<ライザーside>
『ラ…ライザーさま‼️』
「どうした?」
通信器で眷属のビュレントが慌てている所為か声が聞き取りづらく
まだ開始したばかりで間もないはずなのに相手に対して怯えているんじゃないだろうな?
「いったい、どうしたんだ?」
『バ……バトルフィールドが物凄い勢いで…み…水がっあああああああーッ‼️』
高い悲鳴声が耳に飛び込んで思わず顔を顰める
だが、それ以降の報告は途絶え何がどうなっているのか分からずユーベリナに確かめさせようと…
「これは…」
「何かわかったか?」
「……ライザー…様、み…水によって会場が…いえ地形が変わってしまっています…?」
「地形が変わっただと? 何をバカなって…水って………っ⁉️」
何かの間違いではないかと高をくくって今度は自分自身の目で確認しようと思い
学園長室から出ようとすると扉から大量の水が流れ込んで来て部屋を呑み込んでいる
「なんだ、これは⁉️ ……何故、水って…しょっぱい‼️ 海水だ⁉️ 一体、どうなっているんだ⁉️」
<イッセーside>
時間は少々遡り場所は校庭
ゲーム開始宣言された時点ですでに動いていた
「それじゃ、始めるか先ずは
…っとそこへ敵さんの方々が数人現れた
見るからに兵士か?
まあ、いいか…
「ここであなたにはリタイアしてもらいます。」
「「バーラバラ、バーラバラ♪」」
棍とチェーンソーか…?
かわいいけど…これゲームだから仕方ないよね
そして、懐から一枚のカード取り出して
「何のつもりかは知りませんが悪足掻きは無駄ですよ。 あなたはここでリタイアとなりますからね。」
「いいや、リタイアは君達だよ? 勿論、君達の主様もね。 フィールド魔法『伝説の水の都・アトランティス』発動!」
カードを
それと同時にどこからともなく大津波が出現
あっという間にグランドが海フィールドと化した
「ゴッボ…ゴッボ…プッハア…あ……あなた、何をしたのンですか⁉️」
津波に呑み込まれた青い髪の少女が浮かび上がって来て風魔法『ウィング』で宙に舞う俺に問いかける
ホントは悪魔の翼で飛べばいいけど
俺は使い慣れてるこっちの方が…
「さっき出して見せたカードの効果さ。 あれは俺のオリジナル魔法『伝説の水の都・アトランティス』はフィールド=場所を海に変えられる魔法なんだ。」
「魔法? あなたはそれが使えるんですか?」
「難しい説明は省くけど、これだけは言えるよ。 君達と俺では
その後、海から
彼女と他の二人を海へ引きずり込んでいく
『ライザー様の「兵士」3名、リタイア。』
敵とはいえ少女3人の儚い命だった…っというのは冗談で医療室に運ばれ救護されているだろうけど
焦りのあまりライザーも作戦を変更せざるを得なくなり
全ての駒を投入はいいが冷静さを欠いた者は自滅することが多い
面々は唖然として眼下を見下ろしていた
学園をベースに作られたレプリカの会場が津波によって建物が水に沈んだ光景に一変していた
それを行ったのが俺だから驚きは隠せないだろう
そして、異空間収納から一匹のメタルスライムを出して手に置き
「擬態化=『形状変化』‼️」
取り出したメタスラが刀の形に変化しただけでなく刀身から鍔に柄まで形を変え
メタスラは金属性=言うなれば【水銀】に近く
形を自由に変化が可能なので刃物は勿論、鎧や兜にもなれるが動きにくいので俺は剣や槍類にしか使わない
持ち運び自由な上に状況に合わせた形状へ変化させられるのでその手の依頼では人気のスライムなのだ
性能も日に日に上げているから刀身は霞仕上がりの如くうっすら濡れているかのように透明で光輝いている
辺りには敵側の残りの駒のほとんどが投入されており『女王』が見当たらないが……まあ、いいだろ
「行くぞ! 貴様の首を取り、ライザー様の元へ献上する!」
「おおおおおー!」×9
騎士らしい鎧に身を包んだ女が宣言し周りは一斉に飛びかかるが……動きは止まって見える
躊躇い無しに一刀の名の下に敵陣の駒を剣士からゴスロリに至るまでバッサバッサっと時代劇でもある侍が敵地に乗り込み家人を斬り裂くように敵側は次々と光りに包まれリタイアしていく
自動的に医療センターへ転送されているだろけど
その光景を目の当たりしている他の駒は驚愕している
そんな中、宙に舞うライザーの『女王』が魔力で攻撃を仕掛ける
ドッカン‼️ ボワッン‼️
「いい気にならないで頂けますか、私とて
空に舞う『女王』を見上げて問う
「余裕ぶってるけど…残念ながら勝負ついているよ。 自分の状況を確認してみれば?」
「何? な……なんなの、これ?」
「今頃、気づいたのか……?」
言われてから初めて気付いても後の祭り
身の回りを目視すると周囲に五本の光の剣が身に纏っている
今更、気付くようでは先は見えてる『女王』といっても器の問題だ
「それは俺のオリジナル魔法【光の五封剣】最高で3日間は何をしても動くことは出来なくなる上に俺以外は解除法はありませんよ?」
直面する事実を枷に『女王』が取った行動は
「あなた、たしか情報では目的はハーレム作りだったそうですね? 私が協力してあげても…」
「折角ですけど、すいませんね。 俺、年増はちょっと… 特に厚化粧は論外でして。」
「ブッフゥー‼️!」×4
挑発するつもりの発言が引金となり
その場にいた『兵士』二人と『僧侶』二人が口をついて声をもらした瞬間
ボワァッン‼️
『ライザー様の【兵士】2名、【僧侶】1名、リタイア。』
俺の一言に怒り任せに【光の五封剣】を破ったか…年齢は女性にとって逆鱗なのか?
おまけに自軍の残りの駒はほとんどを殺っちまうとはかなり気にしていると見たな…
「あなたは…生きては返しません! それと
『女王』は残った金髪のツインテールの僧侶を眺めて言うがその娘もどことなく震えている
「妹ってことは君も純血の悪魔なのかい?」
「…ええ、私はライザーお兄様の『僧侶』でフェニックス家の令嬢ですわ。」
俺の質問に礼儀正しく答えるいい子だった
しかも、ちょっと可愛い
それはそうと…まずは上空の厚化粧女王が先かな……
空を見上げて薄気味悪く笑う阿婆擦れは酷く悪趣味に見えた
「フフフ、私を怒らせた罪は重い……瞬殺してあげますわ♪」
「いやいや、そんな事は不可能にして無謀。 悪魔にも魔王様でも易々とできるようなものではありませんよ。 当然、
「はあ……はあ……なっ…何故ですか? 何故、攻撃が…?」
ライザーの『女王』は焦っていた
何度攻撃してもことごとく弾かれる
それは俺が呼び出した使い魔『ヒュウマノイド・ワイズマン』
別名『ワイズ』
使い魔ゲットの時に契約した水色の手の平サイズのスライムをありとあらゆる魔法を織り混ぜて魔改造を施した。
『ワイズマン』=『賢者』又は『魔法使い』という意味
魔法が使えることで万能かつ優秀さは折紙付きで最高の使い魔
爆発は起こるが俺自身はワイズが取り囲んで守ってくれるからダメージは皆無
それもそのはずワイズには『ディフェンス』=防御能力を与えているから主である俺を絶対に守る無敵の盾なんだ!
【痛覚無効】により痛みはない上に【自己再生】の効果でダメージは皆無
他は【耐熱耐性】と【耐寒耐性】の効果で【熱変動耐性】に加え【刺突耐性】や【物理攻撃耐性】など色々な耐性があるため
いくら銃撃に当たろうが剣で斬られようが俺には届かない無敵の盾となる
どんなに威力や攻撃力が高くとも当たらなくては意味はない
「無駄なことさ、ワイズがいる限り全ての攻撃は通らない魔力や剣で斬ろうとも再生できる無敵の盾だからね!」
「無敵の盾? そんなのありですか?」
「おやおや、そちらとて如何なる怪我やダメージ、体力を回復できる『フェニックスの涙』を使用している。 条件は五分五分のはずでは?」
最もな正論に『女王』は否定出来ない
ちょっと、ズルいかもしれないけど……勝負は勝負
リアスの悲しむ顔を見るくらいなら
それに井の中の蛙、外界を知らぬ孵りたての
「では、そろそろ決着といきましょうか?」
「何?」
俺は久々に無詠唱で魔法を発動させることにした
イメージは燃焼
手に火種を生み出してから酸素と加えて燃焼を
ギュ…ゴゴゴゴゴ
「そんな……蒼白い炎ですって⁉️」
酸素と水素を混合
そして空気の膜で包み……着弾から引火させる!
ボッ! ドッゴオオオォー‼️
ゴゴゴゴゴ! バチッバチッ!
放出した強大すぎるブレスでちょっとばっかり力を入れすぎた所為か『女王』姿はどこにも無く
辺り一面爆音と電磁波が巻き起こっており
レプリカの校舎は瓦礫と化していた
つい英雄と言われていた当事は魔物相手で手加減なんてしてなかったからな
『ラ…ライザー・フェニックス様の「女王」強制リタイア。』
今、噛んだな……それにしても強制リタイアか…
さしづめ主であるライザーが行ったんだろ
アレはさすがにヤバすぎたしな…
セルヴァイアさんのアナウンスが流れ
『女王』がリタイアしたから後は『王』とそこの『僧侶』だけか
さてと…アホウ鳥狩りと行きますか………
「…あなた、お兄様に勝てると思ってますの?」
「おおー! …っでなければ、リアスが一生かごの鳥になっちまうんでね。 悪くは思わないでくれよ、マドモアゼル~…チュッ!」
俺は現状維持に動揺するツインテールのお姫様にひざまづき手の甲へ口付けをすると
「キュン!」
レイヴェルは表情を真っ赤にし頭から蒸気を沸騰させ立ち去る俺に視線を向けるが敢えて振り向かずに行く
まあ、彼女は可愛いから好かれるのは悪くはない。
色々と試行錯誤はしましたが【遊戯王】の魔法カードの中で手頃なのを選んで書いてみたんですがオリジナル性でオリ魔法的なのを入れてみました。
読んで分かるかさておき【転スラ】と【賢孫】の魔法も取り入れてますからね。