突然なんでもできるようになった結果wwwww 作:geeeee
毎日同じルーティーンを繰り返す俺は不具合なく真っ直ぐ寮に戻り、部屋着に着替え、布団に潜ってスマホを手にしたときに初めて気がついた。
能力の検証ができる場所に行こうとしていたことに...
というのもこの能力はかなり万能だが小規模のものしかできない。
なんてことになったら嫌だからだ。
もしそうだったら能力を鍛えるなんてこともしたい。
大規模なことを試したいというのもあって、周りに人がいないところに行こうと思っていたのだが
「しくったな、また着替えて外に出るなんてできない」
ボッチの俺はルーティーンから外れた行為を極めて嫌う。
床屋に行くのはいやいやで、インスタント食品やパンを買いに行くことさえしたくないというのに能力の検証ができそうな場所を探してそこに行くなんてできるはずがない。
ということでお家でできそうな能力を試してみよう。
まずはじめに手から火を出してみる。パンのようなものをなにもないところから出せるのだからイケるだろう。
「アッッッッ!!!??!?!?!?!?」
クソ熱い。火を出す能力者は熱くなさそうだったのに熱い。高熱を感じた瞬間に消えろと念じたのでやけどはそれほどではないが怖くて使えたもんじゃない。
手に熱を感じないことを前提にしていたのがどうかしていたのかもしれない。
「まぁ火を使う場面なんてそんなにないし...」
でも火使ってかっこよく戦ってみたかったな。
よし次
ものを消す。これができるとお腹が痛い時によくやっていた腸の中にあるうんこを消す妄想が現実となるのだ!他の能力の価値が霞むレベルの素晴らしいものとなるので期待したい。
検証には消しゴムのカスを使う。机に消しゴムをこすりつけるという無駄な行為をして材料の準備はできた。
消えろ。
消えた。あっさりしている。なんの感動もない。
だがこれは無機物だ。有機物が消せないと意味がない。
ちなみに昼食のときに消したパンは能力で出したものなので参考程度のものだ。
どうしようか。トイレでうんこをひねり出して、それを消すか。
だが自分のうんこは見たくないな...
まぁ便意を感じてからでいいか。
はい次
テレキネシス。超能力の代名詞。これは移動できる量から距離まで様々な検証の余地がある。
これがあると布団から出ずとも生活が可能になる、いわば廃ニート用能力だ。
ただこれの検証は難しい。
例えばドアを開けようと念じ、そしてドアが開いたとする。
これは念動力を介してドアが空いたのか、それともドアが自分から開いたのか、これを確認するすべが思い浮かばない。
まぁどちらも同じようなものなのだが。
色々と試したところテレキネシスは使えるようだ。制限も特に感じない。
本当になんでもできるような気がするし、検証はめんどくさくなってきたのでもうやめよう。
必要となったときに試していけばいいのだ。
だが不安点としては有名芸能人が薬をキメていたというニュース。これを一切見聞きもしない。
キメていたというのは過去形であり今は違うという可能性、ニュースとして取り上げられていないがキメたなどといった可能性があるが、この能力が絶対でないものとしたときに墓穴を掘る可能性がある。あまり依存しすぎないほうがいいかもしれない。
そしてトイレで念じたときの能力の説明書が出なかった問題。
これはイメージの問題なのだろうかと思って、名前だけ聞いたことのある本を思い浮かべて出現させたところ確かにその本には中身があった。
つまりイメージに依存しないという万能性を証明できてしまったのだ。
これはそもそも能力なのか、能力が発現する兆しもないのになぜ突然これを得てしまったのか、とても気味が悪いが
「ぃやー、ラッキーだな」
もしこれが誰かによるものであるのならばありがとうと言いたい。
改行が難しいですね。どうすればいいのかわからなくなったりします。