<イッセーside>
良きせぬ事態とは時として、突然と来るものだな……
あれはアザゼルをシェムハザさんに引き渡し翌日の放課後
リアスに報告したら
「冗談じゃないわよ! 堕天使の総督が私の領地に侵入し営業妨害したですって⁉️ しかも、私のかわいいイッセーに目を付けていたなんて、万死に値するわ!」
事の事情を知り、リアスは尋常じゃないくらいに取り乱す
普段から領地の管理がしっかりしていればいいんだけど
さすがに堕天使の頭で……リアスにどうにか出来たかどうかだけど?
堕天使が悪魔に交戦するところだが幹部の次は総督が出張るかと最悪の事態は想定していたが今回はシェムハザさんのおかげで大事にはならずに済んでよかったが………リアスは納得がいっておらず
俺は悪魔の仕事と言い先に下校
下校途中の通学路を歩いているとなにやら、不気味な気配に悪寒が走り
俺の肩にのし掛かる重み
俺はあまりにも突然なことで体を硬直させた
こんな威圧は異世界で魔王クラスと殺り合った時以来だ……
「兵藤一誠。」
どこからともなく、俺の名前を呼ぶ声が……
「見つけた。」
声が聞こえた
しかも、少女の声が……
「っ!」
「人であって人ならざる力を宿す者。 我の手伝いをする。」
振り向くとゴスロリの少女が立っていた
その少女から感じる絶対的力
この瞬間、俺の命を奪えることが造作もないとさえ思わせる圧倒的な力……
「お嬢ちゃんは………迷子ではないよね?」
そこにはゴスロリの少女に尋ねる
少女は口元を吊り上げ小さく笑いながら口を開く
「我、『
通称、
無限の体現者と称される
その昔、神すらも恐れたとされる最悪のドラゴン
話をするにつれて自分が最強たるドラゴンだと主張
見た目は小さなゴスロリ少女に見えるがとんでもない奴に遭遇しちまった⁉️
なんで、俺に接触した
理由は分からないが……先ずは問う
「オーフィス、だったか?」
「我 オーフィス。」
基本的に無口なのかね?
「じゃあ、オーフィスの手伝いって何すればいいの?」
「グレート・レッド 倒す。」
グレート・レッドって何?
俺が知る限りその名は知らない?
「
「なんで、倒すんだ?」
「我、次元の狭間で静寂を得たい。 でも 次元の狭間 支配しているグレートレッド 邪魔。」
次元の狭間………亜空間の歪みに生じて出来た不安定な空間かな?
つまり、そこに入り……その引きこもりのドラゴンを追い出してニートになりたいって訳なの?
話を聞く限りでは次元の狭間の支配権を巡って戦っていたがオーフィスはグレートレットに敗北
「我 次元の狭間で静寂を得たい。」
なんか、思ってより拍子抜けだな?
危険なドラゴンだと言う割りには引きこもりまっしぐらだし?
家に引きこもりたいオーラ全開だな……本当に神も恐れたドラゴンなの?
実際に会ったら小さい少女だったし
ティアも絶世の美女に変身出来るわけだが……人形、流行ってンの?
「我の願いを手伝う。」
そんなノリでオーフィスを改めて姿を肉眼で捉えた
腰まである黒髪の小柄な少女
黒いゴスロリを身に着け細い四肢を覗かせている
胸部はガラ空きに露出し乳首には
ドラゴンのファッションは良くは分からんが…………まあ、とりあえず
「オーフィスよ、話を聞く限りではお前は次元の狭間に行きたいのか? それとも静寂を得たいのか? どっちだ?」
「我 次元の狭間に帰り静寂を得たい。」
それ……答えになってないぞ?
要するに静寂とは一人になりたいという事な訳だがそれなら次元の狭間でなくとも……代わりの場所を用意してやればいい
人だって時として、一人になって考えたくなる時はあるだろうから……
長時間に渡る説明を繰り返した後
ついに理解した事で家へ招き
『自作亜空間』である『魔法球』の1つである【封印】と書かれた真っ黒な『魔法球』をオーフィスに近づけ
「オーフィス。 もう一度、言うがこれは『闇の魔力』で構成され闇は全てを引き込む引力、出ようとしても簡単には出れない上に外からは俺以外しか出せなくなるが………本当に良いんだな?」
そう、オーフィスに問うと……
「我 静寂を得たい それでいい。」
「それなら、もう何も言わない。 永久の静寂を……」
そうして、オーフィスは『魔法球』へと吸い込まれ封印の文字が赤く点灯する
使用中は点灯し未使用だと誤解を招かぬよう機能を取り付け
そして、それは異空間収納に仕舞い誰の手にも触れないように厳重に管理
だが、俺はこれから大変な騒動に巻き込まれることなど
知るよしも無かった……
オーフィスには旧魔王派のカテレアに余計な力は与えずに奪還という理由でイッセーに挑ませる設定にしようと…………などというのは建前で、本当はロリッ娘は小猫ちゃんだけにしたかっただけですけどね。