異世界帰りの○△の弟!?   作:酔生夢死陽炎

8 / 25
途中色々考えながら、やってましたけど。行くまでの道にイベントを起こす事をあきらめました……


CiRClE前に到達?

 

 

 あの日から2日たった。

 

 俺は丸山猩から初谷真澄という名前に変更し、商店街近くにて空き地があったためそこを契約し、即座に家を建築させる。

 

 

 

「でも、夕也があそこまで感情的になるとはな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

 

「それで、お前どうするんだよ」

 

「戸籍作って、家借りるか買ってそこから……職探しになるかな?」

 

「そういうことじゃないと思うわ、猩」

 

「……彩ねぇについてかな? それなら今会うわけにはいかないよ。会っちゃいけない」

 

「何でだよっ……!!」

 

「夕也……分かってくれ」

 

「猩! お前は生きてた、生きて帰ってこれた! それで家族に会う! それじゃあ、駄目なのかよ!!」

 

「夕也さん……気持ちは分かります。私もすっごく嬉しいです。ですけど……」

 

 

 

 興奮する夕也に猩はなだめようとするが夕也は止まらない。

 

 紅はそう言いながら、少し言いづらそうにしている。すると……

 

 

 

「生きてた、それで元の鞘に戻してはいおしまいって訳にもいかないのよ、現実は……」

 

「だからって!!」

 

「私のお父様の権力(ちから)があれば、それを覆すことができるわ。でも、そうしたら私は今の生活を終わらせないといけないの、そういう約束なの……」

 

「そんなのって! そんなのってあんまりだろ!?」

 

「夕也、俺はもう納得はしてるんだ。だから戸籍を作ることに決めたんだよ」

 

「……っ!!」

 

「夕也っ……」

 

「夕也にも譲れないものだってあるし、貴方自身譲れないものがあるから、そうするのよね?」

 

「……あぁ」

 

「なら、私はこれ以上話す必要はないと思うわ……みんなもいいわね」

 

 

 

 そういうと、少しの間を挟んで紅が口を開く。

 

 

 

「猩さん、それで新しい名前決めたんですか?」

 

「あぁ、決めたよ。元々考えてはいたんだ。名前は初谷真澄。あの時死んだ俺が目覚めたのは、深い……深い谷だったからな。それから…………」

 

 

 

 

 

 そのあとの『真澄』にした理由を話すことはなかった。猩自身、この理由を話すこともなかった。この先、この名の理由を知るものは2人しかいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ、名前を変えただけでそれ以上変わったことはないが……」

 

 

 

 そう言いながら、部屋の中を整理している。

 

 家の構造として、三階建てで、一階が仕事場。二階が自宅。三階は……秘密にしておこう。

 

 

 

「そういや、まだルナんとこいってなかつたな……場所も調べてないからここらへんまわりながらいくか……たしかメモはここらへん……っと、あったあった」

 

 

 

 そうして、あの時もらったメモに目をとおし、場所を調べる。

 

 

 

「え〜っと、『ライブハウスCiRClE』で地図……現在地……って、この道をまっすぐなのか。なら大丈夫か、その帰りに商店街で必要なもん揃えておけばいいしな。まぁ、そこまで多くないし、歩きでいくか」

 

 

 

 そうして、真澄は家を出発する。

 

 

 

 

 

 

 

 家を出て、商店街を歩いていた真澄。

 

 そこでは、朝から少し賑わっていた。

 

 

 

 

 

「ここらへん、いい香りがするな。揚げ物の香り。コーヒーの香り。パンの香りとか。今度、ここで買い物しようかな……朝食とかに良さそうだしな」

 

 

 

 そんな事を考えながら、商店街を通り過ぎ、とうとうCiRClEの前のカフェに着く。

 

 

 

「えーっと、CiRClEの開店時間は……あと数十分あるのか、そしたら、ここで軽く待つとするか……」

 

 

 

 そうして、CiRClE前のカフェにて、注文をする。

 

 

 

「いらっしゃいませ〜」

 

「すいません、コーヒー1つで。砂糖2のミルク1でお願いします」

 

「はい、ご注文はコーヒー1つ。砂糖2ミルク1ですね?」

 

「あ、フルーツタルト追加で」

 

「了解しました。フルーツタルト1、コーヒー砂糖2ミルク1、以上でよろしいですか?」

 

「はい、お願いします」

 

「こちら2点で500円になります」

 

 

 

 

 

 そうして、フルーツタルトを食べ終え、コーヒーを飲み時間を潰していると、隣の席に1人の女性が座る。

 

 

 

「…………」

 

「…………」

 

 

 

 無言の時間が続く。その女性は大人の雰囲気を出しながら、こちらをずっと見続けている。どこかで似たような雰囲気を感じている。

 

 

 

「ねぇ、キミ。1ついいかな?」

 

 

 

 女性から話をかけられる。

 

 どこか、怒りを少し感じるが、喜びも少なくはない。

 

 

 

「もしかして、ショウ……であってるよね?」

 

 

 

 俺はこの女性をルナだと瞬間に気付いた。

 

 

 

「ルナ……だよな?」

 

「やっぱり! ショウじゃん、よかった〜」

 

「でもなんで、そんなにと……」

 

 

 

 その先の言葉を続けようとしたら、俺は。瞬間、座りながら、天地が逆さまに変わった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。