<イッセーside>
「はぁ~はぁ~…私もう~ダメ……」
「私も…限界ですわ……」
「僕も……ここまで、苛酷とは…ね……」
「…予想外です……」
「はうぅぅぅ~…」
バッタン‼️×5
リアス達は修行の疲労で疲れ果て地面に倒れ込んだ。
これから24日間、各自の修行と肉体への鍛練のセット
『魔法で魔素を使う時にその者の体に負荷が生じ、お前の体内の魔素は今まではその身を守るため、魔素の出力を抑えていたが体を鍛えた事でそのリミッターが外れたということだ。』
…っとそれがエルザ教官からの教えだ!
俺もこっちの世界へ戻って来てから体を鍛えて体内の魔素が増大したから理屈は同じはずだ。
リアス達も魔力がアップすれば今よりももっと強くなれるはずだからな。
こうして、リアスと眷属達との修業一日目は終了
修業が終わった俺達は今は夕食タイムに入っていた。
「旨い! さすがはグレイフィアさんだ!」
「ありがとうございます。 そう言って下さると作り甲斐がありますわ♪」
グレイフィアさんはニコニコと微笑みを浮かべ
ティアもガツガツと喰すがリアス達に至っては疲労と疲れであまり食欲は無さそうだった。
修行の間トレーニング相手にティアも参加させ修行相手として手加減無しでと言っておいた所為かな?
食事はグレイフィアさんに担当してもらっている。
そんな中、アーシアは『ぷくっ』と頬を膨らませながら嫉妬する。
リアスが当番制にしようと言い出したが過酷な修行で疲れ果てた後ではキツいのではと提案したら
『あなたは作れないの?』と言ってくるので自力で作って見せたら…
「「「「「「ゲロォ~…不味ぅ~…」」」」」」
俺は元々勉強やスポーツ、戦闘や魔法なら兎も角
料理に至っては興味もなく食べる方が専門
異世界でも料理を特訓したとしてもそのまま食べられる食い物ならいくらでもある上に金さえ出せば食事や寝所には苦労しなかった。
いざというときは野宿もやむ無しだったからな。
それはそうと…
「アーシアも今日は修業頑張ったな。」
俺が誉めて頭を撫でるとアーシアは笑顔を俺に向けてくれた。
「はい! イッセーさんのおかげです。 明日も頑張りたいと思いますね。」
そうしてアーシアは頬から空気が抜けて笑顔を取り戻す。
「あらあら、イッセーくんはモテモテですわね♪」
「まさに両手に華よね~…でも、イッセー…私も忘れないでよ~…?」
朱乃さんは微笑んでいるけど
リアスに至ってはなにやら『ゴオォー!』的なオーラが背後から見えたような気がする。
嫉妬か……いや、間違いなく嫉妬だな…うん。
でも、本当にグレイフィアさんとアーシアは俺を癒してくれる。
アーシアも一緒に抱いた時はどうなるんだろう……!
グレイフィアさんとアーシアに囲まれた状況を想像してニヤけていると
リアスが真剣な顔付きで尋ねて来た。
「今日一日、私たちの修業を見てもらったけど、イッセーはどう思ったの?」
あ……質問か
やっぱり、訊いてくるよなぁ…ハハハ
どう答えるべきか悩むところだがここは敢えてとグレイフィアさんに視線を移すと
『イッセー様、ここはリアスお嬢様の為にも…』という顔で正直に言うしかないよね。
今の実力を把握した上でそこをどう伸ばしていくか
そもそも駒王町の領主として自分の立場を再認識してもらう意味でもあるわけだからそれが今回の修行の目的の一部でもある
俺は皆を見渡すと修行で感じたことを率直に答えた。
「仮に今、ゲーム当日でリアス達がライザーに挑んだ場合ですが……現段階では勝率は0です。」
「「「「「っ!」」」」」
この一言にリアス達は声を詰まらせた。
リアスは改めて訊ねてくる。
「理由を聞かせてもらえるかしら?」
「リアスには修業中に言いましたがライザーの再生能力を越える攻撃力を持つ人がいないからです。 恐らく今の状態でもライザーの眷属には対抗出来ると思いますが……しかし…」
実は修行開始前にセルヴァイアさんからあらかじめライザーの過去のレーティングゲームの映像を見せてもらったんだ。
映像越しの判断にはなるがグレモリー眷属の個々の力はライザーの眷属には劣っていないだろう。
数が少ない分、こちらが不利だけど戦い方次第では勝てない相手では無い。
ただ、やはりライザーの不死の特性は今のリアス達ではハードルが高すぎる。
それはグレモリー家やフェニックス家の人達も分かっているはずだ。
…どうも、仕組まれている気がする。
そんなことを頭の隅で考えながら俺は皆に頭を下げた。
「ゴメンな皆、偉そうな言い方になってしまって…」
謝罪に皆は
「良いのよ。 むしろ、正直に言えってくれた方が私自身のためだもん♪」
「そうですわ。 イッセーくんに言われて危機感を持つことが出来ましたもの♪」
「そうだね。 僕も今後の修業への覚悟を改めて持つことが出来たよ!」
「力不足なのは私達の責任です…。」
「イッセーさんが私達のために言ってくれているのは、ここにいる全員が分かっていますから。」
皆がそう言ってくれると助かるよ。
「イッセー、教わっているのは私達よ。 気付いたことは遠慮せずに言ってちょうだい。 このままでは私達は完全にあなたのお荷物になってしまうわ。 そんなのは嫌なの。」
「………了解だ、リアス。 それと皆、明日からの修行はもっと過酷だから覚悟しておいてくれよ!」
「えええ~…お願いするのはアドレスで…修行を厳しくされるのはちょっと……。」
「私もお手柔らかに……。」
「あれ以上はね……。」
「イッセー先輩…鬼畜です……。」
「はう~…私…生きてられるでしょうか……?」
さっきまではいい目をしてたのにそんなに今日の修行は辛かった………かな?
俺が異世界で味わったエルザ教官のしごきは
夕食を食べ終え
「そろそろ、お風呂に入りましょうか。 ここは露天風呂があるんでしょイッセー?」
そうそう風呂だ!
今回の魔法球は『トレーニング場』に隣接している『合宿所』と『露天風呂』が連結してある
露天風呂といえば覗き……っと言いたいが生憎だが今回は小猫ちゃん参加なので一応念のために男女別々のしてみた。
リアスとグレイフィアさんの裸はすでにまぶたに焼き付いているから鮮明に思い浮かべられるが朱乃さんの裸は……いかんいかん!
想像しただけであの大きなおっぱいと協調されたお尻のフォルムが思い浮かんでくる!
「ねぇ、イッセー? 私達と一緒に入る?」
何ぃー! そっちからまさかのお誘い?
「そうですわね♪ 一度、殿方のお背中を流してみたいものですわね♪ それに訓練につき合ってくれたお礼もかねて♪ うふふふ♪」
マジか?
良いですか、朱乃さん?
ついに朱乃さんの生おっぱいを~…‼️
「わ……私もイッセーさんと一緒にお風呂に入りたいです!」
アーシアもか?
ついに…ついにアーシアの裸体までも我が手中に⁉️
なんて大胆な⁉️
リアス達と共に入浴タイム!
まさに桃源郷‼️
俺自身が妄想で盛り上がっている中
半目でじーっとこちらを眺める小猫ちゃんにリアスが…
「小猫はどうしたいの?」
そう訊ねると小猫ちゃんは両手でバツ印をつくる
「修業を見てくれたのは感謝しますが……絶対に嫌です!」
拒否された!
いや何となく予想はしてたけどね…
やっぱり小猫ちゃんだからね…
「じゃ……無しってことで。 残念だけどイッセー、祐斗と一緒に入ってね♪」
クスクスと悪戯っぽい笑みを浮かべながらリアス達は女湯へ行ってしまう
はぁ~…男女別々にしたのはやはり失敗だったかな……でも、小猫ちゃんがいる以上は混浴にしたとしても時間差で入る時間を決められたのでは意味をなさないよな
「覗いたら許しませんよ!」
小猫ちゃん……俺はこう見えても実年齢は27だよ
それに女性の身体は見るだけでなく触らないと意味がないよ
…っと心のどこかで頷くが虚しいだけだな
「イッセー君、修業のお礼に僕が背中を流してあげるようか?」
「お前は一人で入ってろー‼️ 俺は明日の修行プランを練らないといけないんだァー‼️」
俺の怒りの咆哮は魔法球内に響き渡った
そして、明日の木場の修行だけ特別超過酷にしてやると心に誓ったのだった
では、次回はいよいよゲーム開始。 まずはリアス対ライザーの戦いからです。 まあ、イッセーは後で1対16なんですが数が多いだけ主人公がかっこよく見えるわけですけど。