異世界帰りの○△の弟!?   作:酔生夢死陽炎

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昨日投稿しようとしてたら原神にハマってしまいまして、投稿遅れるとゆうミス……
頑張って抑制したいですね……


誤字訂正 10:47頃
報告ありがとうございます!


雨の後には虹が架かるがまだ強い風が残っていた…

 

 あのあと、暗かった雨空は無くなり、空に散りばめられた宝石のように輝く星々が見え始める。

 

 俺はそんな空を見ながら、ココアを片手に電話をしていた。

 

 その相手は恋であった。

 

 

 

「おにーさん。本当に紗夜姉さんと日菜姉さんのことありがとうございます……! 2人からも、感謝を返したいと言っていました」

 

「別に気にするなよ恋。俺はただ、自分の好きなようにしただけだよ」

 

「おにーさんならそう言うと思ってました。それでなんですけど……」

 

「ん? どうした?」

 

「紗夜姉さんから、ライブのチケットをおにーさんに渡して欲しいって言われて、今週の土曜日なんですけど……」

 

「んー……土曜日か……」

 

 

 

 俺はそう言うと目線を壁にかけたカレンダーに向けた。

 

 土曜日に、製作の文字が書かれたのみだった。

 

 

 

(製作か……まぁ、少しの時間でできるからな……)

 

 

 

「あぁ、土曜日だな。分かったよ。それで、いつ頃にどこに向かうんだ?」

 

「えっと……そしたら位置情報をこっちでメールしとくよ! 着いたら一緒にライブを観れるし!」

 

「了解、そしたらまた後日、連絡をくれるか? それか直接家に来ても構わないが……」

 

「お、おにーさんの家に!? いいの!!?」

 

 

 

 いつもよりも、数倍の声をあげる恋の声が聞こえた俺は少し耳がキーンと鳴った。

 

 

 

「恋、少し落ち着け。声のボリュームを下げるんだ」

 

「あ、ご……ごめんなさい!」

 

「まぁ、俺の家なら何時でもきてもいいが……」

 

「え! 本当ですか!?」

 

 

 

 俺は部屋を見渡すと少し作製したモノで溢れていた。

 

 ピンクや白、赤など、様々な色々の布片が落ちていた。他にも粘土やらアクセサリーなどが仕上がっていた。

 

 

 

「そうだな……まぁ、3階に入らなければいいかな。久しぶりに楽器も弾きたいからな……軽くセッションもありだな、どうだ?」

 

「う、うん! 全然大丈夫だよ! そしたら僕はギターとチケットを持っていくね!」

 

「あぁ、だが落ち着いてくれよ? 行動をおこすにはやる気も必要だが、恋は空回りしやすいからな。それとな……」

 

「も、もうそんなことはしないよ! それじゃ明日も早いから! おやすみなさい! おにーさん!」

 

「…………うん、おやすみ……恋」

 

 

 

 そう言って、恋との通信を切る。

 

 どうやら恋の姉たち。紗夜と日菜はあのあと、昔のように仲良くなったようだった。

 

 恋はそれが嬉しいのか、少し遅めの時間に電話をしてきたのだ。

 

 恋の声色は何時もよりも高く、少し早口になっていた。

 

 そして、真澄は空間魔法である収納を使い、完成されたモノを収納し、未完成のモノは放置した。

 

 3階の1室には、未完成のモノと布の断片、ソファーが残る。

 

 真澄はソファーに座ると収納から取り出した自らの楽器を取り出した。

 

 

 

 取り出した楽器はギターでそのボディはアクリルに似ているが、少し違っていた。

 

 そのギターは透明感もあるが、少し色が付いている。その色はサクラ色をしていた。もう片方の手には、カラフルな装飾をした箱.鍵もしっかり閉められていた。何時も通りの数字4文字を入力すると、中には複数のピックがはいっており、ピックは少し煤塗れになって古さを感じられた。

 

 ピックには一文字ずつ、描かれていた。

 

『Y.U.A.Y』の4文字とボロボロになって見えなくなった3つのピックだった。

 

 真澄はYと描かれたピックを持ち、弦にそえ、弾き始めようとするが、何時になっても体を動かすことは無かった……

 

 

 

()()……弾けそうにないか……」

 

 

 

 自分の左手に注目するが、何の変化もない。睨めつけても何も変化もない。ただただ時間が過ぎていくだけ……

 

 何度も何度も弾こうとしても、その腕は動くことはなかった。

 

 ギターでの演奏を諦め、収納し別の楽器を取り出す。

 

 次に取り出したのは、片手に収まるくらいの楽器、オカリナであった。

 

 オカリナは白いフォルムに汚れなど知らないように輝いていた。

 

 それを口にそえて、吹き始める。

 

 吹いて演奏するため、歌詞はないが、その音色は、星空を彩るように、優しく包み込むような演奏であった……

 

 

 

 気がつくと、数時間経っていたことに気がついた。窓の外を見ると、朝日が見えはじめていた。

 

 少し眠たい目を閉じないようにしながら、とある情報を集めていた。

 

 

 

 後にこの集めた情報の意味を知ることになるのだろう……

 

 少しして、1通のメールが真澄に届いていた。恋からで、内容はそのライブのチケットについてだった。

 

 

 

『関係者チケットなんだけど……男性と女性の1枚ずつしかなかったんだ……』

 

『なるほどな……もともと日菜と恋の2人を誘う予定だったのか……』

 

『だけど、日菜姉さんのはRoseliaのメンバーの人から貰ったみたいで……どうしよう……』

 

『……よし、こっちでなんとかしよう』

 

『えっ? でも……』

 

「大丈夫だ、任せておけって〜」

 

『う、うん! おにーさんに任せるね!!』

 

『そしたら、入り口でチケット貰うより、こっちきてもらって受け取る方がいいか?』

 

『うん! そしたらおにーさんの家に直接向かうね! 少し早めの方がいいかな?』

 

『時間は任せるが、あまり早すぎても準備しきれないからな……少なくとも2時間前からなら大丈夫だよ、恋』

 

『了解です! あとは……水分補給だけ忘れないでね!』

 

『大丈夫だって、そっちこそ忘れずにな!』

 

 

 

 

 

 そうして、メールは終わった……

 

 真澄はそのあと特殊なライブに行くために準備を始めるのであった……無い物と作成するものを確認するために……

 

 




特殊ライブって書いてますが、オリジナルで制限ありの関係者チケットになってます。(作者はあまりライブに行かないのでもしかしたらあるかも?)
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