異世界帰りの○△の弟!?   作:酔生夢死陽炎

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いろいろグチャグチャかもですが、ほぼ自分の好きなように殴り書いてます。。。
それと、短編予定でしたが、猩が姉と出会うまでを目標にしたいと思います。


異世界から飛び出し空のうえ!?

自分で作成し起動させた魔道具の光がだんだんとおさまってくる。

眩しく、目が開けられそうにない。

数秒後、光もおさまっていき、目を少しずつ開いていくと、そこには……

周りを埋め尽くすように視界いっぱいに木々がうつっていた。そして、空を感じていたのだ。

 

「な、なんじゃこりゃぁぁああ!!」シーン

 

誰でも辿りついた先がいきなりジャングルっぽいところにいたらびっくりするだろう。

しかも、空から落ちている

だが、それ以前に叫び声が1つしか聞こえないことに気づいてしまった。

 

「あれ?ルナ…じゃなかった。まりなはどこにいったんだ?さっきまで近くにいたはずなんだが…失敗したわけではないよな、俺がここにいるし…性別で左右するような代物でもないし…どこにいった?」

 

猩は周りを見渡しても、落ちているのは自分1人だけであった。

 

「ここどこだ?日本…だよな?じゃなかったら厳しいぞ?これ…とりあえず周りの地形を知りたいな、そしたら…っとまず、浮遊魔法を使ってっと!」

 

現在落下中であったが、浮遊魔法を使用し、地面に叩きつけられるということは、回避された。周囲を見渡すため、収納バックから自信の作品である機械仕掛けの魔道具を取り出した。その形は鳥のように2対の羽を持った機械であった。

 

「よし、周囲見渡すなら視界共感可能な『シュバ』が最適だろうな…よし!飛べ、シュバ!」

 

シュバと呼ばれた機械は2対の羽を動かし空へ飛んでいく。その速さはハヤブサと呼ばれる鳥よりは遅いもの、充分な速さで空高く飛んで行った。

 

「起動問題なし…っと。さて、視界共感して周囲見ようか」

 

そう言って、左目に手をかざすと左目付近に円形の魔法陣が現れる

 

「よし、視界も良好。飛行も問題ない。燃料は…もともと俺の魔力からだから大丈夫。よし、周囲探索からかな…」

 

そして、シュバは猩の上を円を描くように飛行していたところから、この地全体を飛んでいくかのようにしたところ。空に飛んでいったところ。小さな小島が現在いるところであった。吊り橋も1つかかってあるが、その吊り橋は今にも崩れそうな風格をあらわしており、他にも少しあいたところに小さな小屋が1つぼつんと建っていた。

他に見るところもなく、周囲には他の島は少なくとも見える範囲にはない

猩はシュバを手元に戻そうとしたところ、ある方向から船が一隻、この島に着いていることに気がつく。

 

「この島に船が一隻着いてるな…もし、会うことができたら、今の場所と時刻を知りたいな。とりあえず、移動して近づいてみるか…っあ!」

 

そう言うと、猩は気がついた。服装についてはまだあっちの世界のままだったことに。急いで収納バックから今の状況にあう服装と念のための武器を装備する

武器といっても剣や銃はヤバいだろうから、それに当てはまらないのを選出する。

服装、赤いシャツに緑のズボン。それに膝近くまであるコートを羽織ることにした。

腰には、ベルトと鞭のためのホルダーもある。

 

「…よし!これで多分大丈夫だろう。とりあえず吊り橋目指さないとな、じゃないと砂浜までいけそうにないし…」

 

そうして、移動しようと武器を取り出し、木の丈夫な枝に自身の武器を巻き付け移動しはじめる。

木から木へとぶら下がり高速で移動していく。

すると、近くに川が流れているところに近づいてきた。

少し喉が乾いていた猩は川の水を飲もうと川辺に近づいて飲みはじめる

 

ゴクゴク

「プハァ…。とりあえず日がのぼってるうちに誰か人と会いたいなぁ。…っあ、吊り橋」

 

太陽を見てそう言うと視界に吊り橋が目にうつる。

そうこうしていると、どこからか声が聞こえてくる。その声を聞こうと聴力をあげる魔道具(耳飾り)をつけた。

 

「ひ、日菜ちゃん!ゆ、揺らさないで~!」

「るんっ♪て、きたぁ~!!」

「あ、彩さん!落ち着いてください!」

「チサトさん!下に川が流れてますよ!」

「い、イヴちゃん、あまり下を見ない方がいいわよ」

 

なにやら、上の吊り橋のとこに少なくとも5人いるようだった。

懐かしい声が聞こえ、この崖を上りきろうとした、そのとき

 

「きゃっ!……えっ?」バキバキ

「ち、千聖さん!」

 

何やら、木が砕けるような、そんな音と共に木の板が、空から落ちてきた。

落ちてきた方向に目を向けると……

一部壊れた吊り橋と壊れた足場に捕まってぶら下がっている人がいた。

高さもビル何階建てなのか分からないが

まだ、川に深さがあれば助かるかもしれない。だが、川は腰より、高い水位しかない。

落ちたらまず、この低い水位の川に叩きつけられて助からないだろう

 

「千聖ちゃん!待ってて今助けるから!」

「チサトさん、手助けします!」

「ふ、二人ともそんなに急ぐとまた揺れてって…わぁ!」

 

また、吊り橋は揺れはじめ、何かビックリする声とともに、《ぶら下がっている状態の人》が手が離れて、落下しはじめる。

 

「きゃぁぁああ!!」

「さすがにこれはヤバイな。とりあえずっと」

 

猩は急いで跳躍強化魔法を使用する。

そして、もう半分まで落ちてきた人のとこまで跳んでいく。

そして、落ちてきた人を両腕で抱きしめ、地面に着地する。

 

 

「よっと、おい!君大丈夫か!?」

「………」

「反応がないが、気絶してしまったか…まぁ仕方ないだろ。まさか、あそこで落ちるとも思ってなかっただろうし。とりあえず気がつくまで、休ませるか…」

 

そこで猩はまるでリクライニングシートのような横になれる椅子を取り出し、その女性を横たわらせた。

 

 

「起き上がるのを待つ前に、上の人たちに無事を知らせないとな。シュバ!この手紙を上の人たちに渡してくれ。」

 

そういって、戻し忘れていたシュバを飛ばし。少女が起き上がるまで、食事の準備をし、待つことに決めたのだった…


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