昨日、俺達を追ってきた海軍に使った新技「
この技は言ってしまえば、俺がいつもやっているフネフネの実の能力で船を異空間に収納しているのと同じだ。だが本来の収納では船と一緒にそれに乗っている人間達も収納してしまうのだが、「
俺が「
とにかく海軍がここに来た以上、俺達はここから離れるつもりだったのだが、ルフィ達は買い出しに行っている仲間を待つ為にしばらくこの海域にいるそうだ。
だからルフィ達とはここでお別れになるのだが……ルフィ達、というかルフィって本当に図々しな! アイツ、昨日の晩飯に今日の朝飯、そして仲間がやって来るまでの食糧を強請ってきたんだぞ!?
これには思わず半眼になって「遠慮って知っているか?」とルフィに言った俺は悪くないと思う。
しかしルフィの奴は全く気にしておらず「いいじゃねぇか。俺達、友達だろ?」とか言ってきた。全く何が友達だ? いくら俺が今まで友達が一人もいないボッチだと言っても、そんな言葉で誤魔化せると思うなよ?
……ま、まあ、ここで飢え死されても目覚めが悪いから今回ばかりは仕方がないけど。
そう思い俺は食糧をルフィ達に分けたのだが、この時にアマゾース姉妹が呆れた様な表情をしていたのはまだ分かるとして、
ゾロが信じられないもの見たと言わんばかりの表情を浮かべ、
ウソップが可哀想な人を見るような目になり、
ナミがまるで「いいカモ」を見つけたような恐い笑みで俺を見る意味が分からなかった。
ちなみにルフィは早速俺が分けた食糧から肉を取り出して食べていた。
コイツら本当に大丈夫なのだろうか?
ルフィ達のせいで補給したばかりの食糧が五分の一になってしまった。昨日奪った海軍の軍艦にも食糧はあったが、それを足しても五分の一が四分の一になるくらいだろう。
その為、急ぎ人が住んでいる島に向かっている俺達だったが、そこで偶然本来の目的であった美味いおでんを食べさせてくれる屋台船を発見した。
早速俺達はその屋台船でおでんを食べさせてもらったが、これが噂以上に美味かった。これが食えただけでここに来る価値はあったと思う。
途中で海軍と戦闘になったり、ルフィ達に食糧の五分の四を食われたのも、今となってはどうでもいいことである。
アマゾース姉妹もこのおでんを気に入ったようで、全員喜んでおでんを食べていた。後、彼女達はそれぞれ好きなおでんの品が違うようだ。本来ならば味の好みが違うというのは当たり前のことなのだが、同じ外見をしている彼女達からそれが見れたことはちょっとした驚きであった。
確かにこれはわざわざ船を出して食べに来る常連客もいるいい店だと思ったのだが、店主の孫である少年はおでん屋よりも海賊に興味を持っているようで、俺達にこれまでの旅の出来事を聞いてきた。
その後、店主の孫に旅の出来事を話しながら食事をした俺達は、お土産用のおでんも買って屋台船を後にした。
また機会があればここのおでんを食べたいものである。
昨日の屋台船でおでんを食べた影響か、イザドラとヴェラが料理に興味を持ち始めた。
今までは交代で料理を作っていたのだが、これからしばらくは自分達で料理を作るとイザドラとヴェラは言い、俺達は特に断る理由がなかったのでこれを了承した。
イザドラとヴェラに許可を出すと、次に二人は航海用の料理について書かれた料理本が欲しいと言ってきた。これには俺も賛成だ。海の上で限られた食材を活用する料理の知識は是非欲しい。
次の島に着いた時は食糧の補給だけでなく料理本も探してみることにしよう。
客観的に見て俺とアマゾース姉妹の料理の腕前は人並み程度だ。
それはイザドラとヴェラも同じだったのだが、あの屋台船でおでんを食べてからのこの数日間、熱心に料理の勉強をしている二人の料理は少しずつ美味しくなってきていた。これはとても嬉しいことである。
それとは別に今日の新聞に、悪魔の実の能力者が船長をしている
悪魔の実の能力者を倒せるだけの海兵や賞金稼ぎがこの
今日は久しぶりに仕事をした。
島で食料の補給をした俺達は、一度島を出てわざとシールス号を島の駐屯所にいる海軍に発見させた。そして海軍の追手が来たところで軍艦を「
その後、海に落ちた海兵達を救助するため駐屯所に残っていた海兵達が海に出たのを確認してから俺達は海軍の駐屯所へ盗みに入った。
今回の仕事は中々に見入りが多く、金の他にも興味深い物を手に入れる事ができた。
それは「悪魔の実図鑑」という、これまで存在が確認された悪魔の実の外見と、食べた時に得られる能力を記した図鑑。悪魔の実という希少さと危険さから
そういえば俺の部屋の冷蔵庫に偶然手に入れた悪魔の実があったので、せっかくだからこの図鑑で調べてみようと思う。