突然なんでもできるようになった結果wwwww 作:geeeee
よく見ると見たことのない生き物がたくさんいることに気づいた。
葉が青い木、緑色のネズミみたいなの、とにかく巨大な爬虫類、色とりどりの虫。
久しぶりに日の下で散歩するのが楽しかった。目新しい景色に胸を躍らせていた。
侵入禁止区域というのもいい、程々の背徳感は最高のスパイスになる。
敵対種についての情報は政府によって統制されているため、俺はどんなものなのか全く知らない。
だからあれが敵対種だろうか、これが敵対種だろうかと大きな生き物たちを見て考えながら森の中を徘徊していった。
俺は敵対種のことを完全に舐めていた。
そして依存しないようにと自分を戒めたのにも関わらず、
能力があれば敵対種の排除なんて簡単だ。
いざとなったら転移すればいいと能力について過信しすぎていた。
観光客気分で自然を堪能する。
マイクロプラズマとやらを感じる気がする。
これは間違いなく運気が上がっているな。
きっといいことがあるだろう。
上り下りが多くて少ししんどいが、こんな体験はしたことがなかったのでそんなに気にならない。
道に迷っても転移で帰ることができるので、なんの気負いもなく冒険することができる。
楽しいな。
ある程度歩いて疲れが溜まって来たところで森のざわめきが大きくなり、生き物たちが騒ぎ立てることに気づいた。
いったいなにか起きたのだろうか、そうぼんやりと考えていると
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァッッッ!!!」
痛い、熱い、何だこれ、背中が
「ア゛ア゛ッ!」
まただ、死ぬ、死にそう、死にたくない。
怖い、やめろ、後ろにいるのか
「ァ」
後ろを振り向いたとき、俺は恐ろしいものを見た。
それは恐ろしく不気味で、見ているだけで不安になる、本能が危険を訴えてくる。
正真正銘のバケモノだ。
あれかこれかと敵対種を探していた自分が馬鹿みたいだ。
見間違いようもなくこいつは人類の天敵だ。
呼吸が止まる、頭がフリーズする。
今度はバケモノが俺を襲ってくるのを目視する。
「ア゛ア゛ア゛ア゛アアアアアァァァ....」
目が潰されたのを、鼻が砕けたのを、顔面を攻撃されたのを感じる。
生存本能が危機を訴えてくる。
本当に死にそう、死にたくない、死にたくない、怖い、こっち来んな、クソッ、死ねッ、消えろッ。
死にたくない、死ね、消えろ、死ね、死にたくない、来んな、消えろ、消えろ、死ね、死ね、死ね、死ね....
攻撃がこない。
あのバケモノはどこに行った。
能力が消えたと伝えてきた。
いまさら反応してきた。
俺が攻撃されたときは何もしてこなかったというのに。
目が見えない。血の匂いがする。触覚は血で役に立たない。聞こえるのは葉が擦れる音だけだ。痛みで思考がまとまらない。
俺はどうなっているのだろうか。
視力は失われているのか。
能力が肯定してきた。
俺の体の傷を塞げと念じる。
なのに体は痛いままだ。
目を復元しろと念じる。
目に入ってきたのは真っ暗になった森だった。
明かりを出せ。
目の前に光の球が出てきた。
虫がわらわらよってくる。
下から寄って来ている。
体を見てみると、俺の体にはびっしりと気持ち悪い虫がへばりついていた。
もういやだ。
消えろ、消えろ、消えろ、消えろ!
虫たちは消えた。
バリバリに固まった血とべっとりとした虫の粘液がついている。
消えろ!
それらも消えてなくなった。
それからだんだんと痛みが引いてきて、まともに思考ができるようになると苛立ちが収まらなくなった。
地面を殴りつける。手が痛い。
「クソッ」
なんだあの虫は!!
「クソッ!」
使えない能力め!!!
「クソッ!!」
比較的安全とはなんだ!!!!
「クソッ!!!」
くたばれ敵対種が!!!!!
「クソクソクソクソッ!!!」
視線を感じた、悪寒がする。
顔を上げてみると
「........え?」
またですか?
文体が安定しない