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その後話しは進み、二人は南雲夫妻の依頼としてこの件を処理することにした。主な内容としては
①『南雲ハジメを見つけ、元の世界に返すこと。』
②『もし、死んでしまっていたとしてもその遺体だけでも持ち帰ること』
③『その他のクラスの生徒たちも出来れば元の世界に返すこと。』
そう書類に書き込み夫婦に説明した。
「最後にいいかい?」
話が終わり帰る前、愁は二人を呼び止めた。
「なんでしょう?」
「君たちはなんで異世界に行くつもりだったんだい?」
最初から不思議だったのだ。わざわざリスクを冒してまで、しかも何も関係のないのになぜ神隠し事件について調べていたのか、その理由を二人から聞いていなかったのである。そうすると二人は振り返りながら、
「簡単ですよ。」
「私たちもさらわれているんです。大切な人が。」
「だから絶対、絶対にどんな手を使ってでも見つけ出して、さらった奴には地獄を見せてやろうと考えてるんだよ〜。」
そういうのだった。
ーー現在に戻るーー
「そんな感じだな。」
「………」
「どうしたよ戌子後輩。黙りこくっちゃって。」
「だ!れ!の!せいだとおもってんですかぁ!!!私でも死ぬかと思いましたよ!!!ホントどうかしてるんじゃないですか人にバズーカ打ち込むとかどうかしてるんじゃないですか!?」
「いいじゃん死んでないんだし、どうせお前バズーカ効かないだろ?じゃあなんも問題ないだろ。」
「この鬼畜!!外道先輩!!!!おかげで制服がボロボロなんですけど!?」
「なんとでもいえ。そんな感じでアールと刀子が二人から依頼を受けて今に至るってわけだ。」
「……それで、今私たちの前にある装置が、」
「そ、元々アールが発明していた異世界間移動装置
『異世界のげーと(仮)』だ。」
そういう二人前には金属の扉があった。しかしその扉の周りには様々なケーブルやコードが接続されており、まるでどこぞの猫型ロボットの十八番のピンクの扉のプロトタイプのような見た目をしていた。
「相変わらずのネーミングセンスのなさですね。」
「知るか。作った本人に言え。」
そして区切りをつけるように会話が途切れる。
「……いよいよですね。」
「あぁ。」
「……絶対連れ戻しますよ。」
「わかってる。」
そう言うとニヤついた笑みを引っ込めて真顔になる逆差。
「さて、どこのどいつか知らねぇが
そういうと装置のその奥の広がっている世界にいる何者かに向けて宣戦布告のように言うのだった。
「それは俺たちの
神気取りのゴミ野郎が。」
ここまで見てくださりありがとうございます。
投稿のペースですが5000文字くらいかけたら投稿していこうとおもいます。
よかったら評価、感想などお待ちしています。
ここから先「ありふれた職業で世界最強」Web版ネタバレ注意⬇︎
本来なら南雲夫妻がノリそうな展開なのになぜ一般的(?)な反応にしたのかと言うと、まぁハジメさんを誘拐されて本来のテンションになれるわけがないと判断したのでこのような感じになりました。正直難産なところがあり、「こんなのあの2人の喋り方じゃない!!」みたいなことも多々あり何度も書き直した結果、このような形になりました。できればいい案などお待ちしています。その中で良いものがあれば内容を吟味したうえで書き直します。