その前にここまでの話を一旦整理する意味でまとめてみようと思います。
部長の憂鬱
<グレイフィアside>
私はグレイフィア・ルキフグス
ついこの前まではグレモリー家のメイド長を務めていた。
しかし、現魔王サーゼクス・ルシファー様の命によりリアスお嬢様の眷属である兵藤一誠様の身の回りのお世話をするよう仰せ付かりました。
チュンチュン!
いつも雀の鳴き声が耳に入り私が階段を上り気配を感じ取りイッセー様は意識が戻るのはもう慣れました。
コンコン!
「失礼します。」
ガチャ!
ドアをノックして開ける音と共に部屋の中へ入ると
「イッセー様、起きて下さい。」
「ん~…おはよう、グレイフィアさん。 ティアの奴はもう起きていますか?」
「ええ、これから起こしに行きますけど?」
ティアつまり五大龍王ティアマット様の略です。
イッセー様に龍王をこの家のガードマン兼トレーニング相手に選んだとお聴きした時はさすがの
イッセー様は魔法をお使いになる上に規格外でイレギュラーな存在
魔法だけでなくスライムの研究に打ち込んでおられその所為か
契約内容も他とは逸脱しておれても異常な件数や高評価なアンケートが多く
今日からティア様にも
それより今は…
「グレイフィアさん、いつもの
「えええ……いや…ですが今は朝ですし、又今夜にでも…」
「朝は朝、夜は夜。 それに俺の
私の腕を掴んで強引にベットへ引き寄せ
それはメイドと主ではなく女と男との肉体関係
私がそうなった理由はこの家で働き始めしばらくしてから…
ある夜の晩
部屋のドアが少し開いて明りが見えるので覗いて見るとベットに倒れ込んだイッセー様が熟睡していた。
悪魔の依頼や研究に疲れそのまま眠ってしまったか
布団も掛けずに風邪を引いてしまうので体を起こして体勢を変え仰向けし布団を掛けようとした瞬間
ぐいっ
「きゃっ!」
無意思で私の腕を掴んでベットへ引き寄せられ覆い被さり体勢を崩していまい
その時、偶然のも私の唇が重なり接吻
私にとってはファーストキスでした。
私はショックのあまり潤んだ瞳でソーッと口元を放して立ち去ろうとすると…
「行ってしまうんですね…」
「え?」
振り向くとイッセー様が起き上がっていた。
「俺のファーストキスを奪っておいてシカトですか?」
「…わっ……わざとではありませんよ…」
もう顔を真っ赤し慌てて事情を説明しても所詮は言い訳
「キスだけじゃなくて、最後まで付き合ってくださいよ。」
「えええ~⁉️」
最後までって………⁉️
私はその後、イッセー様いえ殿方の言われるがまま
男性の欲望と野獣の本能ともいうまでの性を貪られるままに身を委ねるしかなかった。
私としても
これが私の定めなのかと覚悟を決め主様に忠誠を誓った。
<イッセーside>
俺は今、グレイフィアさんと生まれたままの姿
糸一本纏わぬ裸で彼女は甘い吐息を吐きながら体を委ねる。
「…はぁはぁ……イッセー様……そろそろ、切り上げないと…」
「ちゅう~……はぁ…ああ……そうそう……それで、アーシアはどうですか?」
朝からすっかり盛り上がってグレイフィアさんは火照った体で息を切らしかけ微笑み胸で頭部を挟んで俺は彼女の胸に顔を埋め口内に乳房を含みながら返答する。
「はい、アーシアちゃんもすっかり私と一緒に朝食の支度を手伝って頂けてます。」
さすがにアーシアをトレーニング相手とはいかないからな。
むしろ、家事をしてくれれば助かるというものだ。
俺とティアは家事や料理は不可能だからな…
ドッカン! バッコン!
「どうした、ティア。 その程度は準備運動にもならんぞ?」
「はあ…はあ……あぁ…まったく、寝起きとはいえドラゴンの私にここまでの差を…」
早朝からティアと組手するが動きに無駄が多いのでバテるのが早い。
トレーニング場は『魔法球』の中にある無限フィールドに設置されている為
広さも環境も思いのまま
なにより時間が外の時間との流れが異なってる。
外で1時間が経っても魔法球の中では一日の時が流れておおまかに時間の短縮ができる。
ただし、時間の流れが違うから人間だと他の人より時の流れが早くなり歳を取るのが早いため皆より老ける。
だけど、悪魔で俺達は永遠の時の中であまり関係はない。
「龍王と煽てられて鍛える事も止めてしまった時点でお前は老いているのさ。」
「相変わらず主は手厳しい。 しかし、私なら良いですが女性に歳のことは言うのは控える事をおすすめしますよ?」
「減らず口は俺を納得させてからだ!」
「うっ⁉️」
一瞬でティアの目の前に移動して動揺を誘い足元を狙って体勢を崩し雁字搦めにする。
「うっ~…くっうぅぅぅ…」
「ティア、反応は鋭くはなったがまだまだその程度ではダメだ。 周りを常に観察することが大事だと何度も言っているだろ。 今のお前はドラゴンじゃなくて
ティアにはガードマンを任せているからドラゴンの姿ではまずいから人間サイズの特訓を伝授している。
あの図体と巨大さは戦闘では申し分ないがそれはあくまでも素人か雑魚悪魔相手の話
格上の相手では良いようにあしらわれるだけだ。
デカイ的は狙いやすいから格闘技や護身術の訓練を徹底的に覚えされるべきだと悟り
その甲斐はあったらしくティアは武術の面白さに目覚めたようでメキメキと習得して行くが
女性の姿だから動く度におっぱいや尻が踊るのはいいとしてもドラゴンだと知ってしまっているため素直には喜べない。
「「おはよう!」」
魔法球の内部で一日が終わり外の時間で言う一時間が経過し俺とティアは朝食を食べるべくリビングに降りて来た。
「おはようございます、イッセー様。」
「おはようございます、イッセーさん♪」
今日も元気よくグレイフィアさんとアーシアが笑顔を見せてくれて今日の始まりは縁起が良いと実感できるんだよな。
そうして朝食が用意されている食卓に着き
それではいつものように手を合わせ…
「「「「この世の全ての命に感謝していただきます。」」」」
今ウチではこの作法をしない者には『飯は食わさん!』という仕来たりを作った。
家主として決まり事くらいは付けないとね。
「「ガッツガッツ、バックンバックン、ゴックンゴックン!」」
作法とはいっても食前の「いただきます!」これ以外は別に決まりは無い。
マナーだの行儀だの堅苦しいのはかえって肩が凝る。
食事は楽しく食べるものだから俺やティアは大口開けてのドカ食いや牛乳パックの直飲みは当たり前
アーシアは粗食だからパンと牛乳とサラダだけだがそれで昼間で持つのか?
グレイフィアさんも食事は一緒にとることを了承してくれたから今は席に着いているけど
「イッセー様、あまり食事中に女性の顔を見るのはどうかと…セクハラです!」
キリッとした表情でハッキリ言うけど
頬が少し赤く染まっているところを見ると照れているのかな?
そして、朝食が終わり学校へ登校する支度を整える。
学園の登校しアーシアと共に教室へ入り席に着いて早々にメガネと丸坊主が来て。
「イッセー! 今度来た体育の先生見たか⁉️」
「スタイル抜群な上に流れるような水色ストレートロングヘアの巨乳女教師だぜ⁉️」
そうティアのことだ。
部長に相談してティアを学園の教師にしたらどうですか?と言ったら魔王のサーゼクスさんが了解してくれて理事会に話を通してあっさりと
ずっと家に閉じ込めるのもアレだし折角体力が有り余っているのなら活用しない手はない。
ジャージ姿が異様に似合うから体育会系で体育教師に…
まあ勉学は向かないと外見から想像は付くから
男子だけでなく女子からも注目度が上がってワイルド系のお姉さんタイプとして一部の者には受けが良いようだがこの二人には…
「あの見事までの豊満な胸を生で拝んで見たいよな、イッセー⁉️」
「焦るな元浜、今は春だ! 夏になればプール、プールといえば水着、つまり体育教師ならば嫌でも授業では水着を着なくてはならない‼️」
ホント童貞のコイツ等は逞しいよね。
想像の中で己を磨くか…
キ~ン、コ~ン、カ~ン♪
朝のチャイムが鳴りホームルームが始まり1限目は体育の授業でティアと対面
「これから授業を始めるがみんなも知っていると思うけど、私が新しく来た体育教師のティア・アーストレインだ。 よろしくな。」
「「「「「おおおおおー‼️」」」」」
ティアの自己紹介でクラス全体が熱狂の渦に呑まれる。
男子達は我こそはと言い寄って来るが女子達は男子を取り払い『先生は彼氏はいますか?』だの『結婚はされていますか?』だの聞いてくる。
「特に恋愛や結婚は考えてはいないが…主に忠誠を誓ってはいる。」
「「「「「はあ? 忠誠って、誰?」」」」」
突然ティアが口にした言葉で皆が固まり
次の瞬間…
「私は今、あそこにいる兵藤一誠に身も心も捧げているのさ!」
ひとさし指で俺を指さながらとんでもないことを口にする。
「「「「「ぬおおおおおー…兵藤ー‼️ 貴様という奴はぁー‼️」」」」」
男子一同が全員固まりになって俺を取り囲む。
「貴様‼️ アーシアちゃんだけじゃなく、ティア先生にまで⁉️」
「なんでお前ばかりに美少女や美女が寄り付くんだ⁉️」
「これは何かの間違い…否、陰謀の何ものでもない⁉️」
ついには男子一同全員が血涙を流す光景を目の当たりにした。
余程にショックがデカかったか?
後でティアに迂闊に私情を無闇に公表するのは退かれろとゲンコツで勘弁してやった。
一日が終わり生徒会の教育係も終えオカ研の部室へ寄ると部長が溜め息を吐きながら悩んでいる。
「どうかしましたか?」
「…え? ああ~…イッセー。 んん……ちょっと考え事をね。」
なにやら思い詰めた顔で落ち着きがない様子だったが…
「悩みでもあるんですか?」
「……、ねぇ…イッセーは結婚したい相手とはいるの?」
いきなり結婚相談とは悪魔の世界は上流社会で許嫁や政略結婚が当たり前なのかね?
「そりゃ~もう綺麗な顔、丈夫な下半身、スイカのような爆乳、アスリート体系の美女だったら~…な~んてね♪」
欲望のままに冗談半分に言ってみたが本当は部長に元気を出して欲しかっただけなんだけど…
「…フフフ……アッハハハー! ホントにイッセーは面白いわね♪」
俺の思いが通じたか部長に笑顔が戻り
「じゃあ、イッセー! 私は…ダメ?」
いつになく部長は真剣な顔で俺に目線を向ける。
「部長、どうしたんですか?」
「答えて! 私…真剣なんの!」
なんか、いつもより危機迫ってる様子だけど…
部長という女性と結婚できたら毎日部長の
グレイフィアさんやアーシア
そして、部長まで…まさにハーレムに又一歩近付く。
「勿論、部長が選んでと言われれば!」
「私の意思じゃなくて、あなたの意思でよ!」
「俺の?」
今日の部長は積極的というか強引というか個人的な欲求に突き動かせられているようだった。
リアスがイッセーに言い寄るのではなく、抱かれるように仕向けたいんでこうなりました。