初投稿の耳かき小説です のんびりやっていきたいと思います

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ナーサリーライムの耳かき

「ねえねえマスター耳かきをしてあげる」

 

ナーサリー・ライムと本を読んでいるとこんなことを提案してきた。いきなりどうしてと問うと

 

「いけないわマスター、毎回夜更かしばかりして私たちのためだと知っていてもその眼のクマは見ていて辛いわ」

 

そんなに酷いものかと思って部屋にある鏡を見る、いつもと同じ顔があるように見えるがナーサリーライムには酷く見えたらしい。最近増えたサーヴァントたちとの交流、種火集めにと精を出していたせいかもしれない。

 

「マスターはいつもわたしと遊ぶときに本を読んでくれるでしょう?だから今日はそのお返し、少しゆっくりしていってマスター」

 

すとんと頭を柔らかい膝の上に落とされて頭を撫でられてしまう、そこからゆっくりと身体の力が抜けていくようだった。

 

「まずは左耳からしていくね、そとのふちをかりかりっと・・・」

 

左耳の外側の溝を耳かきが甘くかいていく。かりかりと掻かれているだけで気持ちがいい、しかし汚れてはいないかと少し恥ずかしくもある。

 

「なぁにマスター?恥ずかしいの?うふふ、いいのよマスターこれはあなたが頑張った証拠、私たちを大事にしてくれている証だものなにも恥ずかしがることなんてないわ」

 

そういってティッシュと耳かきがすっすと移動していく。細かい汚れがあるのだろうか、やっぱり恥ずかしくて目を瞑った。

 

「それじゃあ中の方に入れていくわね・・・マスター動いてはダメよ?」

 

そういうと耳かきの棒がゆっくりと中に入ってくる。

 

「マスターの耳垢は乾燥型なのね、入口の方からとっていくわ」

 

心地よいタッチで耳の中をくすぐられる。ごそごそごそ・・・くぐもった音が耳の中を支配する。

 

「こうすると気持ちいいかしら?くるくる~と」

 

耳の中の浅い所で耳かきをくるくると回転させる。それがとても気持ちよくてあくびが出てしまった。

 

「ふふっ、寝てもいいけどマスター動いちゃダメよ?奥の方にいくからね・・・」

 

耳かきが奥の方へと入ってくる、異物感が強まり身体が少しこわばってしまったが、ナーサリーライムの優しい手が頭をよしよしと撫でてくれているおかげですぐに違和感はどこかへと行ってしまった。

 

耳の中を見やすくするためか軽く耳が引っ張られる。優しい力加減で穴と外を耳かきが動いてゆく。動く耳かきに耳の中の壁に押し当たりそこの場所がじんわりと暖かくなった。

 

「マスター奥の方に大きな塊があるわ、どうする?ナイチンゲールさんに頼んでも・・・」

 

少し困った顔でそう尋ねてくるがナーサリーライムに頼めないかと問うてみると、少しの考えがあったあと笑顔で頷いて頼まれてくれた。

 

「じゃあいくわね・・・そーっと、そーっと・・・」

 

鼓膜に近い所でかりかりと音が鳴る。彼女が優しくしてくれているおかげで痛みはなくとても気持ちの良いものだった。

 

かりっかりっとひっかく音がおおきくなり、ばりっといって耳の中で何かとれる感触がした。

 

「マスターマスター、とれたわとれたわ、大きな大きなおおものよ。」

 

そのまま獲物が取れたところを優しく何度も掻いてもらうとあとの痒みもすぅっと引いていった。

 

「最後はこの白いふわふわの梵天で綺麗にしていくわ、少しくすぐったいかもしれないけど我慢してね?」

 

ふわふわとしたくすぐったい感触が耳の中に広がる。気持ちの良い感触を楽しんでいたがだんだんと穴から遠ざかっていく。

 

そして耳に息が吹きかけられた。何とも言えない感触にびくっとしてしまう。

 

「あらマスターごめんなさい気持ちよくなかったかしら・・・」

 

いやびっくりしただけだ気持ちがよいと伝えると何度もふぅーっと吹きかけてくれた。

 

「はいマスター、ごろーんとして、ごろーん反対の耳もやりましょう」

 

スカートの上でくるりと身体を回転させるとナーサリーライムの柔らかいお腹が顔に当たる。彼女の優しい香りを吸い込むがナーサリーライムも女の子で女性である、これはまずいのではと顔をうかがうとニコニコしながら頭を撫でてくれていた。

 

彼女の優しさに包まれて耳かきをされているとすぅっと眠気が襲いそれにあがらうことなく意識が落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

ふと、髪の毛をさらさらと撫でられている感触で目を覚ますと彼女が笑って声をかけてくる。

 

「いつもありがとうマスター、また今度お茶会をしましょう?ジャックとバニヤン、サンタオルタリリィにアビーも誘って皆でね、きっととても楽しいわ」

 

ちょっと大人びて見えたその笑顔に、ああまた今度とそして今日はありがとうと返事を返すのだった。

 

 


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