海軍専門の泥棒   作:小狗丸

1 / 14
主人公設定(ネタバレ注意)

「バトレム・D・ディボス」

 

 物語の主人公。

 男、十九歳。

 海賊団「ディボスグループ」の船長で、通称は「幽霊船」。

 悪魔の実シリーズの一つ「フネフネの実」を食べた操船人間。

 戦闘では敵が遠くにいたり大勢だった場合はフネフネの実の能力で自分の船にある兵器や武器を呼び出して戦い、近くの敵には独自の剣術で戦う。船の兵器を呼び出す時、何も無い所に船の姿が現れ、これが「幽霊船」と呼ばれる理由の一つとなった。

 東の海にある小さな島に代々暮らし、古代文明の技術を研究していた学者の家の出身。元々は古代兵器「兵器製造戦艦アーレース」を秘密裏に管理してきた一族であったが、一族の人間は長い月日で数を減らしていき、ディボスが最後の一人。

 両親はディボスが子供の頃に死んでいて祖父に育てられていたが、その祖父もディボスが十八歳の時に死んでしまう。そして祖父の死後、祖父が遺した遺書によりアーレースの存在を知ったディボスは祖父の死から一年後に準備を整えてアーレースと共に海へ出た。

 海に出た後は生活費に世界政府の情報、それと最新の兵器の情報を得る為に海軍専門の泥棒を目的とする海賊団「ディボスグループ」を結成する。

 機械や兵器に目がない性格で最新の機械や兵器に強い興味を示し、自分でも製作をすることがある。アーレースを手離さなかったり、海軍から兵器の情報を盗むのはこの性格によるところも大きい。

 海軍から盗みは行なっているが、一般人への犯罪は行なっていないため、最初は三百六十万ベリーと東の海の平均賞金額より少し高い程度の賞金しかかかっていなかった。しかし後に海軍本部の重大な機密を盗んだり、古代兵器であるアーレースを所持している事が分かり莫大な賞金をかけられる。

 フネフネの実を食べたのは六歳くらいの頃でその頃からいつかは海に旅立つことを決めていて、能力のコントロールや格闘術の訓練をしたり航海術を初めとする旅立ちに必要な技術や知識を蓄えていた。

 アーレースによって生み出された人造人間の女性達「アマゾースシリーズ」を自分の海賊団のクルーにしている。

 髪と瞳の色は黒。普段はアロハシャツとジーンズという格好をしている。

 名前の元ネタは戦争の神アレスの子供とされている敗走の神ポボスと恐慌の神デイモスから。

 

 

 

「ディボスグループ」

 

 ディボスが結成した海賊団。船長兼航海士はディボス。

 ディボスグループという名前は「ディボス(自分)を中心にした海軍専門の泥棒グループ」という意味で付けた。

 その名の通り、海軍専門の泥棒を主な活動としているが、自衛目的で他の海賊団と交戦する事もある。

 海賊ではなく海軍を対象とした理由は「海賊は見つけにくい上に金や兵器の情報があるか分からないが、海軍なら見つけやすい上に必ず金や兵器の情報があるから」。

 構成員はディボスと兵器製造戦艦アーレースによって製造された八人の人造人間の女性達「アマゾースシリーズ」で計九人。

 配下であるアマゾースシリーズの女性達が戦闘等をして注意を引きつけている間にディボスが盗みを行い、盗みを終えた後はフネフネの実の能力で呼び出した船に乗って逃走する戦法をとる。

 この何も無い所から船を呼び出して逃げるというやり方と、ディボスの戦闘スタイルから「幽霊船のディボス」という通称がついた。

 所有している船は二隻。一隻は古代兵器の兵器製造戦艦アーレース、もう一隻は潜水艦シールス号。

 ディボスグループの本船はシールス号の方で、シールス号は元々海軍が東の海で秘密裏に建造していた最新鋭の潜水艦の試作艦だったが、それをディボスが盗んで独自に改造したもの。

 シールス号の名前は戦争の神アレスの別名であるマルスと海を合わせたもの。

 

 

 

「フネフネの実」

 

 ディボスが食べた超人系(パラミシア)の悪魔の実。

 フネフネの「フネ」とは「船」の意味で、食べると船を自在に操る事が出来る操船人間となる。

 フネフネの実の能力は以下の通り。

 (1)自分が立っている船、そして船内にある全ての兵器や道具を自由に操れる。

 (2)船内に何があるのか感知して、自分のみ船内を自由に瞬間移動できる。

 (3)自分の中の異空間に船を取り込み、好きな場所に取り込んだ船、あるいは船内にある道具を呼び出すことができる。またすでに異空間に船を取り込んでいる場合、手で触れた生物以外の物体を異空間の船の中に送り込む事が出来る。

 悪魔の実の能力者は体を水につけると大きく力が減少する。しかし本来船は海を移動する乗り物であるためか、フネフネの実の能力者は悪魔の実の中で最も水による力の減少が少なく、例え海に落ちても落ちてから十数秒までなら能力の使用が可能。

 能力を研ぎ澄ませて「覚醒」に至れば、自分の船だけでなく敵の船も操作することが可能となる。

 作者が考えた超人系(パラミシア)で最強の悪魔の実。

 

 

 

「兵器製造戦艦アーレース」

 

 古代文明によって造り出された古代兵器。

 船内に兵器を製造する工場を持つ戦艦で、造り出される武器や兵器、そして艦にある武装は現代の兵器より遥かに強力。

 通常の武器や兵器だけでなく「アマゾースシリーズ」という人造人間の兵士も製造できる。しかしアマゾースシリーズの製造には一年近い時間が必要で、一度に製造出来るのは八人。

 ディボスの一族が大昔から秘密裏に管理してきたのだが、その動かし方も構造もディボスの一族ですら知らず、フネフネの実の能力でようやく稼働させることが出来た。

 艦内には古代文明の文字でアーレースの動かし方や設計図が刻まれた数十枚の石板がある。

 名前の元ネタは戦争の神アレスから。

 

 

 

「アマゾースシリーズ」

 

 兵器製造戦艦アーレースによって造り出された人造人間の女性達。

 兵士として製造されているので身体能力は常人よりも遥かに高く、それに加えてどんな傷も瞬時に治る異常なまでの回復力と主人(この場合はディボス)に対する絶対の忠誠心を持つ。

 ディボスグループの構成員はディボスを除くと全員アマゾースシリーズの女性達。

 祖父の遺書でアーレースの存在を知ったディボスは一年かけて八人のアマゾースシリーズの女性達を製造して、彼女達と共にディボスグループを結成した。

 アマゾースシリーズは全員、同じ外見と年齢をしているが服装やアクセサリー等の多少の違いがある。

 名前は、

 長女アマゾース・アデラ

 次女アマゾース・イザドラ

 三女アマゾース・ヴェラ

 四女アマゾース・エラ

 五女アマゾース・オーラ

 六女アマゾース・カミラ

 七女アマゾース・キーラ

 八女アマゾース・クラーラ

 となっている。ちなみに長女から八女までの順番は、ジャンケンやくじ引きで決めた。

 髪は銀色で瞳は金色。非常に整った容姿をしており、小柄だが巨乳。

 名前の元ネタは戦争の神アレスを祖先とする女戦士の部族アマゾネスから。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。