ありふれた職業だがとりあえず蹂躙するものたち   作:アホな就活生

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やっとここまできましたー
でもなるべく凝りたいので更新速度は安定しません。
でも伏線などは下手くそなのですすいません。
閲覧してくれている皆さま、申し訳ありません。
なるべく早く投稿できるよう心がけます。
どうか見捨てずに楽しんでくれるとうれしいです。


「転移」

いよいよ装置が完成、いよいよ異世界に転移しようとするとき、ふと戌子は言った。

 

「そういえば聞いてなかったんですけど、アール先輩。」

「なに〜?」

「この装置の実験って、豆腐とかバナナの皮とか先輩型のマネキンとかで実験はしましたよね。」

「うん。そうだね〜。」

 

「この装置って、生物で実験しました?」

 

シンッ…、と部室が静まり返った。

 

「……ワンコ後輩。」

「私の名前は戌子だし、聞きたくもないんですけど、なんですかアール先輩。」

「JAPANにはこんなことわざがあるらしいじゃんか〜。

『やってみでもみなくても結局のところわからない。』『ならば当たって打ち砕けろ』ってさ〜。」

「つまりやってないんですねそんなことだろうと思いましたよ!!とゆうか誰ですかまた変な言葉教えたの!?とゆうかそれもうことわざですらないんですが!?」

「うるせぇぞワン後輩。仕方ねぇだろ時間ねぇんだから。」

「ずいぶん小さくなっちゃったよね。コレ。」

「もはや私の名前の原型が(ワン)のみ!?」

 

そう言う視線の先にあるのは謎の空間、グルグルと渦を描くように広がる空間は初めて見つけた時よりも二回り小さくなっていた。

 

「確かこれって人一人分くらいなら通り抜けられる大きさだったよね?」

「でも今じゃ小学生くらいでギリギリ通りそうだな。」

 

そんな軽口を言い合っているとそばにいた黒のパーカーのフードを深く被った少女がポツリと言う。

 

「……それで?誰から先に行くの?」

 

するとまた室内が静まり返った。

 

「このままだとすぐにでも消えそう。だから最初に誰が行くかによって転移の成功度は変わってくる。そうすると順番決めはかなり重要だと思う。」

 

しばらく無言が続く、すると唐突に、

 

「笑いあり涙あり!!

 第一回チキチキ!!男気ジャンケン大会ィィィ!!」

「「イエー!!!」」

 

逆差が叫び出し、それに賛同するように刀子とアールが声を上げた。

 

「……(絶句)」

 

それを見た黒フードの少女、ED高校2年解決部の三日月紀伊(みかづききい)はこの計画性のなさに『仮のリーダーとはいえ本当に問題なのではないか?とゆうかもういい加減家に帰りたい』という思いと、『本当にアイツ自力でもどってきてくれないかなぁ』、という思いが混ざり合いもう面倒になったので考えるのを諦めた。

 

 

ーー5分後ーー

 

 

 その後もう決まっていたというべきか、順当というべきか、結局一番下っ端の戌子に決まる。

 

「…結局私じゃないですか!!コレとゆうかジャンケンする意味ありました!?」

「なんだよチワワン。厳正なる男気ジャンケンで決まったことだろ。なんの文句がある?」

「す・べ・て・です!!とゆうかジャンケンだと私が絶対(・・)勝つから男気ジャンケンだったんでしょうがわかってないとでも!?とゆうか誰がチワワ!?」

「いいじゃん能力的にも体質的にも(・・・・・・・・・)お前が適任だろうが。」

「体質でいうなら逆差先輩や刀子先輩でもいいじゃないですか!!」

「バーカ。俺のと刀子のはそもそも能力ありきで成り立ってんだよ。そうなると消去法でお前が実験体(ぎせいしゃ)になるのは当然だろうが。」

「言葉もそのルビもひどいってもうコレ一種のパワハラですよね!?いい加減にしないとキレますーー」

「いいから行け。」

 

ゲシッ

 

そんな音と共に逆差に蹴り飛ばされ戌子は空間の中に放り込まれた。『いやあああぁぁぁぁぁぁ……』という虚しい声が響き渡る。

 

「大丈夫かな戌子ちゃん。」

「大丈夫でしょ〜。何回か無機物で実験したし〜。………まぁいくつか原型どころか分子レベルで分かれたけど。(ボソッ)」

「オイコラ開発者。」

 

すると、

 

 

みゃきゃぁあああぁぁぁぁぁぁぁああっ!!!

 

 

 

物凄い断末魔のような声が聞こえてきた。

 

「おっ、どうやらあっち(・・・)に着いたみたいだな。」

「よし〜。コレでこっちの世界から一度誰かが入ることによって空間が少し広がったはずだから通れるようになったはずだよ〜。でも〜。最初に通る人は狭い空間の狭間を無理やり通り抜けることになるから物凄い痛い目に合うだろうね〜。」

「……それって最初に戌子ちゃんに言った?」

「言うわけねーだろ。それ言ったらまだグダグダ言ってくぐろうとしねぇだろうが。」

「うわーお。言ってなくても問答無用で蹴り飛ばしたくせにまるで自主性を重んじるようなそんなセリフが出てくるとは思わなかったよ。」

「じゃあおまえがいくか?刀子さんよ。」

「戌子ちゃんには悪いけど謹んでお断りするよ。」

「さて。準備もできたところで、いざ異世界へlet's go〜!!」

「……(帰りたい)」

「………腹減った。」

 

 そんなアールの掛け声と共に他の五人も空間に入っていった。それと同時に空間が消えて無くなる。後に残ったのは無人の部室と無数の機械のケーブルに繋がれた変な扉、そして机の上のメモ帳に、

 

『ちょっと急用ができたので

 神気取りのクズを●すために異世界にいってきまーす。

 多分一年くらい帰れませーん。

 後よろしくお願いします理事長せんせー。

 あとその間に生徒の相談あったら

 要望受付箱の中に入れといてくださーい。

 帰ってきたら多分まとめて処理しまーす。

 

                解決部一同より  』

 

そんな言葉の書き置きのみがポツンと残されていた。

 

 

 

ーー異世界トータス ハイリヒ王国礼拝堂ーー

 

 

 一ヶ月前、勇者とその仲間たちが召喚された広間は本来礼拝堂として使われている。そこでは教皇たちによる日課である神への祈りが行われていた。すると

バチバチバチッ!!

そんなスパーク音と共に勇者が召喚された魔法陣が光り始めた。一ヶ月前にあった勇者の召喚の時よりを遥かに超えるような光の強さに堂内がざわめき出した。そこで落ち着くように声をあげるものがいた。

 

「落ち着きなさい皆さん。もしかするとエヒト様が我々のために魔人族を倒すべく、新たに勇者を遣わしてくれたのかもしれません。」

「しかし教皇。最近この魔法陣から果物のようなものの影や人型の影が見えたという報告記録がありますし、エヒト様の神託もなしにいきなりなど警戒すべきなのでは?」

「ならばエヒト様の試練なのかもしれません。それならば私たちはただ受け入れるべきです。」

 

その言葉を聞いた堂内の人々は落ち着きを取り戻しこれから起きることに恍惚とした表情で魔法陣を見つめ始める。この神々しい光に酔いしれるように見つめ続けた。やがて魔法陣から人影が現れ始めた。すると、

 

「………………」

 

現れた人影、否、小柄な少女は身体中から血を流しうつ伏せに倒れていた。腕もあらぬ方向に曲がっているが、ほんの少し体が痙攣していることのが見えることから、かろうじて生きているということはわかるも時間の問題のような姿だった。さすがの教皇イシュタルも召喚されたものがまさかこんなことになっているとは思わず動揺する。しかしその驚きもままならぬうちにまた魔法陣が光り始める。そして光が晴れると、そこには新たに五人の少女たちがいた。

 

「到着〜〜!!ビバ〜、はじめてまして異世界よ〜!!」

「ほぉ、こんなところに召喚されたのか。随分と暗いなこことゆうか息苦しいな。教会?いやコレ礼拝堂だ。」

「まぁはじめて召喚される場所の定番なんてそんなものでしょ。」

「本当にこんなんでよかったのかな。ねぇ、大丈夫由香後輩?」

「……(じーっ)」

 

そんな気楽な声と共に五人の人影が現れた。やがて召喚時に出ていた煙が晴れる。それは異様な組み合わせだった。ダボダボの白衣を着て召喚されたことに無邪気にはしゃぐ少女。灰色の髪のうち一房のみ藍色の髪をしてだらしなく服を着崩す少女。黒髪で清楚なイメージだがそれに不釣り合いなほどの長い刀を持った少女。黒の外套を頭から深く被った小柄な者。かろうじて体のラインから女性ということしか分からず顔すら見えない。両手を上着のポケットに手を入れ自分たちを観察するように見つめる腰まで長い赤髪の背の高い少女。一体どうしてこんな組み合わせができたのかわからないというほど共通点がなかった。

 

「よ……ようこそトータスへ、来訪者の皆様方。」

 

教皇イシュタルはなんとか声を絞り出しこの謎の来訪者たちにこえをかける。

 

「んっ?あっ、人がいましたか。いきなりのことで混乱してる中申し訳ないのですが、ここはどこなのですか?トータスとは一体ですか?」

そんなイシュタルの声に反応して逆差が丁寧な言葉を使いながら笑顔で対応する。すると、

「バカなッ!?逆差が敬語を使うだと〜!?」

「うわぁ、気持ち悪いよ逆差。そのこと言葉遣いとか表情とかやめてくれない?」

「……(うわっ気持ち悪っ)」

「………(誰だこいつ?)」

「はーいお前らシャラップ話進まないから。あと凶香、んな表情するな。」

 

他の四人がそんな反応を見せる中、表情を崩さずきっちり言い返しながらいう。

 ここで唐突だが、説明していなかった最後のメンバーを紹介しよう。この今さらっと名前が出たこの赤髪の少女の名前は音音凶香(おとねきょうか)。ED高校2年解決部所属のメンバーである。基本的に必要なこと以外はあまり喋らない。背の高い身長と制服の上にいつも無地の黒のスカジャンを着ている。鬼のような鋭い目つき、常に何かに不満そうな顔をしているがコレが本人にとってのデフォルトである。とある悪癖があり解決部の中でも問題児である。今は様子見のために大人しくしている。

 

「わ…わかりました。詳しい説明は場所を移して説明しましょう。しかしその、一ついいですか?」

「なんでしょうか?」

「その…そこに倒れてしまっている方は?」

 

そんなイシュタルの声で今初めて気づいたかのように逆差がハッとした顔をしながら駆け寄る。

 

「おおっ!!我が後輩、駒井戌子よ!!一体なにがあったというのだ!?一体だれにやられたというのだっ!?」

 

そんなおおけざな動きをしながら血塗れになった戌子を抱え上げる。

 

「あぁっ、戌子よ。何故こんなことになってしまったのだっ!!誰がこんな非道なことを、もしお前をこんな目に合わせた外道者が分かれば、すぐにでも復讐できるというのにっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ブツンッ)ーーじゃあ今すぐ死んでください首謀者」

 

 

 

 

 

 

 

ガシッ

 

そういった、現在血塗れになってしまっている戌子は、抱え上げていた逆差の胸倉を掴み上げるとねじり上げながら顔面に向かって殴りつけた。メキョッ、という嫌な音が鳴った後そのまま壁に叩きつけられる。

 

ドゴォン!!

ドゴォン!!

ドゴォン!!

 

音からするとどうやら礼拝堂の壁をつきぬけても威力が落ちずにその他の施設まで破壊しながら漫画の如く吹っ飛んでいった。

 

「おお〜!ナイスショット〜。」

「あれは逆差が悪いよ。いやほんとに。」

「……(壊しちゃまずいのでは?)」

「……(腰の入れ方が甘ぇ、まぁ腕と肋骨折れてる状態じゃそんなもんか)」

 

仲間内で争っているのにも関わらず、随分と低いテンションの四人である。

 

「あの、イシュタルさんでよろしいでしょうか。」

「アッ、ハイ。」

「すいませんが包帯と止血剤もらえませんか?ちょっと血が止まらなくなってきてしまったので。」

「アッ、ハイ。」

 

殴るために動いたせいか傷が悪化してさらに血が出ている戌子の言葉を聞きながら、本来なら不敬に当たる行為のため狂ったように激怒するはずなのだがこのあまりの異常事態に脳の処理が追いつかず、教皇イシュタルはついに考えるのをやめた。

 

 

 

 




一応出来上がりました!
でもここで少し疑問がありまして。
ハジメくんたちが召喚された場所って礼拝堂みたいなところであってますかね?読み返しては見たもののはっきり分からなくなってしまったので一応神聖な場所ということで礼拝堂ということにしました。間違っているなどあればコメントなどで教えていただけると幸いです。
ここから原作のネタバレ注意 
見たくない人は目一杯スクロール推奨↓























ちなみに彼女たちはエヒトルジェエのことが正確には神に近い存在ということを知っています。理由としてはネタバレになりますが神に遭遇したことがあるから気配などからしてなんとなく予想しています。まぁ、たとえ神だったとしても容赦なく地獄みたいな目に遭わせる予定ですがね。なんせ彼女たちは▪️▪️ですから。























閲覧ありがとうございました。最近閲覧数千人超えてるのを見て震えが止まらないです。がっかりさせないように頑張ります。なにか間違っている内容などがあればどんどん指摘してください。修正していきます!!
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